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タグ:SF・ファンタジー ( 49 ) タグの人気記事
武田と織田・徳川の最後の戦い。そこにゾンビが加わって・・・。横山仁&柴田一成『戦国ゾンビ』第1巻
今日は朝から寒気と熱の酷い状態で出社。顔の表面がヒリヒリしたり、体の節々が痛くなったりしてましたが、仕事が少なめでだいたい定時には帰れたのは助かりました。

それでもブログは更新しときます。

戦国ゾンビ第1巻_横山仁&柴田一成

『戦国ゾンビ』第1巻 百鬼の乱

(横山仁&柴田一成。幻冬舎コミックス。バーズコミックス。2008年。590円)
「1582年3月、強大な信長・徳川連合軍が迫る中、武田勝頼は新府城を捨て、天目山を目指す。その天目山で合流を果たすため、世継ぎたる武田信勝と十数名の護衛に守られて山中を進んでいた。そんな彼らに襲いかかる敵兵たちは、護衛についた精鋭『赤葬兵(せきそうへい)』によって蹴散らされる。一騎当千の彼らに守られた信勝だが、実は武田の姫・紗羽姫(さわひめ)がその正体だった。彼女は滅亡を目前にして次々と死んで行く家臣たちに心痛めるのだった。そんな一行が休むために入った洞で、突如襲いかかる一群があった。それはとても人とは思えぬ凶暴さを見せる人間で・・・・」

「センゴク天正記」で一応武田との戦いもあったし、武田繋がりということで。原作は『リアル鬼ごっこ』の映画監督の柴田一成氏。
とにかくこの漫画、「戦国ゾンビ」というタイトルが示すように、戦国時代にゾンビがいたらすげーよな!? ということで作ったんじゃないかと思われる内容でして、武田が織田と徳川の連合軍によって滅ぼされる混乱の中で、ゾンビたちが兵士たちに襲いかかります。
武田の跡継ぎとして唯一残された信勝と、それを守る赤葬兵という特殊部隊が、織田・徳川兵にも追われながら、このゾンビたちと戦うことになるのです。
「赤葬兵」とは、山県政景(山県昌景)の「赤備え」から派生したという設定の超絶技能を持った兵士たちの部隊です。異様なまでの長剣の副隊長・土屋昌恒、槍の遣い手・小宮山友晴、怪力の持ち主、東南アジアの武器を使うやつ、はしっこいやつ、治療技術を持っているやつ、狙撃の名手、などなど。
ハイスペックな上、感染型のゾンビなので、どんどん増えるゾンビたち。徳川軍などもこの事態に戸惑ったりします。そして、信勝たちはそれでもやはり天目山を目指して進んでいくことになります。

ムチャな内容で終着点が見えない作品ですが、続きが凄い気になります。もう2巻は出てますね。

ところで、今回はじめて知りましたが、これに登場する土屋昌恒とかって実在の武将だったのですね。「片手千人斬り」のシーンもあり。

参照サイト
戦国ゾンビ!!(月刊コミックバーズ連載中 横山仁の日常)
http://yokoyamajin.blog40.fc2.com/
月刊コミックバーズ
http://www.gentosha-comics.net/birz/
武田信勝(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E4%BF%A1%E5%8B%9D
武田征伐
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E5%BE%81%E4%BC%90

関連記事
長篠にて、ついに武田との決戦に挑む。宮下英樹『センゴク 天正記』1巻から最新4巻まで
http://xwablog.exblog.jp/10503509/
今更『天翔記』やってますよ。コーエー定番シリーズ『信長の野望』将星録と天翔記のセット。
http://xwablog.exblog.jp/8765770
猛田攻等学校を舞台に超常の力を持った攻校生たちの学園バトル。小川雅史『風林火嶄』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8758027
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by xwablog | 2009-03-14 21:47 | 史劇
亡国の皇子が空の果てを目指す王道青春ものの物語。犬村小六『とある飛空士への恋歌』
今、外の通りをすごく大きなくしゃみをしながら歩いてくる人がいるみたいなんですが、10秒ごとくらいに出るくしゃみの音が徐々に大きくなって聞こえてきて、なんか笑えます。

