デジタル・クワルナフ
  管理人・馬頭(xwablog)。トップページのアドレスはhttp://www.toride.com/~digxwa/
トップ
タグ:ローマ ( 23 ) タグの人気記事
美依のかつての同級生というライバルが登場!? 草凪みずほ『NGライフ』第7巻
寝不足のまま会社に行くと、仕事中に酷く眠くて堪りません。特に午前中。あまりにも眠い時は足の指を思いっきり変な方向に曲げて床とかに押し付けると、痛くて少し目が醒めます。家に帰ってもまだ痛いのが難点ですが。

そうそう。ローマものといえば、これが出てたのに記事書いてなかったですね。

『NGライフ』第7巻_草凪みずほ

『NGライフ』第7巻

(草凪みずほ。白泉社。花とゆめコミックス。2009年。390円)
「みんな一緒で複合遊戯施設に遊びに来た冴木敬大たちだが、あちこちでバイトしている深影はこんなところでも働いていた。彼に叶わぬ恋心を抱く麗奈は彼の言葉に落ち込んでしまうのだが・・・」

古代ローマと現代とを結ぶ七転八倒の転生ラブコメディの第7巻。
今回は表紙の通り、敬大の両親のお話が入っています。あと、敬大と美依の出会いも語られ、それに関連して新キャラ・琴宮清彦も登場。美依の中学時代に同じ美術部だった少年で、どうやら彼女に気があるようです。強力なライバル(?)が登場かもしれませんよ。もしかしてエンディングが近いのかな?

あと、最後に前世編でシリクスとロレイウスの出会いも語られます。


参照サイト
NGライフ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/NG%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95
花とゆめ公式
http://www.hanayume.com/hanayume/

関連記事
ポンペイで死んだ妻の生まれ変わりはこんなに可憐な男の子! 草凪みずほ『NGライフ』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8032425
古代ローマの激動の時代を描く長編テレビドラマ。ジョン・ミリアス監督『ROME(ローマ)』
http://xwablog.exblog.jp/8032543
柔道世界王者が古代のコロッセウムにタイムトリップ。義凡&信濃川日出雄『ヴィルトゥス(VIRTUS)』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9215462
古代ローマを舞台に少年奴隷の全てをかけた戦いのドラマ。技来静也『拳闘暗黒伝セスタス』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8160165/
経済面と文化・倫理面に注目したローマ帝国興亡論。弓削達『ローマはなぜ滅んだか』
http://xwablog.exblog.jp/10343646/
前世の記憶が戻る苦悩と消える苦悩の中で・・・。草凪みずほ『NGライフ』第6巻
http://xwablog.exblog.jp/9674224
[PR]
by xwablog | 2009-02-13 22:40 | 史劇
経済面と文化・倫理面に注目したローマ帝国興亡論。弓削達『ローマはなぜ滅んだか』
web拍手レス
>本村凌二先生ですね?中央公論新社の世界史シリーズでも書いていましたよ。
>穀物配給券の逸話は笑っちゃいました・・・・・が、同時に感心しました。
>なるほど。心が弱くてもアタマで補える・・・・・
「興亡の世界史」のシリーズはまだ三つしか読んでないのです。本村凌二氏の本も読んだことないので、ちょっと手を出してみようかな。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

前に指摘されて気になってた、スラヴ神話のチェルノボーグの記事のことを調べてみたんですが、参考文献として書いた『世界の神話伝説 総解説』とか『世界神話事典』とか見ても、どうにも元になった情報が見つからない。となると、ネット上にあった情報(wikipedia?)をそのまま信じて書いたとかかもしれない。もうちょい調べてなければ修正しないと。

それはともかく。

ローマはなぜ滅んだか_弓削達

『ローマはなぜ滅んだか』

(弓削達。講談社。講談社現代新書968。1989年。550円。241ページ)
序--「ローマはなぜ滅んだか」となぜ問うのか
1--ローマ帝国の繁栄とは何か
2--道路網の整備
3--ローマ帝国の経済構造
4--経済大国ローマの実体
5--爛熟した文明の経済的基礎
6--悪徳・不正・浪費・奢侈・美食
7--性解放・女性解放・知性と教養と文化
8--ローマ帝国の衰退とは何か
9--第三世界(「周辺」)への評価の岐れ道
10--ローマはなぜ滅んだか
あとがき
参考文献
略年表
索引

