デジタル・クワルナフ
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タグ:軍事・治安 ( 139 ) タグの人気記事
沖縄系シャーマンの血統に連なる女刑事の活躍を描く。森ゆきなつ&高円寺雅彦『マブイノコトワリ』第2巻
サンワサプライの液晶モニタ用のクリーナーを買ったんですが、放置してたら中が乾燥しちゃって使い物にならなくなっちゃいました。もっと頻繁に使うもんなのか。

それはともかく。

マブイノコトワリ第2巻_森ゆきなつ

『マブイノコトワリ』第2巻

(森ゆきなつ&高円寺雅彦。ワニブックス。ガムコミックスプラス。2007年。600円)
「特捜研の新人・君塚の助力で復帰した天御宮祭は、飛び降り自殺が頻発する自殺団地の調査を行うが、久美子が白い男の策謀に巻き込まれてしまう。白い男の目的はついにここで新たな依り代を得て実行され・・・」

沖縄系シャーマン・ユタの血統に連なる女刑事の活躍を描く作品の完結編。
あの白い男は、ガイア教団の生き残りで、神・アプラサクスの降臨を狙うのですが、これを祭たちが防ぐことになります。
しかし、君塚くんとひっつくかと思ったら、そうはなりませんでしたね。

参照サイト
さぶろうぺーじ
http://saburou-p.sakura.ne.jp/
コミックガム
http://www.comicgum.com/
沖縄〜その不思議な世界(むぎ社)
http://www.mugisha.net/column5.html

関連記事
平凡社『世界の民族14 シベリア・モンゴル』。北ユーラシアの諸民族を紹介した一冊。
http://xwablog.exblog.jp/7160877/
トナカイ王ヴィノクーロフの生涯。ヴィシネフスキー『トナカイ王 北方先住民のサハリン史』
http://xwablog.exblog.jp/7335945
読めばその魔力に魅入られること請け合い。五十嵐大介『魔女 WITCHES』第1集
http://xwablog.exblog.jp/8505755
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by xwablog | 2008-12-20 05:11 | 日記
騎士道のかっこよさをエドワード黒太子視点で描く。蒲生総『ガーター騎士団 Splendour of KING』全3巻
ちわす。馬頭です。
先日、『龍骨』の補足本『紅琥珀』を手に入れるために必要だということで、『HOBBY JAPAN』2009年1月号を買ったんですが、なんか説明読んでみたら、別に買う必要なかった。応募券とかあるのかと思ってましたよ。
しかし、久々に見る『ホビージャパン』は、相変わらずわけわからん形のモビルスーツが勢揃い。まあ、これ買っといてそれを言うのは間違いなんですが。それにしても、昔と比べてカラーページが増えた? もっと記事・コラムが多かった気がします。

それはともかく。

ガーター騎士団 Splendour of KING01_蒲生総

『ガーター騎士団 Splendour of KING』第1巻

(蒲生総。角川書店。あすかコミックス。1995年。390円。192ページ)
「14世紀のイングランド。騎士道に傾倒する国王エドワード3世を歯がゆく思っていた息子のエドワード黒太子は、父王とともにフランス遠征へと向かう。そして各地を転戦し、さまざまな場面で父王は騎士道にこだわり続ける。その度に呆れる黒太子だったが・・・」

英国大好き!の漫画家・蒲生総氏によるエドワード黒太子とエドワード3世をメインに描く中世イギリス史漫画! 時代は百年戦争まっただ中です!
角川書店が1990年代に出した『歴史ロマンDX』に掲載されたもので、全部で3巻となっています。
物語はタイトルが示すようにガーター騎士団の創設から、黒太子の死までを、騎士(道)とは何か、ということに重点を置いて描いていきます。
私は当時、これが目的で『歴史ロマンDX』買ってました。

1巻ではクレシーの戦いと騎士団創設の話、エドワード2世が廃されエドワード3世が即位する経緯、カスティーリャの無敵艦隊との海戦の話が収録されています。あと読み切り作品「Wallis ウォリス・至上の恋 永遠の愛」も収録。これは第二次世界大戦の頃、エドワード8世と結婚したウォリス・シンプソンの話。


ガーター騎士団 Splendour of KING02_蒲生総

『ガーター騎士団 Splendour of KING』第2巻

(蒲生総。角川書店。あすかコミックス。1996年。400円。176ページ)

2巻ではポワティエの戦いとナヘラの戦いのあたり。エドワード2世は妻フィリッパを失ってから駄目になってしまって、黒太子もそれが原因で気まずくなってフランスにあるイングランド領に行くことになります。スペイン戦で黒太子がすっかり体を壊してしまいます。



ガーター騎士団 Splendour of KING03_蒲生総

『ガーター騎士団 Splendour of KING』第3巻

(蒲生総。角川書店。あすかコミックス。1997年。410円。192ページ)

3巻ではエドワードたち一家の関係が描かれる話と、エドワード黒太子の側近ウォーリック伯トマス視点の話、そしていろいろな事が悪い方に向かう中での黒太子の苦悩と父王エドワード3世との関係、そして病死までが描かれます。

エドワード黒太子が物語を通じてずっと長髪の美青年、騎士道を体現した理想的な騎士・王子として描かれます。もちろん、悪い部分も描きますが、そこらへんも物語に組み込んでかっこよくまとめています。エドワード3世も同様で、やはり立派な騎士として描かれ、一度は駄目になってしまったても最後にはいいところみせてます。
話も面白いし、キャラクターたちも魅力的に描かれていて、これを読めばこの時代の英国史が好きになること間違い無しです。非常にオススメです。是非。

