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タグ:芸術・文化 ( 29 ) タグの人気記事
大きな鼻がコンプレックスの剣士の活躍と苦悩。エドモン・ロスタン『シラノ・ド・ベルジュラック』岩波文庫
コミケの申し込みがオンラインなら間に合うとのことだったので、やってみました。ギリギリだったけど、間に合ってよかったよかった。
あと、サイトの更新が出来ないのはまだ理由は不明。いや、調べるの面倒くさくて。ソフトの更新のせいかと思っていろいろ試したけど駄目でした。ウチのマシン側の理由じゃないのかも。
それはともかく。

シラノ・ド・ベルジュラック_エドモン・ロスタン

『シラノ・ド・ベルジュラック』

(エドモン・ロスタン。訳/辰野隆&鈴木信太郎。岩波書店。岩波文庫赤563-1。初版1951年。1983年改版発行。持っているのは1995年。570円。323ページ)
第一幕 ブウルゴーニュ座芝居の場
第二幕 詩人無銭飲食軒の場
第三幕 ロクサアヌ接吻の場
第四幕 ガスコーニュ青年隊の場
第五幕 シラノ週報の場
解説

1897年にフランスのエドモン・ロスタンが作った傑作戯曲。実在する17世紀のフランスの軍人で作家サヴィニヤン・ド・シラノ・ド・ベルジュラックを主人公に、従姉妹で想い人でもあるロクサーヌとの間をとりもって欲しいと同僚から頼まれて、四苦八苦する話。鼻が大きいことをコンプレックスにするシラノは、ロクサーヌに告白できないでいるわけです。物語の時代は四幕までが1640年で、五幕がシラノが死亡する1655年となっています。1640年はシラノが三十年戦争のアラス攻防戦に参加した年でもあるので、第四幕はその話になっています。
大人気の作品で、映画化もされています。これがまたなかなか良いのです。
なんとなく、『アラトリステ』に似てる気がしたので、引っ張り出してみました。

シラノは先駆的SFのひとつ『月世界旅行記』を書いた人でもあります。梅毒で死去。
ちなみに作者のロスタンは、1918年にスペイン風邪で死去。

映画にはモノクロの古い『シラノ・ド・ベルジュラック』の他に、カラーで1990年に撮影された『シラノ・ド・ベルジュラック』がありますが、新しい方はVHSのビデオしか出てないみたいです。うーん、DVD出してくれないかな。

参照サイト
シラノ・ド・ベルジュラック(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%83%BB%E
3%83%89%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF
シラノ・ド・ベルジュラック(戯曲)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%83%
BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%B8%E3
%83%A5%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF_(%E6%88%AF%E6%9B%B2)
映画シラノ・ド・ベルジュラック(allcinema)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=11112

関連記事
スペインの剣客の活躍を描く。ヴィゴ・モーテンセン主演の映画『ALATRISTE(アラトリステ)』見てきました
http://xwablog.exblog.jp/10174394
人類で二番目に古い職業の栄枯盛衰。菊池良生『傭兵の二千年史』
http://xwablog.exblog.jp/10190877
近世ドイツを生きる人びとの世界。P・ラーンシュタイン『バロックの生活 1640年~1740年の証言と報告』
http://xwablog.exblog.jp/8532065
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by xwablog | 2009-02-16 23:32 | 史劇
19世紀フランスのデザイナーが集めた古今東西の装飾。オーギュスト・ラシネ『世界装飾図』カラー文庫版
ども。馬頭です。
どうやら次のコミケの申し込みは終わってしまったようです。惚けてて出し忘れてしまいました。
先週はいろいろあったからなぁ。

それはともかく。

世界装飾図 (L'ORNEMENT POLYCHROME)オーギュスト・ラシネ

『世界装飾図 (L'ORNEMENT POLYCHROME)』

(オーギュスト・ラシネ。マール社。マールカラー文庫2。1994年。300円。159ページ)
原始美術/エジプト/アッシリア/ギリシア/ギリシア・ローマ/中国/中国と日本/インド/インドとペルシア/アラブ/ケルト/ビザンチン/ローマ・ビザンチン/マウル/ロシア/中世/ルネサンス/16世紀/17世紀/17・18世紀/18世紀/19世紀