経済学・古代ローマ史の弓削達(ゆげとおる)氏の新書。20年も前の本なんで、ということもありますが、直接的原因としてパターン化したような社会的倫理の崩壊を持ってくるあたりは作者の意図したものかもしれません。手軽に読むなら、今ならむしろ『興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国』(本村凌二)を読むのとかがいいのかも、と思いますが、これはこれで面白かったです。
ローマといえば道路網ですが、それが庶民に直接的に恩恵をもたらさない、基本的に普通の人にはあってもなくても同じという点はへーとか思ったり。(実際どうなんでしょうね)

参照サイト
講談社現代新書
http://shop.kodansha.jp/bc/books/gendai/
スラヴ神話の神々
http://www.toride.com/~digxwa/digxwaFiles/hisf/his_kiev002.htm

関連記事
孤島の訓練所へ送り込まれた尊たちが互いに殺し合う。義凡&信濃川日出雄『ヴィルトゥス(VIRTUS)』第2巻
http://xwablog.exblog.jp/9739393
ローマで信仰されていた神々の流行や多彩さに驚きます。小川英雄『ローマ帝国の神々 光はオリエントより』
http://xwablog.exblog.jp/9029672/
「カエサル暗殺」までの前半部分を観ました。ジョン・ミリアス『ROMA(ローマ)』episode01-12
http://xwablog.exblog.jp/8577307/
[PR]
by xwablog | 2009-02-12 02:49 | 書庫
孤島の訓練所へ送り込まれた尊たちが互いに殺し合う。義凡&信濃川日出雄『ヴィルトゥス(VIRTUS)』第2巻
ヴィルトゥス(VIRTUS)』第2巻

『ヴィルトゥス(VIRTUS)』第2巻

(義凡&信濃川日出雄。小学館。ビッグコミック。2008年。514円)
「ゲルマニアの悲しき奴隷戦士ヴァルファズルを倒した鳴宮尊(なるみやたける)。致命傷を与えてしまったと思っていたヴァルファズルが生きていたことにホッとする尊だったが、皇帝コンモドゥスは尊の目の前でヴァルファズルを惨殺する。尊の決意の弱さを見抜いたコンモドゥスは、彼らを死人飼いとして恐れられる興行主ガムラへと預けさせた。尊たちはエーゲ海の孤島にあるガラムの訓練所へと送られ、死の選別を受けることになるのだった・・・」

古代ローマへとタイムスリップした日本の刑務所の受刑者と看守たちが、剣闘士奴隷として戦わされる漫画の第2巻。
前はいきなり闘技場に放り込まれたスタートでしたが、ゲルマニアの金熊団をやっつけてなんとか生き残った尊たち。しかし、コンモドゥスは、尊たちが自分たちが人を殺さねばならない境遇になったことの自覚が足りないとして、苛酷な訓練場へと送り込みます。
興行主ガムラの訓練所で尊たちは、選抜のために、互いに殺し合うことを強要されます。その中で、殺人・戦いの興奮に身を委ねて行く男たち。そして、尊は、元引きこもりの青年・神尾心と戦うことになるのです。「弱きを助け・・」というのが信条の尊ですが、その本性ともいうべき暴力性がかいま見られたりで、なかなかどいつもこいつも一筋縄ではいかないようですよ。

今更思い出しましたが、タイムスリップものといえば『犬夜叉』もそうですね。女子高生が戦国時代に、って。


品薄だった『戦争は女の顔をしていない』を入手しました。読むのはちょっと後になるかも。現在、中公文庫の『犯罪の大地』を探しています。近場の古本屋は全滅。

参照サイト
信濃川日出雄のブログ
http://blog.livedoor.jp/snngwhdo/
ビッグコミックスピリッツ
http://spi-net.jp/

