デジタル・クワルナフ
  管理人・馬頭(xwablog)。トップページのアドレスはhttp://www.toride.com/~digxwa/
トップ
タグ:戦国時代 ( 16 ) タグの人気記事
少年時代の信長は津島でお類という女と出会う・・・。宮下英樹『センゴク外伝 桶狭間戦記』第2巻
ちはす。お風呂の鏡で自分の横から見た姿を写した時、自分のお腹が思った以上にふくれてて、ギョっとした馬頭です。
なんだこれは、とか思いましたが、錯視や幻覚などではなく、現実の中年のハラでした。

それはともかく。これ記事にするの忘れてました。

宮下英樹『センゴク外伝 桶狭間戦記』第2巻

『センゴク外伝 桶狭間戦記』第2巻

(宮下英樹。講談社。ヤンマガKC。2009年。695円)
「尾張のわずか四分の一の領土を持つだけの小領主・織田信秀。彼の息子・吉法師は、津島などの領内で悪童たちとともに悪さを繰り返しながら、金銭が物を言う時代のはじまりを直に感じ取っていた。そんな中、彼は津島の商人の娘、生駒のお類と知り合い不器用な触れ合いを繰返すのだが・・・」

『ヤングマガジン』で連載中の人気作品「センゴク」の外伝として描かれた『桶狭間戦記』の第2巻。前の第1巻は戦国大名・今川義元を主人公にしていましたが、この巻は織田信長の幼少期を描いています。
中世日本の経済的衰退期が、小氷河期という気候変動のせいで貨幣経済が活性化し、金銭が物を言う時代が到来しようとしていました。そんな中、その経済的繁栄をほしいままにする津島を擁する織田信秀は、格段に勢力を付けていきます。そしてそれをしっかりと見ている吉法師(織田信長)。彼は商人に金を借りるために頭まで下げる父の姿をみたり、金によってなにもかもがかわることに衝撃を受けつつ成長します。
そんな中、取引の失敗によって落ちぶれそうな商人・生駒家の生き遅れの強情な娘・お類と知り合い、互いに魅かれ合いながらぎこちない恋をしていきます。
戦国時代についての経済的なアプローチと、経済と戦国大名というものが、どう結びついていたかなどを解説しつつ、信長の小さい頃から、父・信秀が死ぬあたりまでを話にしています。
強情で不満げな少年・信長の成長がなかなかいい感じに話になってますよ。

生駒家の娘ってのは、たしか織田信忠の母親じゃないかって人物ですね。

この外伝は、こうやって今川と織田を交互に描くのかな?


参照サイト
ヤングマガジン
http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/top.html
センゴク(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%82%AF
津島市(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%A5%E5%B3%B6%E5%B8%82

関連記事
関東遠征の中でも、みんなしてわび数寄で大忙し。山田芳裕『へうげもの』第7巻
http://xwablog.exblog.jp/9374202
剣道少女が戦国時代の尾張へとタイムトリップ! 七海慎吾『戦國ストレイズ』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9211753
長篠にて、ついに武田との決戦に挑む。宮下英樹『センゴク 天正記』1巻から最新4巻まで
http://xwablog.exblog.jp/10503509/
今川義元と太原雪斎が駿河の国を大きくしていく。宮下英樹『センゴク外伝 桶狭間戦記』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9850096
[PR]
by xwablog | 2009-03-16 23:22 | 史劇
時代劇や漫画小説がどれだけ実像と違うか解ると吃驚します。東郷隆&上田信『絵解き 戦国武士の合戦心得』
絵解き 戦国武士の合戦心得_東郷隆&上田信

『絵解き 戦国武士の合戦心得』

(東郷隆&上田信。講談社。講談社文庫。2004年。495円。217ページ)
第一章 日本刀
第二章 合戦
第三章 槍と弓
第四章 大砲と火縄銃
第五章 戦場での目印・音
第六章 首実検と切腹
第七章 女武者と船戦さ
あとがき

2001年に出た『歴史図解 戦国合戦マニュアル』の新装版です。作者は『大砲松』で吉川英治文学新人賞をとった小説家・ライターの東郷隆(とうごうりゅう)。
この本、前に奥野さんに教えてもらってからずっと読みたかったんですが、なかなか売ってないなー、と思ってましたら、実はレーベルが「講談社α文庫」(の緑背表紙の歴史ジャンル)じゃなく、普通の「講談社文庫」の方だったと今日判明。『アレクサンドロス変相』も見てみたいと思ってたので、体調悪いのにジュンク堂に行ってきました。足をフラフラさせながら歴史コーナーを見てると、新刊で『「聖なるロシア」のイスラーム』と『バルト海の中世』とかの本を見つけてしまいまして、ちょっと悩んだものの買ってしまいました。・・・熱があったからなのだと思いたい・・・
で、結局そっちに眼をとられて肝心の『アレクサンドロス変相』を見忘れたり。

この『絵解き 戦国武士の合戦心得』は、戦国時代とそのちょっと前あたりの日本での戦争で、武士たち、一般の兵士たちが、どのように戦ったのかを図解付きで解説したものです。漫画やら小説やら時代劇やらでみられるような言動・出来事がいかにテキトーなものであるかよくわかります。いや、漫画なんかではまさに漫画的表現で鎧ごと真っ二つとかがありますが(『花の慶次』とか)、あれは強さの表現であって、実際には刀で鎧とかは切れないのですが、実際に切れるもんだと思ってる人もいるようで、東郷氏が漫画原作者とかからそうした質問を受けて辟易してるようです。
この本の中では史料からの情報などを紹介しつつ、現実にはこんな感じだったんだよ、というのを刀・槍・弓、といったモノごとに分けて解説していきます。そして戦いの最中のみならず、その前後における作法なども紹介しています。
たくさんの挿絵が入っていますが、イラスト担当は『コンバットバイブル』などの上田信氏。