19世紀のフランスでもっとも有名なデザイナーの一人であったラシネ(Auguste Racinet 1825-1893)が出した『世界装飾図集成』(全4巻)の超ダイジェスト版。文庫版なので原著に比べると少ししか載ってませんが、これの完全翻訳版がマール社からその後出たようです。これは宣伝ようのパンフみたいなもんか? 値段もオールカラーなのに異常に安いし。

この中でロシアの編紐模様をして「スラブ民族の春を愛する心の反映」としています。異国風の影響はあるが基本はスラブ独自の模様だとも。私はロシアの装飾を見て、古いのはともかく、中世のはなんとなくペルシアの影響が強く感じられるようにも感じますが、実際はどうなんでしょうね。

これのちゃんとしたバージョンの方は、原著通りに全4巻で、各3500円で出てます。さらにはどうやら普及版という少し廉価なバージョンまで出すとか書いてありますが、これは出てないみたいですね。

このマール社のカラー図版もののシリーズは「民族衣装」とか「文様博物館」とか、いろいろ出してます。

参照サイト
美術・デザイン出版:マール社
http://www.maar.com/

関連記事
身体表現の社会的許容度。アルバニアでトップレス騒動。という記事
http://xwablog.exblog.jp/10317534
古代ユーラシアを席巻した遊牧民の興亡を紹介する。林俊雄『興亡の世界史02 スキタイと匈奴 遊牧の文明
http://xwablog.exblog.jp/8699947
あんま日本だからというのと関係ないけど鍵の話が面白かったです。妹尾河童『河童が覗いたニッポン』
http://xwablog.exblog.jp/7938521
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by xwablog | 2009-02-14 23:51 | 書庫
書の甲子園に向けて練習する縁と有希の苦悩。河合克敏『とめはねっ! 鈴里高校書道部』第4巻
ども。30歳のサバ読みはすげーと思った馬頭でございます。

それはともかく。

とめはねっ! 鈴里高校書道部』第4巻_河合克敏

『とめはねっ! 鈴里高校書道部』第4巻

(河合克敏。小学館。ヤングサンデーコミックス。2008年。514円。222ページ)
「鎌倉・小町通りのソバ屋でアルバイトをはじめた大江縁。だが、そこは少し前に一緒にパフォーマンスをした鵠沼学園の女子生徒・宮田麻衣の実家だったのだ。外国人観光客に上手く対応する縁を見た麻衣は彼に好意をよせはじめ・・・」

河合克敏氏の書道部漫画『とめはねっ!』の新刊です。
なんでこれかというと、実は12月12日は「12月12日の「1212」が「いい字一字」とよめるという語呂合わせにちなんで」ということで、「漢字の日」なんだそうです。そういうわけで書道漫画。
「書の甲子園」に向けて頑張る縁と有希のあれこれと、文化祭でのパフォーマンスへ向けて動き出す書道部。縁と有希の関係はなんかライバルみたいになってきますが、麻衣という女の子も出て来て、ひと悶着ありそうな無さそうな!
ちなみに連載は休刊した『ヤングサンデー』から『ビッグコミックスピリッツ』に移籍しています。

ところで、最近『曹操孟徳正伝』読んだ余波で、司馬光の『資治通鑑』の日本語訳を読んでます。そういうサイトがあるんですよ。
そしたら、安禄山の乱で顔真卿が出て来て吃驚しました。そうか、この時代の人だったっけ? 従兄弟とともに反安禄山で抵抗してます。この人、中央で疎まれて平原の太守になってたんです。長雨を利用して街の回りに濠を作り、街の人の数を数えて食料を蓄えたとか、北東諸有力者の中で活躍したりと、書家のイメージと違うから驚きましたが、かっこいいですね。


参照サイト
ビッグコミックスピリッツ
http://spi-net.jp/
顔真卿(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A1%94%E7%9C%9F%E5%8D%BF
12月12日(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/12%E6%9C%8812%E6%97%A5

