デジタル・クワルナフ
  管理人・馬頭(xwablog)。トップページのアドレスはhttp://www.toride.com/~digxwa/
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中世ドイツで城主となった少年の奮闘。残念ながら未完。冨士宏『城物語』。あと『fellows!』vol.2
web拍手レス
>おお!?ヴイゴ・モーテンセン主演ですか。ぜひ見たいですがこの辺境では・・・・・大阪まで脚をのばしましょうかね。
関東でも有楽町まで行かないと観れないみたいなんですよ。あんまり評判にもなってないみたいだし残念。
とりあえず、今日は行けなかったですが、月末までには見たいですね。

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ども。馬頭です。最近は映画見る暇もないです。漫画は読むけどな!
ところで、今日から『アラトリステ』という17世紀のスペインの傭兵を主人公にした小説の映画化作品が上映されているそうです。主演は馳夫さんことヴィゴ・モーテンセン。これ、本当は見に行くつもりでしたが、土曜は仕事だし、日曜はやんなきゃいけないことがあって行けません。なんか早くしないと、上映終わっちゃうんじゃないかと。最近、映画って上映がすぐ終わっちゃいますからね。

それはともかく。

城物語 Die Burgen Geschichte_冨士宏

『城物語 Die Burgen Geschichte』

(冨士宏。マッグガーデン。ブレイドコミックス。2006年。933円。222ページ)
「1250年代のドイツ。シュバルツバルトにある小領モルゲンベルク城を拝領した少年領主ミハイル・フォン・シュミートは、少し前まで鍛冶屋の息子として育ってきたのだが、貴族のフォン・シュミットの庶子だったため、騎士として叙され、父からこの城を任されたのだった。かつて平民の子だった頃に憧れた騎士になれたミハイルだったが、辺境の小城の現実に面食らうことばかりで・・・」

ナムコの『ワルキューレの冒険』の公式漫画『The Birth of Walkure ワルキューレの降誕』とかを描いた冨士宏氏が、『月刊コミックゲーメスト』で連載した中世ドイツを舞台にしたオリジナル作品。
作者が冒頭で「他でははっきり描かれる事のなかった本来の城と騎士の物語」と言っているように、リアルな中世の騎士の生活と戦いを描く内容になっています。
平民から突如騎士にされて城をまかされた利発な少年ミハイル。薄情な父から与えられたのは辺境の小城モルゲンベルク城で、部下は少なく、三人の騎士が城の実権を握り、城の金庫は空な上、隣接するアーヴェントベルク城とは小競り合いの真っ最中という問題だらけの領地だったのです。
しかし、生来の賢さとがんばり、「騎士になりたい」という夢がかなったことを励みにして、苦闘しながら騎士として、この城の領主として成長していくことになります。
残念ながら、この話は途中で終わってしまっていて、作者もそれがよほど残念だったのか、これはパイロット版みたいなもので、だれか続き描かせてほしい、みたいな感じのことを話の前後に作者自身が登場して語っています。
実際、なかなか面白く、このまま終わらせてしまうのは惜しい感じです。実際的な中世世界の描写・解説とかも、歴史好きの私としては好感が持てる作品です。

ところで、『fellows!(フェローズ!)』のvol.2が出ましたね。

Fellowsフェローズ2008年12月号vol.2

『fellows!(フェローズ!)』2008年12月号(vol.2)

(エンターブレイン。2008年。680円)
碧風羽、長澤真、入江亜季「乱と灰色の世界」、森薫「乙嫁語り」、八十八良「早春賦」、室井大資「ブラステッド」、笠井スイ「月夜のとらつぐみ」、なかま亜咲「健全ロボ ダイミダラー」、佐々木一浩「電人ボルタ」、新居美智代「グッドアフタヌーン・ティータイム」、鈴木健也「蝋燭姫」、福島久美子「水晶石の森」、佐野絵里子「為朝二十八騎」、長野香子「ノラ猫の恋」、しおやてるこ「たまりば」、薮内貴広「In Wonderland」、原鮎美「Dr.ヤモリの改心」、冨明仁「彼女と彼」、小暮さきこ「ネコベヤ」、まさひこ「グルタ島日記」、近藤聡乃「うさぎのヨシオ」、貴子潤一郎&ともぞ「探偵真木」、松山紗耶「こどもタクシー」「国境ブランコ」、川島三代子「4番目の人」、二宮香乃「蜘蛛谷」、空木哲生「スナップガール」、丸山薫「ストレニュアス・ライフ」、「ロック・ホークと深夜の情事」

これの次号予告によると、vol.1で「ラピッドファイア」を描いた久慈光久氏が、14世紀の南ドイツを舞台にした漫画を連載するようです。イタリアとドイツを結ぶアルプスの峠、ザンクト=ゴットハルトの関所・難攻不落の砦ヴォルフスムントが舞台だという話です。超楽しみ。
なんか、最近、中世ヨーロッパものの漫画多くないですか?

あと、この号の森薫氏の「乙嫁語り」の話は、建材の彫刻を彫る木彫り職人が登場しますが、なんかこれ思い出しました。

V・ヴェレシチャーギン_ドアの絵1 V・ヴェレシチャーギン_ドアの絵2


V・ヴェレシチャーギンの絵で、中央アジアでの彫刻のあるドアの絵ですね。トレチャコフ美術館だかにあったはず。

漫画の中に出て来た中央アジア的な中庭や回廊のある家に住んでみたいですね。もちろん、室内は織物だらけで!


参照サイト
コミックゲーメスト(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%
E3%82%AF%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%82%B9%E3%83%88
冨士宏(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%A8%E5%A3%AB%E5%AE%8F
ヴァシーリー・ヴェレシチャーギン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AA
%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AC%E3%82%B7%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%AE%E3%83%B3
Vasily Vereshchagin(Olga's Gallery)
http://www.abcgallery.com/V/vereshchagin/vereshchagin.html
ヴェレシチャーギン(収蔵庫 ロシア美術資料館)
http://www.art-russian.org/ve_album.html
フェローズ
http://www.enterbrain.co.jp/jp/p_pickup/2008/fellows/index.html

関連記事
ドイツ中世都市の現地の観光案内書『ヴュルツブルク さまざまな角度から』。美麗写真や興味深い記述あり。
http://xwablog.exblog.jp/7387074
中世ヨーロッパのお城の魅力を分かりやすく紹介する。『ヨーロッパものしり紀行 城と中世都市編』
http://xwablog.exblog.jp/7276176
墨家の男が城を守りにやってきた。ジェイコブ・チャン監督『墨攻』映画版。残念ながらのガッカリ映画
http://xwablog.exblog.jp/9677486/
森薫氏が描く19世紀のカフカスが舞台の新作登場。『fellows!(フェローズ!)』2008年10月号(創刊号)
http://xwablog.exblog.jp/9671068/
お城・要塞の本で、洋書を持ってた。『FORTRESS』。ブックフェアで買ってきたよ。
http://xwablog.exblog.jp/7286047
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# by xwablog | 2008-12-13 23:20 | 史劇
書の甲子園に向けて練習する縁と有希の苦悩。河合克敏『とめはねっ! 鈴里高校書道部』第4巻
ども。30歳のサバ読みはすげーと思った馬頭でございます。