どの話も眼から鱗の話ばかりでしたし、『センゴク』を読んだばかりだったので、この描写あったなぁとか、この本を参考にしたんじゃないかと思うようなこともたくさん書いてありました。
例えば、武士が甲冑姿で戦う時の一番いいスタイルだという介者兵法とか、槍を使う時は上からバシバシ叩くとか。
あと、ヘー、と思ったのが、馬につける防具の話とか、槍で突く時は、体ごとじゃなく、手許で扱く形で突きをガシガシ入れるとか、盾が広く使われたとか。今言う「手だてが無い」という言葉が「手楯が無い」から来ているという話は驚きました(本当なのか?)。敵兵と距離を取りたい弱兵の国ほど槍が長い、という話もなるほどーとか思いました。だから織田が長いと!
各種の火砲、後装式と前装式、ロケットみたいな兵器のどれもが同時期に出たというのも面白い話でした。ここらへん詳しく知りたいですね。
そういや、馬の顔につける防具「馬面(ばめん)」の話のところで、越前・豊原の甲冑師の工人で「馬面派」という人たちが大坂の陣でこれを巧みにつくって「馬面」という姓を許されるというのがありましたが、調べてみたら、本当に馬面という苗字の方がいるんですね。17世帯っていうから、全部で50人程度かな?

ちなみにこれの第二弾である『絵解き 雑兵足軽たちの戦い』というのも出てました。


参照サイト
講談社文庫
http://shop.kodansha.jp/bc/bunko/
東郷隆(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E9%83%B7%E9%9A%86

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%BE
全国の苗字
http://www2s.biglobe.ne.jp/~suzakihp/index40.html

関連記事
マイナー武将・仙石秀久が主人公。戦国時代の真実の姿を描く! 宮下英樹『センゴク』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9919918
今川義元と太原雪斎が駿河の国を大きくしていく。宮下英樹『センゴク外伝 桶狭間戦記』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9850096
[PR]
by xwablog | 2009-03-15 23:55 | 書庫
武田と織田・徳川の最後の戦い。そこにゾンビが加わって・・・。横山仁&柴田一成『戦国ゾンビ』第1巻
今日は朝から寒気と熱の酷い状態で出社。顔の表面がヒリヒリしたり、体の節々が痛くなったりしてましたが、仕事が少なめでだいたい定時には帰れたのは助かりました。

それでもブログは更新しときます。

戦国ゾンビ第1巻_横山仁&柴田一成

『戦国ゾンビ』第1巻 百鬼の乱

(横山仁&柴田一成。幻冬舎コミックス。バーズコミックス。2008年。590円)
「1582年3月、強大な信長・徳川連合軍が迫る中、武田勝頼は新府城を捨て、天目山を目指す。その天目山で合流を果たすため、世継ぎたる武田信勝と十数名の護衛に守られて山中を進んでいた。そんな彼らに襲いかかる敵兵たちは、護衛についた精鋭『赤葬兵(せきそうへい)』によって蹴散らされる。一騎当千の彼らに守られた信勝だが、実は武田の姫・紗羽姫(さわひめ)がその正体だった。彼女は滅亡を目前にして次々と死んで行く家臣たちに心痛めるのだった。そんな一行が休むために入った洞で、突如襲いかかる一群があった。それはとても人とは思えぬ凶暴さを見せる人間で・・・・」

「センゴク天正記」で一応武田との戦いもあったし、武田繋がりということで。原作は『リアル鬼ごっこ』の映画監督の柴田一成氏。
とにかくこの漫画、「戦国ゾンビ」というタイトルが示すように、戦国時代にゾンビがいたらすげーよな!? ということで作ったんじゃないかと思われる内容でして、武田が織田と徳川の連合軍によって滅ぼされる混乱の中で、ゾンビたちが兵士たちに襲いかかります。
武田の跡継ぎとして唯一残された信勝と、それを守る赤葬兵という特殊部隊が、織田・徳川兵にも追われながら、このゾンビたちと戦うことになるのです。
「赤葬兵」とは、山県政景(山県昌景)の「赤備え」から派生したという設定の超絶技能を持った兵士たちの部隊です。異様なまでの長剣の副隊長・土屋昌恒、槍の遣い手・小宮山友晴、怪力の持ち主、東南アジアの武器を使うやつ、はしっこいやつ、治療技術を持っているやつ、狙撃の名手、などなど。
ハイスペックな上、感染型のゾンビなので、どんどん増えるゾンビたち。徳川軍などもこの事態に戸惑ったりします。そして、信勝たちはそれでもやはり天目山を目指して進んでいくことになります。

ムチャな内容で終着点が見えない作品ですが、続きが凄い気になります。もう2巻は出てますね。

ところで、今回はじめて知りましたが、これに登場する土屋昌恒とかって実在の武将だったのですね。「片手千人斬り」のシーンもあり。

参照サイト
戦国ゾンビ!!(月刊コミックバーズ連載中 横山仁の日常)
http://yokoyamajin.blog40.fc2.com/
月刊コミックバーズ
http://www.gentosha-comics.net/birz/
武田信勝(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E4%BF%A1%E5%8B%9D
武田征伐
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E5%BE%81%E4%BC%90

関連記事
長篠にて、ついに武田との決戦に挑む。宮下英樹『センゴク 天正記』1巻から最新4巻まで
http://xwablog.exblog.jp/10503509/
今更『天翔記』やってますよ。コーエー定番シリーズ『信長の野望』将星録と天翔記のセット。
http://xwablog.exblog.jp/8765770
猛田攻等学校を舞台に超常の力を持った攻校生たちの学園バトル。小川雅史『風林火嶄』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8758027
[PR]
by xwablog | 2009-03-14 21:47 | 史劇
長篠にて、ついに武田との決戦に挑む。宮下英樹『センゴク 天正記』1巻から最新4巻まで
「ヤングアニマル」で連載中の「セスタス」ですが、今回で第一部完となって、二部はシチリアでの拳闘大会としてはじまるみたいです。六月から。十年以上かけて第一部ってことは、二部もあと十年はかかるのか・・・。まあ、取材とかで時間かかるらしいので、しょうがないか。
いままで引っ張った伏線とかそろそろ出てきそうで楽しみですね。

