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タグ:近代史 ( 37 ) タグの人気記事
ロマノフ朝・帝政ロシアの皇帝26人を一挙紹介。デヴィッド・ウォーンズ『ロシア皇帝歴代誌』
うう、寒いですね〜。自転車で走ると顔が痛いです。
今日は晩飯に「緑のたぬき」を食べたんですが、天ぷら乗せ忘れたのに食べ終わった後に気づきました。

それはともかく。
1月16日は1547年にイヴァン雷帝が「ツァーリ」として戴冠した日だそうですよ。

ロシア皇帝歴代誌

『ロシア皇帝歴代誌』

(デヴィッド・ウォーンズ。訳/月森左知。監修/栗生沢猛夫。創元社。2001年。3300円。292ページ)
はじめに:ロシア皇帝の生涯
序章:ロシア帝政の成立
第1章 帝政の誕生と試練
第2章 ロマノフ朝の誕生
第3章 帝政の絶頂期
第4章 近代化への道

帝政ロシアにおける皇帝26人を紹介した本。創元社が相次いで出した「歴代誌」シリーズの一冊。それぞれの皇帝を時代順に、数ページから数十ページを割いて紹介記事を書いています。図版多し。あんまり見た事ないような肖像画とかもあるので嬉しい。
著者はケンブリッジ大学卒の歴史教師だそうで、別にどっかの教授とか研究所の人ということではないみたいです。翻訳は別の人ですが、監修者として栗生沢猛夫先生が関わっているので、元の本が英語の本(1999年にロンドンで発行)ではありますが、おかしな部分は少ないはず。

英語の原著は『Chronicle of the Russian Tsars: The Reign-By-Reign Record of the Rulers of Imperial Russia (Chronicle) 』。他にも『Russia』というタイトルの本も書いてるそうです。


参照サイト
ロマノフ家君主の統治期間の比較(デジタルクワルナフ)
http://www.toride.com/%7Edigxwa/digxwaFiles/hisf/his_etcromatoutikikan.htm

関連記事
同名の本は何か副題をつけるようにして欲しい。『イヴァン雷帝』トロワイヤとスクルィンニコフ
http://xwablog.exblog.jp/7751504
帝政末期のロシア。帝室に巣食う吸血鬼を狩れ。スエカネクミコ『BLOOD+ アダージョ』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9163711
江戸東京博物館『ロシア皇帝の至宝展 世界遺産クレムリンの奇跡』に行ってきました。超一級宝物が大量に!
http://xwablog.exblog.jp/8919799
恐竜と人間がクールにヒートアップ! 久正人『ジャバウォッキー』1巻・2巻同時発売!という記事
http://xwablog.exblog.jp/7340558
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by xwablog | 2009-01-16 01:35 | 書庫
コシチューシコがポーランド人に独立の道を示した著作。コシチューシュコ『民族解放と国家再建によせて』
最近、帰宅時に近場の道路の角の同じ場所に、猫がチョコーンと座ってるのを見かけます。しかもなぜか毎回同じ猫というわけではなく、違う猫がいる場合も。別に何があるってわけじゃない道の隅にいて、ただ座ってるだけというのがなんか不思議です。それもいろんな猫が同じように。猫にしかわからない利点があるのでしょうか。

それはともかく。ポーランドもので、これなどどうでしょう。

『民族解放と国家再建によせて』コシチューシュコ

『民族解放と国家再建によせて』

(コシチューシュコ。訳/中山昭吉。未来社。社会科学ゼミナール53。1972年。480円。146ページ)
1 ポーランド人は独立のために戦うことができるか
はじめに
政治上の独立を妨げているポーランド人の誤り
ポーランド国民は蜂起の手段をもっているか、あるとすればどんなものか?
ポーランド人の道義心について
ポーランドの国富について
むすび
原註
2 旧ワルシャワ公国における農民身分の改善に関する指針
訳註
解説
訳者あとがき