関連記事
書道漫画というマイナー路線。だが、面白い! 河合克敏『とめはねっ! 鈴里高校書道部』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8400706
ぐいぐい引き込む漫画力。呪術的観点からの『三国志』という驚異。大西巷一『女?(じょか)JOKER』
http://xwablog.exblog.jp/7720530
いつも劉備の敵役にされていた曹操を主人公にした漫画。大西巷一『曹操孟徳正伝』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/10006115/
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by xwablog | 2008-12-12 03:06 | 日記
日本ポーランドの人物交流史が特集。『ポロニカ(Polonica)ポーランド文化の現在・過去・未来』93年no4
明日からまた寒くなるらしいですよ。昨日一昨日とやけに暖かかったですが、気をつけないとまた風邪ひいちゃいそうですね。

ポロニカ(Polonica) ポーランド文化の現在・過去・未来』93年 vol.4

『ポロニカ(Polonica) ポーランド文化の現在・過去・未来』93年 vol.4

(恒文社。ポロニカ編集室。1993年。2500円。242ページ)
特集 日本・ポーランド人物交流史
日本を旅したポーランド人
ポーランドで日本を演じた役者たち2
それぞれのポーランド体験
イディシュ文化の故郷を訪ねて1
短編小説 ブレイネ嬢の話
短編小説 こぶ
ポーランド紙幣の歴史
ポーランド・ポスター界の現況を考える
ポーランド演劇とポスト・モダン
ポーランドのピアニストたち
真昼の精と山姥4 ポーランド怪異譚
ほか。

馬頭が持ってるポロニカは1と4だけなんですが、4の方は歴史関連の記事がほとんどない内容でした。
日本にはじめてきたポーランド人(記録に残ってる人)は、イエズス会のメンチンスキ神父です。彼は1642年にすでにキリスト教が禁止された日本に、仲間と五人で密入国して、数日でソッコー捕まってしまい処刑されてしまいました。ポーランド東部の伯爵家の出身だとか。死亡して五年後にやっと死亡のことが本国に伝わったらしいのですが、どうやって伝わったんでしょうね。
あと、他に記録に残ってるポーランド人は、19世紀の学者でブロニスワフ・ピウスツキとかも紹介されています。このピウスツキも貴族の出だそうです。
目次見てもわかるように、文化系の記事が多いですが、中には興味深い紙幣の歴史なども。

このno.4は神保町の湘南堂で買ったものでした。

そういや、『ピアノの森』でショパンコンクールがあるのはポーランドのワルシャワででしたね。


その他、ニュースなど。

教会が一軒まるごと消えた!? 盗まれたロシア正教会(エキサイト)
http://www.excite.co.jp/News/odd/E1226915194602.html
これは酷い。モスクワの東北に市する隣村コマロヴァの人々が建物を解体したのは、イヴァノヴォ-ヴォスクレセンスカヤ教区の「復活の教会」だそうです。

今日、amazonから『Crusader Castles in the Holy Land (General Military) 』のセールスのメールがきました。ちょっと欲しいかもとか思ったり。



参照サイト
恒文社
http://www.ko-bun-sha.co.jp/
同人誌『初期ポーランド史』
http://www.toride.com/~digxwa/digxwaFiles/magf/mag_poland.htm

関連記事
日本初のポーランド語辞典で、いまだこれしかない。木村彰一ほか共編『白水社ポーランド語辞典』
http://xwablog.exblog.jp/9885057/
ポーランドに関する記事だけで作られた本『ポロニカ(POLONICA)ポーランド文化の現在・過去・未来』創刊号
http://xwablog.exblog.jp/9878377/
ポーランド建国の物語を映画化した作品。ミハウ・ジェブロフスキー主演『レジェンド 伝説の勇者』
http://xwablog.exblog.jp/9872832/
ポーランド史の本といったらほぼコレ! ステファン・キェニェーヴィチ/編『ポーランド史』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9860880
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by xwablog | 2008-11-17 21:00 | 書庫
ポーランドに関する記事だけで作られた本『ポロニカ(POLONICA)ポーランド文化の現在・過去・未来』創刊号
web拍手レス
>おおお!?これが餃子?びっくりです。でも、おいしそう。
外見ではでっぷりしてても内容はそれほどみっちり詰まってるわけではないのですが、皮は厚みがあって食感も良く、なかなかイケますよ。

