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墨家の男が城を守りにやってきた。ジェイコブ・チャン監督『墨攻』映画版。残念ながらのガッカリ映画
墨攻_映画

『墨攻(ぼっこう)』

(原作/酒見賢一。漫画版/森秀樹。監督/ジェイコブ・チャン。2007年。133分。出演・アンディ・ラウ, アン・ソンギ他。3990円。)
「紀元前370年、北の大国・趙は、南の燕を攻めるため、10万の軍勢を派遣した。燕までの途上にある小国・梁城は攻め寄せる大軍を前になす術もない。しかし、専守防衛の戦いのみを認め、それに特化した戦闘技術を磨く思想集団・墨家から一人の男・革離(かくり)がやってきた。革離は疑念にさらされながらも、人々の力を終結し、知略を用いて城を守ろうとするのだが・・・」

『墨攻』は、酒見賢一の小説が原作で、森秀樹が作画を久保田千太郎が脚本を担当した漫画版が大人気を博した古代中国の思想集団・墨家の男・革離の活躍を描く作品。中国・香港・台湾・韓国などでも大人気らしく、その流れで中国で映画化されることになりました。中国・日本・韓国の合作。
原作とは違い梁は燕とは別の国になってます。あと、小説では落城しますが、漫画版は落城せず、映画も落城しません。
漫画版が大好きなので見てみたのですが、ちょっと革離がバカ過ぎで、墨家的なやりとりも弱い。あんまり面白くないので、後半は戦闘シーンだけをとばして見ました。気球とかやり過ぎ。
最後はよりによって女かよ! って展開で非常にがっかりしました。
よかったのは梁の弓の上手い子団というキャラがかっこ良かったことかな。
原作好きな人は、見なくていいかも。

これの他にもいくつか観たのがあるのですが、『銀河ヒッチハイクガイド』のDVDも借りて観ました。これ、ずっと観たいと思ってましたが、やっとみれた。思っていたよりもベタベタだった。だけど面白い! もう、バカバカしいことこの上ないんですが、楽しかったです。途中で銃が出て来たあたりでオチが読めたんですが、そんなこと関係なく、むしろそれだからこそ楽しめましたよ。原作読んでる人に聞いたけど、1巻分を映画化したという話です。DVDには未公開シーンがあったらしい。見忘れたけど。


参照サイト
墨攻公式
http://www.amuse-s-e.co.jp/bokkou/
墨攻(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A2%A8%E6%94%BB

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