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スペイン黄金時代の女王の生涯。小西章子『スペイン女王イザベル その栄光と悲劇』
今年の冬は暖かいような気がします。でも、私の部屋は寒い。ツーンとする。
そういや、今日、会社でかかってたラジオで、スウェーデンと日本のハーフの映画評論家・LiLiCo(リリコ)氏が、日本の冬は寒い、部屋が寒いって言ってました。スウェーデンの方が部屋が暖かいって。 昔から日本の家屋は、暑さに対処してるけど、寒さは耐えるのみ、って感じですから(朝鮮は逆)。けど、今の家屋ってそんな違わないような気も。

それはともかく。

スペイン女王イザベル その栄光と悲劇

『スペイン女王イザベル その栄光と悲劇』

(小西章子。朝日新聞社。朝日文庫。1985年。474円。322ページ)
プロローグ
第一部 カスティーリャの春
1 王女時代のイザベル
2 アラゴン王子、フェルナンドとの邂逅
3 カトリック両王の治世
第二部 女王と四人の娘たち
4 長女イザベルと次女フアーナ
5 三女マリーアと四女カタリーナ
6 次女フアーナの悲劇
エピローグ
解説 ホセ・デベーラ
イザベル女王年表

15世紀半ばから16世紀はじめにかけてのレコンキスタ終盤と大航海時代初頭という重要な時期に、イベリア半島最大の国、カスティーリャの女王として活躍した女性の伝記。
夫と会わせて「カトリック両王」と呼ばれ、スペイン黄金時代の初期を代表する人物。夫のフェルナンド2世よりか有名なような。大航海時代の画期的転換点を作るコロンブスに援助したわけですから当然か。敬虔なカトリックとして異教徒には酷い人でもありました。

参照サイト
イサベル1世 (カスティーリャ女王)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B5%E3%83%99%E3%83%AB1%E4%B8%96_(%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%A3%E5%A5%B3%E7%8E%8B)

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ついに完結! カスティリア王ドン・ペドロの栄光と結末。青池保子『アルカサル----王城-----』第13巻
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by xwablog | 2009-02-05 02:11 | 書庫
謎・不思議だらけで何が現実なのかという気持ちに。ヤン・ポトツキ『サラゴサ手稿 世界幻想文学大系19』
web拍手コメントへのレス
>『サラゴサ』原本仏語版は66日分完全出版されたものの散逸、但し散逸前にポーランド語訳され(作者の没後
>工藤さんの解説以後の動向。だから船便でとりよせれば英語でよめるはずです(小説読むのは英語でも難し)。
との情報ありがとうございます。
しかし、英語は無理なので、どなたか翻訳してくんないかな〜

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今日は池袋のラーメン屋「中本」に行って来た。



/
蒙古タンメン

辛くて美味しかったのですが、あまりにも辛いので汗がダラダラ。
しかし、食べた後に本当に美味しかったのか疑念を抱くくらいには辛過ぎかもしれない。
よし、次は麺大盛りに挑戦しよう。(結局また喰うつもりか)



それはともかく。
これ、薦められて読みました。

サラゴザ手稿


『サラゴサ手稿 世界幻想文学大系19』

(ヤン・ポトツキ。責任編集/紀田順一郎&荒俣宏。国書刊行会。1980年。2500円)
「フランスからスペインへとやってきて山中を旅するアルフォンスは、シエラ・モレナ山脈の中で旅の同行者たちとはぐれ、途方に暮れながらも廃墟となった宿にて一夜を明かすことになる。そこでアルフォンスは、いつの間にか来ていたエミナとジベデという姉妹から歓待を受け、その夜は彼女たちと床をともにすることになった。だが、彼が朝になって目覚めてみると、そこは盗賊を吊るした処刑場であり、共に寝転がっていたのは、盗賊の死体たちだったのだった。こうしてアルフォンスの家系、ゴメレス家にまつわる不思議な縁と、より不思議な出来事が、彼を夢とも現実ともつかない感覚の中へと誘っていくのだった・・・」

19世紀初頭(1804年と1805年)、ポーランドの大貴族、ヤン・ポトツキ伯爵が、サンクトペテルブルクで出版した、スペインを舞台とした、フランス語で書かれた幻想小説。
これは、本来は66日分の物語の14日目までを日本語で出したもの。しかも、66日分といっても、原作の方も完結してないで止まってます。(続きの部分の一部は河出から出てた『東欧怪談集』に載ってるそうです。)
しかし、これ、未完というか途中で止まってる内容ですが、めちゃくちゃ面白かったです。わけわかんないことに巻き込まれてく主人公アルフォンスなんですが、物語はさまざまな人を経ながら語られ、なんとも飽きさせませんし、なによりこの不思議感覚の中へどんどん引きずり込んでくれます。
これをweb拍手でお勧めしてくれた方、ありがとうございます。