ちなみに、これの続編といて『リチャード2世』という作品があります。黒太子の息子リチャード2世が主人公です。これもまた入手したので次あたりに記事にしますね。

参照サイト
月刊あすか(ASUKA)
http://www.kadokawa.co.jp/mag/asuka/
エドワード黒太子(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E9%BB%92%E5%A4%AA%E5%AD%90
エドワード3世(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%893%E4%B8%96_(%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%8E%8B)
百年戦争(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E5%B9%B4%E6%88%A6%E4%BA%89

関連記事
中世ドイツで城主となった少年の奮闘。残念ながら未完。冨士宏『城物語』。あと『fellows!』vol.2
http://xwablog.exblog.jp/10030812/
ついに完結! カスティリア王ドン・ペドロの栄光と結末。青池保子『アルカサル----王城-----』第13巻
http://xwablog.exblog.jp/7448608
石川雅之の新作「純潔のマリア」が連載開始。中世フランスが舞台。 『good!アフタヌーン』が創刊。
http://xwablog.exblog.jp/9838239
Koei『BLADESTORM(ブレイドストーム) 百年戦争』が本日発売。これは、プレステ買おうか迷うじゃないか。
http://xwablog.exblog.jp/7372841
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by xwablog | 2008-12-14 00:19 | 史劇
ギリシア暴動、パナマの露海軍、シンセキ氏、悪魔王子、ナイジェリア虐殺などなど、最近のニュース。081207
web拍手レス
>>そのうち密造たばこの時代が
>電車の始発駅あたりのアパートで密造タバコが作られ、それを持って都心部まで売りに行く
>商売が流行るのですね。ソ連時代の後期のモスクワみたいに。
いいですね、それ! (笑
ボロアパートがタバコ工場に。
ところで、密造たばこをネタにした小説があるみたいですね。『煙と手錠』(中原洋一)というやつ。舞台は日本ですが。

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こんばんわ。馬頭です。
この前友達に、インドのテロはどうせ国内の武装勢力だよ、とか言ってしまいましたが、なんかニュースではパキスタンとの関係がどうのこうのと。
えー、適当なこと言ってすみません。

それはともかく、ここ最近のニュースなど。

ロシア海軍の対潜艦、パナマ運河に出現…第2次大戦後初(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081206-OYT1T00635.htm
通過したのはアドミラル・チャバネンコだそうです。

グルジア首相が2閣僚を更迭(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081206-OYT1T00298.htm
「トケシェラシビリ外相とケゼラシビリ国防相を更迭」とのこと。政権批判に対する批判そらしが目的とか。

暴徒と警官隊が衝突、少年射殺事件が引き金 ギリシャ(CNN)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200812070005.html
ロス暴動みたいな感じですかね。

少年院で暴動、50人脱走=タイ(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008120600215
看守たちが、食事の費用をちょろまかして、マズイ飯を喰わせてたのが原因とかなんとか。

「飾り窓」地区を大改造と、組織犯罪対策で アムステルダム市(CNN)
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200812060019.html
売春が公認な国です。そういや親戚が旅行に行った時、観光としてそこを通ったといってました。

印首相、パキスタン空爆を警告=同時テロで要求拒否なら-新聞報道(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008120700147
やり方がアメリカと同じじゃねーか。

武装勢力、NATO部隊向け物資コンテナに放火 パキスタン(CNN)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200812070011.html
車輛が燃えてます。

メッカ巡礼が最高潮に 300万人が集結(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/133754.html

硬貨サイズの縮小など計画、生産コスト削減で メキシコ(CNN)
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200812050026.html
『狼と香辛料』のネタを思い出した。

宝石94億円相当奪われる=仏史上最高の被害額-パリ高級店(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&k=2008120500880
『TAXI』みたいなことに。

退役軍人長官に日系シンセキ氏=支援拡充へ元陸軍トップ起用-次期米政権(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008120700041
ハワイ系の日系。「シンセキ」ってどう書くんでしょうね。「新関」かな?

ナイジェリアでキリスト者とイスラム教徒が衝突(クリスチャントゥデイ)
http://christiantoday.co.jp/main/international-news-1908.html
他のニュースサイトとかだと無視されてます。

J・K・ローリングの新作が発売=「吟遊詩人ビードルの物語」(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_int&k=20081205020268a&rel=j&g=afp
今度もファンタジーみたいですね。

<携帯電話>「持ち込み禁止」大阪市教委が460校に通知(エキサイトニュース)
http://www.excite.co.jp/News/society/20081207/20081208M40.048.html
学校内だったら基本的にいらないだろ。

Partyは来年4月から!! TVアニメ「戦国BASARA」キャラ&声優コメントを紹介
http://news.dengeki.com/elem/000/000/126/126190/
驚きました。まさか『戦国BASARA』がアニメ化とは。

もっと驚いたのは、『花咲ける青少年』が2009年春からNHK-BS2でアニメ化って話。東南アジアの金持ち小国の、ブルネイならぬ、ラギネイが舞台。今風にアレンジしてくれると嬉しいですね。

乗客の「頭の中」を調べテロ防止 空港警備の最前線(CNN)
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200812070016.html
もうSFの世界です。

