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去年の12月にずっと使ってたHDレコーダーが、決定的に調子悪くなってデータが全部ぶっとんだのは、テレビをやめる良い機会だったのですが、なんか調べたら、データの破損はともかく、あとは掃除すれば治るっぽいとのこと、だったようです。
一応、バラしてHDだけ流用できるなら、とか思ってましたが、もしかして損した? RD-X2についてのクチコミ(価格.com) http://bbs.kakaku.com/bbs/Main.asp?SortID=2108864&ProductID=20278010055 なんか、みんな詳しいな~。 それはともかく。 ここ数年ずっと探してた本が手に入りました。 ![]() 『世界の教科書 歴史 027 ブルガリア 1』 (ディミトロフ&イスーソフ&ショポフ。訳・寺島憲治。ほるぷ出版。1985年。5200円) 目次 1・先史・古典古代のブルガリアの地 2・封建時代のブルガリア 3・オスマン支配下(15~18世紀)のブルガリア民族 4・ブルガリア民族復興 中でも「2・封建時代のブルガリア」の内容は嬉しいかぎりの充実。 1・スラヴ人、2・ブルガール人、3・ブルガリアの建国と強化、4・9世紀前半におけるブルガリア国家の強化と領土拡大、5・ブルガリア人の改宗、6・ブルガリア---スラヴの最初の文学の中心地、7・ブルガリアの国力と「ブルガリア文化の黄金時代」、8・10世紀のブルガリアの政治的社会的危機、9・ブルガリア国家の独立保持の闘い、10・中世初期のブルガリアの社会的経済的発展と国家組織(7~11世紀)、11・ビザンティン支配に対するブルガリア民衆の闘い、12・12世紀末におけるブルガリア国家の復興、13・12世紀末から13世紀初頭におけるブルガリアの政治的高揚、14・イヴァン・アセン2世の治下におけるブルガリアの国力、15・13世紀後半のブルガリア国家、16・13世紀末から14世紀初頭の数十年間における封建貴族の支配、17・オスマン征服前夜のブルガリア(1331~71)、18・オスマンの侵入に対するブルガリア民族の闘い、19・12世紀末から14世紀末までのブルガリアの社会的経済的発展と国家組織、20・13~14世紀のブルガリア文化、21・ブルガリアの中世(まとめ) いやー、前の前とかに作った同人誌『第1次ブルガリア帝国の興亡』の時に参照にしたかったけど、手持ちが無くて困ったものでした。 本屋では世界の教科書シリーズの内の他の巻は見つかるけど、このブルガリアはなかなか無いのですよね。で、ネットとかも使って探してたけど、とうとうやっとのことで手に入れることができました。ブルガリアは1-2巻の二冊で、両方とも手に入れました。しかも非常な美品! 素晴らしい。 でも、実は手に入れたその週の日曜に、神保町の小宮山のガレージセールで一冊あたり150円くらいで売ってたりして! ああ、なんだこのタイミングと値段は! 救いは2巻しか売ってなかったことか。 この本は、世界各国の教科書を日本語訳して、各国の教育の様子を伝えるシリーズの中のブルガリアの教科書を翻訳した一冊で、2冊組みの1巻目です。 1巻は先史時代から露土戦争まで。2巻は残りの部分で、共産主義時代に多くのページを割いています。1985年のものなので、当時なりの立場が出ているものの、1巻部分ではそれほど目立つものはありません。普通に歴史の教科書をしてます。 自分が子供の頃に見たような、日本の教科書とはやはり少し違って、印象としては歴史の本のような、大人向けな、そんな感じがしました。 当時のブルガリアでは6歳就学で10年制の義務教育があり、それ以降の教育への進学率も相当高かったようです。で、この本は9年生の時にやる分だそうで(2巻分は10年生の時)、14歳、日本の教育だと中学二年くらいの時に習うものです。 このシリーズの他の国の教科書と比べても対象年齢が高いものになっていて、内容も充実しています。また、他の国は、「世界史」の教科書なのに、このブルガリアのは、まさしく「ブルガリア史」を扱っています。(もしかして、寺島先生がブルガリア史をやりたくて、この学年の部分を選んだとか?) ブルガリアでは5年生で古代史、6年生で中世史、7年生で近代史、8年生で現代史、9年生でブルガリア史1、10年生でブルガリア史2、という感じになってたとか。10歳で古代史、ってのはどうなんでしょうね? まあ、やっとのことで手に入れたのでゆっくり読みたいのですが、なんか時間がとれず、これどころか、この前買った『興亡の世界史』のアレクサンドロス大王の巻も途中までしか読めてません。だれか時間をください。 参照サイト 同人誌のページ(デジタル・クワルナフ) http://www.toride.com/~digxwa/digxwaFiles/magf/mag_f.htm 関連記事 精妙なるアンサンブルが心地よい。ブルガリア放送合唱団『ブルガリアン・ヴォイス』vol.2 http://xwablog.exblog.jp/9455019 長い間、中世ブルガリア史における最大の情報源でした。恒文社『ブルガリア 風土と歴史』 http://xwablog.exblog.jp/8006536 この記事へのコメント 私的には1巻だけあればご飯3杯いけそうです。 「シベリア史」シリーズも日本語訳第4巻だけ投売りになってましたが革命後とかじゃ食指が全く動かず。 > 中でも「2・封建時代のブルガリア」の内容は嬉しいかぎりの充実。 これはすごい充実していそうですねぇ。うらやましい。 (@ ̄¬ ̄@)ジュルリ♪ Posted by 蒸しぱん at 2007年01月26日 23:23 >ご飯3杯 自分なんて、これだけあれば1年は戦えますよ。 Posted by 管理人・馬頭 at 2007年01月27日 01: ■
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