巻末には工藤幸雄氏による「ヤン・ポトツキについて」というポトツキ論がついてます。


(ちなみに私のサイトでは「現代に歴史物として書かれたもの」を「史劇」の中で紹介してます。これは昔に書かれた本なので、おおざっぱに「古典」と分類して「書庫」の中で紹介することになります。)
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by xwablog | 2007-10-26 23:59 | 書庫
ついに完結! カスティリア王ドン・ペドロの栄光と結末。青池保子『アルカサル----王城-----』第13巻
「インディ・ジョーンズ」4作目、タイトル判明
「「Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull」(インディ・ジョーンズと水晶の頭蓋骨の王国)」だそうです。来年五月。
しかし、ハリソンてば・・・本当にやっちゃうのか・・・

それはともかく。
まさか、とはじめは思った。

王城アルカサル13青池保子


『アルカサル----王城-----』第13巻

(青池保子。秋田書店。プリンセスコミックス。2007年。571円。)
「内乱の続くイベリア半島のカスティリア王国。庶子の兄エンリケと長い戦いを続けるカスティリア王ドン・ペドロ1世は、エンリケを擁するアラゴン王と事を構え、暗殺をかいくぐりながらも、バレンシアでの戦いに勝利し、王の権勢はその絶頂に達するのだが・・・」

13年振り! なんと、13年振りですよ。
よもや、生きている内にこの『アルカサル』の最終回が拝めるとは思いませんでした。
14世紀に活躍した、中世スペインの偉大な王、カスティリア王ドン・ペドロ1世(残酷王)の治世を見事に描いた傑作歴史漫画『アルカサル---王城----』の最終巻です。
1994年秋に掲載していた『別冊ボニータ』が休刊となってしまったため、ずっと宙に浮いてたわけですが、なかなか再開しないし、他の漫画(『エロイカより愛をこめて』)描いてるしで、もう諦め気味だっただけに、嬉しい復活&決着です。
この巻は300ページくらいありますが、はじめの100ページくらいまでが、連載時のでそのバレンシアでの戦いの勝利による絶頂期までが描かれ、残りの200ページが、ペドロ凋落と死後の経過を描いています。この後ろ200ページは、『プリンセス』の季刊の姉妹誌『GOLD』で前後編で発表されました。
後半はダイジェスト的な流れでの最終巻となりましたが、ドン・ペドロの栄光と苦難をまさに描き切ったといえる最後で、非常に満足です。
ああ、なんかまたはじめから読み直したくなりましたよ。これって、文庫版とかまとまったやつは出てないのかな?
(あと、蒲生総氏の『ガーター騎士団』『リチャード二世』も、そして佐藤賢一氏の『双頭の鷲』も読み直したくなりました。)

>ペドロ1世
レオンおよびカスティリャ王。残虐王。1334年8月30日〜1369年2月23日生没。在位1350年〜1369年。治政は残虐を極めた。兄エンリケ2世(1333〜1379年。在位1366年、1369〜1379年)と争い王位を追われ(1366年)、イギリスのエドワード(黒太子)の支援を得て復位したが(1367年)、やがてエンリケに敗れて殺された。
(『岩波西洋人名辞典増補版』P1313より抜粋。)

セヴィリアのアルカサルという世界遺産にも登録された名城を作った人ですね。前の記事でも書きましたが、ゲートキープハウスが絶品。普通の歴史の本や世界史辞典でも名前が無いような人ですが、非常に波瀾万丈で面白い人生をたどった人であったようです。
こうなると、『カスティーリャ王ドン・ペドロ1世伝』(プロスペル・メリメ)を読みたくなってくるなぁ。

朝日新聞から取材受けた記事によると、エンリケの妹カタリナは実在しないが(ホアナという妹はいる)、でも王子が墜落死したのは本当とのこと。

参照サイト
LAND HAUS(青池保子公式)
http://www.aoikeyasuko.com/
24年越しで歴史漫画を完結 青池保子さんに聞く(asahi.com)
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200706280099.html
セビリアの大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館(フォートラベル)
http://4travel.jp/sekaiisan/seville/
アルカサル---王城---(wiki)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB
%E3%82%AB%E3%82%B5%E3%83%AB-%E7%8E%8B%E5%9F%8E-
アルカサル(セビリア)(wiki)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%
82%AB%E3%82%B5%E3%83%AB_%28%E3%82%
BB%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%A3%29
アルカサル(wikiスペイン語)
REAL ALCAZAR(スペイン語)
http://www.patronato-alcazarsevilla.es/

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中世ヨーロッパのお城の魅力を分かりやすく紹介する。『ヨーロッパものしり紀行 城と中世都市編』
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Koei『BLADESTORM(ブレイドストーム) 百年戦争』が本日発売。これは、プレステ買おうか迷うじゃないか。
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by xwablog | 2007-09-16 02:05 | 史劇