それはともかく。

とめはねっ! 鈴里高校書道部』第4巻_河合克敏

『とめはねっ! 鈴里高校書道部』第4巻

(河合克敏。小学館。ヤングサンデーコミックス。2008年。514円。222ページ)
「鎌倉・小町通りのソバ屋でアルバイトをはじめた大江縁。だが、そこは少し前に一緒にパフォーマンスをした鵠沼学園の女子生徒・宮田麻衣の実家だったのだ。外国人観光客に上手く対応する縁を見た麻衣は彼に好意をよせはじめ・・・」

河合克敏氏の書道部漫画『とめはねっ!』の新刊です。
なんでこれかというと、実は12月12日は「12月12日の「1212」が「いい字一字」とよめるという語呂合わせにちなんで」ということで、「漢字の日」なんだそうです。そういうわけで書道漫画。
「書の甲子園」に向けて頑張る縁と有希のあれこれと、文化祭でのパフォーマンスへ向けて動き出す書道部。縁と有希の関係はなんかライバルみたいになってきますが、麻衣という女の子も出て来て、ひと悶着ありそうな無さそうな!
ちなみに連載は休刊した『ヤングサンデー』から『ビッグコミックスピリッツ』に移籍しています。

ところで、最近『曹操孟徳正伝』読んだ余波で、司馬光の『資治通鑑』の日本語訳を読んでます。そういうサイトがあるんですよ。
そしたら、安禄山の乱で顔真卿が出て来て吃驚しました。そうか、この時代の人だったっけ? 従兄弟とともに反安禄山で抵抗してます。この人、中央で疎まれて平原の太守になってたんです。長雨を利用して街の回りに濠を作り、街の人の数を数えて食料を蓄えたとか、北東諸有力者の中で活躍したりと、書家のイメージと違うから驚きましたが、かっこいいですね。


参照サイト
ビッグコミックスピリッツ
http://spi-net.jp/
顔真卿(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A1%94%E7%9C%9F%E5%8D%BF
12月12日(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/12%E6%9C%8812%E6%97%A5

関連記事
書道漫画というマイナー路線。だが、面白い! 河合克敏『とめはねっ! 鈴里高校書道部』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8400706
ぐいぐい引き込む漫画力。呪術的観点からの『三国志』という驚異。大西巷一『女?(じょか)JOKER』
http://xwablog.exblog.jp/7720530
いつも劉備の敵役にされていた曹操を主人公にした漫画。大西巷一『曹操孟徳正伝』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/10006115/
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# by xwablog | 2008-12-12 03:06 | 日記
ハプスブルク本のはしり。ハプスブルクの通史。ヴァントルツカ『ハプスブルク家ヨーロッパの一王朝の歴史』
ども。寒いの苦手な馬頭です。
いや、暑いのも苦手なんですが。
でも、砂漠に行くかシベリアに行くか、どちらか選べと言われたら、シベリア行き選びますよ。
そういや、前にドキュメンタリー番組で聞いた話では、人間は先天的に寒さに強い人間はいなくて、慣れによって寒さに強くなるらしいです。

しかし、昨日はなんか暖かかったですね。12月にしては。なんか今年の冬は全体的に暖かい?

それはともかく。

ハプスブルク家_ヴァントルツカ

『ハプスブルク家 ヨーロッパの一王朝の歴史』

(アーダム・ヴァントルツカ。訳/江村洋。谷沢書房。1981年。2700円。256+32ページ)
凡例
日本語版への序文
新書版への序文
第一章 ハプスブルク家と歴史
第二章 ローマ人、トロヤ人それともアレマン人?
第三章 ヨーロッパの十字路にて
第四章 始祖・国王ルードルフ1世
第五章 挫折と断念
第六章 「宗教」とその神話
第七章 系統分裂の時代
第八章 「オーストリア・ブルグント家」
第九章 世界の列強ハプスブルク
第十章 マドリードとヴィーン
第十一章 オーストリア・バロックの君主たち
第十二章 偉大な女帝
第十三章 国家の従僕
第十四章 いばらの冠
第十五章 ハプスブルク家とヨーロッパ
系図
地図
訳者あとがき
索引・参考文献

日本で出たハプスブルクものの初期の本のひとつですね。ハプスブルク家の歴史を通史で紹介してます。翻訳はいろいろなハプスブルクものの翻訳・著作でも知られる江村洋氏。
著者のアーダム・ヴァントルツカ教授は、1914年に、レムベルク、現在のウクライナのリヴィウで生まれました。父親の仕事が軍人で当時そこに駐屯していたみたいです。二歳で父を亡くし、1932~1936年はウィーン大学で学び、1938年にドイツ軍に入隊。1943年に米軍の捕虜になり、1946年に帰国。ジャーナリストになったあと、1958年からケルン大学、1969年からウィーン大学で教授として働き、オーストリア史研究所で研究したそうです。

あ、ちなみに江村洋氏って2005年に亡くなってるんですね。知らなかった。

『ハプスブルク家 ヨーロッパの一王朝の歴史』は翻訳ですが、江村氏自身の著作では講談社現代新書の『ハプスブルク家』や『ハプスブルク家の女たち』がよく読まれてますね。私は確か『中世最後の騎士 皇帝マクシミリアン1世伝』が初江村作品だったかな?

谷沢書房は東京・文京区の出版社らしいけど、今もあんのでしょうか?


あと、こんなのが。
なんかいまさら知りましたが、小川一水氏が14世紀の北ドイツを舞台にした『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』という小説を出したみたいです。なんと今度は都市建設ですか。
あと『第六大陸』フレックスコミックスネクストで漫画化だそうです。作画は吉祥寺笑氏。


参照サイト
江村洋(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%9D%91%E6%B4%8B

関連記事
二つの都、ウィーンとベルリンに焦点をあてたドイツ・中欧史。加藤雅彦『中欧の崩壊』。
http://xwablog.exblog.jp/7751553
有名なミンネジンガーの歌と生涯と世界。松村國隆『オーストリア中世歌謡の伝統と革新』
http://xwablog.exblog.jp/8026585
ブラン城の返還。ワラキアの歴史ある城がアメリカ在住のハプスブルク一門のものに
http://xwablog.exblog.jp/7696157
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# by xwablog | 2008-12-11 09:15 | 書庫
『狼と香辛料』(支倉凍砂/著)の世界を紹介する充実のガイドブック。『狼と香辛料ノ全テ』
ども。どうにかこうにか生きている馬頭です。
最近思うのですが、嫌なことは後回し後回しにしてきたツケがそろそろ回ってきそうな予感。

それはともかく。

『狼と香辛料ノ全テ』

『狼と香辛料ノ全テ』

(電撃文庫編集部。アスキー・メディアワークス。支倉凍砂、文倉十、小梅けいと。2008年。1400円。176ページ)

Story(小説各話の解説。旅の記録)
World(世界観解説)
Mediamix(メディアミックス関連の情報。漫画化、アニメ化など。)
Special!(支倉凍砂インタビュー、文倉十インタビュー、挿絵のラフなど)
Column(名言集など)
特別書き下ろし短編、「狼と星色の遠吠え」も収録。
『狼と香辛料』索引用語集
などなど。

巨大な狼神の変化した少女・ホロと若い商人のロレンスが活躍するファンタジー小説『狼と香辛料』のガイドブック。
いわゆる関連商品であるムックで、ライトノベルのガイドブックという形式のものなんですが、思ったよりかなり充実しています。中の記事やデザインもなかなか凝ってて、いいものじゃないかと。
作品に出て来た中世ヨーロッパ的ないろいろな要素を解説してたりするのも好感が持てます。
巻末に短編小説が載ってます。10ページ程度のホロとロレンスの関係を描いたものです。