それはともかく。

とある飛空士への恋歌_犬村小六

『とある飛空士への恋歌(とあるひくうしへのこいうた)』

(犬村小六。小学館。ガガガ文庫。2009年。620円。イラスト/森沢晴行)
「三大国のひとつバレステロス皇国の皇子カール・ラ・イールは、革命によって全てを失う。愛する母までも処刑され、革命の旗頭だった少女ミナ・ヴィエントへの恨みは六年後にも消えていなかった。世界の謎とされる『空の果て』を見つけるため、空飛ぶ島イスラに集められた一行の中に、ミナ・ヴィエントとともに、カルエルと名前を変え庶民の中で生きてきた元皇子の姿があった。カルエルは義妹のアリエルとともにイスラの飛空士の訓練生として学ぶことになるのだが・・・」

『とある飛空士への追憶』で、レシプロの飛行機械がある程度まで発達した文明を持つ世界を舞台に王道冒険小説を書いた犬村小六氏の新作。同じ世界だけど『追憶』とは違う時代らしい設定で、新たな物語を作り出しました。
今回は風の革命という民衆蜂起によって国を失った少年が、世界の果てにあると神話に言われた「空の果て」を見つける探険の旅に参加します。旅というか、空に浮かぶ不思議な島がこの世界にはいくつもあって、そのひとつ、何キロもある巨大な島イスラを人が住めるように改造した、巨大な方舟で「空の果て」を見つけようと、1万以上の人間が乗り込んで行きます。
まだ、話ははじまったばかりで、文庫だと一巻分はすぐに終わってしまいます。たぶん、何冊も続くシリーズになるのでしょう。楽しみですね。

参照サイト
ガガガ文庫
http://www.gagaga-lululu.jp/gagaga/
All Green(森沢晴行公式)
http://www005.upp.so-net.ne.jp/morisawa/

関連記事
第二次世界大戦を舞台にした冒険活劇。日本ものとドイツもの。吉原昌宏『迎撃空域 吉原昌宏作品集1』
http://xwablog.exblog.jp/7310649
次期皇妃を水上偵察機の後席に乗せ、中央海を単機敵中翔破せよ。犬村小六『とある飛空士への追憶』
http://xwablog.exblog.jp/8861288
守りたいから私は飛ぶ! 謎の飛行体ネウロイと戦う少女たちの物語。『ストライクウィッチーズ』
http://xwablog.exblog.jp/9744416
飛べない豚はただの豚だ。飛ばない豚はよく訓練された豚だ。宮崎駿『紅の豚』のDVD
http://xwablog.exblog.jp/8870917
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by xwablog | 2009-02-21 22:51 | 日記
ウィンフィール王国で求める狼の足の骨は見つけられるのか? 支倉凍砂『狼と香辛料』10巻
旧ブログから大量の記事を削除。でも、まだまだ残ってます。いつ終わるのか・・・。
あと、画像がUPできないと、二度手間ですね。またいろいろ試したけど、失敗。

それはともかく。

支倉凍砂『狼と香辛料』X (第10巻)

『狼と香辛料』X(第10巻)

(支倉凍砂。アスキー・メディアワークス。2009年。590円。イラスト/文倉十)
「船でウィンフィール王国へと渡ったロレンスとホロ、そしてコル。ここのブロンデル大修道院には『狼の足』の骨があるという。しかし、それを見るためには修道院の奥へと入ることができなければならなかった。しかも、この島は現在経済的困難に見舞われ、よそ者として動きづらく・・・」