それはともかく。

センゴク 天正記第1巻_宮下英樹

『センゴク 天正記』第1巻

(宮下英樹。講談社。ヤンマガKC。2008年。533円。)
「天正二年(1574年)、羽柴秀吉軍の武将に、そして千石取りの領地持ちになったものの、ひとりで各地を行き来して仕えるような非常に多忙な日々を過ごしていたセンゴクこと仙石秀久。彼は調略した鉄砲打ちの国友藤太郎の新作種子島を、岐阜の信長のもとに届けるよう秀吉に言われる。しかし、センゴクがそこで半年振りに見た信長は、さらなる威厳と狂気を宿すようになった恐るべき存在だった。本願寺と武田という織田家の二大敵との決戦が迫ろうという中、センゴクは自ら間諜となり伊勢長島へと潜入するのだが・・・」

戦国大名・仙石秀久を主人公にした漫画『センゴク』の第二部、『センゴク 天正記』がはじまります。
元々の仙石領に加え、近江南部に野洲という千石もの所領を与えられ、ひとかどの領主となったセンゴクですが、そうなっても供の者も連れずにひとりで各地を行ったりきたりで多忙な日々を送っています。まあ、その方が彼らしいっちゃあ彼らしいのですが。
伊勢長島に一向宗を囲む羽柴秀長の陣に行ったとおもったら、野洲の領地に戻り、さらに越前で一向宗の軍勢と対峙する秀吉のもとへと向かったりします。けど、そんな彼がついた陣地は実は秀吉軍じゃなく、一向宗の方だったと途中で気づくようなマヌケをしたりも。
秀吉子飼いの武将としていろいろ働かされるセンゴクですが、秀吉が調略した国友藤太郎という鉄砲名人の新作火縄銃・国友筒を信長に届ける仕事を命じられます。しかし、半年前に会った時よりも、さらに恐ろしい雰囲気を持つようになった信長に、センゴクは恐怖するとともに、秀吉がずっとこれを感じながら働いてたと知って、自分も頑張ろうと決意します。何が戦国武将として大事なのかを頭ではなく本能で理解していくセンゴクです。
そんな彼は、領地持ちでありながら、なんと間諜として長島の一向宗陣地に潜入し、その様子を調べるなんてこともしてしまいます。フットワークが軽いったって、これはナイだろ? とかって感じですが、どうもこの手の仕事はセンゴクには向いているようです。(彼はのちにも九州に3年も商人として潜伏したことがあるとか)

そんな彼がある時知り合うことになるのは、顔の右反面があばた面となった男・野々村正成。彼は織田家の中でも随一の鉄砲打ちである武将です。
さらにはセンゴクの家臣として、素性不明の鉄砲打ち・粗葉粕太郎(そばかすたろう)という元盗人が入ります。
このように、作中でも鉄砲に関する話が増えてきます。鉄砲による軍事的革命が起ころうという時代の話としても作られているわけです。



センゴク 天正記第2巻_宮下英樹

『センゴク 天正記』第2巻

(宮下英樹。講談社。ヤンマガKC。2008年。533円。)

武田の侵攻で盟友・徳川家の離反の可能性もある中、これをなんとか留めることに成功した信長は、伊勢長島の一向宗を殲滅することを決意します。信長の悪名を高めることになる長島攻略戦における「根切り」、つまり皆殺しです。
センゴクの働きを知ってる野々村が信長に進言したおかげで、長島攻めの中央先陣をまかされた羽柴秀長。もちろん彼の下でセンゴクも自分の家臣たちを連れて奮闘します。センゴクは自分の家臣に一族から人を集めてましたが、粗葉粕太郎という男も家臣として加えていました。そして彼らにとって、これが実質的な初戦闘となります(三河救援の時は戦いにならなかった)。
それは新しい時代の戦いの誕生ともいうべきもので、長島の一向宗門徒二万を皆殺しにする殲滅戦となるのです。

それにしても長島との戦いは織田一族にえらい死人が出てますね。信広、秀成、信昌、信次、信興、信直、信成の七人も。
(そういや、原哲夫&隆慶一郎の『影武者徳川家康』で二郎三郎が織田一族をバシバシ殺してましたね。懐かしい。久々に読みたいです)



センゴク 天正記第3巻_宮下英樹

『センゴク 天正記』第3巻

(宮下英樹。講談社。ヤンマガKC。2008年。533円。)

武田信玄亡き後、武田勝頼を新たなる「シンゲン」として覚醒させた武田の宿将たちは、またしても徳川を攻め、信長もついに大部隊を率いて三河・長篠へと向かいます。
そうです。とうとう長篠の合戦というわけですよ。戦国大名としてさらなるレベルアップを果たした徳川家康、織田家の旧臣たちを追い抜こうと決意した羽柴秀吉、狂気を宿すほどの決意で勝利を掴もうとする信長が、戦国最強の武田軍団に立ち向かいます。



センゴク 天正記第4巻_宮下英樹

『センゴク 天正記』第4巻

(宮下英樹。講談社。ヤンマガKC。2009年。533円。)

この4巻がこの前出た最新巻です。
長篠に布陣した信長軍。その前へと出て来た武田軍は、ついに激突することになります。
センゴクは戦場の左翼で佐久間隊と野々村隊の間あたりにいますが、目の前はなんとあの真田家の部隊です。奮迅するも新興のセンゴクの部隊はたまらずやられてしまい、真田隊は本陣の信長目指し突き進んでいきます。しかし、これはすべて信長の狙った通りのことで、ついに新戦法が炸裂するのでした。明智光秀の「殺し間」という十字砲火を越える、圧倒的火力による包囲殲滅戦です。次々と倒れる武田軍兵士たち。そして武田の名将たちも次々と戦死していきます。そんな中、武田勝頼も自らの突撃を宣言するのですが・・・

いやはや、相変わらず新視点での描写がおもしろくてたまりません。

そういえば、『長篠の合戦の世界史』という本が欲しいんですが、売り切れで今は中古で値上がりしてしまっているようですね。図書館で借りるか・・・

ちなみに、昨日書いた記事で間違いがあったので訂正しときました。斎藤龍興と浅井長政は従兄弟同士です。

参照サイト
センゴク ヤンマガ
http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/rensai/ym/sengoku/sengoku.html
長島一向一揆(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B3%B6%E4%B8%80%E5%90%91%E4%B8%80%E6%8F%86
長篠の戦い(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E7%AF%A0%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
火縄銃(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E7%B8%84%E9%8A%83