驚いたのは、ファヴィエ著『金と香辛料 中世における実業家の誕生』の翻訳者であり、成蹊大学の教授で経済史学者である内田日出海氏が特別寄稿として、「『金と香辛料』 〜『狼と香辛料』に寄せて〜」という『金と香辛料』の内容を簡単に説明するという文章を載っけてること。1ページの短いものですが、まさかこんな人にコラム書いてもらうとは・・・
ちなみにこの『金と香辛料』はすでに入手困難な本ですが、今、amazonですげー値段付いてますね。2万? うー、早く再版するか文庫化とかしてください。

ところで、『狼と香辛料』のアニメ第二期が決定したそうですね。
あとブルーレイでも第一期が出たとか。

参照サイト
電撃文庫&電撃文庫MAGAZINE
http://dengekibunko.dengeki.com/
「狼と香辛料」ほろろん祭りIIの開催が決定!公式ガイドブックも今日発売!
http://dengekibunko.dengeki.com/news.php?2008/12/10/2f654f91a8b810f5062ae66b8ca1f2e1
支倉凍砂 すぱイしー ているず
http://ameblo.jp/hasekura2/
ハイノハナ(文倉十)
http://haino.mods.jp/
小梅けいとの原典皆既
http://www7.plala.or.jp/koumekeito/
狼と香辛料 アニメ公式
http://www.spicy-wolf.com/
内田日出海プロフィール 成蹊大学経済学部
http://www.seikei.ac.jp/university/keizai/teachers/uchida_h.html

関連記事
かわいい狼神ホロと若い行商人ロレンスの二人旅。支倉凍砂『狼と香辛料』第1巻の感想その1
http://xwablog.exblog.jp/7265975
狼の骨を探すためやってきた町は利権まみれで対立し・・・。支倉凍砂『狼と香辛料VIII』対立の町〈上〉
http://xwablog.exblog.jp/8569740
東京国際ブックフェアと『ドイツ中世後期経済史研究序論』の関係性について、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7720567

追記
狼と香辛料III漫画版

『狼と香辛料』III

(小梅けいと&支倉凍砂。アスキー・メディアワークス。2009年。570円)


漫画版の3巻です。
単行本1巻のところはエンディングに。2巻へ突入しますね。
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# by xwablog | 2008-12-11 00:01 | 書庫
コシチューシコがポーランド人に独立の道を示した著作。コシチューシュコ『民族解放と国家再建によせて』
最近、帰宅時に近場の道路の角の同じ場所に、猫がチョコーンと座ってるのを見かけます。しかもなぜか毎回同じ猫というわけではなく、違う猫がいる場合も。別に何があるってわけじゃない道の隅にいて、ただ座ってるだけというのがなんか不思議です。それもいろんな猫が同じように。猫にしかわからない利点があるのでしょうか。

それはともかく。ポーランドもので、これなどどうでしょう。

『民族解放と国家再建によせて』コシチューシュコ

『民族解放と国家再建によせて』

(コシチューシュコ。訳/中山昭吉。未来社。社会科学ゼミナール53。1972年。480円。146ページ)
1 ポーランド人は独立のために戦うことができるか
はじめに
政治上の独立を妨げているポーランド人の誤り
ポーランド国民は蜂起の手段をもっているか、あるとすればどんなものか?
ポーランド人の道義心について
ポーランドの国富について
むすび
原註
2 旧ワルシャワ公国における農民身分の改善に関する指針
訳註
解説
訳者あとがき


「ポーランド人よ! お前は、このヨーロッパで不運にも自分が耐えしのんでいる苦痛は、明らかに、告訴に値するものであるとみなしているはずである。」(冒頭より抜粋)

タデウシュ・コシチューシコ(1746年〜1817年生没)は18世紀から19世紀にかけて活躍したポーランドの軍人で、対露戦争や、独立のための蜂起など、ポーランドのために戦ったことで知られている人です。また、アメリカ独立戦争にもワシントンの副官として参加しています。彼はリトアニア領の小貴族の出身で、ワルシャワの騎兵学校、パリ留学など、いろいろな所へ行っていますが、最後はスイスで死去したそうです。
彼が記したこの本は、ポーランドは独立できるんだ!、と訴えかける内容のもので、彼がロシアから解放された後おもに住んだ亡命先のパリで1800年に出版され(初版はたったの300部だそうです)、その後何度も再版を繰返すことになります。
なかなか熱い内容ですし、独立の必要性だけじゃなく、方法論や戦いの仕方まで語ってます。アメリカで学んだのか、ゲリラ戦とかについての話とかも載ってたりして面白いですよ。
訳者はポーランドものをいくつか訳したり書いたりしてる中山昭吉氏。ポーランド近代史が専門みたいですね。


参照サイト
未来社
http://www.miraisha.co.jp/
コシチューシコ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%87%E3%82%A6%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BB
%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%B3
ポーランド分割(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E5%88%86%E5%89%B2

関連記事
ポーランド史の本といったらほぼコレ! ステファン・キェニェーヴィチ/編『ポーランド史』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9860880
日本ポーランドの人物交流史が特集。『ポロニカ(Polonica)ポーランド文化の現在・過去・未来』93年no4
http://xwablog.exblog.jp/9894685
とっつきやすく、読みやすい。新潮社『読んで旅する世界の歴史と文化 中欧』
http://xwablog.exblog.jp/7809024
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# by xwablog | 2008-12-10 02:58 | 書庫
いつも劉備の敵役にされていた曹操を主人公にした漫画。大西巷一『曹操孟徳正伝』第1巻
どもども。馬頭です。
なんか、ニュースになった後、アレクシー2世のwikiの記事が追加されてますね。誰だやってくれたのは。

それはともかく。



『曹操孟徳正伝』第1巻

(大西巷一。メディアファクトリー。MFコミックス。2005年。514円。)
「放蕩三昧の曹家の不良少年・曹操は、仕官して乱れた国政のために働きはじめる。しかし宦官がはびこり、不正がまかり通る現状を目の当たりにし・・・」

大西巷一先生の描く三国志にでてくる英雄・曹操の物語。
奥野さんが袁紹のことを話題にしてるのをみてたら、無性によみたくなって3巻一気に読み直しました。
混乱した時代にあって他の強力な諸侯・有力者たち相手に悪戦苦闘する曹操の姿がかっこいいです。特に最後の官渡の戦いでの盛り上がりがたまりません。それに最後に敵として立ちはだかる袁紹がまたいい味出してるんですよね。

今回、これ読んだ後に、wikiで三国志関連の人物を検索して見てまわってたら、いつの間にか数時間経ってました。いやー、登場人物がたくさんいて、どの人も詳しく書いてるんですよね。やっぱり人気あるからな〜。それを順々に読んでくとたのしくてしょうがないです。袁紹や袁術、あとその子供たちなどの記述も面白かったです。袁術の方が
三国志というと、自分的にはすでに三国が鼎立してしまった時代にはあんまり興味ないんですよね。それまでが面白いというか。だから魏呉蜀ができてからの部分の話を読んでみて、へー、そうなったのか、とか思う事がしばしば。てか、いいキャラの息子とかで駄目になっちゃう人多し。あと、三国のどの国でも諸葛氏の活躍が意外に多くて吃驚しました。蜀関連の人というイメージが強かったので。
あと見た人物の中で面白かったのは、于禁とか朱霊とか、あと張ショウとかかな。
うー、なんか三国志のゲームやりたくなってきた。

そういや、どうでもいいことですが、昔読んだ小説で、諸葛亮がギエンに肉体関係を迫られる、という場面がある話がありました。タイトル忘れちゃいましたが、知ってる人いませんか?

