デジタル・クワルナフ
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タグ:漫画 ( 213 ) タグの人気記事
グダグダになった首都圏の解放区で愚連隊が活躍する。押井守&大野安之『西武新宿戦線異状なし 完全版』
今日また本が増えて部屋の中の通路が塞がれました。別に対戦車地雷が設置されてるわけでもないのに撤去しがたい新手のバリケードです。

それはともかく。

西武新宿戦線異状なし完全版

『西武新宿戦線異状なし 完全版』

(押井守&大野安之。角川書店。角川コミックスA。2002年。780円。304ページ)
「日本国内で起こったまさかのクーデターにより、首都圏は『解放区』として軍事評議会の支配下に入った。静岡の高校生だった丸輪零はいてもたってもいられず、とうとう解放区に来て革命のために戦おうとするのだが、配属されたのは回収車輛一台だけのスクラップ屋で、しかもヤミ屋までやっていて・・・」

押井守氏原作の日本内戦もの。革命政府のひねた下っ端が大事に巻き込まれてお偉方やより力のある勢力を相手に出し抜いて活躍する冒険活劇といった感じで、まあ、なんというか押井守が一番好きそうな要素がつまったお話です。作画は『精霊伝説ヒューディー』とかの大野安之氏(えらいなつかしいな)。
もとは『NSコミックス』というところに掲載されていたのが、途中から『月刊少年エース』になったという。
駄目兵士たちの小隊がヤミ行為の恩赦のかわりに特殊任務をやらされることになります。彼らに美人の政治局員が同行し、オンボロの装甲回収車で移動して何かを回収させようとするのです。設定からして押井守の理想世界で、展開も王道の面白さ。クセのある押井的やりとりが満載で、そこらへんも楽しめます。


参照サイト
角川書店 少年エース
http://www.kadokawa.co.jp/mag/ace/
命令電波 別館
http://www.ne.jp/asahi/yasumaro/oono/

関連記事
サンドロが向き合う過去を捨てた女と過去を失った女。相田裕『GunSlingerGirlガンスリンガーガール』第8巻
http://xwablog.exblog.jp/7973160
戦局が悪化する東部戦線での戦車戦を描く。小林源文『黒騎士物語』
http://xwablog.exblog.jp/9601013
私はこれを見てて八輪に開眼しました。『世界の装輪装甲車カタログ』という記事
http://xwablog.exblog.jp/7457742
可愛い女の子が高い志(?)で戦車の良さを語る『萌えよ!戦車学校II型』、という記事。
http://xwablog.exblog.jp/7480812
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by xwablog | 2009-01-13 03:45 | 日記
狄の大軍の襲来の影に臏の旧知、魏国の龐涓が関与? 星野浩字『臏(ビン) 孫子異伝』第2巻
作った同人誌を正月に郵送したら、先日料金不足で戻ってきてしまいまして、郵便局甘く見てたことを後悔したり。いや、小さい封筒のなら80円でいいんだろ? 程度で思ってたので。

「スピリッツ」連載中の『悪霊(シュトヘル)』の第二話が掲載されていましたね。年代は1209年だそうです。モンゴル軍によって攻められる西夏。ユルールという少年たちはモンゴルの支配下にあるツォグ族という部族らしい。架空の部族?

それはともかく。

臏 孫子異伝第2巻_星野浩宇

『臏 孫子異伝(びん そんしいでん)』第2巻

(星野浩字。集英社。ジャンプコミックスデラックス。2009年。514円)
「紀元前360年の中国東方の国・斉にて登用された軍師にして、罪人の印として顔に入墨を入れられ、膝の骨を抜かた男・臏(びん)。彼はある日、斉国の商人の奴隷である淳于髠(じゅんうこん)に頼まれ、同じく奴隷である少女を救うよう頼まれる。しかし淳于髠が店前で演じてみせたチャンスを臏は無視して通り過ぎ・・・」