『狼と香辛料』の第10巻目です。
イギリスみたいな島国ウィンフィール王国で、「島安陸高」の不況が島の財産へと打撃を与えています。ロレンスたちが前の話で手に入れた情報によると、この島のブロンデルという修道院に狼の足の骨が安置されているという話ですが、それに近づくのはいろいろ不都合がありそうです。しかも、ルウィック同盟という商業組合の連合体が、修道院の土地を狙っていて一波乱、といった感じになってきます。
ホロと同じく古い神々の末裔のひとりである黄金の羊も登場。狼の骨の存在の有無を確認するため、ルウィック同盟の商人のひとりピアスキーと組み、修道院から同盟が利益を出すことに協力します。

この話だけでウィンフィール王国の話は終わりみたいです。どうやらヨイツの方で何やらありそうですから、たぶん次はそっちに向かうのでは。

関連サイト
支倉凍砂 すぱイしー ているず
http://ameblo.jp/hasekura2/
ハイノハナ(文倉十)
http://haino.mods.jp/
電撃文庫&hp
http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/index.php
狼と香辛料アニメ公式サイト
http://www.spicy-wolf.com/

関連記事
『狼と香辛料』(支倉凍砂/著)の世界を紹介する充実のガイドブック。『狼と香辛料ノ全テ』
http://xwablog.exblog.jp/10015288
ホロの故郷ヨイツの情報を求め修道院を探すのだが。支倉凍砂『狼と香辛料』第4巻の感想
http://xwablog.exblog.jp/7266069
商人としての命運をかけ、危険な密輸に手を出すが・・。支倉凍砂『狼と香辛料』第2巻の感想
http://xwablog.exblog.jp/7266023
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by xwablog | 2009-02-07 22:20 | 日記
「純潔のマリア」二話目はインキュバスを作っちゃいますよ。『good!アフタヌーン』#02
今日は無駄足だわ小学生に馬鹿にされるわで散々なことばかりでした。帰りに『麗島夢譚』買ってきましたがすぐには読めず。これから読みます。

それはともかく。

good!アフタヌーン』♯02

『good!アフタヌーン』♯02

(講談社。2009年。680円)
表紙・巻頭カラー・高橋ツトム「地雷震 diablo」
石川雅之「純潔のマリア」
虎哉孝征「カラミティヘッド」
太田モアレ「鉄風」
藤島康介「パラダイスレジデンス」
吉田基己「夏の前日」
新連載・深山和香「ロケットスターター」
都築和彦「やまとものがたり」
ほか。

隔月刊の『good!アフタヌーン』の2号が発売されてました。
今回の「純潔のマリア」は、夢魔アルテミスをやって英国側の指揮官たちを骨抜きにする作戦だったのに、英軍内で同性愛がはやってて困ったことに。マリアがふくろうをもとにインキュバスを作ろうとするのですが・・・というお話。まだ正確な年代とかわかりませんが、最後までわかないままかな?
「エフェソスのエニグマ」って呼んでる本てなんでしょね。エフェソスといえば、アルテミス信仰の一大拠点。エフェソス公会議の時でもまだ住民は聖母マリア信仰の下層でアルテミスを崇めてたともいうし、そこらへん関係かな。
ブールジュはフランスのど真ん中あたりの都市。オルレアンのちょい南あたりか。「ブールジュの王に・・」って台詞があるので、これで少し時代を特定できるかも? 百年戦争関連の本探すのめんどいので確認はまた今度。
フクロウに名付けられた名前「プリアポス」もギリシャ神話の神名ね。小アジアのミューシアの神。パーン神に比定される豊穣神。男性の性的な力の神としても崇拝されたそうで、そっからこの名前をとったんでしょうね。



ギリシア神話(新装版)フェリックス・ギラン

『ギリシア神話』(新装版)

(フェリックス・ギラン。中島健/訳。青土社。1991年。1800円。324ページ)

これ、今回ちょっと見ててはじめて気づいたんですが、原著の初版は1930年ですね。そういう本だったのか。



『good!アフタヌーン』は新連載もたくさんはじまって充実してきましたね。「ハルシオン・ランチ」は今回落としてましたが。
虎哉孝征氏の「カラミティヘッド」は今後楽しみ。注目してた太田モアレ氏の「鉄風」はなんか燃える展開に。都築和彦氏の「やまとものがたり」は古代日本ものであの絵柄なので、合うかな〜、とおもってましたが結構面白いです。深山和香氏の「ロケットスターター」はたしか元は同人誌でやってたやつでしたか?