関連記事
互いの動きを操り合う姉川の戦いという緊迫した戦場ドラマ。宮下英樹『センゴク』第4巻と5巻
http://xwablog.exblog.jp/10286889
全滅必至の金ヶ崎の退き口の絶望的状況の中で・・・。宮下英樹『センゴク』第3巻
http://xwablog.exblog.jp/10210619
大包囲網の要地たる比叡山を落とす! 宮下英樹『センゴク』6巻から8巻。比叡山焼き討ち編
http://xwablog.exblog.jp/10463526/
三方ヶ原の合戦編と一乗谷炎上編。宮下英樹『センゴク』9巻から12巻まで
http://xwablog.exblog.jp/10470005/
越前から取って返した羽柴隊が浅井を攻める。小谷城虎口攻め編。宮下英樹『センゴク』13巻から15巻まで
http://xwablog.exblog.jp/10496826/
[PR]
by xwablog | 2009-03-13 23:59 | 史劇
越前から取って返した羽柴隊が浅井を攻める。小谷城虎口攻め編。宮下英樹『センゴク』13巻から15巻まで
先週の金曜日だったかに一日あたりの鼻水採取量が今冬最大を記録した後、ずっと体調が悪く、この前の記事書いてる時は朦朧としながらやってましたが、少し回復。けど、かわりにお腹の調子の方が変でして、凄くお腹がパンパンの状態です。食事量減らせばいいのかもしれないけど、やけに食欲だけはあったり。

それはともかく。

宮下英樹『センゴク』第13巻

『センゴク』第13巻

(宮下英樹。講談社。ヤングマガジンコミックス。2007年。533 円)
「越前・朝倉氏を滅ぼした織田信長軍。その中にあって、戦勝を味わう暇もなく越前を去る羽柴籘吉郎隊。同盟者朝倉を失った浅井長政が籠る小谷城を速攻で陥落させることを信長が欲するであろうと思われる、と先読みした籘吉郎の単独行動だった。羽柴隊一隊で一夜で陥落させることを狙う藤吉郎だったが、張り巡らされた防御施設を持つ小谷城は難攻不落。そこでかつて浅井軍にいた藤堂高虎が呼ばれるのだが・・・」

13巻の半ばから小谷城虎口攻め編がはじまります。越前奪取のみで信長が満足しないだろうと読んだ籘吉郎(そういや、この漫画だと「藤吉郎」じゃなく「籘吉郎」になってるんですよね。)は、温存した兵力を率い、あっという間に北近江の小谷城まで戻ります。この読みは当たり、信長もすぐに戻ってきて、彼に城攻めをまかせることになります。「金ヶ崎の退き口」と並ぶ秀吉出世の代表的戦い、「清水谷虎口入り」です。
攻めるにあたり、元浅井家陪臣の藤堂高虎が呼ばれこの一乗谷を模した小谷城には、大手口、畝堀、曲輪群の三つの関門があり、最後に最新型の秘密の虎口が待ってるといいます。籘吉郎はセンゴク(仙石秀久)、藤堂高虎、可児才蔵の三人の豪傑を先陣に、これを次々と突破していきます。



宮下英樹『センゴク』第14巻

『センゴク』第14巻

(宮下英樹。講談社。ヤングマガジンコミックス。2007年。533円)

籠城する浅井長政も、最後の時を迎え、城に残ることを決めた信長の妹・市とともに覚悟を決めます。彼に従うのは赤尾清綱といった忠臣や700名の死兵たちです。
羽柴隊は、城下の屋敷群にいる江北の豪族たちを調略・襲撃してきますが、曲輪群を通過しないで山頂へ行ける道がある場所に屋敷がある大野木茂俊も調略したことで、虎口への道が開けます。畝堀攻めでは攻略したものの最後は喧嘩になってしまったセンゴク・藤堂・可児の三人も、虎口攻めを前に結束し、精鋭を率いて虎口へと突入するのですが、そこで最新式の虎口が彼らに襲いかかります。



宮下英樹『センゴク』第15巻

『センゴク』第15巻

(宮下英樹。講談社。ヤングマガジンコミックス。2006年。514円)

ついに虎口の秘密を知り、これを突破した羽柴隊。この戦いを指揮したことで、戦国武将としてひとかわ剥けた羽柴籘吉郎。そんな彼についていくセンゴク。この二人の関係が、まさにセンゴクが作中で言っているような、相互関係にあるというのがここでも描き出されます。
落城を目前にした浅井長政ですが、この男の戦国武将としての成長もなんともかっこ良かったですね。信長という巨大なキャラクターに対して敵対することなくして彼の覚醒もなかったという描き方は非常に燃えました。(お市の方もいいキャラクターでした)

というわけで、これで『センゴク』の第一部が完ということになります。越前・近江を完全に勢力下にいれた信長は、今回の小谷城陥落の功績に対して、北近江の旧浅井領をまるまる羽柴籘吉郎の所領とし、これによって籘吉郎は明智・佐久間・柴田・丹羽といった諸武将と肩を並べることになります。そして、センゴクもこれに伴い、近江に所領をちょうど「千石」もらうわけです。1人の兵士として籘吉郎(秀吉)に従って戦っていた仙石秀久も、これでとうとう領主というわけです。
これから、『センゴク 天正記』という第二部に入るわけですが、天下統一を前に狂気を宿すようになった信長のさらなる戦いにセンゴクは武将として参加していきます。


今回、wikiで調べてはじめて知ったんですが、斎藤龍興と浅井長政は従兄弟の関係にあったのですね(浅井亮政の娘が龍興の母親)。


参照サイト
センゴク ヤンマガ
http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/rensai/ym/sengoku/sengoku.html
浅井氏(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E4%BA%95%E6%B0%8F
小谷城の戦い(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%B0%B7%E5%9F%8E%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
浅井長政
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E4%BA%95%E9%95%B7%E6%94%BF
お市の方(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E5%B8%82%E3%81%AE%E6%96%B9
虎口(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%8E%E5%8F%A3