パナソニックの高級家電『ナノイーイオン』の眉つば度(エキサイトニュース)
http://www.excite.co.jp/News/society/20081207/Cyzo_200812_post_1254.html
はいはーい。偽科学を信じてた馬頭ですよー。猿がどうこうのアレね。

あのアパグループ「ゴミ拾いイベント」で環境省を浸食か(日刊サイゾー)
http://www.cyzo.com/2008/11/post_1241.html
ラジオのDJがというのが面白い。

求むユーザーの声…立体駐車場バイク駐車システム(MSN)
http://car.jp.msn.com/new/news.aspx/root=au006/article=11423/?genre=2

自転車のみたいにはいかないだろうけど、どうすんだろ。

K-1:悪魔王子バダ・ハリが反則暴走、史上初の失格負け、ワールドGP決勝(毎日)
http://mainichi.jp/enta/sports/graph/2008/1207/index.html
「悪魔王子」って・・・・
そろそろ変な二つ名はやめましょうよ。

角川出版販売、新社長に塚田正晃氏が内定(新文化)
http://www.shinbunka.co.jp/news2008/12/081201-04.htm
グループの、ということじゃないようですね。

たばこ増税へ大詰め調整 与党の税調に異論も
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008120701000358.html
そのうち密造たばこの時代が!
よーし、日本にもアルコールたばこ火器局を設立しましょう!

レゴに武器を提供していた企業、宗教関係者に非難される(GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081204_lego_weapon_dealer_criticized/
今はおちおち遊んでられない時代なんでしょうか。
レゴは強制収容所のやつも出してますね。



参照サイト
ATF(公式)
http://www.atf.gov/

関連記事
ロシア正教会のトップ、総主教のアレクシー2世が亡くなりました。享年79歳。
http://xwablog.exblog.jp/9993549/
ムンバイでのテロ、タイの空港占拠、コペルニクスの遺骨、ドラえもんと妖精など、最近のニュース。20081128
http://xwablog.exblog.jp/9944643/
金融危機、制裁解除、三浦自殺、エチオピア誘拐、ノーベル賞、虎の子、など、最近のニュース。081015
http://xwablog.exblog.jp/9696918/
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by xwablog | 2008-12-08 04:34 | ニュース
犯罪が横行するソ連で果敢に戦う検事の記録。F・ニェズナンスキイ『犯罪の大地 ソ連捜査検事の手記』
web拍手レス
>「犯罪の大地」、正教会の話に注目されるとはさすがです。私なんかは古くさいナガン・リボルバーを
>老民警が愛用していたとか、そんな記述ばかりに目がいってました。晴天
みんな使ってたのか、これの記事の中で何度もナガンが出てきましたね。驚いたのは、戦利品のワルサーを使ってた話でしょうか。戦争の戦利品ってことですよね? それとも事件で押収した品ということなんでしょうか? それを普通に使えちゃうというのが面白い。
あ、でも、アメリカの警官が、押収した火器を買い取る形(?)で使うという話は聞いたことあったような気も。

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ども。馬頭です。
舌の痛みはなんとかなってきました。そういや、舌の表面が白いのは前からだったような気もしてきた。けど、つまり昔から舌苔がついてたってことか? 舌苔なら白血球の死骸や食べカスが白い原因らしいけど、あいかわらず擦っても取れません。病気か?

それはともかく。

犯罪の大地 ソ連捜査検事の手記

『犯罪の大地 ソ連捜査検事の手記』

(フリードリッヒ・ニェズナンスキイ。訳/工藤精一郎。中央公論社。中公文庫。1986年。520円。387ページ)
著者より
赤の広場の銃声
血塗られた復活祭
中国大使館前の事件
セルゲーエフ事件
わたしが---「犯罪者」だ
秘密の原則
ゴリーツィノの狂人たち
グーセフとサハロフ
マフィアとマフィオズム
法の女神の三つの顔
三五〇万件の事件ファイル
父と子
アレクシーとピチリム
秘密エイジェント
ソ連の犯罪統計
結び
訳者あとがき

戦後すぐの時代がからソ連の司法界で働き1970年代にアメリカに亡命した元検事・弁護士のニェズナンスキイ氏が腐りきったソ連の司法現実を書いた事件簿。
前々から読みたかったのですが、これのタイトルをすっかり忘れてしまい、この前晴天さんに聞いてやっと買うことができました。(普通には買えなかったので、ネットで買いました)
内容は期待以上の面白さでした。国家の上層部の人間たちの思惑が法を超越してしまうという、法が法としてうまく機能していない状況で、なんとか法による正義を実現しようと苦闘する捜査検事の実体験が生々しく語られます。
それにしても登場してくる犯罪はどれも酷いなぁ。しかも、ほとんど不可避とは。ひとつの事件をとってみても、それだけで物語になりそうなほどドラマ性があって、ひとつひとつが濃いです。

中でも興味深かったのは、アレクシー1世の晩期に、ソ連当局が後継者選びに介入して事件を起したりした話「アレクシーとピチリム」。主教のピチリムが後継者になりそうだったけど、陰謀で失脚して、モスクワ府主教のアレクシーがピーメンと改名して総主教になったとか。ニェズナンスキイ氏はピーメン1世のことをこき下ろしてます。アレクシー1世もそうですが、どうやら当時のロシア正教会は綺麗ごとだけじゃなかったみたいですね〜。あと、結構裕福だった?