「ポーランド人よ! お前は、このヨーロッパで不運にも自分が耐えしのんでいる苦痛は、明らかに、告訴に値するものであるとみなしているはずである。」(冒頭より抜粋)

タデウシュ・コシチューシコ(1746年〜1817年生没)は18世紀から19世紀にかけて活躍したポーランドの軍人で、対露戦争や、独立のための蜂起など、ポーランドのために戦ったことで知られている人です。また、アメリカ独立戦争にもワシントンの副官として参加しています。彼はリトアニア領の小貴族の出身で、ワルシャワの騎兵学校、パリ留学など、いろいろな所へ行っていますが、最後はスイスで死去したそうです。
彼が記したこの本は、ポーランドは独立できるんだ!、と訴えかける内容のもので、彼がロシアから解放された後おもに住んだ亡命先のパリで1800年に出版され(初版はたったの300部だそうです)、その後何度も再版を繰返すことになります。
なかなか熱い内容ですし、独立の必要性だけじゃなく、方法論や戦いの仕方まで語ってます。アメリカで学んだのか、ゲリラ戦とかについての話とかも載ってたりして面白いですよ。
訳者はポーランドものをいくつか訳したり書いたりしてる中山昭吉氏。ポーランド近代史が専門みたいですね。


参照サイト
未来社
http://www.miraisha.co.jp/
コシチューシコ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%87%E3%82%A6%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BB
%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%B3
ポーランド分割(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E5%88%86%E5%89%B2

関連記事
ポーランド史の本といったらほぼコレ! ステファン・キェニェーヴィチ/編『ポーランド史』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9860880
日本ポーランドの人物交流史が特集。『ポロニカ(Polonica)ポーランド文化の現在・過去・未来』93年no4
http://xwablog.exblog.jp/9894685
とっつきやすく、読みやすい。新潮社『読んで旅する世界の歴史と文化 中欧』
http://xwablog.exblog.jp/7809024
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by xwablog | 2008-12-10 02:58 | 書庫
インドの殺人秘密結社の首領となった青年の物語。山際素男『カーリー女神の戦士』
池袋東口・シャンティ、豆とひき肉のカレー

どうしたことか、またカレー屋でカレー食べました。意味不明な勢いにのってます。
この前行ったのは、池袋東口にある「シャンティ カリーバー&カバブ」という店。この前紹介したお店も「シャンティ」でしたが、カレー屋でこの店名良く使ってます。サンスクリット語で「平和、安らぎ、静寂」の意味だとか。行った店の場所は、池袋のポストホビー60階通り店の近く、黒人がよくたむろってる洋服屋の隣りあたりです。一階はカウンターのみだけど、二階にも席があるみたいです。
食べたのは日替わりカレーなんですが、その日は豆の入ったひき肉のカレーでした。口当たりもよくカレーのルーの量もこの前のスパイスガーデンと同じくらいで比較的多かったんですが、ナンが少し小さめでした。深夜四時?くらいまでやってるらしいです。


というわけで、またインド関連の本、ということで探してみましたが、ウチにあるのは、あとはこんなのくらいでしょうか。



『カーリー女神の戦士』

(山際素男。集英社。集英社文庫。1994年。660円。384ページ)
「19世紀初頭のインド。裕福な商人に拾われ養子となったファランギーは、立派な青年へと成長する。しかし、義父たちが実は女神カーリーを崇め、その教えに則って多くの人間を秘かに殺し続ける殺人秘密結社『タグ』の一員だと知るのだった。苦悩するファランギーだったが、ついに彼はタグに入党することを決意するのだった・・・」

翻訳家・ノンフィクション作家でもありインド文化研究家でもある山際素男氏による異色の小説。インドの女神カーリーを崇める殺人秘密結社「タグ(サッグ)」の首領となった青年の話。
14世紀にはじまり、北西インドなどで旅行者などを殺し続けてきた秘密結社が存在したというだけでも驚きですが、これはそれが敵側とかじゃなく、主人公達の側だってのが面白い。
この暗殺者集団については澁澤龍彦氏の『秘密結社の手帖』にも載ってるそうです。なんでも、黄色いハンカチーフでの絞殺、というのが殺しのスタイルだったようです。