関連記事
互いの動きを操り合う姉川の戦いという緊迫した戦場ドラマ。宮下英樹『センゴク』第4巻と5巻
http://xwablog.exblog.jp/10286889
全滅必至の金ヶ崎の退き口の絶望的状況の中で・・・。宮下英樹『センゴク』第3巻
http://xwablog.exblog.jp/10210619
大包囲網の要地たる比叡山を落とす! 宮下英樹『センゴク』6巻から8巻。比叡山焼き討ち編
http://xwablog.exblog.jp/10463526/
三方ヶ原の合戦編と一乗谷炎上編。宮下英樹『センゴク』9巻から12巻まで
http://xwablog.exblog.jp/10470005/
[PR]
by xwablog | 2009-03-12 23:59 | 史劇
三方ヶ原の合戦編と一乗谷炎上編。宮下英樹『センゴク』9巻から12巻まで
今日、一応『センゴク』の最新巻、「天正記」の4巻と、『桶狭間戦記』の2巻を手に入れました。
けど、せっかくなので、『センゴク』は順々に紹介してきます。
そういや、今日はプロバイダ変えて、部屋にNTTが回線引いてくれる日でした。無事工事も終わり、プライベート用のメールアドレスも変わりました。まあ、砦サーバの方のは今後も使えますし、dionのいままでのメールアドレスも契約切るまでだから今月中はまだ使えるかも。
それにしても、部屋に工事の人を入れたわけですが、あまりの本の量に、工事の人が工事できるスペース作るのが大変でした。布団を片付けてお風呂に一時的に入れて(そこしか空きのスペースがなかったので)、山積みの本は部屋のはじっこに寄せて・・・・。
いろいろ疲れました。なんせ、前の夜はずっと朝まで「信長の野望 天翔記」やってたんで。この漫画読んだおかげで、これやりたくてしょうがなかったんですよ。それで、せっかくなんで朝倉家でやったら、超難しかったです。難易度はいつも難でやるんですが、波多野に滅ぼされました。つええぞ、波多野。舐めてました。いや、ほら、背後の本願寺と南の浅井とは同盟してるし、もうそうなったら京都狙ったる、とか色気出したら、一色はやれたけど、山名は強いし邪魔するし、波多野はなんか凄い兵力持ってるし。朝倉は武将がパっとしないし(笑)

それはともかく。

宮下英樹『センゴク』第9巻

『センゴク』第9巻

(宮下英樹。講談社。ヤングマガジンコミックス。2006年。514円)
「比叡山焼き討ちの時に勝手に戦線離脱するという大失態をしたセンゴク(仙石秀久)。お蝶を朝倉家の鳥居景近に奪われてしまい、さらには失態のため羽柴(木下)藤吉郎隊から佐久間信盛隊へ寄騎として移り働くことになってしまう。そんな時、甲斐の武田軍が三万もの軍勢で三河の徳川領へと攻め入っていく。最強の武田軍の前に徳川の敗北は必死と思われた中、信長は佐久間隊に徳川への後詰めを命じるのだった・・・」

三方ヶ原の合戦編というわけですが、これにどうセンゴクが関わってくるかと思ったら、徳川側に援軍として送られた佐久間隊に参加するという手でした。センゴク重要な戦いにみんな参加しまくって経験値積みまくりです! もっとも、佐久間信盛たちは、相手が武田とあって、こりゃあオレら死んだな、とか思って行くんですが。
馬場信春の調略をはねのけた徳川家康は、武田軍によってあっという間に領土を侵略され、ついにすぐ側までやってきてしまいます。佐久間・平手隊が浜松城に到着し、さらに信長の大部隊があとを追ってくるとあって、勝利の可能性が見えてきたことで戦々恐々としていた徳川軍に活気が戻ってきます。しかし、浜松城の目の前にやってきたのは、武田軍のほんの一部、小山田信茂率いる500名の投石部隊だけでした。家康は罠の可能性などさまざまなことを考えた上で、ついに出撃することになるのです。



宮下英樹『センゴク』第10巻

『センゴク』第10巻

(宮下英樹。講談社。ヤングマガジンコミックス。2006年。514円)

まあ、もちろん、この戦い、三方ヶ原の戦いは、待ち受けていた武田軍本隊によって散々にやられてしまうわけです。センゴクはここで家康を助け、佐久間信盛に信頼されるような目覚ましい活躍と的確な判断をするのでした。

しかし、武田信玄つえー。なんか「戦う前に勝負をつけろ」みたいな事言うし、手勢も敵も想いの侭に操ってしまいます。武将たちがまた凄い。くせ者揃いだし、強い。中でも、赤備えで有名な山県昌景の部隊が鬼強いです。

三方原の戦いって、徳川1万1千と武田三万の戦いですが、徳川側は5分の1近い二千弱が戦死という大敗。
でも、センゴクをはじめ、有名なキャラはなんとか生き延びることになります。
それには、信玄が病で倒れるということがあったからなんですが・・・・



宮下英樹『センゴク』第11巻

『センゴク』第11巻

(宮下英樹。講談社。ヤングマガジンコミックス。2006年。514円)

11巻からは一乗谷炎上編です。朝倉家の本拠地・越前の小京都・戦国時代最大の要塞都市・一乗谷が舞台となります。
当主・朝倉義景は政務・合戦よりも漁色に溺れてしまっていて、一門内部では対立があったりします。さらに、武田側に対処するのを諦めた信長が、一番弱い敵である朝倉を狙ってやってきます。
この混乱の時を狙い、放浪の謀将・斎藤龍興が朝倉乗っ取りを画策します。この前の比叡山でセンゴクに重傷を負わされた鳥居景近が鬼気迫る変身をとげてこれに関わります。それには義景の母・高徳院のもとで働いているお蝶も関わることになってしまうのです。
戦いに疲弊し、配下は分裂し、強敵の迫る中、朝倉義景は鳥居の方針にのっとり、ついに信長との戦いを決意します。



宮下英樹『センゴク』第12巻

『センゴク』第12巻

(宮下英樹。講談社。ヤングマガジンコミックス。2007年。514円)