関連記事
柔道世界王者が古代のコロッセウムにタイムトリップ。義凡&信濃川日出雄『ヴィルトゥス(VIRTUS)』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9215462
古代ローマを舞台に少年奴隷の全てをかけた戦いのドラマ。技来静也『拳闘暗黒伝セスタス』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8160165/
剣道少女が戦国時代の尾張へとタイムトリップ! 七海慎吾『戦國ストレイズ』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9211753/
ローマで信仰されていた神々の流行や多彩さに驚きます。小川英雄『ローマ帝国の神々 光はオリエントより』
http://xwablog.exblog.jp/9029672/
「カエサル暗殺」までの前半部分を観ました。ジョン・ミリアス『ROMA(ローマ)』episode01-12
http://xwablog.exblog.jp/8577307/
[PR]
by xwablog | 2008-10-22 05:07 | 史劇
前世の記憶が戻る苦悩と消える苦悩の中で・・・。草凪みずほ『NGライフ』第6巻
『NGライフ』第6巻_草凪みずほ

『NGライフ』第6巻

(草凪みずほ。白泉社。花とゆめコミックス。2008年。390円)
「芹沢美依とともに遊園地に行くことになった敬大。今更ながら彼女の魅力に気づきドギマギする敬大だが、このデートには芹沢夫婦の影がちらついていて・・・」

古代ローマと現代とを結ぶ転生ラブコメディの第6巻。
敬大に想いを寄せていても告白できない美依。やはり敬大がさんざん言う前世の話が彼女を素直にしきれさせないみたいです。まあ、敬大以外にはなんかバレバレみたいですが。
彼女が前回やってもらった退行催眠のせいで、ロレイウスとしての過去の記憶が少し戻ってきたみたいで、また話がややこしくなりそうな。
後半は御影蒼一=ディロスと榊原朱奈=アグライヤの再会と記憶が消えて行くいきさつが描かれます。過去との決別は克服しなければならない定めなのでしょうか。敬大=シリクスもいつかは?


参照サイト
NGライフ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/NG%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95
花とゆめ公式
http://www.hanayume.com/hanayume/

関連記事
ミスキャストというよりコメディとなった前世劇の再演。草凪みずほ『NGライフ』第5巻
http://xwablog.exblog.jp/9381086
ポンペイで死んだ妻の生まれ変わりはこんなに可憐な男の子! 草凪みずほ『NGライフ』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8032425
古代ローマの激動の時代を描く長編テレビドラマ。ジョン・ミリアス監督『ROME(ローマ)』
http://xwablog.exblog.jp/8032543
柔道世界王者が古代のコロッセウムにタイムトリップ。義凡&信濃川日出雄『ヴィルトゥス(VIRTUS)』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9215462
古代ローマを舞台に少年奴隷の全てをかけた戦いのドラマ。技来静也『拳闘暗黒伝セスタス』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8160165/
[PR]
by xwablog | 2008-10-03 17:43 | 史劇
陸海の要衝を抑え繁栄し長命を誇ったローマ帝国の継承国家。井上浩一『生き残った帝国ビザンティン』
生き残った帝国ビザンティン

『生き残った帝国ビザンティン』

(井上浩一。講談社。講談社現代新書。1990年。600円。254ページ)
プロローグ
ローマ皇帝の改宗
「新しいローマ」の登場
「パンとサーカス」の終焉
栄光のコンスタンティノープル
苦悩する帝国
ビザンティン帝国の落日
エピローグ

ローマ帝国が東方で継続された国家「ビザンティン帝国(ビザンツ帝国、もしくは東ローマ帝国とも)」のことを判り易く簡略に紹介した本。この複雑かつ重要な国ついての入門書としては最適の一冊かと。
実はこの本、この前再版されたみたいなんですが、見た事ないんですよね。今度は新書じゃなく、講談社学術文庫からみたいです。修正とか入ってたりするのかな?