参照サイト
good!アフタヌーン
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/13872
編集チーフの真夜中の事情
http://good-afternoon.weblogs.jp/blog/

関連記事
石川雅之の新作「純潔のマリア」が連載開始。中世フランスが舞台。 『good!アフタヌーン』が創刊。
http://xwablog.exblog.jp/9838239
中世フランスが舞台の『純潔のマリア』も連載されます。2008年11月に『good!アフタヌーン』創刊予定
http://xwablog.exblog.jp/9367570
時は幕末、不穏な京都の街中で新撰組を密かに襲い続ける男がいた。石川雅之『人斬り龍馬』
http://xwablog.exblog.jp/7635723
森薫氏が描く19世紀のカフカスが舞台の新作登場。『fellows!(フェローズ!)』2008年10月号(創刊号)
http://xwablog.exblog.jp/9671068
中世フランスが舞台の『純潔のマリア』も連載されます。2008年11月に『good!アフタヌーン』創刊予定
http://xwablog.exblog.jp/9367570
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by xwablog | 2009-01-20 00:26 | 史劇
ファンタジーの源流たる叙事詩をCGを駆使し映画化。ロバート・ゼメキス監督『ベオウルフ 呪われし勇者』
ウチにNTTの人が来て、今度、住んでるアパート全体で光回線の工事をして、それに入ると今よりだいたい1500円くらいは安くなるという話を説明しにきてくれたんですが、電話線のところを工事しないといけないということで、やって欲しいけど、部屋に見知らぬ人を入れるには、あまりにも汚い状態すぎて、結局お断りしました。あー、年間一万五千円くらい安くなるんじゃないか? となると、部屋の片付けをなんとかするべきなんだけどなぁ。

それはともかく。



『ベオウルフ 呪われし勇者』

(アメリカ映画。監督/ロバート・ゼメキス。2007年。パラマウント、ワーナー。出演/レイ・ウィンストン、アンソニー・ホプキンス、アンジェリーナ・ジョリー、クリスピン・グローヴァー、ロビン・ライト・ペン、ジョン・マルコヴィッチ、ブレンダン・グリーソン。115分。廉価版1500円。)
「507年、デンマークの竜退治の勇者・フロースガール王は連日自らの宮殿・ヘロット宮で宴会を開いていた。しかし、その宴会は人の倍もある身の丈の化物・グレンデルによって襲撃され、人々は虐殺されてしまう。この怪物を退治する者を求めたところ、遠くイェアート(スウェーデン南部)から勇者として知られるベオウルフが部下を連れてやってきて・・・」

古英語の叙事詩『ベオウルフ』をSFXを駆使して映像化した作品。監督は『インディペンデンスデイ』や『デイアフタートゥモロー』のロバート・ゼメキス。
前に見た『ベオウルフ ベイオウルフ&グレンデル』という映画では前半部分のグレンデルとの戦いがメインでしたが、こちらは物語の後半にあたる年老いたベオウルフの竜退治が含まれています。
話は現代的解釈されていますが、さすがといいたくなるような盛り上がる作りになっています。ファンタジー世界的なモンスターたちとのバトルが凄いですが、強く弱い王ベオウルフの栄光と悔恨を描けててなかなか楽しめます。実は見る前はもっとトンデモな作品かと思ってたので意外でした。
まあ、少々CG使い過ぎで人間までやってて、その動きなんかがキモい所もありますが、竜との戦いなんかは迫力あって結構好きです。

それにしてもアンジェリーナ・ジョリーが登場するシーン見た時、「スピーシーズか?」とか思いました。

あと、アンファースは踏んだり蹴ったりだな。


『ベオウルフ』は新口語訳文語訳『古代英詩―哀歌・ベオウルフ・宗教詩』があるみたいです。『ベーオウルフ―中世イギリス英雄叙事詩』という岩波文庫版のもあるらしいけど、これは見たことないなぁ。