この小説、はじめは三一書房から出たのが、あとから集英社から文庫で出たみたいです。

そういや、『屍姫』を全巻やっと読み終わりました。この中でもカーリーの力を称する教主ミラムという屍が登場してましたね。


そろそろ赤壁の戦いの映画、『レッドクリフ』公開ですね。見たいけど、どうしよう。


参照サイト
山際素男(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E9%9A%9B%E7%B4%A0%E7%94%B7
シャンティーカレーバー&ケバブ(食べログ)
http://r.tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13019493/

関連記事
キプロス紛争の経緯など当時の状況を紹介。大島直政『複合民族国家キプロスの悲劇』
http://xwablog.exblog.jp/9769178/
ビジネスの時の参考書・入門書みたいな感じで判り易い。島田卓『2時間でわかる 図解インドのしくみ』
http://xwablog.exblog.jp/9719476/
先週の日曜に池袋でカレー祭り。バングラディッシュのボイシャキメラ(正月祭)という記事
http://xwablog.exblog.jp/7480848
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by xwablog | 2008-10-31 00:24 | 書庫
不自然に船を沈めるモビーディックの正体は巨大な海竜? 久正人『ジャバウォッキー(JABBERWOCKY』第6巻


『ジャバウォッキー(JABBERWOCKY)』第6巻

(久正人。講談社。マガジンZKC。2008年。552円)
「モビーディックによって遭難し、目的の島に漂着したサバタ。しかし、リリーとスターバックはすでに捕えられていた。恐竜闇賭博城を開催する有翼の蛇教団のキンスキは、彼らを使ってある賭けをするのだが・・・」

19世紀末の人間社会の裏に潜む恐竜社会との戦いを描くスタイリッシュアクション漫画。
「白鯨」をネタにした「バック&ディック」編の続きと、謎のスナイパーが登場する「永遠の火種」編が2話収録されています。
どんどん話面白くなってきますね。恐竜の教団「有翼の蛇」も立ちはだかっていくみたいですし、今後の展開が楽しみ。
だけど、『マガジンZ』のネット配信場所である『ZOO』が、今度の『マガジンZ』の休刊によってどうやらこっちも終わっちゃうみたいなので、今後が心配です。まあ、どっかに移るはずですが、どこ行くんでしょう。場合によっては雑誌買い始めないと。

話の中で出てきましたが、船舶の保険てのはもともとは賭博みたいなやつだったわけです。しかも、当初は他人に勝手に保険金かけれたそうですよ。

参照サイト
マガジンZOO
http://www.kodansha.co.jp/zhp/zooindex.html
マガジンZ公式
http://www.kodansha.co.jp/zhp/hp.htm
福井県立恐竜博物館(FPDM)
http://www.dinosaur.pref.fukui.jp/
恐竜模型展示室(徳川広和)
http://www2.neweb.ne.jp/wc/A-fragi/
日本古生物学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/psj5/

関連記事
恐竜たちの教団「有翼の蛇」が登場。久正人『ジャバウォッキー(JABBERWOCKY)』第5巻
http://xwablog.exblog.jp/8982729
恐竜と人間がクールにヒートアップ! 久正人『ジャバウォッキー』1巻・2巻同時発売!という記事
http://xwablog.exblog.jp/7340558
帝政ロシアが舞台。久正人『ジャバウォッキー』。オススメ漫画をいくつか、忘れないうちに紹介。という記事
http://xwablog.exblog.jp/7340555
シュリーマンがトロイから発掘したものとは? 久正人『ジャバウォッキー』第3巻
http://xwablog.exblog.jp/7340586
ロンドンを震撼させる切り裂き魔の正体は恐竜!? 久正人『ジャバウォッキー』第4巻
http://xwablog.exblog.jp/8492115
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by xwablog | 2008-10-07 17:36 | 史劇
南北戦争でゲリラ戦をした民兵の若者たちの運命は・・・。アン・リー監督『シビル・ガン 楽園をください』
web拍手レス