孫臏を主人公にした漫画の第2巻が出てました。月末かと思ったら月はじめでした。
狄の来襲が迫る斉国ですが、どうやら孫臏と何かしらの因縁のある人物・龐涓(ほうけん)の企みと連動して動きはじめます。
また孫臏はのちに有名な大臣となる淳于髠を助けることにもなります。
狄軍は魏国の援助なのか、不得手なはずの攻城技術を使い次々と斉を侵略。これに対する斉は、国内での権力争いが臏を見出した田忌将軍不利に働きますが、臏は何か策がある様子。自分と関わりのある自衛組織・孤鳳卒(クーフェンツ)を呼び寄せ、動き出そうとします。しかし、狄側から放たれた密偵・馨逢(シンフェン)も、臏に心魅かれるものの、狄との関わりから逃れられないようで、何かしそうですよ。

狄の大将が「撐犁孤塗単于」を称してますが、この称号は「テングリ(天)」と「クト(霊威)」に由来するとか。いつから使用したかは不明だそうですが、史料初出は頭曼単于だそうです。

参照サイト
スーパージャンプ
http://sj.shueisha.co.jp/
孫ピン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E3%83%94%E3%83%B3
単于(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%98%E4%BA%8E

関連記事
罪人の印を持つ天才軍師・孫臏の活躍を描く。星野浩字『臏 孫子異伝(びん そんしいでん)』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/10122842/
呉国にやってきた孫武が登用されるまでの話。ももなり高『孫子』第1巻 孫武の巻
http://xwablog.exblog.jp/10103428/
いつも劉備の敵役にされていた曹操を主人公にした漫画。大西巷一『曹操孟徳正伝』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/10006115
墨家の男が城を守りにやってきた。ジェイコブ・チャン監督『墨攻』映画版。残念ながらのガッカリ映画
http://xwablog.exblog.jp/9677486
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by xwablog | 2009-01-07 01:36
21世紀の江戸時代!? 旗本に引き取られた男前少女の学校生活。津田雅美『ちょっと江戸まで』第1巻
うーん、年末に酔ってコケた時の脚の怪我がまだ痛いです。直したメガネもいまいちしっくりこないし、これは新しいの必要かな・・・。デジカメ欲しかったけど我慢するか。

それはともかく。

ちょっと江戸まで第1巻_津田雅美

『ちょっと江戸まで』第1巻

(津田雅美。白泉社。花とゆめコミックス。2009年。400円。)
「21世紀まで続く江戸時代。大身旗本の桜井貴晄(さくらいきおう)は女たらしの父が残した異母兄弟たちの世話をしてやっていたが、最後に一人残った子がいるとして箱根に部下・神谷正成(かみやまさなり)を向かわせる。神谷は無表情で野生児のようなそうびを気に入って江戸に連れて帰ってくるのだが、実はそうびが女の子であることが解る。こうして江戸で生活することになったそうびだが、幕府立の昌平坂中学校に通うことになり・・・」

『彼氏彼女の事情』の津田雅美氏の新作。『月刊LaLa』で連載中。
江戸時代が現代まで続いていたら、というパラレル設定の日本が舞台(本来の江戸時代は1603年から1867年の264年)。江戸町奉行の桜井家にひきとられたそうびの生活を中心に描いていきます。
現代ではあるものの、電気とか家電とか自動車とかそういった文明は無し。でもハーゲンダッツとかマックとかは出店してたり。
主人公のそうびは津田氏お得意の男前女の子で、江戸時代が舞台とはいっても基本的なノリはかつての学園ものに近く、普通に軽く楽しめます。作中に利用されている江戸の小ネタが楽しいです。

最近読める予定も無いのに戦国・江戸時代の本とかいくつか買っちゃって困ってます。買っておいて困るとは、これいかに。

参照サイト
白泉社オンライン
http://www.hakusensha.co.jp/index.shtml
江戸時代(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3

関連記事
不死の剣士が用心棒として雇われ、異能の剣士集団・逸刀流と戦う。沙村広明『無限の住人』シリーズ
http://xwablog.exblog.jp/9163704
江戸東京博物館の常設展を見てきました。デカいし広いし充実してる。ディオラマいっぱい。
http://xwablog.exblog.jp/8920330
江戸時代におけるイギリスのイメージの変遷。T・スクリーチ『江戸の英吉利熱 ロンドン橋とロンドン時計』
http://xwablog.exblog.jp/8721490
江戸時代の人びとにとって江戸はどう描かれたのか。千葉正樹『江戸城が消えていく 江戸名所図会の到達点』
http://xwablog.exblog.jp/8707031/
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by xwablog | 2009-01-06 00:31 | 史劇
試し合戦にて奮迅する仙石秀久に引きずられるようにして・・・。宮下英樹『センゴク』第2巻
今日、ジュンク堂行ったら、『ハンガリー人 光と影の千年史』って本が出てて吃驚しました。勢いで買おうかと思ったけど、6000円もする。誰かの感想聞いてからにしよう。本来の目当ての岩波文庫のある本も置いてないし、『ハーモニー』も売り切れだし、そのまま買ってもよかったかなぁ・・・