さて、次は『女か』でも読むか。あ、『超「三国志」 覇 -Lord-』の8巻くらいまでも買ってあるけど読んでなかったな。

参照サイト
巷にひとり在り
http://blog.livedoor.jp/koichi0024/
メディアファクトリー
http://www.mediafactory.co.jp/

関連記事
ぐいぐい引き込む漫画力。呪術的観点からの『三国志』という驚異。大西巷一『女?(じょか)JOKER』
http://xwablog.exblog.jp/7720530
激戦!官渡の戦い。『曹操孟徳正伝』第3巻、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7720545
墨家の男が城を守りにやってきた。ジェイコブ・チャン監督『墨攻』映画版。残念ながらのガッカリ映画
http://xwablog.exblog.jp/9677486
呪いの力で三国志の英雄たちが女体化! という話。nini『DRAGON SISTER!』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/7268992
久々にKoeiのゲームやりたくなった。PC用『三国志VIII』廉価版。シミュレーションとしてはいいが
http://xwablog.exblog.jp/7480633
倭の将・燎宇は覇道のために大陸へ渡る。武論尊&池上遼一『超「三国志」 覇 -Lord-』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9103617
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# by xwablog | 2008-12-09 08:41 | 史劇
ギリシア暴動、パナマの露海軍、シンセキ氏、悪魔王子、ナイジェリア虐殺などなど、最近のニュース。081207
web拍手レス
>>そのうち密造たばこの時代が
>電車の始発駅あたりのアパートで密造タバコが作られ、それを持って都心部まで売りに行く
>商売が流行るのですね。ソ連時代の後期のモスクワみたいに。
いいですね、それ! (笑
ボロアパートがタバコ工場に。
ところで、密造たばこをネタにした小説があるみたいですね。『煙と手錠』(中原洋一)というやつ。舞台は日本ですが。

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こんばんわ。馬頭です。
この前友達に、インドのテロはどうせ国内の武装勢力だよ、とか言ってしまいましたが、なんかニュースではパキスタンとの関係がどうのこうのと。
えー、適当なこと言ってすみません。

それはともかく、ここ最近のニュースなど。

ロシア海軍の対潜艦、パナマ運河に出現…第2次大戦後初(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081206-OYT1T00635.htm
通過したのはアドミラル・チャバネンコだそうです。

グルジア首相が2閣僚を更迭(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081206-OYT1T00298.htm
「トケシェラシビリ外相とケゼラシビリ国防相を更迭」とのこと。政権批判に対する批判そらしが目的とか。

暴徒と警官隊が衝突、少年射殺事件が引き金 ギリシャ(CNN)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200812070005.html
ロス暴動みたいな感じですかね。

少年院で暴動、50人脱走=タイ(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008120600215
看守たちが、食事の費用をちょろまかして、マズイ飯を喰わせてたのが原因とかなんとか。

「飾り窓」地区を大改造と、組織犯罪対策で アムステルダム市(CNN)
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200812060019.html
売春が公認な国です。そういや親戚が旅行に行った時、観光としてそこを通ったといってました。

印首相、パキスタン空爆を警告=同時テロで要求拒否なら-新聞報道(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008120700147
やり方がアメリカと同じじゃねーか。

武装勢力、NATO部隊向け物資コンテナに放火 パキスタン(CNN)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200812070011.html
車輛が燃えてます。

メッカ巡礼が最高潮に 300万人が集結(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/133754.html

硬貨サイズの縮小など計画、生産コスト削減で メキシコ(CNN)
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200812050026.html
『狼と香辛料』のネタを思い出した。

宝石94億円相当奪われる=仏史上最高の被害額-パリ高級店(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&k=2008120500880
『TAXI』みたいなことに。

退役軍人長官に日系シンセキ氏=支援拡充へ元陸軍トップ起用-次期米政権(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008120700041
ハワイ系の日系。「シンセキ」ってどう書くんでしょうね。「新関」かな?

ナイジェリアでキリスト者とイスラム教徒が衝突(クリスチャントゥデイ)
http://christiantoday.co.jp/main/international-news-1908.html
他のニュースサイトとかだと無視されてます。

J・K・ローリングの新作が発売=「吟遊詩人ビードルの物語」(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_int&k=20081205020268a&rel=j&g=afp
今度もファンタジーみたいですね。

<携帯電話>「持ち込み禁止」大阪市教委が460校に通知(エキサイトニュース)
http://www.excite.co.jp/News/society/20081207/20081208M40.048.html
学校内だったら基本的にいらないだろ。

Partyは来年4月から!! TVアニメ「戦国BASARA」キャラ&声優コメントを紹介
http://news.dengeki.com/elem/000/000/126/126190/
驚きました。まさか『戦国BASARA』がアニメ化とは。

もっと驚いたのは、『花咲ける青少年』が2009年春からNHK-BS2でアニメ化って話。東南アジアの金持ち小国の、ブルネイならぬ、ラギネイが舞台。今風にアレンジしてくれると嬉しいですね。

乗客の「頭の中」を調べテロ防止 空港警備の最前線(CNN)
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200812070016.html
もうSFの世界です。

パナソニックの高級家電『ナノイーイオン』の眉つば度(エキサイトニュース)
http://www.excite.co.jp/News/society/20081207/Cyzo_200812_post_1254.html
はいはーい。偽科学を信じてた馬頭ですよー。猿がどうこうのアレね。

あのアパグループ「ゴミ拾いイベント」で環境省を浸食か(日刊サイゾー)
http://www.cyzo.com/2008/11/post_1241.html
ラジオのDJがというのが面白い。

求むユーザーの声…立体駐車場バイク駐車システム(MSN)
http://car.jp.msn.com/new/news.aspx/root=au006/article=11423/?genre=2

自転車のみたいにはいかないだろうけど、どうすんだろ。

K-1:悪魔王子バダ・ハリが反則暴走、史上初の失格負け、ワールドGP決勝(毎日)
http://mainichi.jp/enta/sports/graph/2008/1207/index.html
「悪魔王子」って・・・・
そろそろ変な二つ名はやめましょうよ。

角川出版販売、新社長に塚田正晃氏が内定(新文化)
http://www.shinbunka.co.jp/news2008/12/081201-04.htm
グループの、ということじゃないようですね。

たばこ増税へ大詰め調整 与党の税調に異論も
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008120701000358.html
そのうち密造たばこの時代が!
よーし、日本にもアルコールたばこ火器局を設立しましょう!