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ファイト餃子の餃子定食

近くに美味しい餃子屋があると会社の人に教えてもらって行ってみました。西巣鴨・庚申塚駅近くにあるファイト餃子です。ホワイト餃子っていうチェーンがあるらしいんですが(入ったことない)、そこの仲間のお店。餃子がメインですが、ラーメンとかチャーハンとかもあります。餃子はまるっこい不思議な形でカリカリでグニグニの厚めの皮が美味です。いつも混んでる人気店みたいで、すでに三回ほど行きましたが、毎回相席になります(店も狭いですし)。で、この前行った時は隣に座ったお兄さんが、餃子25個たのんでました。大きな皿が全部餃子。フライパンで一回にやれる分全部っぽかったです。それをビールだけでパクパク食べて私より早かったり。あと、ちょうど今日、また行ったのですが、目の前に座った人が、すげー大量の唐辛子を入れるんですよ(辛味噌とかなくて唐辛子が置いてあります)。私は辛いの好きだから、醤油1:ラー油1で混ぜますが、その人はそんなもんじゃなくて、醤油2:ラー油1:お酢2:唐辛子5、みたいな感じでやってました。もー、液体じゃないんですよ。辛味噌みたいというか、ジャリジャリネトネトした感じの真っ赤なソレを、べっとり付けて喰うという。そのくせ汗もかいてなかったです。まあ、水はたくさん飲んでましたが。
辛いの好きの世界は天上知らずですな。

それはともかく。
昨日からポーランドつながりで。

ポロニカ(POLONICA)―ポーランド文化の現在・過去・未来』創刊号

『ポロニカ(POLONICA)―ポーランド文化の現在・過去・未来』創刊号 no.01

(恒文社。責任編集/吉上昭三。1990年。1800円。287ページ)
「スタニスワフ・レムに聞く」
「好きな作家 嫌いな作家」村手義治
「ポーランド映画が駄目になる?」山田正明
「ポーランドのピアニストたち」佐藤允彦
「ポーランドのバジリスク伝説」栗原成郎
「童貞聖マリアと生神女 ポーランドにおけるマリア信仰と東方的要素」森安達也
「ポーランドの建国伝承考 中世年代記の比較を通して」荒木勝
「世紀末のワルシャワとクラクフ」関口時正
「文芸誌『ヒメラ』の周辺」長谷見一雄
「小説 老ドクター」ボグダン・ヴォイドフスキ。訳/小原雅俊
「ポーランド現代詩回廊」工藤正広
「ゴンブローヴィッチ 日記抄」西成彦
「私の出会ったポーランド児童文学」内田莉莎子
「世界のポーランド図書館 スイス・ラッペルスビルを訪ねて」荒木勝
「ポーランド文学と加藤朝鳥」吉上昭三
ほか

ポーランドというくくりで記事を集めた雑誌というか、論文集やアンソロや同人誌みたいというか。国でくくるというならチェコものを集めた『ツックル』がこれに似てるかな。
この創刊号は歴史関連の話がいくつかあったので嬉しい一冊。この中の「ポーランドの建国伝承考 中世年代記の比較を通して」が、昨日紹介した『THE レジェンド 伝説の勇者』の話のもとになってる伝説とかに言及しています(物語全部が載ってるわけじゃないです)。
これによると、ポーランド建国の話は二種類あって、ピャストの息子シェモヴィトがポピエルに代わって王となる、みたいな話は、ヴィエルコ・ポルスカあたりの伝承で、ヴィエルコポルスカ中心に描かれた『匿名のガル年代記』などに引き継がれ、マヴォ・ポルスカ(南部ポーランド)を中心として描かれた『ヴィンセンティの年代記』では、クラクフの名前の由来になった人物クラクによる建国伝説を持つとか。クラクの方の話はどんなもんか読んでみたいですね。
ちなみに映画にあったネズミが王をかじる話は前者、親族を毒殺する話は後者から元ネタをとったみたいです。

ちなみに昨日の記事でジモヴィットがピャスト朝でどの位置にいるかとか説明してませんでしたが、ジモヴィットのひ孫がポーランドをはじめて大部分統一したミェシュコ1世です。