しかし、せっかくの決意ですが、今回は相手が悪過ぎました。まるで対処のしようがない武田に悩まされ、ついに思いもよらない方法に出た信長は、岐阜をほっておいて、京都(上京)を焼き払い、朝倉領を切り取ろうとしていて、まさに失うものもない死にもの狂いは織田軍のほうでした。それに、今回の苦境でひとつ高いレベルに行ってしまった信長の戦い振りの前に、近江・小谷城の浅井軍との共同戦線も虚しく、あっという間にやられてしまいます。この戦いで、謀略を繰返してきた斎藤龍興がとうとう死に、さらに鳥居も義景とともに、裏切った朝倉景鏡によって殺されてしまいます。
こうして朝倉との戦い、さらにはお蝶を連れ回した斎藤龍興の思惑も終わったわけですが、なんと、お蝶は一乗谷から出ていって、センゴクはお蝶を取り戻すことはできないまんまとなります。えー。普通、ここで再び感動の再々会となって、二人は一応めでたしめでたし、ってなるはずでしょう。けど、まだ引っぱります。そうか〜、挫けない男・仙石秀久の話らしく、好きな女の子に対しても挫けないというわけか。

今回、朝倉家のことwikiで調べたら、なんか義景は六角家からの養子だったんじゃないかって説があるとか。へー。養子だけど当主になれたりするってのも面白いですね。上杉でもあったけど、そういうってよくあったのでしょうかね?


参照サイト
センゴク ヤンマガ
http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/rensai/ym/sengoku/sengoku.html
武田信玄(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E4%BF%A1%E7%8E%84
三方ヶ原の戦い(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%96%B9%E3%83%B6%E5%8E%9F%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
赤備え(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E5%82%99%E3%81%88
朝倉義景(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E5%80%89%E7%BE%A9%E6%99%AF
一乗谷城の戦い
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E4%B9%97%E8%B0%B7%E5%9F%8E%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84

関連記事
互いの動きを操り合う姉川の戦いという緊迫した戦場ドラマ。宮下英樹『センゴク』第4巻と5巻
http://xwablog.exblog.jp/10286889
全滅必至の金ヶ崎の退き口の絶望的状況の中で・・・。宮下英樹『センゴク』第3巻
http://xwablog.exblog.jp/10210619
大包囲網の要地たる比叡山を落とす! 宮下英樹『センゴク』6巻から8巻。比叡山焼き討ち編
http://xwablog.exblog.jp/10463526/
[PR]
by xwablog | 2009-03-08 02:28 | 史劇
大包囲網の要地たる比叡山を落とす! 宮下英樹『センゴク』6巻から8巻。比叡山焼き討ち編
『センゴク』はすでに『センゴク 天正記』の3巻まで買ってあったんですが、最新巻の4巻をamazonで頼んだせいで、発売日に読めませんでした。他に買うのあったし、1500円送料無料の縛りがあるから、いっしょに頼んだものの、発売日の6日には来ないし、7日は仕事で受け取れないし、結局8日になりそうです。なんか、amazonで新発売のものを頼むと、たまに発売予定日より早く届くことがある、っていう噂があったんで、ほんとかな〜とか思ってましたが、そんなことはありませんでした。てか、当日再配送の申し込みが18時までって酷い。どうしたって当日に受け取れない。

そんなわけでとりあえず、まだ紹介してなかった部分の8巻まで。

宮下英樹『センゴク』第6巻

『センゴク』第6巻

(宮下英樹。講談社。ヤングマガジンコミックス。2005年。514円)
「1570年。摂津で決起した細川昭元と斎藤龍興を討伐すべく織田軍は野田・福島を包囲する。しかし、淀川河口付近の大湿地帯という地形が織田軍を苦戦に陥れる。しかも、この戦いは反信長勢による大包囲網の一環であり、近江では比叡山も協力し浅井・朝倉連合軍が攻め寄せていたのだった。一向宗の本願寺も動きだす中、センゴクたち木下隊は近江の横山城で猛攻に耐えていた・・・」

『センゴク』の6巻からは比叡山焼き討ち編がはじまります。
反信長で集まった諸勢力の武将たちは、信長抹殺のために大規模な包囲網をしかけます。大阪・摂津で挙兵した細川昭元と斎藤龍興、北部から侵攻してくる浅井朝倉連合。包囲には一向宗の本願寺も加わり、信長はまたたくまに危機に陥ります。
野田・福島では淀川河口のデルタ地帯で本願寺軍の総司令官・下間頼廉の小舟を使った巧みな戦術に苦戦しますが、明智光秀の策で火力を集中して撃破し、これを脱出。一向宗が淀川を渡る船を隠してしまったものの、浅瀬の渡河に成功します。
本来なら立ち往生して孤立するはずの信長軍の動きに、朝倉・浅井軍は比叡山に籠城してしまいます。比叡山を包囲することになった信長軍ですが、周囲の状況はますますやばくなっていってしまいます。
横山城にいる木下籘吉郎たちは、数百の手勢しかいないため打つ手無しかと思われたのですが、センゴク(仙石秀久)の進言によって信長本軍と合流しようと西へと進み始めるのでした。

信長が何度も苦しめられることになる本願寺・一向宗がここらへんから本格的に登場します。各地に門徒がいて、当時の日本最大宗派である一向宗は、戦国大名を上回る資金力と兵力を擁する大勢力で、信長にとって最悪の敵となっていきます。本願寺といえば「信長の野望」をやるとこの国だけは一揆が起きなくて好きだったので、よく使ってました。いやね、もう、税率上げて農民から搾取し放題! (そこか
資金力が違いますよ。ゲームでもそうでしたが、武将にやけに下間って名前のが多いな〜、と思ってたら、下間氏って源氏の末裔で一向宗の軍事部門で重要な存在だったのですね。この「センゴク」では下間頼廉が本願寺軍総司令官として大きな存在感を持って登場します。斎藤龍興の謀略を見抜き、信長軍を苦戦させるような人物でもあり、僧侶というよりまさに戦国武将です。
そして驚きなのが、本願寺の総帥である本願寺顕如の描き方。7巻表紙にもされてますが、頭に梵字を入れた凄い外見という突飛さで、全然僧侶らしくない活きのいい感じのカリスマ的指導者として描かれています(浄土真宗とかから文句こないのか?)。