参照サイト
Пимен (Патриарх Московский)(wikipedia)ピーメン1世 露文
http://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%9F%D0%B8%D0%BC%D0%B5%D0%BD_(%D0%9F%D0%B0%D1%82%D1%80%D0%B8%D0%B0%D1%80%D1%85_%D0%9C%D0%BE%D1%81%D0%BA%D0%BE%D0%B2%D1%81%D0%BA%D0%B8%D0%B9)
中央公論新社
http://www.chuko.co.jp/bunko/

関連記事
ロシア正教会のトップ、総主教のアレクシー2世が亡くなりました。享年79歳。
http://xwablog.exblog.jp/9993549/
近代ロシアの重要な聖人のひとりサーロフの聖セラフィムの本。『ロシア正教会と聖セラフィム』という
http://xwablog.exblog.jp/7480864
中世ロシアの沈黙のイデオロギーによる知的体系の抵抗を読み解く。C・J・ハルパリン『ロシアとモンゴル』
http://xwablog.exblog.jp/8743923
非党員でユダヤ系の医師の苦難に満ちたソ連生活。『ロシアンドクター』という記事
http://xwablog.exblog.jp/7696095
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by xwablog | 2008-12-07 19:42 | 書庫
行き場をなくした巨大な海の存在たち。海洋ものを中心に集めた短編集。星野之宣『滅びし獣たちの海』
web拍手レス
>おや懐かしい。これも昔読みましたよ。「罪の島」が記憶に残っています。
この本の中では一番いい作品でしたね。他のはちょっとネタ先行型でした。

>ところで、ミソジノジスイというブログ(?)にちょいと変わった防寒法が載ってましたよ。お暇なとき読んでみてください。
登山用防寒具はやりすぎです(笑

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寒くなってきましたね〜。風がつめたい。あと、部屋が相変わらず寒いです。太陽がまったく当たらない場所なんで、どうしようもないのですが、床から窓からやってくる冷気はストーブつけてもどうしようもないです。早く春になってくれないかな(気が早いな

滅びし獣たちの海_星野之宣

『滅びし獣たちの海』

(星野之宣。スコラ。デラックスバーガーSC449。1996年。800円)
「1941年。英国スカパ・フロー軍港に対する攻撃のため協同作戦を行うベルゲンのドイツ軍は、戦艦ビスマルクを中心とした艦隊と、ワルタータービン搭載の試作潜水艦ベーオウルフの間にぎくしゃくした関係をもったままはじまる。海洋に出たベーオウルフは、英国の駆逐艦の攻撃を受け逃げる中、海底に軍艦が多数沈む地点に紛れ込む。それは、1919年の敗戦の時に沈められたドイツ海軍・高海艦隊の残骸だったのだ・・・」

海洋もの、海軍ものを集めた星野之宣先生の短編集。スコラから出てるのがなつかしい。
紹介文に書いた時代に取り残された巨大な存在の滅びを描く「滅びし獣たちの海」、冷戦時代に北極海の下で繰り広げられた静かな戦い「レッドツェッペリン」(前後編)、『白鯨』ネタを日本の寒漁村と隠れキリシタンを絡めて描いた「鯨鬼伝」、アマゾンの密林で見つかった遺跡の調査をまかされた女研究者たちがアマゾンで行われる非道の中で自然の逆襲を知る「アウトバースト」、ベーリング海で海難にあった海洋調査船がソ連の秘密研究所の廃墟に行く「罪の島」が収録されています。
「滅びし獣たちの島」は白亜紀の首長竜の話が当てはまる話、「罪の島」はステラー海牛が出てくる話。

現在は、幻冬舎コミックス漫画文庫から新装版が出ています。

参照サイト
魚竜
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%9A%E7%AB%9C
首長竜
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%96%E9%95%B7%E7%AB%9C
ステラーカイギュウ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%A6

関連記事
大いなるマツリに向け踊り騒ぐ人びとの波が東京へと向かう。星野之宣『ヤマタイカ』第6巻
http://xwablog.exblog.jp/9538164
出てくる人が少し微妙だけど面白い。『日本刀なるほど物語』他。そして『宗像教授』。という記事
http://xwablog.exblog.jp/7480780
ロシア海軍増強、熊の群れ、海外にもDQNネーム、カダフィの息子逮捕など、最近のニュース080729
http://xwablog.exblog.jp/9179994
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by xwablog | 2008-12-01 02:18 | 史劇
ムンバイでのテロ、タイの空港占拠、コペルニクスの遺骨、ドラえもんと妖精など、最近のニュース。20081128


またカレー。たしかマトンカレー。
大塚駅北口のテトゥリアで食べてみました。ここは、ルーの量が多くていいです。味もなかなか。
で、そんなカレーの本場で大変なことに。



インド同時テロ、制圧作戦に着手 シン首相、海外組織の関与指摘(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081127AT2M2704Q27112008.html
立てこもりホテルで救出作戦=イスラム過激派の犯行説強まる−印ムンバイ(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2008112700753
【ムンバイ同時テロ】繁華街、高級ホテル…地獄絵図(MSN)
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/081127/asi0811272056025-n1.htm
【ムンバイ同時テロ】不満背景に過激化進む 武藤友治元ムンバイ総領事
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/081127/asi0811272015023-n1.htm
インド、凄いことになってます。死者が100人越えって、もう、ほとんど戦争ですね。
邦人一人亡くなってます。丸紅の人らしいけど、仕事で?