レゴに武器を提供していた企業、宗教関係者に非難される(GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081204_lego_weapon_dealer_criticized/
今はおちおち遊んでられない時代なんでしょうか。
レゴは強制収容所のやつも出してますね。



参照サイト
ATF(公式)
http://www.atf.gov/

関連記事
ロシア正教会のトップ、総主教のアレクシー2世が亡くなりました。享年79歳。
http://xwablog.exblog.jp/9993549/
ムンバイでのテロ、タイの空港占拠、コペルニクスの遺骨、ドラえもんと妖精など、最近のニュース。20081128
http://xwablog.exblog.jp/9944643/
金融危機、制裁解除、三浦自殺、エチオピア誘拐、ノーベル賞、虎の子、など、最近のニュース。081015
http://xwablog.exblog.jp/9696918/
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# by xwablog | 2008-12-08 04:34 | ニュース
犯罪が横行するソ連で果敢に戦う検事の記録。F・ニェズナンスキイ『犯罪の大地 ソ連捜査検事の手記』
web拍手レス
>「犯罪の大地」、正教会の話に注目されるとはさすがです。私なんかは古くさいナガン・リボルバーを
>老民警が愛用していたとか、そんな記述ばかりに目がいってました。晴天
みんな使ってたのか、これの記事の中で何度もナガンが出てきましたね。驚いたのは、戦利品のワルサーを使ってた話でしょうか。戦争の戦利品ってことですよね? それとも事件で押収した品ということなんでしょうか? それを普通に使えちゃうというのが面白い。
あ、でも、アメリカの警官が、押収した火器を買い取る形(?)で使うという話は聞いたことあったような気も。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ども。馬頭です。
舌の痛みはなんとかなってきました。そういや、舌の表面が白いのは前からだったような気もしてきた。けど、つまり昔から舌苔がついてたってことか? 舌苔なら白血球の死骸や食べカスが白い原因らしいけど、あいかわらず擦っても取れません。病気か?

それはともかく。

犯罪の大地 ソ連捜査検事の手記

『犯罪の大地 ソ連捜査検事の手記』

(フリードリッヒ・ニェズナンスキイ。訳/工藤精一郎。中央公論社。中公文庫。1986年。520円。387ページ)
著者より
赤の広場の銃声
血塗られた復活祭
中国大使館前の事件
セルゲーエフ事件
わたしが---「犯罪者」だ
秘密の原則
ゴリーツィノの狂人たち
グーセフとサハロフ
マフィアとマフィオズム
法の女神の三つの顔
三五〇万件の事件ファイル
父と子
アレクシーとピチリム
秘密エイジェント
ソ連の犯罪統計
結び
訳者あとがき

戦後すぐの時代がからソ連の司法界で働き1970年代にアメリカに亡命した元検事・弁護士のニェズナンスキイ氏が腐りきったソ連の司法現実を書いた事件簿。
前々から読みたかったのですが、これのタイトルをすっかり忘れてしまい、この前晴天さんに聞いてやっと買うことができました。(普通には買えなかったので、ネットで買いました)
内容は期待以上の面白さでした。国家の上層部の人間たちの思惑が法を超越してしまうという、法が法としてうまく機能していない状況で、なんとか法による正義を実現しようと苦闘する捜査検事の実体験が生々しく語られます。
それにしても登場してくる犯罪はどれも酷いなぁ。しかも、ほとんど不可避とは。ひとつの事件をとってみても、それだけで物語になりそうなほどドラマ性があって、ひとつひとつが濃いです。

中でも興味深かったのは、アレクシー1世の晩期に、ソ連当局が後継者選びに介入して事件を起したりした話「アレクシーとピチリム」。主教のピチリムが後継者になりそうだったけど、陰謀で失脚して、モスクワ府主教のアレクシーがピーメンと改名して総主教になったとか。ニェズナンスキイ氏はピーメン1世のことをこき下ろしてます。アレクシー1世もそうですが、どうやら当時のロシア正教会は綺麗ごとだけじゃなかったみたいですね〜。あと、結構裕福だった?


参照サイト
Пимен (Патриарх Московский)(wikipedia)ピーメン1世 露文
http://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%9F%D0%B8%D0%BC%D0%B5%D0%BD_(%D0%9F%D0%B0%D1%82%D1%80%D0%B8%D0%B0%D1%80%D1%85_%D0%9C%D0%BE%D1%81%D0%BA%D0%BE%D0%B2%D1%81%D0%BA%D0%B8%D0%B9)
中央公論新社
http://www.chuko.co.jp/bunko/

関連記事
ロシア正教会のトップ、総主教のアレクシー2世が亡くなりました。享年79歳。
http://xwablog.exblog.jp/9993549/
近代ロシアの重要な聖人のひとりサーロフの聖セラフィムの本。『ロシア正教会と聖セラフィム』という
http://xwablog.exblog.jp/7480864
中世ロシアの沈黙のイデオロギーによる知的体系の抵抗を読み解く。C・J・ハルパリン『ロシアとモンゴル』
http://xwablog.exblog.jp/8743923
非党員でユダヤ系の医師の苦難に満ちたソ連生活。『ロシアンドクター』という記事
http://xwablog.exblog.jp/7696095
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# by xwablog | 2008-12-07 19:42 | 書庫
ロシア正教会のトップ、総主教のアレクシー2世が亡くなりました。享年79歳。
web拍手レス
>これ見ました? http://ru.youtube.com/watch?v=k-6lF58xmcQ (NTVニュースより)
どなたかが教えてくれましたのでyoutube動画貼っておきます。ありがとうございます。

Россия прощается с Патриархом



アレクシー2世の葬儀のロシアでのニュースですね。政府高官のみならずイスラム聖職者まで参列。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なんか体調悪くて、舌が痛いです。舌の表面が真っ白なんですよ。グロい。
なんか、舌が白くなるのは舌苔というのがついてるから掃除すればいい、とかネットに書いてあったから、舌ブラシとか言うのを買って擦ってみたんですが、全然取れなくて、こりゃ違うなー、と思ってとにかく寝ました。今日の朝、仕事行く時には少しよくなったけど、まだ少しピリピリしてて食事すると痛い。

それはともかく。

ロシア正教会のトップ、総主教のアレクシー2世が亡くなりました。
あと10年くらいは総主教やってんのかと思ってたので、ちょっと吃驚しました。(いや、もう、79歳だったんですけどね)

ロシア正教会総主教、アレクシー2世が死去(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_cul&k=20081205020271a
アレクシー2世が死去=政治にも影響力−ロシア正教(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200812/2008120500822&rel=j&g=afp

記事の内容が微妙に非難がましいのはなんでなんだ時事通信。

訃報:ロシア正教会のアレクシー2世総主教が死去=79歳(毎日)
http://mainichi.jp/select/world/news/20081206k0000m030098000c.html
「アレクシー2世は今月初め、ドイツで定期治療を受け、5日にクレムリンのウスペンスキー寺院で儀礼を執り行ったばかりだった。」
これによると、前日までは仕事できるくらいではあったみたいですね。

この人はソ連時代に総主教になった人ですね。まさに激動の時代を生きた人ですが、自伝とか出してないんでしょうかね。出てるなら翻訳読んでみたいなー。
wikiの記事読むと、エストニアのタリン出身で、ドイツ系バルト人の貴族の末裔みたいですね(なんかwikiの記事の一部が変ですが)。1961年にはタリン主教にもなってます。
次の総主教は誰がなるんでしょうね。

函館でアレクシー2世追悼式 ロシア総領事ら(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/133534.html
「追悼の祈りは、旧ソ連時代にアレクシー二世の副輔祭(ほさい)を務めた同教会のニコライ・ドミートリエフ神父(48)がつかさどった」とのこと。
そういや、北海道は正教徒が多かったですね。