参照サイト
講談社現代新書
http://shop.kodansha.jp/bc/books/gendai/
講談社 文庫・新書 新刊リスト
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/sinkan_list_x.jsp?x=S
日本ビザンツ学会
http://homepage.mac.com/nikephoros/

関連記事
中世のバルカン半島に広まったキリスト教の宗派を解説。ディミータル・アンゲロフ『異端の宗派ボゴミール』
http://xwablog.exblog.jp/7545773
一目見て楽しく簡単に理解する歴史地図。『地図で読む世界の歴史』古代ギリシア、ローマ帝国。
http://xwablog.exblog.jp/7834858
ビザンツ皇帝に仕えたヴァイキングたちを紹介する。ラーション『ヴァリャーギ ビザンツの北欧人親衛隊』
http://xwablog.exblog.jp/9171952
[PR]
by xwablog | 2008-09-15 23:55 | 書庫
ミスキャストというよりコメディとなった前世劇の再演。草凪みずほ『NGライフ』第5巻
コミケの申し込みは先週のうちに済んでるわけですが、一応、ポーランドもので、と書いてしまいました。微妙に消極的な理由で選んだので、どうなるかわかりませんが、冬にはこれ以外にももう一冊出すことになるかもしれません。よりによって私がアレで、みたいな。苛酷な戦いになりそうです。てか、PN変えてやるか・・・

それはともかく。
コミケとかいろいろ有り過ぎて記事にするの放置してましたが、新刊出てました。

NGライフ_第5巻_草凪みずほ

『NGライフ』第5巻

(草凪みずほ。白泉社。花とゆめコミックス。2008年。390円)
「前世関係者だらけになってきた中、演劇部が以前学園祭で行った前世ネタの劇を再演することになった。これに協力することになった前世関係者たちだが、配役で揉めることに。そして決まったのは今までに無い意外な割り振りだったのだ・・・」

古代ローマと現代とを結ぶ転生ラブコメディの第五巻。
チャリティー感謝祭で再演されるあのポンペイであったことを元にした劇ですが、配役が過去の現実と現在の姿とがシャッフルされ、シリクスが深影、アリアが美依、ロレイウスが裕真、スミルナが加賀巳、アグライヤが麗奈、そしてよりによってセレナが敬大ということになってしまいます。前世関係者にとって、すっかりギャグな劇になってるのです。しかも、あのアグライヤであったところの朱奈がライオン役って・・・・
なにも前世のことは思い出してない裕真ですが、敬大たちが前世がどうこうと言ってるのを聞いてしまい、いろいろ思い悩んだりします。そして、感謝祭でクラスメイトがリラックス法として裕真に退行催眠を行ってしまい、大変なことになっていくのです。
いやー、ホントこれ楽しい漫画だな〜。ますます面白くなってく『NGライフ』ですが、結末はどうするんでしょうね〜

九月には『NGライフ』第6巻が発売になりますよ。

ところで、草凪みずほ氏は松下容子氏のアシスタントやってたことがあったみたいですね。確かに少し似てるところもあるかも。


その他のこと。

ここ最近全然小説とか読んでなかったので溜まってたのを少しずつ消化してますが、なんか同時にいくつか読みはじめちゃったりして余計手に負えなくなったり。そうだ、アニメの方はレンタル屋に並ばないみたいなので、しょうがなく原作の方の『空の境界』をちょこっと読んでみたのですが、まさかあんな話だとは思わなかった。とりあえず、積み。『四十七人目の男』は読まないでいいとの助言があったのでこれは買わない。『1984』もまだ読んでるし、ホーガンの超有名SFも二冊あるけど、どっちから行くべきか。さらに今日、幻冬舎が小説の新レーベル幻狼ファンタジアノベルスってのを作ってそこでひかわ玲子氏がエフェジリシリーズの前史もの書いてるんでそれも読まないと。あとそこで林譲治氏も書いてたりとか。どうすりゃいいのか。


参照サイト
NGライフ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/NG%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95
花とゆめ公式
http://www.hanayume.com/hanayume/