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mixiをやめようやめようと思ってたけど、なんか意外と見ることが多くてやめられない。
逆にpixivはいつも見よう見ようと思ってるけど、つい見忘れることが多い。
この違いはなんなんだろう。

いくつかラノベが溜まってるので時間あるうちに読んでおきたいんですが、やはり昔のようなペースでは読めないですね。
とりあえず、去年買っておいた富永浩史氏の『BLACK SHEEP 黒き羊は聖夜に迷う』をやっと読んだ。次は『ハルヒ』か『とらドラ』かもしくは『有翼騎士団』か。


参照サイト
ベオウルフ 呪われし勇者
http://wwws.warnerbros.co.jp/beowulf/

関連記事
素直にゼメキス版観ないのには、深い意味はないのですよ。ジェラルド・バトラー主演映画『ベオウルフ』
http://xwablog.exblog.jp/7968597
ポーランド建国の物語を映画化した作品。ミハウ・ジェブロフスキー主演『レジェンド 伝説の勇者』
http://xwablog.exblog.jp/9872832
『狼と香辛料』(支倉凍砂/著)の世界を紹介する充実のガイドブック。『狼と香辛料ノ全テ』
http://xwablog.exblog.jp/10015288
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by xwablog | 2009-01-19 23:21 | 史劇
ショボい超能力を持った大学生が不思議な古い一族の謎に巻き込まれる。岩明均『七夕の国』全4巻
ども。馬頭です。
昨日か今日に『アラトリステ』を観に行こうかと思っていたのですが、いろいろあって挫折。もういっその事、DVD出るのを待とうかと。『レッドクリフ』もどうしようかな。

それはともかく。
先ほど、これをまとめ読みしました。休み中にまとめ読みできたのあんまりなかったですね。これの他に『パンプキンシザーズ』『空談師』『信長』『機動旅団八福神』とかそんな程度。前半がコミケで丸々潰れたからなぁ。

七夕の国01_岩明均

『七夕の国』第1巻

(岩明均。小学館。ビッグコミックス。1997年。510円。207ページ)
「物に穴を開ける不思議な力を持つ、ナン丸こと南丸洋二は、自分の大学で超能力に関するサークルを主催していたが、茫洋とした人生には何の役にもたっていなかった。しかし、ある日同じ大学の丸神教授のゼミを訪れたことで、自分と丸神教授の先祖に関わる不可思議な事件に巻き込まれていく。行方不明の教授を追って、丸神の里を訪れた一行は、そこで謎の祭りを見ることになり・・・」

『ヒストリエ』『寄生獣』の岩明均氏が『スピリッツ』で連載した超能力・宇宙人ものの漫画。全四巻。
小さな穴しかあけられないショボい超能力者の青年が、不思議な力を持つ一族と代々住んでいた里に関わる事件に巻き込まれていきます。
岩明氏が好きな歴史話を絡めて話を作ってますが、そこらへんはメインじゃないです。話の方向性としては後半『寄生獣』に似てきてしまった感じで、終わり方も一応上手くまとめたけど、ちょっと解りにくかったし盛り上がりに少し欠ける感じでした。他のシリーズに比べるとちょっとパっとしませんが、これはこれでいいのでは。
一応、「完全版」というのでも出てます。

ちなみに『ヒストリエ』の最新5巻は、二月ころ発売のようです。あと『ヴィンランドサガ』の7巻もね。

参照サイト
小学館 コミック -ビッグコミックスピリッツ~SPINET-
http://spi-net.jp/

関連記事
エウメネスのはじめての戦い。パフラゴニア編完結。岩明均『ヒストリエ』第4巻
http://xwablog.exblog.jp/7280445
宇宙人とヴァイキングが手を組んでドラゴン退治!。映画「Outlander(アウトランダー)」が出来たとか
http://xwablog.exblog.jp/9140920
目録を狙う裏切り者からの逃避行と壮絶な戦い。伊藤悠『面影丸(おもかげまる)』
http://xwablog.exblog.jp/7913657
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by xwablog | 2009-01-04 00:27 | 史劇
パラレルな19世紀末。アクマとエクソシストの戦いを描く。星野桂『D.Gray-man(ディーグレイマン)』第1巻
D.Gray-manディーグレイマン第1巻