新バンコク国際空港、閉鎖=反政府団体が抗議活動−タイ(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200811/2008112600003&rel=j&g=int
タイ首相、2空港に非常事態宣言発令 治安部隊投入へ(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081127AT2M2704Z27112008.html
クーデターの憶測広がる=政府報道官は軍に「自制要請」−タイ(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008112701039
タイもなにやら大変なことに。

コペルニクスの遺骨と確認=蔵書内の毛髪とDNA鑑定−ポーランド(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008112100137
「コペルニクスの遺体は長らく所在が分からなかったが、考古学者が2005年、ポーランド北部フロムボルクの大聖堂でコペルニクスの可能性がある遺骨を発見」してたそうです。それとコペルニクスが所有していた本の間にはさまってた毛髪を比較しての結果。凄いなぁ。

イラクの古代都市バビロンを救え ユネスコが実態調査
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200811160024.html

2200年前の黄金首飾り=英(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/p?id=20081121130136-7462596&j3
これの記事どっかにないかな。

グルジア・ポーランド両大統領の車列、露軍?銃撃…無事(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081124-OYT1T00108.htm
「グルジアのサアカシビリ大統領とポーランドのカチンスキ大統領の車列が23日、グルジアと南オセチア自治州の境界付近で銃撃された」とのこと。

ドラえもん、ロシア妖精と共演=麻生首相が大統領に提案へ(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008112000878&j1
ドラえもん出演の日露アニメ、著作権調整つかず見送り(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20081123-OYT1T00755.htm
まあ、そうなるだろうね。

ロシア首相、年内来日見送り
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2008111900285

「民主はファッショ」と批判=自民・古賀氏(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2008111900431
ファッショ!ファッショ!wwwwww

【疑惑の濁流】巨大マル暴ぐらり 「後藤組除籍」から透ける「山口組」の“ディープ・インサイド(MSN)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081116/crm0811161724010-n1.htm


元米国労働長官 ロバート・ライシュ 「暴走する資本主義=スーパーキャピタリズムが民主主義をひき逃げする」
http://209.85.175.104/search?q=cache:IA7pbcTXWjkJ:diamond.jp/series/worldvoice/10019/+%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%94%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0&hl=en&ct=clnk&cd=11&gl=jp

ラップランドの夜明け、雪原を行くトナカイ(AFP)
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2539930/3535283

女王陛下、それは良いご質問です なぜ誰も金融危機に気づかなかったのか——フィナンシャル・タイムズ(gooニュース)
http://news.goo.ne.jp/article/ft/business/ft-20081117-01.html
ロマ人居住区に反対する極右勢力と機動隊が衝突、 チェコ(AFP)
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2540170/3535628
速水螺旋人さんが紹介してたので。

村主、モスクワで恩返しの好演技=ロシア杯フィギュア(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2008112200036

サハリン2からLNG対日輸出、2月19日開始…露報道(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081123-OYT1T00694.htm

とちおとめモンゴルに輸出 屋板町の栽培農家野口圭吾さんのイチゴの味に感激(下野新聞)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20081123/78988

英国に再び「ビーバー」を、400年ぶりの繁殖目指す(CNN)
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200811230013.html


世界びっくりニュースドイツ教会、「キリスト型チョコ」を非難(エキサイトニュース)
http://www.excite.co.jp/News/odd/E1227683963335.html


世界最古のカメ化石発見=2億2000万年前、中国で(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2008112700073

日本と世界の“古文書” 写真特集(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/d2?p=old00101&d=004soc&rel=j&g=phl


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この下の記事リンクはずいぶん前に作ったものなので、リンクされてないかもしれません。

建設現場から軍用銃100丁=名古屋駅近く、整地作業中に(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008032000493
日本軍の小銃とかみたいです。

無限回廊(youtube)
このゲーム凄い面白そう。

東芝、ロシアと原子力協力で合意=日米に核燃料提供、原発も建設(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2008032000432

ミイラ化恐竜の掘り出し作業進む 米ノースダコタ(CNN)
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200803190031.html
そういや、もう随分と長い間、化石を見てないです。今度展示会あったら見てみよう。

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参照サイト
外務省 海外安全情報 インド
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=1
外務省 インド
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/india/index.html
外務省 海外安全情報 タイ王国
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=7

関連記事
ビジネスの時の参考書・入門書みたいな感じで判り易い。島田卓『2時間でわかる 図解インドのしくみ』
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海賊が戦車強奪、フィンランド銃乱射、パキスタンでの戦闘、小さなガンジーなど最近のニュース。081003
http://xwablog.exblog.jp/9620941
オバマ新大統領、ピラミッド発掘、スペイン国王来日、田母神論文、ロシア原潜事故など最近のニュース081112
http://xwablog.exblog.jp/9861378/
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by xwablog | 2008-11-28 00:11 | ニュース
少年たちが内戦下の日本で東京を目指す。北崎拓&工藤かずや『望郷戦士 ティアフルソルジャー』全7巻
web拍手レス
>そういえば「望郷戦士」で出てきた最初の武装勢力はソ連の部隊(か、その成れの果
>て)でしたね……。日本は真っ先にソ連に上陸されたようで。
>それにしても近代的な町並みを誇るヒトラー軍とか、どうやって経済活動をしていた
>のか謎ですよね。「応化」世界ほど陰惨ではない反面、「応化」世界よりも無政府状
>態化している気がするので。
世界中で東西陣営の駐屯軍が孤立化して武装勢力化した、みたいな設定なんですが、松代の連軍は新潟とか日本海岸の地域に進出してた勢力なんじゃないかと。ハインドもT-72もあるから結構強力? あの偽ヒトラーの勢力もなぜか大量の戦車持ってるんですよね。ティーガーとかパンターだったら笑えましたが、自衛隊の74式戦車でした。
しかも、それぞれの勢力が結構孤立してるみたいだから、経済力がそんなあるようには思えない感じです。でも、LSIチップ工場を持つ勢力はそれを海外に売ってるとか、あと関東には外国の船が来るとか、そういう話も出てましたから、実はそれぞれの地域ごとに着々と復興してるということなのかも。そういや、自衛軍はあのデカイ壁作る暇あったら復興に回したほうがよかったのでは?
しかし、「応化」の方がいいですよ。「望郷戦士」みたいに汚染された地域が無いわけですから。