『ポロニカ』は全部で5冊出てとまってしまいました。
ポロニカ—ポーランド文化の現在・過去・未来 (No.2(’91)) 」
「ポロニカ—ポーランド文化の現在・過去・未来 (No.3(’92)) 」
「ポロニカ—ポーランド文化の現在・過去・未来 (No.4(’93)) 」
「ポロニカ—ポーランド文化の現在・過去・未来 (No.5(’94))」
いつか揃えよう。


参照サイト
ファイト餃子 ホワイト餃子グループ
http://www.white-gyouza.co.jp/branch/sugamo.html
CUKR(ツックル)
http://cukr.net/

関連記事
ポーランド建国の物語を映画化した作品。ミハウ・ジェブロフスキー主演『レジェンド 伝説の勇者』
http://xwablog.exblog.jp/9872832/
ポーランド史の本といったらほぼコレ! ステファン・キェニェーヴィチ/編『ポーランド史』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9860880
更新記録66の2・ポーランド王国史、という記事
http://xwablog.exblog.jp/8853146
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by xwablog | 2008-11-15 01:23 | 書庫
昔の人の生活の様子を再現した絵本みたいな本『カラーイラスト世界の生活史』シリーズの手持ちを並べてみた
web拍手レス
>このシリーズ近所の図書館で見かけましたよ。読んでみます。
地域の図書館のどれかひとつかふたつには、これが揃って置いてあったりします。よく『ビジュアル博物館』のシリーズなんかと一緒にあったりも。
なんとなくメンアットアームズシリーズの絵の部分だけ集めたみたいな感じにも見えて、なかなか楽しいですよ。

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ども。この前会社から渡された重要な書類をどうやらシュレッダーにかけてしまったような馬頭です。

それはともかく。(えー
片付けしてて『カラーイラスト世界の生活史』シリーズをちょっと手にとったのですが、自分が今の段階でどれとどれを持っているのか解るように並べてみます。

カラーイラスト世界の生活史07カラーイラスト世界の生活史28

『カラーイラスト世界の生活史7 中世の都市生活』
(監訳/福井芳男&木村尚三郎。東京書籍。1985年。1500円。64ページ)
『カラーイラスト世界の生活史28 近世のヨーロッパ社会』
(監訳/福井芳男&木村尚三郎。東京書籍。1989年。1800円。47ページ)
この二つは中世や近世の人々の生活の様子を描いたものですが、まさにこのシリーズらしいですね。

スキャナーで撮影できないので、こうして写真撮りました。

このシリーズは全部で30冊くらい出てますが、発行が1985-86年の第一期と1989年の第二期と1991年頃の第三期で別れて出たみたいです。



カラーイラスト世界の生活史22カラーイラスト世界の生活史11

『カラーイラスト世界の生活史22 古代と中世のヨーロッパ社会』
(監訳/福井芳男&木村尚三郎。東京書籍。1986年。1500円。47ページ)
『カラーイラスト世界の生活史11 近代国家の成立』
(監訳/福井芳男&木村尚三郎。東京書籍。1985年。1500円。64ページ)
古代と中世のヨーロッパ社会というのには、ビザンツ帝国の首都コンスタンティノープルの様子などもあって、なかなか楽しい。



カラーイラスト世界の生活史06カラーイラスト世界の生活史23

『カラーイラスト世界の生活史6 ヴァイキング』
(監訳/福井芳男&木村尚三郎。東京書籍。1985年。1545円。64ページ)
『カラーイラスト世界の生活史23 民族大移動から中世へ』
(監訳/福井芳男&木村尚三郎。東京書籍。1986年。1500円。65ページ)

で、この二つがシリーズ中でも特に素敵なんです。絵のいっこいっこに物語があって、ワクワク感が溢れてますよ。絵も上手い。



カラーイラスト世界の生活史26カラーイラスト世界の生活史25

『カラーイラスト世界の生活史26 ローマ軍の歴史』
(監訳/福井芳男&木村尚三郎。東京書籍。1989年。1800円。71ページ)
『カラーイラスト世界の生活史25 ギリシア軍の歴史』
(監訳/福井芳男&木村尚三郎。東京書籍。1989年。1800円。71ページ)