それはともかく。

センゴク第2巻_宮下英樹

『センゴク』第2巻

(宮下英樹。講談社。ヤンマガKC。2004年。514円)
「木下藤吉郎の配下となった仙石秀久。織田家の家臣たちの間で行われる試し合戦において、圧倒的実力を誇る柴田隊と戦うことになった仙石たち木下隊。普通にやっても負けるのは明白。そんな時、軍師・竹中半兵衛は兵士たちの弓組と槍組の得物を交換させるのだが・・・」

仙石秀久を主人公にした漫画の第2巻。織田軍内での戦闘訓練で、小心者で知られる木下藤吉郎は弱小の木下隊を率いて、最強の柴田隊と戦います。戦いは竹中半兵衛の策略でなんとか勝機を見出すのですが、柴田隊の強者・可児才蔵のせいで負けそうになります。そこを仙石秀久ががんばって、小心者の木下を奮い立たせることになります。

1568年の信長上洛のとこまで描いています。京都にやってきた仙石ですが、ここで別れ別れになってしまった幼馴染みの少女・お蝶と再会することになるのですが・・・
お蝶は京都に流れていた斎藤龍興のもとにいるのですが、普通しょぼい役で描かれる斎藤龍興がなんかかっこよく描かれてます。どうやらこの漫画だと彼がなかなか味のあるいいキャラっぽいですね。

単行本まだとびとびでしか持ってないのでまだまだです。

参照サイト
センゴク ヤンマガ
http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/rensai/ym/sengoku/sengoku.html

関連記事
マイナー武将・仙石秀久が主人公。戦国時代の真実の姿を描く! 宮下英樹『センゴク』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9919918
今川義元と太原雪斎が駿河の国を大きくしていく。宮下英樹『センゴク外伝 桶狭間戦記』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9850096
油売りから戦国大名に! だれもが知ってる下克上。本宮ひろ志『猛き黄金の国 道三』第1巻 法蓮坊
http://xwablog.exblog.jp/9761967
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by xwablog | 2009-01-05 03:16 | 史劇
ショボい超能力を持った大学生が不思議な古い一族の謎に巻き込まれる。岩明均『七夕の国』全4巻
ども。馬頭です。
昨日か今日に『アラトリステ』を観に行こうかと思っていたのですが、いろいろあって挫折。もういっその事、DVD出るのを待とうかと。『レッドクリフ』もどうしようかな。

それはともかく。
先ほど、これをまとめ読みしました。休み中にまとめ読みできたのあんまりなかったですね。これの他に『パンプキンシザーズ』『空談師』『信長』『機動旅団八福神』とかそんな程度。前半がコミケで丸々潰れたからなぁ。

七夕の国01_岩明均

『七夕の国』第1巻

(岩明均。小学館。ビッグコミックス。1997年。510円。207ページ)
「物に穴を開ける不思議な力を持つ、ナン丸こと南丸洋二は、自分の大学で超能力に関するサークルを主催していたが、茫洋とした人生には何の役にもたっていなかった。しかし、ある日同じ大学の丸神教授のゼミを訪れたことで、自分と丸神教授の先祖に関わる不可思議な事件に巻き込まれていく。行方不明の教授を追って、丸神の里を訪れた一行は、そこで謎の祭りを見ることになり・・・」

『ヒストリエ』『寄生獣』の岩明均氏が『スピリッツ』で連載した超能力・宇宙人ものの漫画。全四巻。
小さな穴しかあけられないショボい超能力者の青年が、不思議な力を持つ一族と代々住んでいた里に関わる事件に巻き込まれていきます。
岩明氏が好きな歴史話を絡めて話を作ってますが、そこらへんはメインじゃないです。話の方向性としては後半『寄生獣』に似てきてしまった感じで、終わり方も一応上手くまとめたけど、ちょっと解りにくかったし盛り上がりに少し欠ける感じでした。他のシリーズに比べるとちょっとパっとしませんが、これはこれでいいのでは。
一応、「完全版」というのでも出てます。