関連記事
ポンペイで死んだ妻の生まれ変わりはこんなに可憐な男の子! 草凪みずほ『NGライフ』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8032425
古代ローマの激動の時代を描く長編テレビドラマ。ジョン・ミリアス監督『ROME(ローマ)』
http://xwablog.exblog.jp/8032543
柔道世界王者が古代のコロッセウムにタイムトリップ。義凡&信濃川日出雄『ヴィルトゥス(VIRTUS)』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9215462
古代ローマを舞台に少年奴隷の全てをかけた戦いのドラマ。技来静也『拳闘暗黒伝セスタス』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8160165/
[PR]
by xwablog | 2008-08-27 23:07 | 史劇
柔道世界王者が古代のコロッセウムにタイムトリップ。義凡&信濃川日出雄『ヴィルトゥス(VIRTUS)』第1巻
web拍手レス
>おー古代ローマものですか。なんだか久しぶりです。「永遠の傭兵」もまずまずでしたよ。B級臭濃いですが
『永遠の傭兵』という小説はキリストを槍で殺した兵士が不死になって戦い続けるって話みたいですね。映画『第七の予言』を思い出しました。あと、シーベリイ・クインの「道」って短編が逆の意味で似た話だそうです。
どれも彷徨えるユダヤ人伝説をモチーフにしてるやつみたいですが、日本の昔話でこの手の話ってなかったでしたっけ?

>シーベリイ・クイン?調べてみると・・・・ああっ!あの人でしたか。ずっと昔別の短編読みましたよ。
いろいろ読まれてますね〜。
結構昔の作家さんですね。しかもたくさん書いてるみたいです。『道』は思ってたよりずっと古い作品で1938年。青心社の『ウィアード(3)』に収録だそうです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どうも。馬頭です。
同人誌の作成と同時に過去記事の修正とかもやってるので、いっぱいいっぱいです。さらにその中で漫画も読む。もう、いっぱいいっぱいがいっぱいです。

virtusヴィルトゥス第1巻_義凡

『ヴィルトゥス(VIRTUS)』第1巻

(義凡&信濃川日出雄。小学館。ビッグコミックス。2008年。514円)
「西暦185年。繁栄するローマ帝国は市民に闘技場での見せ物を提供し、暴力の快楽に酔っていた。中でも皇帝コンモドゥスは自ら剣闘士として戦い、無類の強さを誇っていた。堕落したローマを憂う呪術者グルバの仲間である皇帝の愛妾マルキアは、ローマ市民が忘れてしまった誇りを持つ男・鳴宮尊(なるみやたける)を求め、時空を超えて現代の日本へとやってきたのだった・・・」

『ビッグコミックスピリッツ』で「fine.」を描いてた信濃川日出雄氏の新作。原作は義凡氏。ギボン? 奥付の読みも「Gibbon」になってるな。
現代の日本で父親を殺し刑務所に入っていた鳴宮が、突如現れた呪術者マルキアによって、他の刑務者と看守たちとともに、剣闘士競技華やかな時代の古代ローマにタイムトリップさせられて、いきなり戦わされるはめになる話。彼こそがローマ人がかつてもっていた心情「ヴィルトゥス」を持っていると見込まれてのことですが、この当時は剣闘士としても名高い暴君コンモドゥスの時代。強くてやりたい放題のコンモドゥスとやり合わせるのがマルキアの目的のようですが、とりあえずは連れてこられた何十人もの現代の日本人たちは格闘士として戦わされ、ゲルマニアの戦士たちに次々と殺されていってしまいます。しかし、鳴宮は柔道100キロ級の世界王者としての技術を使い、彼らを殺さずに倒していくのです。

コンモドゥスといえば『グラディエーター』の敵役の皇帝ですが、コンモドゥスの暴虐を止めるためにタイムトリップで現代日本から柔道チャンプを呼び寄せ戦わせるというのが面白い。
剣闘士漫画といえば『セスタス』ですが、こっちのはあれとはちょっと方向性の違う男臭さのあるバトル漫画っぽい作品です。
あ、魔術で現代日本から人を呼んで救ってもらおうってのは、『黄金拍車』(異次元騎士カズマシリーズ。王領寺静=藤本ひとみ)と同じじゃねーか。そういや、あのシリーズでも第3部『剣奴王ウォーズ』が古代ローマへ飛ばされて剣闘士にされてスパルタクスの反乱に参加する話だったような気が。
あ、あと格闘家が昔にタイムトリップして戦うって話は、三浦健太郎の『王狼伝』や、石渡治の『白兵武者』ってのでもやってましたね。

その他。

BORODINO(youtube)
http://jp.youtube.com/watch?v=k5uOYpmGmjw&feature=related
ボロディノものの映像なんですが、なんなんでしょうね。