>南北戦争ですか・・・・・「コールドマウンテン」(原作)が忘れられません。荒々しくて哀しくて・・・・・
>「さらばロンメル」も楽しいです。なぜか南軍騎兵隊の大活躍が描かれていましてね。題名も偽りではないのですが。
はじめ、この記事書いてる時、「コールドマウンテン」と「ブロークバックマウンテン」を勘違いしてました。実はどちらもまだ未見。「コールド」は映画でなら見てみたいです。「さらばロンメル」は知りませんでしたが本来は第二次世界大戦モノのようですね。なんで南軍が活躍?
南北戦争といえば、そういや『ダンスウィズウルブズ』がそうだったような憶えも。

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この前、どうしてもまた観たくなってDVDを買っちゃいました。

シビル・ガン 楽園をください

『シビル・ガン 楽園をください』

(アメリカ映画。パイオニアLDC。アスミック。角川書店。監督/アン・リー。出演/トビー・マグワイア、スキート・ウーリッチ、ジョナサン・リース・マイヤーズ、ジム・ガヴィーゼル、ジェフリー・ライト、ジュエル。2001年。138分。6000円)

アン・リー監督のアメリカ南北戦争映画で、1999年ロンドン映画祭オープニング作品。原題は『Ride with the Devil』ですが、上映時には『楽園をください』に、DVDではなぜか『シビルガン 楽園をください』になってます。
南北戦争当時のカンザス州とミズーリ州の州境を舞台に、ブッシュワッカーと呼ばれる民兵組織に所属した青年たちを中心に描いた作品で、私は非常に気に入っています。
南北戦争では北部の奴隷廃止派と南部の奴隷存続派が対立して戦いになるわけですが、北部の南にある四つの州は「ボーダーステイツ」と呼ばれる奴隷制度を保持したたまま北部側についた州でした。ここではいろんな分裂と軋轢があって、ブッシュワッカーたちのゲリラ戦が展開されることになります。森にひそみ、各地で襲撃を繰返す彼らの中に、この物語の主人公たちがいます。
ジェイク、ジャック、ジョージ、そして黒人解放奴隷のホルト。同じ国民が敵味方に別れて戦う悲惨な内戦は彼らの運命を劇的に変えていくことになるのです。

この物語では、戦争の残酷さに浸りきれない青年ジェイクが主人公なんですが、裏の主人公ともいうべき黒人のホルトが非常にいい味を出しています。結末の引き方も好き。
南北戦争映画というと、まあ『グローリー』が一番盛り上がる作品ですが、物語としてはこっちの方が好きかもしれません。『南北戦争前夜』は酒場のシーンだけは最高ですがね!
戦争映画ではありますが、合戦シーンみたいのはローレンスの虐殺の後の一回だけ。他の戦いは少人数同士の銃撃戦です。でも、西部劇みたいな感じではないですよ。


参照サイト
楽園をください(公式)
http://www.asmik-ace.com/Rakuen/
南北戦争(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E5%8C%97%E6%88%A6%E4%BA%89
奴隷(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B4%E9%9A%B7

関連記事
旧記事転載・『グローリー』で黒人連隊の雄姿を見よ
http://xwablog.exblog.jp/7205758
首都圏を巡る混沌とした戦いの中で十万人の女の子と十万丁のAKを夢想しろ!『愚者と愚者』上下巻。の記事
http://xwablog.exblog.jp/7537793
古代ローマを舞台に少年奴隷の全てをかけた戦いのドラマ。技来静也『拳闘暗黒伝セスタス』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8160165
最近の銃と弾丸についてまとめたジオグラのDVD『サイエンス・ワールド 銃と弾丸 BULLETS』
http://xwablog.exblog.jp/7675670
ソ連軍の占領下で少年少女が必死の抵抗を試みる。J・ミリアス監督『若き勇者たち』。今度リメイクされる。
http://xwablog.exblog.jp/9115527
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by xwablog | 2008-09-26 01:32 | 史劇
人造人間が19世紀末のスコットランドに現れて・・・。和月伸宏&黒崎薫『エンバーミング』第1巻EMBALMING
最近、漫画の紹介記事ばっかり書いてますが、時間なくて漫画読むくらいしかできません。

