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どうも。職場の嫌われ者の馬頭でございます。
今日で今の部署を追われてしまいましたが、今後は新しい場所でがんb それはともかく。 皆さんご存知の通り、5月31日は1223年にカルカ河畔の戦いがあった日ですね。 『Kalka River 1223 -----Genghiz Khan's Mongols invade Russia』 (Osprey Publishing。Campaign Series 98。David Nicolle & Viacheslav Shpakovsky & イラスト/Victor Korolkov。2002年?。18.95ドル。1860円。96ページ) 世界史辞典とかにひとつの項目になって載ってないレベルの戦いとされてますが、我々には重要じゃないかと。 カルカ河畔を扱った本といえば、オスプレイ社のキャンペーンシリーズの『カルカ河畔の戦い 1223年』ですが、これは英語の本だけど図版が多くていい本ですよ。久々に見たけど、写真とか結構面白いの載せてます。作者はデヴィッド・ニコル氏&ヴャチェスラフ・スパコフスキー?。作画はヴィクトル・コロルコフ?(読みがあってるのやら) しかし、ルーシ諸侯連合軍って、よくあんな南(アゾフ海北岸地域)まで遠出して戦ったなー、とか思ってたけど、地図見たら結構近いなぁ。キエフからモスクワまで行くよりか近い。 ところで、この本、2005年に出たハードカバーのバージョンがあるんですが、内容ってどう違うんでしょうね? 同じ96ページ分みたいだし。 オスプレイ社のといえば、メンアットアームズシリーズに中世ルーシものがありました。 『ARMIES OF MEDIEVAL RUSSIA 750-1250』 (OSPREY Pub Co。OSPREY MILITARY。MEN-AT-ARMS SERIES 333。David Nicolle & イラスト/Angus McBride。1999年。15.95ドル。1571円。48ページ) 『中世ロシアの軍隊 750〜1250年』。作者は同じくデヴィッド・ニコル。作画は今は亡きアンガス・マックブライド氏。 これ、日本語版出ないかな〜。あと、同様に中世ロシアものの『Medieval Russian Armies 1250 - 1450 』と『Armies of Ivan the Terrible 1505-1700 』も日本語版出して欲しい・・・ 一応、メンアットアームズシリーズで新紀元社から出てるルーシ関連というと・・・ 『モンゴル軍 THE MONGOLS』 (新紀元社。オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ。S.R.ターンブル&アンガス・マックブライド。訳/稲葉義明。2000年。1000円。48ページ) モンゴルの勃興、モンゴルの戦士、モンゴルの軍団、モンゴルの戦争、モンゴルの攻城戦、ロシアとヨーロッパにおけるモンゴル軍、カラーイラスト解説 まあ、これはロシア遠征については1235年のクリルタイから説明してるので、カルカの方は全力でスルーですが。 あとこれもモンゴル軍関連で。 『歴史群像シリーズ26 チンギス・ハーン 下巻 狼たちの戦いと元朝の成立』 (学習研究社。1991年。1165円。197ページ) 学研の歴史群像シリーズのムック本。よく見たら値段が凄い安いな。 こっちならちょっとは載ってるかと思ってみてみたけど、地図に地名が載ってただけだった。 『世界歴史大系 ロシア史1 9〜17世紀』 (山川出版社。1995年。5610円。509ページ。) これには131ページに1ページ分くらいの簡単な説明で紹介されています。 「ムスチスラフ公の呼びかけで結成された南ロシア諸公軍はポロヴェツ軍とともに、1223年5月31日カルカ川付近でモンゴル軍をむかえ撃った。戦闘はロシア側が諸公国軍の寄せ集めで、統制がとれていなかったこともあって大敗を喫した。」(131ページより抜粋。) 実はモンゴル史関連の本はほとんど持ってないので、カルカ河畔の戦いの前段階のモンゴル軍の動きとか全然知らない。 ちょっと前に出た『興亡の世界史』シリーズのひとつで、『モンゴル帝国と長いその後』っていうのがありますが、あれまだ読んでないですが、現在『モンゴルとロシア』って本の方は読んでます。これはモンゴルの支配下に入ったロシアについて書かれた本。なかなか楽しい。けど、読む暇がなかなかとれない・・・ メンアットアームズの英語版ではこの前『Medieval Polish Armies 966–1500(Men-at-Arms 445)』というのが出たみたいですね。これは欲しい! http://www.ospreypublishing.com/title_detail.php/title=T0145 その他、ニュースなど。 セレブ御用達の高層マンションから見下ろした絶景写真(GIGAZINE) http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080531_moscow_house/ 「現在ロシアの富裕層の間で最近流行となっているのが、高層マンションに住むことだそうです。」 モスクワの高級マンションみたいですが、スターリン様式を少し引き継いでる感じがしてイイかもしれん。 旧ソ連のスーパーヒロインの衝撃的な姿の写真(GIGAZINE) http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080531_soviet_superhero/ こっちはネタっぽいけど、微妙感満点。 チェ・ゲバラ、生誕地アルゼンチンに「帰国」(CNN) http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200805280032.html 外部接触のない部族の集落、アマゾンで撮影に成功 ブラジル(CNN) http://www.cnn.co.jp/science/CNN200805300041.html ふた昔前のバラエティ番組のネタみたいな話ですね。 参照サイト オスプレイ・パブリッシング(公式サイト 英語) http://www.ospreypublishing.com/ 新紀元社 http://www.shinkigensha.co.jp/ 学習研究社 http://www.gakken.co.jp/ あー、最新号の『大人の科学マガジン』のvol.17はテルミンだ! 関連記事 初期のタタール政策とアレクサンドル・ネフスキー研究が中心です。栗生沢猛夫『タタールのくびき』読了 http://xwablog.exblog.jp/8694238 奥野さんの記事「バトゥのロシア遠征」も載ってる。『コマンドマガジン』vol.79 チンギスハン特集 http://xwablog.exblog.jp/8099527 ヴォルガ・ブルガール史で見えてくる周辺地域との繋がり。梅田良忠氏『ヴォルガ・ブルガール史の研究』 http://xwablog.exblog.jp/7387555
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| 2008-05-31 05:04
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