宮下英樹『センゴク』第7巻

『センゴク』第7巻

(宮下英樹。講談社。ヤンマガKC。2006年。514円)

斎藤龍興の下で「蝶姫」として囲われているお蝶ですが、龍興の妹として朝倉家の家臣に輿入れが決まりそうになります。もちろん謀略に使われようとしているのですが、朝倉家の急進派武将、鳥居景近が相手として選ばれます。引きこもり大名・朝倉義景の朝倉氏は、若手の急進派と、守旧派が対立していて、これを利用するつもりなのでした。
比叡山に籠城していた浅井朝倉軍と、天皇に仲介をしてもらって和解した信長ですが、これですますつもりは全然ありません。しかし、朝倉軍の急進派の一部は、比叡山に居残ってまして、その中には鳥居景近が、そしてお蝶がいるのでした。
翌1571年、比叡山を包囲した信長軍は焼き討ちを行うのですが、ここにお蝶がいることを知ったセンゴクはいても立ってもいられず、なんと木下隊を抜け出して比叡山の中に入っていき、そこで鳥居と戦うことになります。



宮下英樹『センゴク』第8巻

『センゴク』第8巻

(宮下英樹。講談社。ヤンマガKC。2006年。514円)

8巻で比叡山焼き討ち編が終わり、今度は三方ヶ原の合戦編に入ります。信長にとって最強の敵である甲斐・信濃の武田信玄が登場します。

この漫画では、比叡山焼き討ちで明智光秀が一番の功績を立てたってことになってます。よく言う、明智は比叡山焼き討ちには反対してた、ってのは違うっていう史料があるらしい。むしろ、立案者として中心的な働きをしたとか。
池上遼一の『信長』でも、光秀がなんとか比叡山が焼かれるのを食い止めようとするシーンがありましたね。

今、気づきましたが、『桶狭間戦記』の2巻がもう出てますね。いつの間に・・・


参照サイト
センゴク ヤンマガ
http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/rensai/ym/sengoku/sengoku.html
比叡山延暦寺 公式HP
http://www.hieizan.or.jp/
比叡山焼き討ち (1571年)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%94%E5%8F%A1%E5%B1%B1%E7%84%BC%E3%81%8D%E8%A8%8E%E3%81%A1_(1571%E5%B9%B4)

関連記事
互いの動きを操り合う姉川の戦いという緊迫した戦場ドラマ。宮下英樹『センゴク』第4巻と5巻
http://xwablog.exblog.jp/10286889
全滅必至の金ヶ崎の退き口の絶望的状況の中で・・・。宮下英樹『センゴク』第3巻
http://xwablog.exblog.jp/10210619
試し合戦にて奮迅する仙石秀久に引きずられるようにして・・・。宮下英樹『センゴク』第2巻
http://xwablog.exblog.jp/10148738
マイナー武将・仙石秀久が主人公。戦国時代の真実の姿を描く! 宮下英樹『センゴク』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9919918
今川義元と太原雪斎が駿河の国を大きくしていく。宮下英樹『センゴク外伝 桶狭間戦記』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9850096
細密な池上絵と重厚な工藤話の描き出す織田信長の生涯。池上遼一&工藤かずや『信長』全8巻
http://xwablog.exblog.jp/10137965/
[PR]
by xwablog | 2009-03-07 02:03 | 史劇
対馬の武将の祟りが製鉄企業に災厄をもたらす? 真刈信二&赤名修『勇午 YUGO』北九州・対馬編
ご飯を食べる時にちょっと食べ方に変化をつけよう考えて、バジルと塩こしょうをかけて食べてみたらフランス料理っぽくでもなるかな、とか思ってやってみたら、ぜんぜんそんなことはなかった馬頭です。
この前友達にあったら、食生活を注意されました。食べる時に何かを足して味を濃くするのはやめなさいとか。しかし、そうは問屋が卸さない。(どこの問屋だ)

それはともかく。

『勇午 YUGO』北九州・対馬編_真刈信二&赤名修

『勇午 YUGO』北九州・対馬編

(真刈信二&赤名修。講談社。イブニングKC。2005年。552円)
「普通ならフリーの交渉人など相手にしない大企業・北九州の大和製鉄から勇午に仕事の依頼が来る。パイプライン爆破のテロリストから来た脅迫状は、役員全員の自殺を要求する。交渉の余地は無いと言う勇午だが、企業側にはせざるえない理由があるという。さらには16世紀の対馬の武将の祟りが・・・」

かつて『アフタヌーン』で連載していた『勇午』は、現在『イブニング』に場所を移して連載しています。前は海外での活躍がメインでしたが、今度のは雑誌側の方針なのか、日本での話ばかりになっています。また、1巻で話が完結するように作ってあります。だから巻数も無くなってますね。
この北九州・対馬編は、日露戦争100周年ということで作ったそうです。対馬を訪れた原作者が、日露戦争の遺構を見てそうしたみたいです。(だからロシア人が出たりとかはないです)
話の冒頭で、1587年の朝鮮出兵の時、豊臣秀吉が対馬に城を築こうとしたことに、対馬の島主・宗氏(この時の当主は宗義智じゃなく、隠居した養父・宗義調が復帰してたみたいですね)の家臣である豆酘又兵衛(つつまたべえ)が反対し、逆に城の人柱にされて殺害されてしまいます。これが、のちの大和製鉄でのいろいろな問題に「祟り」だと言われるもととなる話です。豆酘又兵衛って武将は架空の人みたいですが、名護屋に城建てる前に、対馬に城建てようとしたなんてことはホントにあったのかな? まあ、1591年には中継基地の城が作られてるみたいですが。

久々にロシア編が読みたくなりました。とりあえず、パキスタン編は買いました。

それにしても、現在、対馬でいろいろ韓国側との問題があるせいか、wikipediaの記事が半保護状態ですね。

参照サイト
対馬(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E9%A6%AC
宗氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%97%E6%B0%8F