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はいはーい! 人生手一杯の馬頭ですよーっ。
そんな手一杯の原因である漫画は今日も増え続けています。特に最近は昔の漫画の「読み直しキャンペーン」が続行中。これはそんな中のひとつ。

望郷戦士第1巻_北崎拓

『望郷戦士(ティアフルソルジャー)』第1巻

(北崎拓&工藤かずや。小学館。週刊サンデーコミックス。1989年。370円。188ページ)
「夏休みを武田信玄の隠し財産の探索で飾ろうと、子供たちだけで長野の松代へと出かけた中学二年生の迅(じん)とその友達たち。しかし、洞窟の中で起こった衝撃とともに、彼らは13年後の世界へとタイムスリップしてしまう。そこは核戦争によって荒廃した日本だった。命が簡単に失われていく危険な世界に放り出された迅たちは、家族に会うため東京を目指し歩きはじめるのだが・・・」

北崎拓氏が工藤かずや氏と組んで『週刊少年サンデー』で連載した作品。今となっては『クピドの悪戯』とか恋愛モノで知られる北崎拓氏ですが、私にとってはこれが初北崎拓作品だったので、いつまでたっても北崎拓は『望郷戦士』の作家さん、というイメージがあります。しかも、当時子供だった私にはすごくショックな内容だったので、作品そのものも強烈に印象づけられています。
主人公の迅は、一緒にタイムスリップした俊介(委員長キャラ)、哲雄(粗暴キャラ)、淳(食いしん坊キャラ)、そして弟のさとし(軍事マニアの小学生・・・)の五人と、さらにこの殺すか殺されるかの世界で、戦士として成長した少女ランを加えた六人で東京を目指すわけですが、各地に武装勢力が跋扈していて、いろいろ苦労しながら旅することになります。
松代周辺はソ連軍が駐屯してまして(1989年に連載がはじまったので、まだソ連があったのですよ)、そこから、暗視装置を装備したフォグ族、ヒトラーのパロディコミュニティ、狙撃手のいる廃工場、と南へ移動していき、キャンディ争奪編では、エリノア一派とドクトル・ブーリバ・ビッグガンの三人が率いる武装勢力がキャンディという少女を巡って争う中に巻き込まれていきます(ちなみにブーリバはモスクワ大学の教授?だったロシア人?という設定みたい)。このキャンディ争奪編で、一度駿河湾に出て上陸し、伊東市あたりからさらに東京を目指します。さとしが病気になる発病編、LSIチップ工場を巡る争いの話を経て、ついに東京の近くにまで辿りつきますが、東京はぐるりと巨大な壁に囲まれていて、外部からの来訪者を受け入れていなくて・・・この時、壁を護る自衛軍の隊長は、迅たちの同級生で、「行かせろ」「行かせない」で対立する、という展開になります。
全部で7巻になります。そういや、まだ文庫版とか出てないみたいですね。

望郷戦士第7巻_北崎拓

『望郷戦士(ティアフルソルジャー)』第7巻

(北崎拓&工藤かずや。小学館。週刊サンデーコミックス。1990年。370円。188ページ)

いまさら全巻揃えようと探したときは、なかなか売ってなくて苦労しました。久々に読みましたが、懐かしがりながら楽しませてもらいました。
打海文三の「応化戦争三部作」とも似た混乱状態の日本が舞台ということですが、私的には『若き勇者たち』の方に似てるかなとも思います。世界観は「応化」に比べればまだまだ可愛いものですが、読んでた時は核戦争後の世界はこんな酷い世界になるんだ、とか思ったり! いや、ほら、『北斗の拳』に比べると比較的現実的だし。あと、出てくる変な武装集団たちは印象的でした。
そういや、当時「週刊少年サンデー」で連載してた「B.B」ってボクシング漫画で、主人公が傭兵になってアフリカに行くという部分がありましたが、これと同時期だったかな?