『エンバーミング THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN』01

『エンバーミング THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN』第1巻 EMBALMING

(和月伸宏&黒崎薫。集英社。ジャンプコミックス。2008年。438円)
「1800年代末、数年前に自分たちから何もかも奪っていった殺人鬼に復讐を誓う二人の青年・ヒューリーとレイス。人間を越えた力を持つ相手を死闘の果てに倒したものの、レイスは体を裂かれ、ヒューリーも首に大きな傷を負ってしまう。謎の女医師ピーベリーによって救われたヒューリーは、自分たちの雇い主であるワイス卿の元へ戻るのだが、そこでは死んだはずのレイスが出迎え・・・」

フランケンシュタインの人造人間ネタを使った19世紀末英国もの。連載は『ジャンプSQ』。作者は『るろうに剣心』で知られる和月信宏氏。ストーリー協力には黒崎薫氏がついてます。
19世紀の似非科学的アイディアがいろいろ盛り込まれてのお話。人造人間を憎む青年・ヒューリーと、その過去から人間を越えた力に魅せられる青年・レイス。この二人の関係が絡みながら、はじめは事件が起きたスコットランドを舞台に話が進んでいきます。人造人間ネタですが、フランケンシュタイン博士が残したメモをまとめた本がふたつあり、それも話にかかわってきたりするようです。
はじめ、ヒューリーとレイスの他に、いっしょに命が助かった少女・エーデルもいるんですが、よもや1巻で死んじゃうとは思いませんでした。人造人間の話だから生き返らすのかと思った。
やはり元の話がドイツの話ですから、ドイツ人からませてくるかと思ってましたが、巻末にはドイツからきた人造人間少女・エルム=L=レネゲイドが登場してます。舞台はロンドンに移って展開していくようです。

各話ごとの間に解説が付くのですが、監修は村上リコ氏です。『エマ』のガイドブック書いた人ですね。

そういや、この前のコミケで、すごい分厚いメイドの同人誌が売ってました。あんな分厚い同人誌はじめて見ました。SPQRっていうメイド専門のサークルさんのところので、「英国メイドの世界 ヴィクトリア朝の暮らし総集編」っていうやつ。内容は非常に詳細。コミケの時に蒸しぱんさんが持ってたので気になってましたが、今、とらのあなで買えますよ。

その他、ニュースなど。

プーチン首相が襲いかかるシベリアンタイガーを倒してTVスタッフを救う(GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080902_putin_vs_tiger/
さすがプーチンです。いや、何がさすがなのかよくわかりませんが、とにかく。

大相撲大麻疑惑:精密検査でも陽性反応…露出身2力士(毎日jp)
http://mainichi.jp/select/today/news/20080906k0000e040048000c.html?inb=ff
残念なことになるのでしょうか。しかし、彼らがオセチア出身であるとかは全然話題になりませんね。ひとくくりでロシア人ですか。

体調が悪く発熱がいまだ続いてますが、体は基本は熱いのに芯の方からゾクゾクっと来る時があって、こりゃやばいなぁとか思ったりします。思うだけですが。
あ、一応バファリン飲んだりしてみたんですが、昨日なんか仕事中に飲んだら胸がキューっと痛くなってきて、たまりませんでしたよ。「ううっ、持病のしゃくが・・」ってのはこんな感じなのかな。前にバファリン飲んだ時はそんなことなかったんだけどな〜。