関連記事
ジェスチャーがわかるとより楽しいロシア。『現代ロシアのジェスチャー』という記事
http://xwablog.exblog.jp/7696080
マイナー武将・仙石秀久が主人公。戦国時代の真実の姿を描く! 宮下英樹『センゴク』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9919918
利休がとうとう秀吉を排除しようと画策しはじめる。山田芳裕『へうげもの』第8巻
http://xwablog.exblog.jp/10422598
[PR]
by xwablog | 2009-03-01 01:52 | 日記
利休がとうとう秀吉を排除しようと画策しはじめる。山田芳裕『へうげもの』第8巻
理由はわかりませんが、アクセスが普通にできるようになり、画像がちゃんと表示できました。よかったよかった。

へうげもの第8巻_山田芳裕

『へうげもの』第8巻
(山田芳裕。講談社。モーニングKC。2009年。533円)
「豊臣秀吉との対立が極限まできた千利休。ついに諸大名や堺商人たちと策謀しての秀吉排除の陰謀が動き出す。そのころ古田織部は自身の工房での瀬戸物に試行錯誤しつつ、数寄の道を見つけようとする。しかし、利休の動向も気になってしまい・・・・」

秀吉と利休の齟齬はすでに決定的でしたが、とうとう利休は秀吉を取り除こうとまで動き出してしまいます。両者の考えは解ってはいるけれどもどうしようもないという状態の古田は、今後、どう動くんでしょうね。利休と秀吉の関係が最後どうなるかは知ってますが、そこで古田がどうなるかとかは全然知らないので、ワクワクハラハラします。
てか、この漫画、やはり利休が死んだところとかで終わってしまうんでしょうか。それとも織部焼きを完成させ、古田がまさに数寄の道を極めたってところまで行くんでしょうか。

この巻では伊達政宗が変で面白かった。強烈なキャラだな〜

三月八日まで、「ト・コヲシケ2009〜へうげ十作「今焼」展(一服目)~ 」のをやってるそうです。目白で。


参照サイト
へうげものofficial blog
http://hyouge.exblog.jp/
モーニング 講談社
http://www.e-1day.jp/morning/magazine/
ギャラリーFUURO
http://gallery-fuuro.com/

関連記事
戦国時代の武将たちがマニア道を命がけで語るひょうげた漫画『へうげもの』は最高のかぶき者漫画
http://xwablog.exblog.jp/7239549
後北条氏の重要拠点。北条氏照が作った八王子城の跡に行ってまいりました。
http://xwablog.exblog.jp/7961506
大茶湯で数寄の天下を取ろうとする佐介なのだが・・・。山田芳裕『へうげもの』第6巻
http://xwablog.exblog.jp/8417794
関東遠征の中でも、みんなしてわび数寄で大忙し。山田芳裕『へうげもの』第7巻
http://xwablog.exblog.jp/9374202
[PR]
by xwablog | 2009-02-27 23:07 | 史劇
互いの動きを操り合う姉川の戦いという緊迫した戦場ドラマ。宮下英樹『センゴク』第4巻と5巻
ども。馬頭です。
最近になって新紀元社のメンアットアームズシリーズを集めようと思ったのですが、思った以上に値上がりしてしまってて欲しい本に手が出ません。やっぱ中世もの西欧ものが高いですね〜。重版してくれないのかな。

それはともかく。

宮下英樹『センゴク』第4巻

『センゴク』第4巻

(宮下英樹。講談社。ヤンマガKC。2005年。514円)
「明智隊と協力して金ヶ崎の退き口を乗り切った木下隊とセンゴク(仙石秀久)。信長はこの苦境をもたらした元凶の浅井家に対して即座に軍団を動かし、浅井領へと攻め入るが、木下藤吉郎は浅井家家臣のもとに身を寄せている竹中半兵衛のもとへ赴き・・・」

金ヶ崎の退き口編が終わり、今度は姉川の戦い編です。浅井領を攻める信長軍ですが、琵琶湖東岸にある小谷城・佐和山城といった重要拠点があり、浅井軍最強の磯野員昌の軍が守るのです。そしてその磯野軍の中心的人物で、無双の強さと知略を誇る覆面の猛将・山崎新平が、信長、そして仙石秀久の前に立ちはだかろうとしているのです。
そこで木下藤吉郎(豊臣秀吉)は、浅井家の家臣・堀家の家老の樋口直房のもとに客人として滞在する竹中半兵衛を訪ね、隠遁生活からぬけだし再び戦場に出るよう言うことになります。久々の再会で、「大きくなった」印象のある木下、そしてセンゴクを見て、半兵衛は決意を固め、小谷城・佐和山城の中間の要衝・長比砦を守る堀家の寝返りを企図して動き出すのです。

ちなみに山崎新平は実在の人物らしいですが、細かいことが何もわかってない人物で、人物像はほとんど創作らしい。



宮下英樹『センゴク』第5巻

『センゴク』第5巻

(宮下英樹。講談社。ヤンマガKC。2005年。514円)

4巻で小谷城を包囲し、5巻で壮絶な決戦となります。
小谷城のすぐ近くで行われた姉川の戦いは、通説の不備を説明しつつ(磯野員昌の11段抜きとか)、別の説を持ってしてドラマチックに描いています。
うーむ、そういう風に見れるのか〜、と思いました。これは面白い。


参照サイト
センゴク ヤンマガ
http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/rensai/ym/sengoku/sengoku.html
山崎新平(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E6%96%B0%E5%B9%B3
姉川の戦い(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%89%E5%B7%9D%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
坂井尚恒(久蔵)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%82%E4%BA%95%E5%B0%9A%E6%81%92

関連記事
全滅必至の金ヶ崎の退き口の絶望的状況の中で・・・。宮下英樹『センゴク』第3巻
http://xwablog.exblog.jp/10210619
試し合戦にて奮迅する仙石秀久に引きずられるようにして・・・。宮下英樹『センゴク』第2巻
http://xwablog.exblog.jp/10148738
マイナー武将・仙石秀久が主人公。戦国時代の真実の姿を描く! 宮下英樹『センゴク』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9919918
今川義元と太原雪斎が駿河の国を大きくしていく。宮下英樹『センゴク外伝 桶狭間戦記』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9850096
細密な池上絵と重厚な工藤話の描き出す織田信長の生涯。池上遼一&工藤かずや『信長』全8巻
http://xwablog.exblog.jp/10137965/
[PR]
by xwablog | 2009-02-01 01:43 | 史劇