ちなみに『ヒストリエ』の最新5巻は、二月ころ発売のようです。あと『ヴィンランドサガ』の7巻もね。

参照サイト
小学館 コミック -ビッグコミックスピリッツ~SPINET-
http://spi-net.jp/

関連記事
エウメネスのはじめての戦い。パフラゴニア編完結。岩明均『ヒストリエ』第4巻
http://xwablog.exblog.jp/7280445
宇宙人とヴァイキングが手を組んでドラゴン退治!。映画「Outlander(アウトランダー)」が出来たとか
http://xwablog.exblog.jp/9140920
目録を狙う裏切り者からの逃避行と壮絶な戦い。伊藤悠『面影丸(おもかげまる)』
http://xwablog.exblog.jp/7913657
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by xwablog | 2009-01-04 00:27 | 史劇
細密な池上絵と重厚な工藤話の描き出す織田信長の生涯。池上遼一&工藤かずや『信長』全8巻
もう休みが終わっちゃいますね。もう3日は欲しかった馬頭です。

それはともかく。

信長第1巻_池上遼一

『信長』第1巻 黎明の巻

(池上遼一&工藤かずや。メディアファクトリー。MFコミックス。2003年。514円。209ページ)
「永禄三年(1560年)、上洛を目指す今川義元は尾張へと侵攻を開始する。圧倒的大軍を目の前にして、尾張の大名・織田信長は家臣たちの心配を他所に動こうとしなかった。しかし、待っていた好機到来の報せが彼に勝利への道を開くのだった。それは信長の長い覇道のはじまりでしかなく・・・」

かつて『ビッグコミックスペリオール』にて連載されていた信長の生涯を描いた作品『信長』。原作は工藤かずや氏、作画はあの池上遼一氏という豪華なタッグ。しかし、一応連載では完結したものの、その前後あたりに背景画像の著作権侵害があって(「物語の終末間近に『安土天守・障壁画の章』で安土城のカットが資料の無断使用に当たるとして問題と・・・」wikipediaより)、絶版と最終巻の未刊行ということになってしまったいわくの作品です。それがそこらへんを修正し、関係者を説得して出したのが、このメディアファクトリーから出た新装版となります。
織田信長を主人公にした作品は数有れど、その中でも一二を争うほどに、非常に面白い作品で、これは1987年から1990年に連載していたわけですが、当時子供だった私はこれを読んでかなり衝撃を受けた憶えがあります。何度も何度も読み返したし。
最終巻は新装版出た時に読んでたので四年ぶりくらいでしたが、7巻までの部分はえらい久々に読みました。10年振りくらい? でも、やはり面白かったです。

信長第8巻_池上遼一

『信長』第8巻 夢幻の巻

(池上遼一&工藤かずや。メディアファクトリー。MFコミックス。2004年。514円。217ページ)

原作の工藤かずや氏といえば、ついつい『パイナップルアーミー』やら、この前紹介した『望郷戦士』といったミリタリーものを思い浮かべてしまいますが、この人日本史も好きらしく、新撰組ものをやったり、『利休七哲』(作画/西崎泰正)や『武田二十四将』(作画/大島やすいち)といった戦国ものもやったりしてます。
桶狭間からはじまり、最後は本能寺で締める、まっとうな信長漫画です。けど、最後の「信長がその生涯を全うしていたならーー日本の近代がもう三百年早く訪れていたことは確実である!」は言い過ぎだろうて・・・

参照サイト
小学館コミック -ビッグスリーネット
http://big-3.jp/
メディアファクトリー
http://www.mediafactory.co.jp/
信長(漫画)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%A1%E9%95%B7_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)