参照サイト
週刊少年サンデー
http://websunday.net/
作家情報 北崎拓 ヤンサン
http://www.youngsunday.com/rensai/sakka/kitazkaki.html

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内戦終結のための最後の戦い。未完の大作。打海文三『覇者と覇者 歓喜、慚愧、紙吹雪』
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孤島の訓練所へ送り込まれた尊たちが互いに殺し合う。義凡&信濃川日出雄『ヴィルトゥス(VIRTUS)』第2巻
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剣道少女が戦国時代の尾張へとタイムスリップ! 七海慎吾『戦國ストレイズ』第1巻
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by xwablog | 2008-11-21 01:20 | 日記
徴兵されたダメ青年の軍隊生活。イ・ユジョン&イ・ヒョンソク『軍バリ!』第1巻
軍バリ!』第1巻_イ・ユジョン&イ・ヒョンソク

『軍バリ!』第1巻

(イ・ユジョン&イ・ヒョンソク。講談社。ヤンマガKC。2006年。533円)
「韓国の大学生ジンは、20歳となり軍からの入営通知書を受け取る。生温い日常に慣れきったジンは厳しい軍隊生活に不安を感じていたが、ある日友達との飲み会の帰りに女軍(ヨグン)の女中尉チェ・ミミと出会い、その不安を乗り越えるのだった。しかし、実際に軍隊に入ってからは失敗の連続で・・・」

『ヤングマガジン』で連載された韓国の青年が徴兵制で軍隊に行く話。作者はもちろん韓国人で、その経験をもとに作ったみたいです。昔あった北朝鮮の工作員が山ん中に逃げ込んだ事件の時にも動員されてるとか。
残念なことに、単行本は1巻で止まってしまいました。やはり受けなかったのか?
ただし、講談社系のインターネット配信の電子書籍サイト、ミチャオ(Michao)で続きが描かれて、Yahooコミックで電子書籍版が『軍バリ!韓国兵役実戦部隊』として出ています。こちらは1巻と2巻が出てます。1巻の方は単行本の続きとして作られているので、読むなら単行本の1巻を読んでからの方がいいでしょう。まあ、一応電子書籍だけでも読めますが。
ヘタレの主人公があたふたしながら軍隊というものを体感していくのですが、これがなかなか熱い内容で、こういう世界が隣の国にあるかと思うと不思議な感じですね。楽しくよませてもらいました。
単行本版では入隊と訓練の話で終わってしまいますが、電子書籍版での1-2巻では、韓国に侵入してきた北朝鮮の精鋭部隊を摑まえるために動員される話になっています。ちゃんと確認したわけじゃないですが、この2巻で終わりのようです。もっと長くやってほしいくらいです。

同じ作者の作品で、ヒロインのチェ・ミミ中尉が子供時代の話『アクション留学生チェ・ミミ16歳』があります。韓国の女子高生が日本に留学して空手部で大活躍! みたいな話、らしい。『軍バリ』とは違う方向性の作品なのは、軍バリが売れなかったから方向転換ってことなのか?

ちなみにヤフーコミックはMac非対応です。


参照サイト
週刊ヤングマガジン
http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/top_main.html
ヤフーコミック 軍バリ!
http://comics.yahoo.co.jp/kodansha/ihixyonn01/gunnbari01/list/list_0001.html
軍バリ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E3%83%90%E3%83%AA!
イ・ヒョンソク インタビュー
http://moura.jp/manga/michao/interview/041/index.html

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人類滅亡後の世界を描く読み切り『HOTEL』。韓国の凄腕作家Boichi。という記事
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by xwablog | 2008-11-20 01:36 | 日記
内戦終結のための最後の戦い。未完の大作。打海文三『覇者と覇者 歓喜、慚愧、紙吹雪』
打海文三『覇者と覇者 歓喜、慚愧、紙吹雪』

『覇者と覇者 歓喜、慚愧、紙吹雪』

(打海文三。角川書店。2008年。1800円。483ページ)
「黒い旅団に致命傷を与えた常陸軍とその同盟勢力たちはつかの間の平安を手に入れていた。しかし、その戦闘によって首都圏から多量の難民が流出し、常陸軍の勢力範囲に流れこんできた。海人やファンたちが難民の対処に戸惑う中、奥州軍は自分たちの領地内にある難民キャンプを封鎖し、難民を追い出しはじめた。限界を越える難民たちは街の治安を悪化させ、さらには奥州軍との対立へと拡大し・・・」

2007年10月9日に亡くなった打海文三氏の遺作となってしまったこのシリーズ。最後の巻『覇者と覇者』がとうとう出ました。今まで『裸者と裸者』『愚者と愚者』のどちらもがはじめ海人メイン、あとは月田姉妹メインの上下巻で別れていたように、この巻も本来は上下巻で別れるはずだったのでしょう。けど、急死のため下巻の半分まで書いたところで終わってしまっています。まさに未完の大作。上巻下巻で副題が違うことになってたはずですが、今回これについた副題の「歓喜、慚愧、紙吹雪」はたぶん上巻用のものでしょう。内容的に。

もっとも危険だった黒い旅団を撃退し、最後は我らの祖国から首都圏をめぐって決戦に、ということになりますが、疲弊した両勢力は一時的に休むことになります。でも、そこで難民問題が発生。首都圏からの膨大な難民の流入と、奥州軍のキャンプ閉鎖と難民の追い出しで、危険な緊張状態となってしまいます。奥州軍との対立、北海道政府の平和・統一のための動き、そして支援を受け、諸勢力を糾合して決戦へと挑む常陸軍。海人は軍事司令官として様々な場面に対処していくことになります。
これが、前半まで。
後半は月田椿子とパンプキンガールズがメインで、我らの祖国を倒して、諸勢力が共同でつくった国民和解政府ができた後の話となります。戦争は戦闘が終わってからが大変なんですが、武装解除、就職斡旋、北海道軍の平和維持軍や軍閥との軋轢、などなど問題は山積み。さらに我らの祖国の残存勢力がテロをしかけてきたりして、という展開になります。残念ながら、最後がどうなるのかわからないまま終わってしまっています。
終わったところから判断しようとしても、ああなる可能性もあるし、こうなる可能性もあるし、で予想はしづらいのですが、できれば海人たちには幸せになってほしいですね。未来のビジョンを描けない危うさがあったとしても。
この巻では小さかった恵や隆たちも大きくなって帰国して、復興にかかわってきたりもしてくれます。ああ、なんか恵は危なっかしいなぁ。
あと、常陸軍の報道官の女の人の名前が最後まで出てこなかったのは残念。死体屋もね。