Местоблюстителем патриаршего престола стал митрополит Кирилл(リアノヴォースチ)
http://www.rian.ru/religion/20081206/156653199.html

1929-2008. 79 лет жизни Алексия Второго(リアノヴォースチ)
http://www.rian.ru/photolents/20081205/156592859.html
アレクシー2世の子供のころからの写真。


参照サイト
アレクシイ2世
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A42%E4%B8%96
ロシア正教会
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E6%AD%A3%E6%95%99%E4%BC%9A
ソビエト連邦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%93%E3%82%A8%E3%83%88%E9%80%A3%E9%82%A6

関連記事
近代ロシアの重要な聖人のひとりサーロフの聖セラフィムの本。『ロシア正教会と聖セラフィム』という
http://xwablog.exblog.jp/7480864
中世ロシアの沈黙のイデオロギーによる知的体系の抵抗を読み解く。C・J・ハルパリン『ロシアとモンゴル』
http://xwablog.exblog.jp/8743923
非党員でユダヤ系の医師の苦難に満ちたソ連生活。『ロシアンドクター』という記事
http://xwablog.exblog.jp/7696095
モスクワの地下を彷徨うホラー映画。ヴィンセント・ギャロ主演『モスクワ・ゼロ(MOSCOW ZERO)』
http://xwablog.exblog.jp/9901646
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# by xwablog | 2008-12-06 23:52 | ニュース
ビザンツ帝国の経済的相互関係をまとめた報告。渡辺金一訳『ビザンツ帝国の都市と農村 4~12世紀』
今日、セブンイレブンに行ったら、「ボリュームカップ105 杏仁豆腐味」っていうアイスが売ってました。
「杏仁豆腐なのかアイスなのかきっちりしろ」と言いたくなるのを我慢して食べてみましたが、確かに杏仁豆腐の味でした。でも、アイス。
このまま行くと、いつか杏仁豆腐味のゼリーとか出るやもしれん(それは杏仁豆腐だ

それはともかく。

ビザンツ帝国の都市と農村 4~12世紀

『ビザンツ帝国の都市と農村 4〜12世紀』

(ピグレフスカヤ、リプシッツ、シュジュモフ、カジュダン。訳/渡辺金一。創文社。創文社歴史学叢書。1968年。824円。103ページ+22)
1 4〜6世紀のビザンツの都市と農村(ピグレフスカヤ)
2 6〜9世紀前半のビザンツの都市と農村(リプシッツ)
3 9〜10世紀のビザンツの農村と都市(シュジュモフ)
4 11〜12世紀のビザンツの都市と農村(カジュダン)
結語
訳者あとがき
索引

東ローマ帝国=ビザンツ帝国の都市と農村の経済的な関係の研究を、1961年9月10日から16日に行われた第12回国際ビザンツ学会議(会場は当時はユーゴのオフリダ)での社会経済史部門の報告したものをまとめたものです。訳者ははじめてこの大会に参加したという日本のビザンツ学の先駆者の一人、渡辺金一氏(『コンスタンティノープル千年』とかの著者)。
ソヴィエト系ビザンチニストたちの報告なので、その政治思想と密接に関係した報告となり、マルクス主義者らしく「社会構成(フォルマツィーヤ)」という概念でまとめられているそうです。奴隷制から封建制へ、みたいな内容。西側の研究者からは反論もあったりと、当時の東西冷戦の縮図がここに。ソ連や共産系の国だと、こういった「党の方針」に沿った研究しかできないというような話はよく聞きますが、西側諸国にはそういうのってなかったんでしょうかね?

参照サイト
創文社
http://www.sobunsha.co.jp/
日本ビザンツ学会
http://homepage.mac.com/nikephoros/
東ローマ帝国(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E5%B8%9D%E5%9B%BD

関連記事
陸海の要衝を抑え繁栄し長命を誇ったローマ帝国の継承国家。井上浩一『生き残った帝国ビザンティン』
http://xwablog.exblog.jp/9505395
中世のバルカン半島に広まったキリスト教の宗派を解説。ディミータル・アンゲロフ『異端の宗派ボゴミール』
http://xwablog.exblog.jp/7545773
ところで、訳者あとがきの中で書かれていたアンゲロフって、このアンゲロフでいいんですよね?
長い間、中世ブルガリア史における最大の情報源でした。恒文社『ブルガリア 風土と歴史』
http://xwablog.exblog.jp/8006536
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# by xwablog | 2008-12-05 00:11 | 書庫
同人誌作りにすべてを投げ打った人々の四コマ漫画、堂々の最終巻。ヒロユキ『ドージンワーク』第6巻
どもども。本買う時は機会主義者の馬頭ですよー。
けど、予算ばかりはどうしようもありません。昨日、『ゾロアスター教史』を買いにジュンク堂に行ったら、欲しい本が山ほど出てました。目当てのもの以外は全部諦めましたが。中でも『イブラヒム 日本への旅』ってのが面白そうでした。19世紀半ばのロシア生まれのトルコ人で、日本に来て活躍したとか。

それはともかく。




『ドージンワーク』第6巻

(ヒロユキ。芳文社。まんがタイムKRコミックス。2008年。819円)

最近、全然同人誌作製の作業してません。モチベーション上がるかと思って読んでます。でも、歴史と関係ない本作りたくなってきました。
そういや、ちょっと前に『げんしけん』も全巻読み直したんですが、あんときもモチベーションあがったのに、実際に作る方向には向かわなかったなぁ。なんでだろ。本当にもう同人誌作る気力なくなっちゃったのかな?

まあ、やらないわけにはいかないのですが。実は今の段階ですら、何作るかを変更しようか迷ってます。12月は残業増えるみたいだし、それでも出せる方向で。


参照サイト
自称純情派
http://seijunha.com/
まんがタイムきららweb
http://www.dokidokivisual.com/
クワルナフ 同人誌のページ
http://www.toride.com/~digxwa/digxwaFiles/magf/mag_f.htm

関連記事
コミケ75受かりました。相変わらず本作りは遅々として進まず・・・
http://xwablog.exblog.jp/9808790
2008年あけおめ。あと、コミケ、サークル参加の報告とか。
http://xwablog.exblog.jp/7891650
コミックマーケット73。明日は間に合わないかも。セルビア歴代王一覧本。
http://xwablog.exblog.jp/7878313/
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# by xwablog | 2008-12-04 23:31 | 日記
白樺に綴られた人々の営み。V.L.ヤーニン『白樺の手紙を送りました ロシア中世都市の歴史と日常生活』
白樺の手紙を送りました ロシア中世都市の歴史と日常生活_ヤーニン

『白樺の手紙を送りました ロシア中世都市の歴史と日常生活』

(ヴァレンチン・ラヴレンチエヴィチ・ヤーニン。訳/松木栄三&三浦清美。山川出版社。2001年。2800円。311ページ)
日本語版への序
まえがき
第I部 ネレフスキー発掘のドラマ 1951-1962、1969
第II部 市場側にて
第III部 トロイツキー発掘のドラマ
あとがき
訳者あとがき
白樺文書の刊行文献一覧
図版出典一覧

ロシア北部の古都ノブゴロドで発掘された白樺の皮を加工したメモにまつわるドラマとその内容から導き出された歴史的事件などを書いた本。中世ロシア史に関する本の中では傑作といっていいでしょう。原書の初版は1965年にだされたわけですが、これは1998年に出た第三版の日本語訳だそうです。

