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古田左介、ついに「織部」の官職を授かる! 山田芳裕『へうげもの』第4巻
うー。ねっ転がりながら『興亡の世界史』第1巻を読んでたんですが、うっかり寝てしまい、手から滑り落ちた本が顔面直撃ですよ。
い、いたい。

それはともかく。
これのキャラクターたちは生き様がかっこいいですね。命かけてやってますよ。

へうげもの第4巻_山田芳裕

『へうげもの』第4巻

(山田芳裕。講談社。モーニングKC。2007年。514円)
「明智光秀が倒れ、ついに秀吉の天下がはじまる。その秀吉の信長殺しの事実を知ってしまった古田左介だったが、それでも秀吉についていこうと決心する。秀吉に敵対する徳川家康との和睦交渉を成功させるなど功績をあげ、義兄・中川清秀の死後、古田自身も山城に領地を与えられた古田は、ますます数奇の道を歩み、千宗易の提唱する新しい感覚、わびやさびといったものに傾倒していくのだった・・・」

とうとう左介が秀吉から官職を貰って「織部」を名乗るようになります。

「授かりたいのは・・・古来より織物や染物を司る職・・・『織部』にございます」

そうか~。古田左介が選んだのはまさに彼のセンスに合致する官職だったわけです。実より名を取るのもまた彼らしいのか。
千利休が秀吉と思想的に対立していく姿が面白いですね。もしかしたら、この連載は千利休が処刑されるあたりまでで終わるとか?
古田も信長に倣って自分の焼き物を作り、まさに織部焼のもとを作っていくようです。大名になって、自由にやることができるようになると、こういう人は止まらないですよ~。

この前、本屋でちょっとだけ立ち読みした、『海外貿易でみる戦国時代』(タイトルは確かこんな感じの)という本が面白かったです。なんか、範囲外なんですが、少し日本史にも手を出したい今日このごろ。


参照サイト
へうげものofficial blog
http://hyouge.exblog.jp/
ドンナ・ドンナ
http://www.donnadonna.net/

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by xwablog | 2007-01-29 00:42 | 史劇
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