『D.Gray-man(ディーグレイマン)』第1巻

(星野桂。集英社。ジャンプコミックス。2004年。390円)
「女警官のモアは不審な廃教会の中で不思議な少年アレンに出会う。同僚が殺されアレンの監視をかねて自宅謹慎にさせられたモアだが、彼らの目の前で亡くなった姉の夫マルクが不気味な化け物へと変化するのだった・・・」

『週刊少年ジャンプ』で連載中で、一冊あたり50万部以上売れてる、アクマとエクソシストの戦いを描いた大人気漫画。アニメ化もされています。
舞台は「仮想19世紀末、そこは蒸気に紛れ、奇怪な事件が起こり始めていた」ではじまるスチームパンク的パラレル世界で、その世界のエクソシストたちの活躍を描きます。エクソシストたちは黒の教団という組織に属していて、イノセンスという超兵器を体内に持っていて、超常の力を使って「アクマ」と名付けられた兵器と戦います。人の情念を糧にするアクマははるか昔から生きている千年伯爵という人物によって生み出され、エクソシストたちを狙います。エクソシストのアレンは、師匠のクロス元帥から黒の教団に行ってエクソシストになるようにいわれ、そこで仲間たちと出会い、彼らとともにアクマたち、そして人間でありながら千年伯爵に協力するノアの一族と戦います。

4巻からはじまる「孤城の吸血鬼」編では吸血鬼型のイノセンスを持つエクソシスト、アレイスター・クロウリーが登場します。あのアレイスター・クロウリーから名前とったんでしょうが、そのクロウリーと一緒に城に住んでたのがエリアーデって女のアクマでして、これもたぶんエリアーデ・ミルチャからとったんでしょうね。

参照サイト
ジャンプ 集英社
http://jump.shueisha.co.jp/home.html

関連記事
バルカンで核が使われるとかいう状況がピンとこないけど、ネタにしてる作品を最近ふたつ見た。
http://xwablog.exblog.jp/7990421
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by xwablog | 2008-12-23 05:45 | 史劇
新連載「悪霊(シュトヘル)」開始。あと「のぼうの城」がイイ。『ビッグコミックスピリッツ』2009年4-5号
ビッグコミックスピリッツ』2009年4-5号

『ビッグコミックスピリッツ』2009年4-5号
(小学館。2008円。310円。)
新連載・伊藤悠「悪霊(シュトヘル)」
(のりつけ雅春「上京アフロ田中」、黒丸&夏原武「新クロサギ」、玉井雪雄「かもめ☆チャンス」、高橋のぼる「土竜の唄」、花咲アキラ&和田竜「のぼうの城」、せきやてつじ「バンビ~ノ!」、中原裕「ラストイニング」、細野不二彦「電波の城」、曽田正人「MOON-昴 ソリチュードスタンディング」、原克玄「みんな生きている」、真鍋昌平「闇金ウラジマくん」、一色登希彦「日本沈没」、浅野いにお「おやすみプンプン」、三上龍哉「鬼龍院冴子探偵事務所」、草場道輝「LOST MAN」、藤沢とおる「遠い星から来たALICE」、吉田戦車「スポーツポン」、小田扉「団地ともお」、長尾謙一郎「ギャラクシー銀座」、山田玲司「ココナッツピリオド」、松本太洋&永福一成「竹光侍」、ホイチョイ・プロ「気まぐれコンセプト」、中崎タツヤ「じみへん」)

『スピリッツ』で伊藤悠氏の新連載がはじまりましたね。1200年代の東ユーラシア・西夏が舞台という話。ここで「悪霊(シュトヘル)」と恐れられる女戦士の体に入ってしまった現代の高校生・須藤の話。いやー、楽しみですね。