ローマ軍とギリシア軍のやつ。ギリシア軍のやつは前に映画の『300』の紹介の時にも出しましたね。
「原始時代から現代までの庶民の生活を全ページ・カラーイラストで再現する」としているだけあって、幅広いですが、中でも古代ものが多いです。私はあんま持ってませんが。
あとは、8の「城と騎士」や、5の「ガリアの民族」あたりが欲しいかな。でも、今これ、絶版で高いんですよね〜。中古でも3500円くらい。昔は中古で1000円くらいだったのに。あの時代に買い揃えておけばよかった。

参照サイト
東京書籍株式会社
http://www.tokyo-shoseki.co.jp/

関連記事
テルモピュライの戦いは100万対300人のガチンコバトル。F・ミラー『300(スリーハンドレッド)』その2
http://xwablog.exblog.jp/7489973
図書館のいらない本。配ってたので貰ってきたけど、貰うにしても、やり過ぎた、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7420234
紋章は家や人そのものを表す力がある。『紋章の歴史 「知の再発見」双書69 絵で読む世界文化史』
http://xwablog.exblog.jp/8117473
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by xwablog | 2008-11-06 01:01 | 書庫
ヨーロッパの絵画を見るなら聖書の知識は必須。諸川春樹『カラー版 西洋絵画の主題物語 1 聖書編』
web拍手レス
>おお!そんな飴が出てきたのですか。ちょっぴり塩味つけて甘味を引き立たせる飴
>なら知ってましたが・・・・・そんな甘いものじゃないようですね。
いや、これが塩の味はちゃんとするのですが、レモン味が入ってるので、酸っぱ甘い感じです。それが塩で引き立つというか。そのせいか食べ易いからついつい。たぶん、熱中飴の方が肉体労働者向けというだけあって塩っからいんじゃないでしょうか。あと、これとは別の会社の塩味系の飴も見ました。今度みかけたらそっちも試してみるつもりです。

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前に速水螺旋人さんも「熱中飴」というのを紹介してましたが、近頃そーゆーのが流行ってんのか塩味の飴がコンビニとかで普通に売ってます。飴をよりによって塩味にしようって考えた人は凄いな〜。馬頭もリボンの「生塩飴」ってのを舐めるようになってしまったのですが、なんかついつい次々と舐めてしまいます。塩味だから摂り過ぎは体に悪そうですね。

諸川春樹『カラー版 西洋絵画の主題物語 1 聖書編』

『カラー版 西洋絵画の主題物語 1 聖書編』

(監修/諸川春樹。著/諸川春樹&利倉隆。美術出版社。1997年。2800円。280ページ)
1 旧約聖書
2 マリア伝
3 キリストの生涯
4 キリスト受難の物語
5 キリスト復活
6 ヨハネ黙示録
7 福音の人々
8 聖人と天使
人名索引
地名索引
聖書関連地図
画家別図版索引

キリスト教社会では聖書の物語を題材にして絵画がたくさん描かれてきました。それはただの観賞用の美術品としてだけでなく、宗教的な意味合いがあったこともその絵画をユニークにしています。もちろんのことながら、多くの画家がこうした宗教画を残しています。この本は名だたる名画の中から、聖書の物語を題材にした作品を取り上げ、その絵は聖書の中でどういった場面なのか、どういった意味があるのかを紹介しています。
ヨーロッパの古い絵画はどうしたってキリスト教の影響からは免れませんから、絵画からその意味を読み取るには、事前に聖書の知識を持っていないといけないわけです。日本人にはなじみが薄い聖書の話なので、見てわからない、というつまらないことにならないように、そういうものを見る前にこれを読むなどいいのではないでしょうか。
少々、文章が少ない気はしますが、簡単に読めるし、おおまかに摑むにはいいでしょう。ほぼ全ての図版がカラーなのが素晴らしい一冊。これのシリーズでギリシア・ローマ神話などを扱った絵画を紹介する「神話編」というのもあります。


参照サイト
美術出版社
http://book.bijutsu.co.jp/
国立西洋美術館
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
株式会社リボン
http://www.ribon-jp.com/index00.php

