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雇われポルトガル人の恋と苦難と戦いを描く。アメリカ/タイ合作映画『ソードキング(SWORD KING)』
麻薬王クン・サ氏死去=「黄金の三角地帯」で暗躍−ミャンマー(時事通信)

海賊に乗っ取られた日本のタンカー、米駆逐艦が追跡中(CNN)
よし、撃沈してしまえ。

それはともかく。
『ソード・オブ・ザ・キング』ではなく、『ソードキング』という映画があったりします。



『ソードキング(SWORD KING)』

(アメリカ&タイ映画。レック・キチカラポーン監督。2005年。88分。出演、ゲイリー・ストレッチ、ジェヨン・リス=デイヴィス、ディーン・アレクサンドロウ他)
「ポルトガルの軍人フェルナンド・ダ・ガマは、元上官の誘いを受け、ビルマ王の軍隊で働こうと船に乗っていた。しかし、嵐によって船は沈み、漂着した彼は、アラブ人の商人に捕まり、タイ(アユタヤ朝)で売りに出されてしまう。必死になって逃げ出そうとしたフェルナンドは、美しい白人の娘に助けられ・・・」

16世紀のタイを舞台にした映画。原題は「The King Maker」。
アユタヤ朝が原因となった王室内の陰謀劇を元ネタにしているらしいのですが、詳しくは判りませんので、どの程度歴史に沿ってるのかは不明。
助けられたフェルナンドは、タイ王に城塞建築などで雇われているポルトガル人の娘と恋仲になったり、タイと険悪なビルマとの戦いで手柄を経てて、王の側近となったり、実は娘の父親が自分の父親を殺した悪人だったり、王への反乱に加担したとして無実の罪で捕らえられたりもします。
あー、なんていうか、バンデラスの『マスク・オブ・ゾロ』やこの前見た『パイレーツ・オブ・バルト』に似てるかな(展開や要素が)。

映画としてはちょっとアレでしたが、面白かったのはポルトガル人の傭兵たちがタイ王に従っていた上に、侍の集団も雇われていたこと。山田長政とかのこともあるからタイでの日本人が多かった時期もあったろうけど、16世紀半ばってのはどうなんでしょうね。しかも、悪い王妃に協力した日本人たちが国王に刺客を放つんですが、忍者なんですよ。もう、凄いベタベタの。ワイヤーアクションで大暴れ。
まあ、タイの戦象部隊とポルトガル兵と侍がいっしょに戦う大規模な戦いのシーンとか見れたから、それだけでも良しとしたいものです。

あ、でも、主人公も国王も、登場人物たちがみんな英語を喋っていたのにはちょっと怯みました。

参照サイト
allcinema
http://www.allcinema.net/
山田長政
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E9%95%B7%E6%94%BF
アユタヤ王朝
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A6%E3%82%B
F%E3%83%A4%E7%8E%8B%E6%9C%9D

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