参照サイト
ジャンプスクエア
http://jumpsq.shueisha.co.jp/
SPQR
http://spqr.sakura.ne.jp/

関連記事
19世紀前半にロンドン市民を驚かせた事件の裏には・・・。藤田和日郎『黒博物館スプリンガルド』
http://xwablog.exblog.jp/9288695
ついに語られるムア家での不祥事。船戸明里『Under the Roseアンダー・ザ・ローズ5巻春の賛歌
http://xwablog.exblog.jp/8575552
イギリス史ものを特集。『COMICS DRAWINGコミックス・ドロウイング』2008年No.02
http://xwablog.exblog.jp/8533256/
『ジャンプSQ(ジャンプスクエア)』2007年12月号(創刊号)にて和月伸宏『エンバーミング』連載開始
http://xwablog.exblog.jp/7719625
外伝二冊目。ドイツ人一家関連の話多し。森薫『エマ』第9巻
http://xwablog.exblog.jp/7489245
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by xwablog | 2008-09-05 22:14 | 史劇
世界に拡大していく時代のヨーロッパ史を概説。前川貞次郎『絶対王政の時代 新西洋史5』
なんか涼しいですね〜。でもせっかくの休日で雨はやめて欲しい・・・

絶対王政の時代_新書西洋史5_前川貞次郎

『絶対王政の時代 新西洋史5』

(前川貞次郎。講談社。講談社現代新書315。1973年。420円。206ページ)
膨張するヨーロッパ
絶対王政の展開
戦争と平和
近代文化の形成
参考文献
年表
人名索引
事項索引

16世紀あたりから18世紀までのヨーロッパ史を簡単に解説した一冊。著者はフランス革命史が専門の前川貞次郎氏。
経済(交易)面での発展とヨーロッパの拡大、戦争の連続と各国の変容を説明し、文化面でも科学などの発展を紹介してます。
ロシア史については16世紀のモスクワ大公国から紹介して、ピョートル大帝とエカテリーナ2世についてちょっと書いてます。
三十年戦争については一般的な短い説明のみ。

この本の中でルイ14世の言葉として「戦争は偉大な国王の当然の使命」「領土拡大は主権者にもっともふさわしい。また最も気持ちのよい仕事である」ってのは出典とかって何なんでしょうね。

参照サイト
講談社現代新書
http://shop.kodansha.jp/bc/books/gendai/

関連記事
ルネサンスについての概説本。会田雄次『ルネサンス 新書西洋史4』
http://xwablog.exblog.jp/9334491/
近世ドイツを生きる人びとの世界。P・ラーンシュタイン『バロックの生活 1640年~1740年の証言と報告』
http://xwablog.exblog.jp/8532065
斜行戦術によって勝利を掴んだプロイセン軍。MAA『フリードリヒ大王の歩兵 鉄の意志と不屈の陸軍』
http://xwablog.exblog.jp/8014875
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by xwablog | 2008-08-24 04:33 | 書庫
19世紀前半にロンドン市民を驚かせた事件の裏には・・・。藤田和日郎『黒博物館スプリンガルド』
そういうわけで、風邪で一日お休みもらったのですが、作業に使えるわけでもなく一日寝てました。寝るとひどく汗かくので一日に三回もシャワー浴びるはめに。・・・・これがよくないのか?
今は体の各所がかゆくて眠れません。なんだこれは

黒博物館スプリンガルド藤田和日郎

『黒博物館スプリンガルド』

(藤田和日郎。講談社。モーニングKC。2007年。590円)
「ロンドン警視庁(スコットランドヤード)にある一般非公開の博物館・黒博物館(ブラックミュージアム)。そこに展示されている中のひとつにバネ仕掛けの足がある。これは1837年からロンドン中を騒がした『バネ足ジャック』にまつわる秘密の物語・・・」