関連記事
今川義元と太原雪斎が駿河の国を大きくしていく。宮下英樹『センゴク外伝 桶狭間戦記』第1巻
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油売りから戦国大名に! だれもが知ってる下克上。本宮ひろ志『猛き黄金の国 道三』第1巻 法蓮坊
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関東遠征の中でも、みんなしてわび数寄で大忙し。山田芳裕『へうげもの』第7巻
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剣道少女が戦国時代の尾張へとタイムスリップ! 七海慎吾『戦國ストレイズ』第1巻
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今更『天翔記』やってますよ。コーエー定番シリーズ『信長の野望』将星録と天翔記のセット。
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少年たちが内戦下の日本で東京を目指す。北崎拓&工藤かずや『望郷戦士 ティアフルソルジャー』全7巻
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by xwablog | 2009-01-03 06:50 | 史劇
去年終わりの新刊などなど。将国のアルタイル3巻、大奥4巻、聖痕のクェイサー6巻、新鬼武者2巻
初夢は首にフックをかけられる夢でした。あと、その展開からどういう風に繋がるのかわかりませんが、同時にやくざの組長の家にAKもって襲撃かける夢も見ました。各部屋に入る前に手榴弾投げ入れてくんです。

それはともかく。
そういや『将国のアルタイル』3巻出てました。

将国のアルタイル』第3巻

『将国のアルタイル』第3巻

(カトウコトノ。講談社。シリウスKC。2008年。533円)
「央海の北岸にある灯台の古都ポイニキアにやってきたマフムート。しかし、彼の動向はこの地の貴族たちに筒抜けで、晩餐に正体されてしまう。その後、評議会に呼ばれたマフムートだが、バルトラインの侵略に対する戦いに利用されてしまう。ここが失われれば祖国トルキエの不利となってしまうのだが・・・」

今度の舞台は、ビザンツ帝国のコンスタンティノープルがモデルの国。かつての大帝国の古都だけが残った国で、海上交易の要衝として栄えていますが、バルトライン帝国は服属を迫ります。一度も陥落したことのない城壁に囲まれ、強気の副市長は同盟国頼りで徹底抗戦してしまうのです。これに巻き込まれたマフムートも戦うことになってしまいます。
この巻でこの街の話は終わり。次はヴェネツィアがモデルの海洋国家、ヴェネディックが舞台です。



よしながふみ『大奥』第4巻

『大奥』第4巻

(よしながふみ。白泉社。ジェッツコミックス。2008年。619円)

男女逆転の時代劇の第4巻。相変わらず荒唐無稽かつ突拍子もない設定なのに、それがまったく違和感なく働いてます。史実とリンクして大きな波でグワーっと盛り上げていく技量には吃驚です。話は綱吉の時代までいきます。なかなかのくせ者である右衛門佐が登場。



聖痕のクェイサー06

『聖痕のクェイサー』第6巻

(吉野弘幸&佐藤健悦。秋田書店。チャンピオンレッドコミックス。2008年。552円。)
「神聖ローマ帝国の復活をもくろむタナー兄弟にはめられ、同士討ちを演じたサーシャたち。敵の意図に気づいた彼らだったが、しかし、六実やまふゆを人質にとられ、反撃ができないため追いつめられてしまい・・・・」

今度は神聖ローマ帝国を復活させようってヤツまで登場してしまいましたよ。もう、なんか楽しくてしょうがない漫画ですね。



大崎充『新鬼武者』第2巻

『新鬼武者』第2巻

(大崎充。カプコン。カプコンコミックス。2006年。762円)

最近では『グラメ!』が面白い大崎充氏がゲーム『新鬼武者』のコミカライズを担当した作品。結城秀康と女の柳生十兵衛が主人公。



参照サイト
秋田書店
http://www.akitashoten.co.jp/index2.html
白泉社 メロディ
http://www.hakusensha.co.jp/cgi-bin/mag/magazine.cgi?mode=magazine&magmode=mag09&day=now
少年シリウス
http://www.sirius.kodansha.co.jp/
カプコンCAPCOM
http://www.capcom.co.jp/

関連記事
鳳には勝利したものの、燈は連れ去られてしまい・・・。佐藤健悦&吉野弘幸『聖痕のクェイサー』第05巻
http://xwablog.exblog.jp/9107352
疫病の流行で社会が変わり女将軍が生まれる時がきた。よしながふみ『大奥』第3巻
http://xwablog.exblog.jp/7920601
今度の『鬼武者』は結城秀康が主人公。『DAWN OF DREAMS』、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7280551



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by xwablog | 2009-01-02 11:39 | 史劇
罪人の印を持つ天才軍師・孫臏の活躍を描く。星野浩字『臏 孫子異伝(びん そんしいでん)』第1巻
あけましておめでとうございます。2009年もよろしくお願いいたします。
そういや、この前、サイトのカウンタが66666になりましたね。相変わらずカウントのペースは一日20〜40程度ですが、もうちょっと記事を充実させて100を越えるようがんばりたいと思います。まあ、五年やって変わらずじまいなんでそうそうなるとは思いませんが、新年なんで大きい目標言ってみました。

