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「メッコ岩魚の怪」の衝撃。・・・『釣りキチ三平』を久々に読んで。という記事
古い記事です。
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2006年07月30日
「メッコ岩魚の怪」の衝撃。・・・『釣りキチ三平』を久々に読んで。

『釣りキチ三平』第16巻(矢口高雄。1976年)に収録の「メッコ岩魚の怪」という話をご存知でしょうか。三平とじいちゃんが岩魚釣りに行って、その川に片目の岩魚がたくさんいるという謎を解き明かすというものですが、久々にこれを読み直す機会があり、しっかりと堪能させてもらいました。自分にとって『釣りキチ三平』のさまざまな話の中で、忘れずに印象に残っている度合いでは、カジキマグロ釣りと双璧を為す話です。(他にもオモリを投げる競技の話とか潟でハゼを釣るのや毛針やルアーの話とかも結構印象的だった気もしますが、このふたつがずば抜けてた)

「な、なんでえあれは・・・い、岩が青白く光ってる・・・」



しかし、この話のオチ・・・・河岸にある「ウラン鉱」から放たれる放射線によって片目になってしまう、というなかなか(今思うと)シュールなもの。科学的にもそんなのありえんのかい、とか考えてしまいますが、これを読んだ子供のころは、素直に納得し、スゲーと思っていたのですよ。別に話も凝ってないし、ネタも単純だけど、自分にとってはまさに「心に残る」作品となったわけです。
そしてさらに凄いのは、これが今も面白いこと。私みたいに無駄な人生送ってきて袋小路の思考しかできなくなると、今この話を読んでも、どうでもいいような小理屈ばかり思い浮かべてしまいますが、・・・・それでも、それでもなお面白いんですよ。
うーん、自分の死にかけた感性では、もはやこれに対する感想をうまく言葉にすることはできないのですが、当時には当時の、今には今なりの感じ方があったということかな。

なんか、話を広げられなくなったので、おわり。

参照サイト
矢口高雄公式
http://www.sampei33.jp/
 
Posted by 管理人・馬頭 at 05:04  |Comments(0) |TrackBack(0) | 漫画

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by xwablog | 2006-07-30 03:08 | 日記
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