当時は紙などなかった時代ですが、ロシアでは羊皮紙でもなく、もっと安価で普及していた「白樺の皮」という素材が紙として使用されていました。白樺の皮は、木の幹からバリバリと綺麗に剥がれるので、それを加工して紙として使うわけです。これらは、大事な記録などというよりも、日用品として、日常的に使われました。そのため、今日、冷たい地中から発掘された保存状態の良いこれら「白樺文書」は、人々の生活を浮き彫りにするような情報がたっぷり詰まっていたのです。
ノヴゴロドではじめて発掘された時の様子や、それらの白樺文書からわかったことなどを書いたこの本は、ロシア史を知らなくてもたいへん面白く読めるのでは。
中でも、中世に生きた一人の少年・オンフィムが書き残した文章と絵は最高に楽しい気持ちにさせてくれますよ!(残念ながら、私が旅行に行った時にはこれはちょうど見れなかったのです〜)

参照サイト
山川出版社
http://www.yamakawa.co.jp/
白樺文書
http://www.toride.com/~digxwa/digxwaFiles/dicf/dic_12sif/d_sirakabamonjo.htm
用語事典 デジタル・クワルナフ
http://www.toride.com/~digxwa/digxwaFiles/dicf/dic_f.htm
ロシア旅行(2004年)九日目 ノヴゴロド デジタル・クワルナフ 旅行のページ
http://www.toride.com/~digxwa/digxwaFiles/tabif/tabi_rus09.htm

関連記事
昔、放送大学でロシア史の授業やってたんですよ。阿部玄治『ヨーロッパ論1 ロシア史とその周辺』
http://xwablog.exblog.jp/9906218
中世ロシアを舞台にしたファンタジー小説。富永浩史『死天使は冬至に踊る ルスキエ・ビチャージ』
http://xwablog.exblog.jp/9498805
ビザンツ皇帝に仕えたヴァイキングたちを紹介する。ラーション『ヴァリャーギ ビザンツの北欧人親衛隊』
http://xwablog.exblog.jp/9171952
ノヴゴロド市(Novgorod。大ノヴゴロド。ヴェリキー・ノヴゴロド。)_クワルナフ用語辞典
http://xwablog.exblog.jp/7203002
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# by xwablog | 2008-12-03 02:08 | 書庫
北条五代の繁栄の基礎を築いた名君の生涯を描く。永井豪『戦国武将列伝シリーズ 北条早雲』
戦国武将列伝 北条早雲 永井豪

『北条早雲』

(永井豪、ダイナミックプロ作品。リイド社。SPコミックス。戦国武将列伝シリーズ。2005年。550円)
第一話 戦国時代の夜明け 早き雲 現る
第二話 駿河に集いし七人
第三話 早雲宗瑞 伊豆へ
第四話 小田原城奪取と三浦氏殲滅
閑話休題「北条早雲」

相模・伊豆を領有した戦国武将で、後北条氏の開祖・北条早雲の生涯を描いた作品。あの『デビルマン』などを生み出した永井豪のダイナミックプロが作ってます。たぶん、リイド社の出している時代劇漫画雑誌『コミック乱』(月刊)の系統で、『コミック乱TWINS増刊 戦国武将列伝』(隔月刊)とかのあたりで掲載されたものだと思います。
若き日の北条早雲は伊勢新九郎という名前だったのですが、彼は足利義視の申次衆で、京都が応仁の乱で荒廃するのを見て、ここを見限り、六人の仲間とともに妹の嫁ぎ先である駿河今川氏のところに行きます。今川の相続争いに乗じて実権を握った早雲は、興国寺城をもらいうけ、さらに婚姻で韮山城を手に入れて力をつけ、ついには隣接する堀越公方の支配する伊豆などを奪取します。関東の勢力争いに参加することになった早雲は、さらに奇策で小田原城を落とし、ついには相模の有力者・三浦氏を打倒するのです。
北条早雲の話は前にネットの記事でさらっと流し読んだだけでしたが、これで判り易く頭に入りました。まあ、どれだけちゃんとした漫画かわかりませんが! 永井漫画なだけあってか、鷹と意識を共有する超常の力とか、忍びの鷹とか、山中才四郎が実は女だったとか、そういうのもありますよ。
でも、なかなか面白く読ませてもらいました。

なんか、『信長の野望』がやりたくなってきましたが、あれって、早雲は出てこないんですよね。一番早い時代でも、息子の北条氏綱ですから。ああ、応仁の乱からできるゲーム出してくんないかな。


参照サイト
リイド社
http://www.leed.co.jp/

関連記事
ワールシュタットの戦いのシーンがちょっとある。さいとうたかを『コミック北条時宗』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9690641
関東遠征の中でも、みんなしてわび数寄で大忙し。山田芳裕『へうげもの』第7巻
http://xwablog.exblog.jp/9374202
後北条氏の重要拠点。北条氏照が作った八王子城の跡に行ってまいりました。
http://xwablog.exblog.jp/7961506
今更『天翔記』やってますよ。コーエー定番シリーズ『信長の野望』将星録と天翔記のセット。
http://xwablog.exblog.jp/8765770
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# by xwablog | 2008-12-02 23:23 | 史劇
行き場をなくした巨大な海の存在たち。海洋ものを中心に集めた短編集。星野之宣『滅びし獣たちの海』
web拍手レス
>おや懐かしい。これも昔読みましたよ。「罪の島」が記憶に残っています。
この本の中では一番いい作品でしたね。他のはちょっとネタ先行型でした。

>ところで、ミソジノジスイというブログ(?)にちょいと変わった防寒法が載ってましたよ。お暇なとき読んでみてください。
登山用防寒具はやりすぎです(笑

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寒くなってきましたね〜。風がつめたい。あと、部屋が相変わらず寒いです。太陽がまったく当たらない場所なんで、どうしようもないのですが、床から窓からやってくる冷気はストーブつけてもどうしようもないです。早く春になってくれないかな(気が早いな

滅びし獣たちの海_星野之宣

『滅びし獣たちの海』

(星野之宣。スコラ。デラックスバーガーSC449。1996年。800円)
「1941年。英国スカパ・フロー軍港に対する攻撃のため協同作戦を行うベルゲンのドイツ軍は、戦艦ビスマルクを中心とした艦隊と、ワルタータービン搭載の試作潜水艦ベーオウルフの間にぎくしゃくした関係をもったままはじまる。海洋に出たベーオウルフは、英国の駆逐艦の攻撃を受け逃げる中、海底に軍艦が多数沈む地点に紛れ込む。それは、1919年の敗戦の時に沈められたドイツ海軍・高海艦隊の残骸だったのだ・・・」

海洋もの、海軍ものを集めた星野之宣先生の短編集。スコラから出てるのがなつかしい。
紹介文に書いた時代に取り残された巨大な存在の滅びを描く「滅びし獣たちの海」、冷戦時代に北極海の下で繰り広げられた静かな戦い「レッドツェッペリン」(前後編)、『白鯨』ネタを日本の寒漁村と隠れキリシタンを絡めて描いた「鯨鬼伝」、アマゾンの密林で見つかった遺跡の調査をまかされた女研究者たちがアマゾンで行われる非道の中で自然の逆襲を知る「アウトバースト」、ベーリング海で海難にあった海洋調査船がソ連の秘密研究所の廃墟に行く「罪の島」が収録されています。
「滅びし獣たちの島」は白亜紀の首長竜の話が当てはまる話、「罪の島」はステラー海牛が出てくる話。