『モーニング』に短期集中連載された藤田和日郎氏の描く突拍子も無く愉快で悲しげな怪異譚。『邪眼は月輪に飛ぶ』に続く極上の中編。この話、実際にイギリスで起きた事件をもとにしてますが、よくこんな話もってきたな〜、と思わせます。
機械仕掛けの手足と仮面をつけ、女性を襲う事件が多発する中、ある人物が容疑者としてあがる。それが貴族のウォルターで・・・
このバネ足ジャックの事件は19世紀のロンドンで実際に起き、未解決のまんまだそうです。この事件にナポレオン戦争の英雄・ウェリントン公が関わってるというというのには驚きました。
解説に仁賀克雄氏が書いてますが、仁賀氏の書いた『19世紀絵入り新聞が伝えるヴィクトリア朝珍事件簿—猟奇事件から幽霊譚まで』とか『ロンドンの怪奇伝説』がネタ本なのかもしれませんね。
後半の話「マザア・グウス」も写真とかメスメリスムとか面白く使ってていい話でした。
あと、装丁が凝ってて素敵です。

いつも藤田和日郎氏の漫画読む時はそうなんですが、読んでるとなんだか涙が出てくるんですよね。カッコよくて、物悲しくて、ほんと不思議な魅力を持つ作家さんです。
現在サンデーで連載中の『月光条例』も面白いです。

参照サイト
モーニング
http://www.e-1day.jp/morning/magazine/
Henry Beresford, 3rd Marquess of Waterford(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Henry_Beresford,_3rd_Marquess_of_Waterford
作中の貴族ウォルターのモデルとなった実在の人物。ウォーターフォード侯ヘンリー・デ・ラ・ボア・ベレスフォード(1811-1859)。

関連記事
トルフィンとトルケルの決闘の結末とクヌートの覚醒。幸村誠『VINLAND SAGA(ヴィンランドサガ)』第6巻
http://xwablog.exblog.jp/8886423
江戸時代におけるイギリスのイメージの変遷。T・スクリーチ『江戸の英吉利熱 ロンドン橋とロンドン時計』
http://xwablog.exblog.jp/8721490
イギリス史ものを特集。『COMICS DRAWINGコミックス・ドロウイング』2008年No.02
http://xwablog.exblog.jp/8533256
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by xwablog | 2008-08-14 01:23 | 史劇
昔の馬車はこうだった。馬車の素晴らしさとその影響を紹介する。本城靖久『馬車の文化史』
馬車の文化史

『馬車の文化史』

(本城靖久。講談社。講談社現代新書1140。1993年。600円。254ページ)
第1章 古代の車と道
第2章 中世の旅
第3章 哲学者パスカルのベンチャー・ビジネス 乗合馬車会社の設立
第4章 有料道路の国イギリス
第5章 大旅行家・ペテン師・色事師・カザノヴァの旅
第6章 モーツァルトの旅 旅で磨かれた天才
第7章 マーク・トウェーンの旅 駅馬車は西部を走る
第8章 パリの交通事情と馬車
第9章 馬車から鉄道へ
あとがき


馬車の発展の歴史を近代ヨーロッパを中心に紹介する一冊。
フランスの記事が少し多めですが、イギリス・アメリカについても扱っています。昔っから有料道路があったなんてはじめて知りましたよ。

面白かったのは、イギリスで蒸気自動車が出て来た時、貴族たちは馬を愛用していたので、蒸気自動車の運用に不利な圧力となるようなことばかりして、その発展を阻害したという話。その代わり、技術者やスポンサーは鉄道の方に集まり、その発展にかなり寄与したということです。も、勿体ないことしたなぁ。

ところで、日本には馬車を専門に扱ってるお店があるという!
馬車輸入販売「馬車屋.com」
http://www.basha-ya.com/
よくやってけるなぁ。誰が欲しがるんでしょうね〜

参照サイト
講談社現代新書
http://shop.kodansha.jp/bc/books/gendai/
馬車輸入販売「馬車屋.com」
http://www.basha-ya.com/