あと、今回久々に読んでみて、あの『美味しんぼ』の花咲アキラ氏が和田竜氏原作で「のぼうの城」という戦国時代ものの漫画描いてるのには驚きました。しかも、主人公が成田長親というから驚きです。「のぼう」と侮られる忍城の城主・成田長親が、石田三成率いる豊臣軍と戦う話。おおお〜。なんか面白いぞ。
もしかして、マイナー武将を主人公にするのが流行ってるのか? 『信長の野望』で結構北条氏でやってましたが、この武将はいまいち印象に無いですね。成田氏長の従兄弟だそうです。

参照サイト
ビッグコミックスピリッツ
http://spi-net.jp/
成田長親(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E7%94%B0%E9%95%B7%E8%A6%AA

関連記事
マイナー武将・仙石秀久が主人公。戦国時代の真実の姿を描く! 宮下英樹『センゴク』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9919918
今川義元と太原雪斎が駿河の国を大きくしていく。宮下英樹『センゴク外伝 桶狭間戦記』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9850096
関東遠征の中でも、みんなしてわび数寄で大忙し。山田芳裕『へうげもの』第7巻
http://xwablog.exblog.jp/9374202
西夏国滅亡が迫る中、悪霊と呼ばれた女戦士が蘇る・・・。伊藤悠『シュトヘル(悪霊)』第1巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-6.html
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by xwablog | 2008-12-21 01:54 | 史劇
『狼と香辛料』(支倉凍砂/著)の世界を紹介する充実のガイドブック。『狼と香辛料ノ全テ』
ども。どうにかこうにか生きている馬頭です。
最近思うのですが、嫌なことは後回し後回しにしてきたツケがそろそろ回ってきそうな予感。

それはともかく。

『狼と香辛料ノ全テ』

『狼と香辛料ノ全テ』

(電撃文庫編集部。アスキー・メディアワークス。支倉凍砂、文倉十、小梅けいと。2008年。1400円。176ページ)

Story(小説各話の解説。旅の記録)
World(世界観解説)
Mediamix(メディアミックス関連の情報。漫画化、アニメ化など。)
Special!(支倉凍砂インタビュー、文倉十インタビュー、挿絵のラフなど)
Column(名言集など)
特別書き下ろし短編、「狼と星色の遠吠え」も収録。
『狼と香辛料』索引用語集
などなど。

巨大な狼神の変化した少女・ホロと若い商人のロレンスが活躍するファンタジー小説『狼と香辛料』のガイドブック。
いわゆる関連商品であるムックで、ライトノベルのガイドブックという形式のものなんですが、思ったよりかなり充実しています。中の記事やデザインもなかなか凝ってて、いいものじゃないかと。
作品に出て来た中世ヨーロッパ的ないろいろな要素を解説してたりするのも好感が持てます。
巻末に短編小説が載ってます。10ページ程度のホロとロレンスの関係を描いたものです。

驚いたのは、ファヴィエ著『金と香辛料 中世における実業家の誕生』の翻訳者であり、成蹊大学の教授で経済史学者である内田日出海氏が特別寄稿として、「『金と香辛料』 〜『狼と香辛料』に寄せて〜」という『金と香辛料』の内容を簡単に説明するという文章を載っけてること。1ページの短いものですが、まさかこんな人にコラム書いてもらうとは・・・
ちなみにこの『金と香辛料』はすでに入手困難な本ですが、今、amazonですげー値段付いてますね。2万? うー、早く再版するか文庫化とかしてください。