今月号の『アワーズ』の「ナポレオン」に出て来たリョコウバトの話、初耳でしたが凄いですね。50億羽いて絶滅って・・
リョコウバト(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%83%90%E3%83%88


参照サイト
信濃川日出雄のブログ
http://blog.livedoor.jp/snngwhdo/
ビッグコミックスピリッツ
http://spi-net.jp/

関連記事
古代ローマを舞台に少年奴隷の全てをかけた戦いのドラマ。技来静也『拳闘暗黒伝セスタス』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8160165/
剣道少女が戦国時代の尾張へとタイムトリップ! 七海慎吾『戦國ストレイズ』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9211753/
ローマで信仰されていた神々の流行や多彩さに驚きます。小川英雄『ローマ帝国の神々 光はオリエントより』
http://xwablog.exblog.jp/9029672/
「カエサル暗殺」までの前半部分を観ました。ジョン・ミリアス『ROMA(ローマ)』episode01-12
http://xwablog.exblog.jp/8577307/
[PR]
by xwablog | 2008-08-03 22:36 | 史劇
ローマで信仰されていた神々の流行や多彩さに驚きます。小川英雄『ローマ帝国の神々 光はオリエントより』
ローマ帝国の神々_小川英雄

『ローマ帝国の神々 光はオリエントより』

(小川英雄。中央公論社。中公新書1717。208ページ。2003年。780円。)
はじめに
1 古代オリエントの神話と宗教
2 ヘレニズムからローマへ
3 ローマ帝国の宗教
4 イシスとセラピス
5 シリアの神々
6 キュベレとアッティス
7 ミトラス教
8 ユダヤ教の存続
9 キリスト教 その成立と発展
10 グノーシス主義
11 占星術の流行
おわりに
あとがき
参考文献
索引

まさに一段飛び抜けた世界帝国たるローマ帝国は、その接する世界すべてからあらゆるものが流れこんできたわけですが、当然のことながら「宗教」という形があるんだかないんだかのものも入ってきています。それはローマ人の本来の宗教すら追い越しかねない勢いで、さまざまなものが入ってくることになります。
この本は、ローマに入って来た宗教をそれぞれどういったもので、どのようにしてローマで扱われてきたのか、ということを簡単にうまく紹介しています。
宗教にもはやりすたりというものがあるんだな〜、というのが見れて面白い。いままでローマの宗教について思っていたイメージとは全然違う世界があって、とても興味深く読みました。そしてなによりも、宗教がまったく純粋に信仰されていたわけじゃない、何もかも盲目的に信仰に従っていたわけじゃないというのを知って、なんか安心しました。
私としてはかなりオススメな本です。歴史の本だけだとここらへんははしょられてますから、それは勿体ない。ローマ人の心性に関わることは、もっとつついてもいいと思いますよ。

著者の小川氏は、『オリエント神話99の謎―神々と宗教の起源を探る 』『地中海アジアの古都』なども書いています。


参照サイト
中公新書
http://www.chuko.co.jp/shinsho/
ローマ神話 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E7%A5%9E%E8%A9%B1

関連記事
ギリシャ神話と同化して混乱しがちなローマの神々について。スチュアート・ペローン『ローマ神話』
http://xwablog.exblog.jp/8113562
カエサルがガリアの地での壮絶かつ長期にわたる戦いを書く。岩波文庫・カエサル『ガリア戦記』
http://xwablog.exblog.jp/8081832
古代ローマの激動の時代を描く長編テレビドラマ。ジョン・ミリアス監督『ROME(ローマ)』
http://xwablog.exblog.jp/8032543
一目見て楽しく簡単に理解する歴史地図。『地図で読む世界の歴史』古代ギリシア、ローマ帝国。
http://xwablog.exblog.jp/7834858
[PR]
by xwablog | 2008-07-10 01:17 | 書庫
「カエサル暗殺」までの前半部分を観ました。ジョン・ミリアス『ROMA(ローマ)』episode01-12
前にも紹介した『ROMA』を半分くらい観ましたよ。



『ROMA(ローマ)』
(原作&製作総指揮ジョン・ミリアス。BBC&HBO。2005年。出演/レイ・スティーヴンソン、ケヴィン・マクキッド、キアラン・ハインズ、ポーリー・ウォーカーほか)