関連記事
かわいい狼神ホロと若い行商人ロレンスの二人旅。支倉凍砂『狼と香辛料』第1巻の感想その1
http://xwablog.exblog.jp/7265975
君は速水螺旋人を読んだ事があるか!?『速水螺旋人の馬車馬大作戦』という名を持つ本の形の果てしない世界
http://xwablog.exblog.jp/8611488
見れども見れども我が暮らし楽にならざり。7月後半のテレビ番組のチェック。という記事
http://xwablog.exblog.jp/7751541
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by xwablog | 2008-07-15 23:54 | 書庫
恐竜たちの教団「有翼の蛇」が登場。久正人『ジャバウォッキー(JABBERWOCKY)』第5巻
どもども。日々を無為に過ごしている馬頭です。
今日、池袋に出たら、なんか凄い数の警察官を見ましたよ。いや、今日だけじゃなく、最近、警察官が全員警棒を持ったまま2人一組でパトロールしてるのよく見ます。たぶん、この前の秋葉原の無差別殺人事件の関係かと思いますが、凄いです。やる気満々ですよ。しかも、やはりあの事件のせいないのか、池袋のオタク系のショップが集中してるあたりはよく見かけます。店の方をじっと見てたりするし。
なんか、ここまでやるなら、もういっその事、小銃とかショットガンとか持ってパトロールして欲しいですね。

追記
それはサミットに合わせてでしょう、と奥野さんから指摘がありました。たしかにそういやそうだ。サミットは北海道の出来事、かと思ってたからぜんぜん思いつきもしなかった。

『ジャバウォッキー(JABBERWOCKY)』第5巻

『ジャバウォッキー(JABBERWOCKY)』第5巻

(久正人。講談社。マガジンZKC。2008年。552円)
「万博開催時のパリを狙うサックスマン。巨大な砲塔のある採石場に乗り込んだリリーとサバタだが、為留めたと思った男はサックスマンではなかったのだ。本体を現したサックスマンは、恐竜たちの教団『有翼の蛇』という組織の者の小型恐竜だった。そして、彼はリリーたちを出し抜き、ついに砲弾は発射されてしまうが・・・」


19世紀末の怪しげ前々世紀末を舞台にした冒険活劇『ジャバウォッキー』の最新刊です。
今回登場した恐竜はなんと小型恐竜コンプソグナトス。サックスマンと思われていた方は下っ端にすぎなかったのです。採石場に建設された巨大砲塔からパリ万博開催中のパリに対するテロを狙う彼らを阻止するためリリーたちが止めに入ります。
このゾルンフォーフェンの採石場こそが、かつて始祖鳥が発見された場所であり、この恐竜たちの組織こそ、「有翼の蛇」というものだったことが明かされます。
この話、黄リンマッチネタまでしっかり消化してうまくまとめてます。

後半はモビーディックをモチーフにした海竜もの。この海竜、首長タイプじゃなく、リオプレウロドンというクジラみたいなやつ。これを使った船舶保険詐欺が行われているのを止めようとします。イフの城の方も、潜水艦アグナサ号を出して追撃しますが、まさかこの漫画で潜水艦戦が見れるとは!
いやー、やっぱこの漫画面白いわ。


その他近況など。

そういや、先々週に自転車でコケたんですが、その時打った場所がまだ痛い。それに自転車壊れちゃって、自力では直せそうにない感じです。一応走れるんだけど、すげー危なっかしいです。
池袋の東急ハンズの裏側に自転車屋があってアクセスもいいのですが、あそこ態度の悪い店員がいてなんかヤなんですよね〜。どこか近場で別の自転車屋ないかな〜

参照サイト
マガジンZOO
http://www.kodansha.co.jp/zhp/zooindex.html
マガジンZ公式
http://www.kodansha.co.jp/zhp/hp.htm
福井県立恐竜博物館(FPDM)
http://www.dinosaur.pref.fukui.jp/
恐竜模型展示室(徳川広和)
http://www2.neweb.ne.jp/wc/A-fragi/
日本古生物学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/psj5/

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by xwablog | 2008-07-07 00:00 | 史劇