ところで、『狼と香辛料』のアニメ第二期が決定したそうですね。
あとブルーレイでも第一期が出たとか。

参照サイト
電撃文庫&電撃文庫MAGAZINE
http://dengekibunko.dengeki.com/
「狼と香辛料」ほろろん祭りIIの開催が決定!公式ガイドブックも今日発売!
http://dengekibunko.dengeki.com/news.php?2008/12/10/2f654f91a8b810f5062ae66b8ca1f2e1
支倉凍砂 すぱイしー ているず
http://ameblo.jp/hasekura2/
ハイノハナ(文倉十)
http://haino.mods.jp/
小梅けいとの原典皆既
http://www7.plala.or.jp/koumekeito/
狼と香辛料 アニメ公式
http://www.spicy-wolf.com/
内田日出海プロフィール 成蹊大学経済学部
http://www.seikei.ac.jp/university/keizai/teachers/uchida_h.html

関連記事
かわいい狼神ホロと若い行商人ロレンスの二人旅。支倉凍砂『狼と香辛料』第1巻の感想その1
http://xwablog.exblog.jp/7265975
狼の骨を探すためやってきた町は利権まみれで対立し・・・。支倉凍砂『狼と香辛料VIII』対立の町〈上〉
http://xwablog.exblog.jp/8569740
東京国際ブックフェアと『ドイツ中世後期経済史研究序論』の関係性について、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7720567

追記
狼と香辛料III漫画版

『狼と香辛料』III

(小梅けいと&支倉凍砂。アスキー・メディアワークス。2009年。570円)


漫画版の3巻です。
単行本1巻のところはエンディングに。2巻へ突入しますね。
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by xwablog | 2008-12-11 00:01 | 書庫
行き場をなくした巨大な海の存在たち。海洋ものを中心に集めた短編集。星野之宣『滅びし獣たちの海』
web拍手レス
>おや懐かしい。これも昔読みましたよ。「罪の島」が記憶に残っています。
この本の中では一番いい作品でしたね。他のはちょっとネタ先行型でした。

>ところで、ミソジノジスイというブログ(?)にちょいと変わった防寒法が載ってましたよ。お暇なとき読んでみてください。
登山用防寒具はやりすぎです(笑

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寒くなってきましたね〜。風がつめたい。あと、部屋が相変わらず寒いです。太陽がまったく当たらない場所なんで、どうしようもないのですが、床から窓からやってくる冷気はストーブつけてもどうしようもないです。早く春になってくれないかな(気が早いな

滅びし獣たちの海_星野之宣

『滅びし獣たちの海』

(星野之宣。スコラ。デラックスバーガーSC449。1996年。800円)
「1941年。英国スカパ・フロー軍港に対する攻撃のため協同作戦を行うベルゲンのドイツ軍は、戦艦ビスマルクを中心とした艦隊と、ワルタータービン搭載の試作潜水艦ベーオウルフの間にぎくしゃくした関係をもったままはじまる。海洋に出たベーオウルフは、英国の駆逐艦の攻撃を受け逃げる中、海底に軍艦が多数沈む地点に紛れ込む。それは、1919年の敗戦の時に沈められたドイツ海軍・高海艦隊の残骸だったのだ・・・」

海洋もの、海軍ものを集めた星野之宣先生の短編集。スコラから出てるのがなつかしい。
紹介文に書いた時代に取り残された巨大な存在の滅びを描く「滅びし獣たちの海」、冷戦時代に北極海の下で繰り広げられた静かな戦い「レッドツェッペリン」(前後編)、『白鯨』ネタを日本の寒漁村と隠れキリシタンを絡めて描いた「鯨鬼伝」、アマゾンの密林で見つかった遺跡の調査をまかされた女研究者たちがアマゾンで行われる非道の中で自然の逆襲を知る「アウトバースト」、ベーリング海で海難にあった海洋調査船がソ連の秘密研究所の廃墟に行く「罪の島」が収録されています。
「滅びし獣たちの島」は白亜紀の首長竜の話が当てはまる話、「罪の島」はステラー海牛が出てくる話。

現在は、幻冬舎コミックス漫画文庫から新装版が出ています。

参照サイト
魚竜
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%9A%E7%AB%9C
首長竜
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%96%E9%95%B7%E7%AB%9C
ステラーカイギュウ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%A6

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by xwablog | 2008-12-01 02:18 | 史劇