元旦は部屋の掃除をと思っていますが、よく考えたら、冬休み中だからゴミ屋こないし、本とか雑誌とか処分できないですね。たまった漫画やら小説やらでも読むかな。そういや、冬休み中に『Pumpkin Scissors(パンプキンシザーズ)』を既刊全部読み直そうと思って買ってたんですが、なぜか最新の10巻だけがどこにも売ってなくて結局昨日は手に入らなかったです。品薄?

それはともかく、新年一発目はこんな漫画でも。
最近思います。やっぱ中国史は面白いなぁ、と。

臏 孫子異伝第1巻_星野浩宇

『臏 孫子異伝(びん そんしいでん)』第1巻

(星野浩字。集英社。ジャンプコミックスデラックス。2008年。514円)
「紀元前360年の中国東方の国・斉。ある日、荒廃した鯨漁の漁村にひとりの男が流れ着く。顔に入墨をし、膝の骨を抜かれるという罪人の印を持つ男・臏(びん)。無力なはずの不具者の臏は、村を襲い家族を殺した水賊に立ち向かおうとする子供たちに手助けを申し出るのだが・・・」

孫子、というと普通は呉の国で活躍し『孫子』を書いた孫武のことですが、もうひとり孫子と呼ばれた人がいまして、それがこの漫画の主人公で、孫子の子孫であるという紀元前四世紀の斉の国の軍師・孫臏(そんびん。そんぴん)のことです。「臏」とは、身体刑のひとつで、足を切ってしまう刑罰のことだそうです。漫画の中では脚の膝を駄目にするだけで、補助器具をつかって立ち上がれます。さすがに脚の無い主人公はウケないと思ったのでしょうか・・・。
彼には「鯨」という刑罰のせいで顔に入墨も入ってるのですが、当時の混乱する中国では徹底した能力主義がこんな臏の仕官への道を開きます。斉の国に雇われてからの活躍を描きますが、なんか1巻から北の騎馬民族「狄」がやってきて大変なことになりそうです。その狄の側の少女がヒロイン?
少年漫画的な作品でとても楽しめました。2巻がそろそろ出るはずですよ。

ちなみにここで第一話の試し読みが出来ます。
http://www.s-manga.net/comics/om_sj_jcd_bin.html

あー、脚といえば、昨日コケた時にぶつけた脚がまだ痛いです。メガネは直しましたが。
なんか、メガネは今付けてるのひとつしかまともなの持ってないのですが、予備にもうひとつ買おうかと思ったものの、昨日はお金が足りなくて買えずじまい。次の給料日までまって買おうかな。

参照サイト
スーパージャンプ
http://sj.shueisha.co.jp/
孫ピン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E3%83%94%E3%83%B3

関連記事
呉国にやってきた孫武が登用されるまでの話。ももなり高『孫子』第1巻 孫武の巻
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墨家の男が城を守りにやってきた。ジェイコブ・チャン監督『墨攻』映画版。残念ながらのガッカリ映画
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by xwablog | 2009-01-01 00:53 | 史劇
呉国にやってきた孫武が登用されるまでの話。ももなり高『孫子』第1巻 孫武の巻
ども。早く寝たい馬頭です。
今日は大日本漫画祭りことコミケの一日目ですね。当然ながら行きたかったのですが、現在原稿やってます。まだやってんのか。
いやー、昨日帰宅してからずっと書いてたんですが、まだ結構ありますよ。最後の方がいろいろな意味で大変です。
今頃有明の会場は楽しいことになってんだろうなぁ・・・・・・・これ書いたら、少し休もう。

それはともかく。

ももなり高『孫子』第1巻 孫武の巻

『孫子』第1巻 孫武の巻

(ももなり高。世界文化社。ロマンコミックス。2006年。838円。240ページ)
「前6世紀の中国。春秋時代の混乱の中、長江下流にある国・呉は隣国・楚と長い戦いを繰返していた。そんな中、呉に2人の人物がやってくる。一人は楚を追われた亡命者・伍子胥。もう一人は、中国北東にある斉という国から来た青年・孫武。自分の軍事的才能を自負する孫武は、自分を冷遇する祖国を捨て、呉にその使い道を求めていた。そして、ついに呉楚の戦いがはじまり、時が来たと確信する。そんな中、孫武はすでに厚遇されている伍子胥と知遇を得るのだが・・・」