関連記事
壮大な謎が徐々に解明されていく。北アフリカへ。『イリヤッド』10巻の記事
http://xwablog.exblog.jp/7683756
物語性のある魅力的なイラストで知られた歴史&FT系イラストの大作家アンガス・マックブライド氏が死去
http://xwablog.exblog.jp/9158568
東京富士美術館で『国立ロシア美術館展 ロシア絵画の黄金時代』を見てきました。
http://xwablog.exblog.jp/8066438
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by xwablog | 2008-10-11 00:07 | 書庫
ドイツの首都・ベルリンという街の歴史をまとめた一冊。杉本俊多『ベルリン 都市は進化する』


『ベルリン 都市は進化する』

(杉本俊多。講談社。講談社現代新書。1993年。700円。316ページ)
1 萌芽の双子都市
1-都市誕生 2-市場都市 3-3つのゴシック教会堂
2 幾何学の王都へ
1-王宮 2-ベルリン・バロック 3-城塞都市 4- フリードリヒ・シュタットの格子状街路網 5-円形、正方形、八角形の幾何学広場 6-フリードリヒのフォルム
3 理性の時代の開放都市
1-シュプレー河畔のアテネ 2-シンケルの都市改造 3-ベルリン市庁舎 4-帝都のネオ・バロック 5-「賃貸兵舎都市」 6-ベルリン世紀末
4 拡散する世界都市
1-モダニズム都市 2-メトロポリスと都市機械 3-大衆の住宅地 4-ヒトラーの妄想
5 封印される都市
1-廃墟から 2-東西ベルリンの競争 3-自由と秩序 4-ポスト・モダン状況
結びにかえて

ドイツの首都ベルリン。この街が今に至るまでの歴史をはじめから解説し、その時代ごとの特徴と、都市形成に影響を与えた思想的背景を紹介しています。
最も古い記録だと1244年から名前が出るベルリンですが、シュプレー河の対岸にあったケルンと一体となって成長した街です。この街の周囲は森と湿地に囲まれ、長い間未開の土地だったのですが、中世にブランデンブルク辺境伯領の都市として、近代にはプロイセン王国の首都として急激に拡大していくことになります。
そんな街のもろもろの成り立ちを簡単に知ることができる一冊です。

著者・杉本俊多氏はドイツ近代建築史の研究者。

古本で買ったのですが、変な色付きの汁で汚れてて、へにょへにょになってたので、ちゃんと見て買えばよかった。

参照サイト
講談社現代新書
http://shop.kodansha.jp/bc/books/gendai/
ベルリンの赤い雨(アニメソングの歌詞ならここにおまかせ?)
http://www.jtw.zaq.ne.jp/animesong/ki/kinniku/berurin.html

関連記事
12世紀ドイツの歴史などに詳しいちょっと古い歴史書。F・ラウマー『騎士の時代 ドイツ中世の王家の興亡』
http://xwablog.exblog.jp/9477826
ドイツから東欧への人の流れの歴史を追う。シャルル・イグネ『ドイツ植民と東欧世界の形成』
http://xwablog.exblog.jp/7908977
二つの都、ウィーンとベルリンに焦点をあてたドイツ・中欧史。加藤雅彦『中欧の崩壊』。
http://xwablog.exblog.jp/7751553
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by xwablog | 2008-09-13 02:32 | 書庫
精妙なるアンサンブルが心地よい。ブルガリア放送合唱団『ブルガリアン・ヴォイス』vol.2


『ブルガリアン・ヴォイス Volume.2 LE MYSTERE DES VOIX BULGARES』

(ブルガリア放送合唱団。コロムビアミュージックエンタテインメント。1993年。47分。3000円)
曲目リスト
1. 笛音------トラキア地方の歌
2. 病(娘よ,起きておくれ)------------ロドペ地方の歌 独唱
3. ディ・リ・ド------------ピリン地方の歌
4. 嫁娶(ギョーロの結婚)-------ショプスコ地方の歌
5. 白絹の衣-----------ロドペ地方の歌
6. 女狐(子供達はもういない)--------ドブルージャ地方の歌
7. 月読(つきよみ)-------ロドペ地方の歌 独唱有り
8. 若い娘ルーシュカ--------ロドペ地方の歌 独唱有り
9. ドラガンと夜啼鴬(ドラガナの歌)-------トラキア地方の歌 独唱あり
10. アトマジャはストラヒールに告げる---------トラキアの革命歌 独唱
11. 2つのトゥルラシ地方の唄(からかい)--------ショプスコ地方の歌 女声四重唱
12. トドルカ--------ショプスコ地方の歌
13. 子のない若妻--------ショプスコ地方の歌 独唱あり
14. 告白(ロドペの哀歌)------ロドペ地方の歌
15. ギョーレ・ドス---------トラキア地方の歌
16. ミルカ,眠っているのなら-------ロドペ地方の歌