このDVD-BOX全22話でなんと15000円くらいという安さ。
今のところ観たのはepisode12まで。各話ごとのタイトルは
1「失われた鷲(The Stolen Eagle)」2「ルビコン渡河(How Titus Pullo Brought Down the Republic)」3「ローマ入城前夜(An Owl In a Trornbush)」4「休戦の使者(Stealing From Saturn)」5「アティアの奸計(The Ram Has Touched The Wall)」6「アントニウスの決断(Egeria)」7「ポンペイウスの最期(Pharsalus)」8「クレオパトラ(Caesarion)」9「凌辱(Utica)」10「凱旋式(Triumph)」11「第十三軍団の栄光(The Spoils)」12「カエサル暗殺(Kalends of February)」
です。
全体の半分なんですがタイトル通りカエサルが暗殺されるまでの話になります。
いやー、めちゃくちゃ面白かったです。




ヴォレヌスが途中ヘコんだりするもののどんどん出世していってついには元老院議員に! でも、プッロの方は殺人で堕ちるとこまで堕ちて剣闘場で処刑ということになりそうに! そんなコンビのあれこれと歴史的イベントがいろいろ絡んで来て、凄い展開になったりしてます。基本はキャラたちの入り組んだ関係と感情のやり取りを描くのですが、政治的な話も絡んできて、もうひっちゃかめっちゃかです。最後のカエサル暗殺までの流れがよく出来てて関心します。上手い。
あと、アティアとセルウィリアの女の戦いは怖い! なにこいつら。こんな家族持ちたくないなぁ・・・

カエサル役の役者さんが貫禄があっていいですね。アントニウスも意外に荒っぽいキャラなんですが慣れてくるとこれもいいかも。あとポンペイウスが結構好きなキャラでした。
ヴォレヌスのこの不器用な生き方とか凄く好き。プッロのはちゃめちゃぶりとで素敵な凸凹コンビになってます。プッロ、ほんとにしょうもない人間なのに、歴史の重要な場面に関わり過ぎ! カエサルとポンペイウスの決定的対立はこいつのせいだし、クレオパトラと・・・みたいな! もう、こいつ見てると次になにやってくれるんだろうって期待が・・・

さて、前半の12話まで終ったわけですが、最終話が「第一の市民」なのでオクタヴィアヌスが皇帝になるまでで終わりか。プッロもヴォレヌスも生きてますから、これからも当然出てくるんでしょうが、どう話に絡んでくるんでしょうね〜


その他、ニュースなど。

タイフェスティバル
http://www.thaifestival.net/
土日にタイ関連のがいろいろきてるお祭りがあったようです。代々木公園だったみたいですね。

取調室で火だるまになった男性、病院で死亡(MSN)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080511/crm0805112348015-n1.htm
変なニュースっていうかなんというか。おかしすぎ。

ブッシュ大統領映画、10月公開=ストーン監督、「こっけいな作品に」−米(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&k=2008051000236
『W』。なんの略だ?

火山活発化で園芸農家に打撃、健康懸念も ハワイ島(CNN)
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200805110018.html

世界と日本の古文書 の写真(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/d2?p=old00101&d=004soc

世界の女性兵士の写真(GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070907_woman_army/

戦車とミサイル… ロシア、戦勝式典で軍事大国誇示(MSN)
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080509/erp0805092211008-n1.htm
この記事に写真がたくさん載ってます。


参照サイト
『ROMA(ローマ)』(wowow online)
http://www.wowow.co.jp/drama/rome/
タイフェスティバル Thai Festival
http://www.thaifestival.net/

関連記事
古代ローマの激動の時代を描く長編テレビドラマ。ジョン・ミリアス監督『ROME(ローマ)』
http://xwablog.exblog.jp/8032543
経済的政策を上手くまとめたソ連についての略史。松戸清裕『歴史のなかのソ連 世界史リブレット92』
http://xwablog.exblog.jp/8558640/
東京富士美術館で『国立ロシア美術館展 ロシア絵画の黄金時代』を見てきました。
http://xwablog.exblog.jp/8066438
[PR]
by xwablog | 2008-05-12 02:29 | 史劇
ローマのレストランを舞台に老紳士の静かな色気に魅了される。オノ・ナツメ『リストランテ・パラディーゾ』
web拍手レス
>メキシコウォッカは領土帰属が絡むと理性を失うという見本ですね。歴史であろうと、どういう土地であろうと
「メキシコウォッカ」?。
領土問題は感情的になりがちですが、それも小さいことを大げさに騒ぎ立てる類いのが多いですね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