池上冬樹の解説がついてますが、それによると、やはりはじめは『死者と死者』が最終巻のタイトルだったらしい。あと、この本のシリーズ名って「応化戦争記三部作」なのか「応化クロニクル三部作」なのかどっちなんでしょうね。


参照サイト
パンプキンガールズは二度死ぬ(打海文三公式)
http://higasinaganuma.cocolog-nifty.com/blog/
愚者と愚者 角川書店公式
http://www.kadokawa.co.jp/sp/200609-03/
帝国少年
http://tksn.web.infoseek.co.jp/

関連記事
警察官による報復テロとその暗闘の決着をつける時が来た。『ハルビン・カフェ』打海文三
http://xwablog.exblog.jp/7537872
内戦の混乱の中で生きる少年と少女たちの生きるための戦いについて。『裸者と裸者』上下巻、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7533952
首都圏を巡る混沌とした戦いの中で十万人の女の子と十万丁のAKを夢想しろ!『愚者と愚者』上下巻。の記事
http://xwablog.exblog.jp/7537793
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by xwablog | 2008-11-02 14:36 | 書庫
キプロス紛争の経緯など当時の状況を紹介。大島直政『複合民族国家キプロスの悲劇』
シーフードカレー。スパイスガーデン081025

この前の休みの時にまたカレー屋に行くことになりました。池袋の法明寺近く、明治通り沿いのスパイスガーデン・池袋店てとこ。トルコ料理カッパドキアの近く。
インド人(?)がやってる店らしいですが、チェーン店? 定食屋っぽくて、注文もチケットを自販機で買う。はじめて行ったのですが、シーフードカレー食べました。日本人好みの味で口当たりもよかったし、ルーの量も多くて満足。インド系カレー屋って、やけにルーが少ないのが不満なんですが、ここは多かった。



あと、こんなカレーつながりでこんな記事。
1.5メートルある南インドのスナック「ドサ」
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1224561646981.html
でかっ! けど、試してみたいですね。

それはともかく。
最近、統一しそうな感じの話が出て来てるキプロスの本。

複合民族国家キプロスの悲劇_大島直政

『複合民族国家キプロスの悲劇』

(大島直政。新潮社。新潮選書。1986年。720円。201ページ)
序章 複合民族国家の危うさ
第1章 「大統領作戦」の開始
第2章 「赤い坊主」は死んだか?
第3章 世界に広がる波紋
第4章 嵐の前
第5章 戦禍のキプロス
第6章 「ツーリストのダンケルク」
第7章 ギリシアの異変
第8章 ギリシア軍事政権の崩壊
第9章 「日曜に娘を訪問させます」
第10章 憎悪の女神の乱舞
第11章 エーゲ海の美しい島で

キプロス紛争の経緯を書いた本で、冷戦当時にかかれたので、作者の意識が古いのですが、さまざまなエピソードを載せていてなかなか面白いです。
1974年のキプロス戦争のはじまりの前段階からはじまり、1986年の両勢力の現状までを紹介しています。
キプロスでのトルコ系とギリシア系の対立が続いていた時に、ギリシアは軍事政権だったわけですが、その政府がどんな酷いものだったのかとかの話の中で、ギリシア軍の将校たちが、自国の武器を横流ししてしまい、積んだ武器の箱の中には上の箱には銃が入っているのに、下の箱には石しか入ってない、というどっかで聞いたような話が載ってました。当時、冷戦下において、世界各地の武装勢力とかは、紛争が拡大することを恐れたソ連・米国から武器を供給してもらえなかったので、1960年代になると武器の密売が盛んになり、そうした中で、ギリシア軍も将校たちが金儲けのために自国の武器を売ってしまったとか。興味深い。

あと、始めの方に、当時のソ連がトルコ系のナショナリズムを恐れていたという話が紹介されていて、1968年頃にソ連旅行をした著者が、サマルカンドなどを訪れようとした時、トルコ語を喋れると書いたために旅行を禁じられた、という話が載ってました。

参照サイト
キプロス(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B9
キプロス共和国政府
http://www.cyprus.gov.cy/portal/portal.nsf/dmlcitizen_gr/dmlcitizen_gr?OpenDocument

関連記事
金融危機、制裁解除、三浦自殺、エチオピア誘拐、ノーベル賞、虎の子、など、最近のニュース。081015
http://xwablog.exblog.jp/9696918
イスタンブール空港の火災。テロの類いではなさそう?という記事
http://xwablog.exblog.jp/7696148
南北戦争でゲリラ戦をした民兵の若者たちの運命は・・・。アン・リー監督『シビル・ガン 楽園をください』
http://xwablog.exblog.jp/9570417
ビジネスの時の参考書・入門書みたいな感じで判り易い。島田卓『2時間でわかる 図解インドのしくみ』
http://xwablog.exblog.jp/9719476/
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by xwablog | 2008-10-28 03:24 | 書庫