CDものの記事は初めてになります。ブルガリアの伝統的な民謡の女性合唱。たいへん聴き心地のよい歌で、聞いててぼーっとできます。
私、音楽はほぼ聞かない人間なんですが、これは珍しくCD買いました。
部屋の中片付けてたら出て来たので、ちょうどいいからついでに記事にしてみたというわけです。もとは英語の解説がついてたのに、さらに日本語の解説がついてまして、記事は成澤玲子氏と濱田慈郎氏。成澤氏は男性の民俗声楽合唱の世界一はグルジアだけど、女性のだったらブルガリアが一番って書いてますね。どっちも黒海沿岸か。
ブルガリアでは、普通の西欧近代音楽のような協和音ではなく、2度、7度、9度という不協和音程(ポリフォニー)での合唱を行うので、西欧の一般的な合唱とはちょっと違うので、そこらへんも聞き所かと。
こうした合唱の技術は、野良仕事の場で発達したそうです。
濱田氏は、この手の不協和音程とかの合唱法とかは、近代以前のヨーロッパでは広く使われていたのでは、とも書いています。この前記事にした『中世・ルネサンスの音楽』でも似たようなこと書いてありましたね。

日本でもこのブルガリア女性合唱ものはいくつか出ているので、探してみるのもいいかもしれません。
そういや、トルコ軍楽隊のCDがあったかと思うんですが、いつか手に入れたいなぁ。あれ、昔、「なるほど!ザ・ワールド」ではじめて聞いて、それからずっと耳から離れないです。

「ブルガリアンヴォイス」、久々に聞いたら、なんか、『攻殻機動隊』の映画版で流れてたやつに似てる気がする。

参照サイト
ブルガリアンヴォイス(関心空間)
http://www.kanshin.com/keyword/97621

関連記事
今の音楽とはちょっと違う性質の中世ヨーロッパの音楽について。皆川達夫『中世・ルネサンスの音楽』
http://xwablog.exblog.jp/9321429/
長い間、中世ブルガリア史における最大の情報源でした。恒文社『ブルガリア 風土と歴史』
http://xwablog.exblog.jp/8006536
ネタの中心はアレクサンダー大王。『シルクロード紀行29』マケドニア・ブルガリア、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7683804
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by xwablog | 2008-09-07 04:05 | 日記
色事師の代名詞の由来と歴史と人物について。橋本一郎『ドン・ファン その反逆の生態』
どうも。「ドン・ファン」と聞いて、先に「ドン・ファン・デ・アウストリア」を連想したことのある馬頭です。同時期に塩野七生読んでた友達に怒られました。

ドン・ファン その反逆の生態

『ドン・ファン その反逆の生態』

(橋本一郎。講談社。講談社現代新書514。1978年。390円。186ページ)
1 生粋のドン・フワン
2 ドン・フワンの風土
3 ドン・ファンの歴史
4 ドン・ファンのお国ぶり
5 日本のドン・ファン


「ドン・ファン」といえば、色事師の代名詞という感じですが、この本ではその由来やどのようにして広まったのか、そしてその名称に値するような歴史上の人物がいたか、その人はどういった人物か、ということを紹介します。書いたのはスペイン文学の専門家。
ドン・ファンはスペインの黄金時代から衰退期にかけての時代が生んだキャラクターともいえるもので、なかなか興味深い。
最後の章の日本におけるドン・ファンともいえるような人物たちについてのことはちょっと蛇足というか余計だったかも。

参照サイト
講談社現代新書
http://shop.kodansha.jp/bc/books/gendai/

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by xwablog | 2008-08-28 20:54 | 書庫