新進気鋭のストーリーテラーが新たな(そしてマニアックな)ジャンルを切り開く。とか言ってみる。

『リストランテ・パラディーゾ』オノ・ナツメ

『リストランテ・パラディーゾ』
(オノ・ナツメ。太田出版。fxcomics。2006年。650円)
「母を訪ねてローマまでやってきたニコレッタ。母の再婚相手ロレンツォは、ローマのリストランテのオーナーなのだが、その彼には自分が娘だとは秘密だった。ニコレッタは訪れたリストランテが眼鏡の老紳士ばかりのお店なのを不思議がるが、その中のひとり・クラウディオが気になってしまうのだが・・・」

イタリア・ローマの小さくも素敵なリストランテ(レストラン)「カゼッタ・デッロルソ」。そこは眼鏡の老紳士ばかりを集めたちょっとマニアックなレストランだったのです。それがこの漫画の舞台です。
顔を見せない母親に文句を言いに田舎から出て来たニコレッタは、このお店で出会った魅力的な眼鏡の老紳士でカメリエーレ長のクラウディオに興味を持ち、そのままこの店の厨房で働かせてもらうことになります。彼女は店にいる人たちとのエピソードを経て、クラウディオに対する気持ちを確かなものにしていきます。そしてクラウディオの方も、彼女によって感化されていくのです。
21歳の彼女と初老のクラウディオ。こんな歳の差があるのに、ちゃんとした恋愛ものになってるという凄さ! そして何より、老紳士のエロいこと! 眼鏡の老紳士でいながらイジられキャラのクラウディオも最高です。「老眼鏡萌え」とか「紳士萌え」とか、そこらへんを癖や派手さを介さずに、柔らかな口当たりで甘く酔わせてくれるような感じのする絶品。
前々から話題になってたオノナツメ氏ですが、ちゃんと読むのは初めてでした。そして、この作品に大満足です!

ところで、作者が眼鏡の老紳士を描くようになったのは、ジュリアーノ・アマート(Giuliano Amato)元イタリア首相を知ったからだそうです。
http://www.rainews24.rai.it/ran24/immagini/amato_120307.jpg

最近、去年ドラマ化もされた『バンビーノ!』って漫画も読んでます。これは六本木のイタリア料理店を舞台にした料理漫画。これがなかなか面白いです。

その他のネタ。

ニュース博物館、11日にオープン=報道の意義学ぶ「殿堂」に−米(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&k=2008040900082

テキサス州はメキシコの一部? ウオツカ広告に米国人激怒(CNN)
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200804090033.html
中国周辺国が、中国が大きくなる前の地図を使えば、中国人たちが怒りだすのだろうか。

満鉄時代の写真100枚寄贈/鹿児島市・三原さん(南日本新聞)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=10133

ドバイ皇太子、ラクダ16頭に4億6千万円投じる(CNN)
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200804090027.html
まあ、競馬の競走馬に数億の値段がつくのを考えれば・・・

参照サイト
太田出版
http://www.ohtabooks.com/view/bookinfo.cgi?isbn=477832014X
エロティックスF
http://www.ohtabooks.com/erotics/index.shtml

関連記事
古代ローマを舞台に少年奴隷の全てをかけた戦いのドラマ。技来静也『拳闘暗黒伝セスタス』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8160165/
古代ローマの激動の時代を描く長編テレビドラマ。ジョン・ミリアス監督『ROME(ローマ)』
http://xwablog.exblog.jp/8032543/
二律背反の聖なる都が占領される。アンドレ・シャステル『ローマ劫掠 1527年、聖都の悲劇』
http://xwablog.exblog.jp/8121368/
[PR]
by xwablog | 2008-04-11 21:01 | 日記