中国の兵法書で武経七書のひとつ『孫子』の作者・孫武の生涯を描く歴史漫画。
自分の才能に自信はあるものの、まだ勝ったこともない人間の兵法書なので相手にされない孫武。彼は祖国・斉を捨て、まだ荒々しさの残る水郷の国・呉へときて、自分の才能を売り込んでいきます。
なんか凄い兵法書書いた人なんで、もっと冷静なキャラでいくのかと思ったら、結構熱い人です。話の過程で、古代中国の当時の事情や、故事の由来などを紹介してくれます。
絵も上手く、話も史実に沿ってやってますが、一部フィクションを加えて面白い読み物にしてます。
今のところ、2巻『孫武の巻』までは出てるみたいです。

作者のももなり高氏はいつもはヤクザ実録もの?らしきものを原作付きで描いてる人みたいですがこれの他にも『孔子』っていうのも描いてます。

孫子といえば、孫子の子孫といわれる孫臏(そんぴん)が主人公の『臏  孫子異伝』(星野浩字著)というのも最近出てますね。『スーパージャンプ』で連載だったかな。

参照サイト
世界文化社
http://www.sekaibunka.com/
孫武(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E6%AD%A6
孫子(書物)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E5%AD%90_(%E6%9B%B8%E7%89%A9)
孫臏(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E3%83%94%E3%83%B3

関連記事
大将軍になることを夢みる少年の戦いと成長。原泰久『キングダム(KINGDOM)』現在12巻まで
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ぐいぐい引き込む漫画力。呪術的観点からの『三国志』という驚異。大西巷一『女?(じょか)JOKER』
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いつも劉備の敵役にされていた曹操を主人公にした漫画。大西巷一『曹操孟徳正伝』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/10006115
墨家の男が城を守りにやってきた。ジェイコブ・チャン監督『墨攻』映画版。残念ながらのガッカリ映画
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by xwablog | 2008-12-28 13:26 | 史劇
パラレルな19世紀末。アクマとエクソシストの戦いを描く。星野桂『D.Gray-man(ディーグレイマン)』第1巻
D.Gray-manディーグレイマン第1巻

『D.Gray-man(ディーグレイマン)』第1巻

(星野桂。集英社。ジャンプコミックス。2004年。390円)
「女警官のモアは不審な廃教会の中で不思議な少年アレンに出会う。同僚が殺されアレンの監視をかねて自宅謹慎にさせられたモアだが、彼らの目の前で亡くなった姉の夫マルクが不気味な化け物へと変化するのだった・・・」

『週刊少年ジャンプ』で連載中で、一冊あたり50万部以上売れてる、アクマとエクソシストの戦いを描いた大人気漫画。アニメ化もされています。
舞台は「仮想19世紀末、そこは蒸気に紛れ、奇怪な事件が起こり始めていた」ではじまるスチームパンク的パラレル世界で、その世界のエクソシストたちの活躍を描きます。エクソシストたちは黒の教団という組織に属していて、イノセンスという超兵器を体内に持っていて、超常の力を使って「アクマ」と名付けられた兵器と戦います。人の情念を糧にするアクマははるか昔から生きている千年伯爵という人物によって生み出され、エクソシストたちを狙います。エクソシストのアレンは、師匠のクロス元帥から黒の教団に行ってエクソシストになるようにいわれ、そこで仲間たちと出会い、彼らとともにアクマたち、そして人間でありながら千年伯爵に協力するノアの一族と戦います。

4巻からはじまる「孤城の吸血鬼」編では吸血鬼型のイノセンスを持つエクソシスト、アレイスター・クロウリーが登場します。あのアレイスター・クロウリーから名前とったんでしょうが、そのクロウリーと一緒に城に住んでたのがエリアーデって女のアクマでして、これもたぶんエリアーデ・ミルチャからとったんでしょうね。

参照サイト
ジャンプ 集英社
http://jump.shueisha.co.jp/home.html

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by xwablog | 2008-12-23 05:45 | 史劇