現在は、幻冬舎コミックス漫画文庫から新装版が出ています。

参照サイト
魚竜
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%9A%E7%AB%9C
首長竜
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%96%E9%95%B7%E7%AB%9C
ステラーカイギュウ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%A6

関連記事
大いなるマツリに向け踊り騒ぐ人びとの波が東京へと向かう。星野之宣『ヤマタイカ』第6巻
http://xwablog.exblog.jp/9538164
出てくる人が少し微妙だけど面白い。『日本刀なるほど物語』他。そして『宗像教授』。という記事
http://xwablog.exblog.jp/7480780
ロシア海軍増強、熊の群れ、海外にもDQNネーム、カダフィの息子逮捕など、最近のニュース080729
http://xwablog.exblog.jp/9179994
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# by xwablog | 2008-12-01 02:18 | 史劇
サムギョプサルとレモン酒と1960年代のモスクワのパンフ
池袋で食事081130_1

本日は友達と池袋で食事をしました。
この前会社の人と食べたサムギョプサルという韓国料理をまた食べたいとワガママを言った人間がいまして・・・まあ、私のことなんですが・・・東口にある「豚家(トンガ)」というお店に入りました。
豚の脇腹のお肉、三段バラを焼いてサンチュで巻いて食べるんですが、とても美味しかったです。


池袋で食事081130_2

で、その後、お腹いっぱいなのに、さらに飲み屋に行って美味しいお酒を楽しみました。
写真は、その時飲んだレモンの果実酒。果実酒でレモンって珍しいのかと思ってましたが、結構使われる実らしいですね。



で、その時友達から珍しいものをいただきました。

1960年代のモスクワの旅行パンフ

1960年代にソ連邦内閣付属外国旅行庁が出したモスクワ旅行についてのパンフレットです。
正方形で中とじ16ページのものなんですが、読んでみると、内容に時代がよく出てて面白かったです。
表紙の写真は、たぶんニコリスカヤ塔の上からヴァシーリー聖堂の方向を撮影したもので、なんかよく見ると、背後のロシアホテルが工事中だったりします。

内容はモスクワの観光名所を簡単に紹介したもので、冒頭にこんな文が。
「モスクワは世界でも指折りの美しい都会の一つで、毎年、世界じゅうの国ぐにから、たくさんの観光客が訪れます。威厳あるクレムリン宮や、聖ブラジェンヌイ寺院を見学したり、市内の広い大通りをそぞろ歩いたり、地下の宮殿といわれる地下鉄(メトロ)の華麗な駅に見認れたり(原文ママ。たぶん『見惚れたり』でしょう。この手の外国人が作った日本語案内では誤植がよくあります)、劇場、ギャラリー、博物館、展覧会、スタジアムを訪れたり、緑の辻公園、きれいな公園でひと休みしたり、工場、建設場を見学したりというぐあいで、盛り沢山のスケジュールが旅行者を待っています。旅行者としてモスクワを観光しただけでは、この大都会をよく見てきたとは、もちろん、とても言えないでしょうが、しかし、短い旅の期間にも、旅行者必見の場所がありますので、それを見ておけば、あなたは、『私はモスクワへ行ってきた!』と言うことができるでしょう。そこで、そうした、首都の名所旧跡、その沿革、モスクワの発展ぶりをご紹介する旅行案内書を、皆さまのお手許にお届けすることにいたします。」

観光地で、外国人のために外国語で書かれた旅行パンフや案内書が書かれることはよくありますが、これもそういったもののひとつでしょう。当時、日本語で出すくらい日本人旅行者がいたのか知りませんが、ソ連の外国旅行庁というところが日本人のために作ったみたいです。
友達の奥さんのご両親は、あの時代にソ連に行ったことがあるという方たちで(お父さんの方は仕事で長期間行ってた)、行った時の記念品がいくつかあって、私がロシア好きということから、その中のひとつを私に譲ってくださったというわけです。こんな珍しいものを見れて嬉しい限りです。ありがとうございます。
向こうの人が書いたやつなんで、モスクワのここを見てくれ、という主張が見えて面白かったです。「これがいくつある、あれがいくつある」とか、「世界一の〜、世界最高の〜、世界最大の〜」とか、「昔と比べてこんなに発展したんだ」とか。前に1930年代の地誌の本『世界地理風俗大系』を読んだ時にも思いましたが、この手の「時代が出る」ものは大好きです。ニヤニヤしながら見ましたよ。
あー、なんだかモスクワに旅行したくなってきました。

ところで、紹介している中に「公園の都モスクワ」という文があって、その中に「現在モスクワには辻公園が400以上、40の子どもの公園(首都にこんなにもたくさん子どもの公園がある国は世界中どこにもありません)を入れて〜」ってあるんですが、「子どもの公園」っていわゆる遊具が置いてある児童公園のこと? でも、40コって少ないような? 世界中でこんなにあるのはモスクワだけって言ってるし、ちょっと違うみたいですが、どんなものを指して言ってるんでしょうね?

参照サイト
サムギョプサル(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A0%E3%82%AE%E3%83%A7%E3%83%97%E3%82%B5%E3%83%AB
豚家
http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000637969.html
公園(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E5%9C%92
果実酒(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%9C%E5%AE%9F%E9%85%92
モスクワ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AF

関連記事
1931年に出版された世界各国の様子を書いた本。新光社『世界地理風俗大系』。当時の写真がいっぱい。
http://xwablog.exblog.jp/8041159
レーニンの遺体を保存せよ! イリヤ・ズバルスキー『レーニンをミイラにした男』
http://xwablog.exblog.jp/7719586
池袋で飲み会してきました(よりによって残業で遅刻)。日本酒もビールもするする入る。
http://xwablog.exblog.jp/8803203/
ロシア良いとこ、一度はおいで。ロシア旅行より帰国。、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7720551
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# by xwablog | 2008-11-30 04:25 | 日記
邪馬台国の女王と彼女を狙う刺客が恋に落ちる。『浜田翔子傑作集 金の波 銀の風』
『浜田翔子傑作集 金の波 銀の風』

『浜田翔子傑作集 金の波 銀の風』

(浜田翔子。秋田書店。ボニータコミックス。2008年。400円)
「紀元二世紀、邪馬台国で奔放に生きる少年ヒムカは、ある日、森の中で傷つき倒れた青年アトリを助ける。実は人前には出ないものの、年を取らない女王・卑弥呼こそがヒムカなのだが、彼女は巫女王としての立場も忘れアトリに恋するようになっていく。そしてアトリもまた。しかし、アトリは邪馬台国の敵国・狗奴国からやってきた刺客であり、秘かに卑弥呼の命を狙っていると知り・・・」

古代日本、邪馬台国を舞台にした恋愛もの。少年と見まがうような子が、実は不老の肉体を持つ巫女・卑弥呼だという話。刺客とその標的という関係なのに互いに魅かれあい、ついには・・・。
作者は、『夢の子供』『神に背を向けた男』や、挿絵で『炎の蜃気楼』で挿絵を担当したりもしている浜田翔子氏。アイドルの方のじゃないですよ。てか、あのアイドルの浜田翔子がはじめ出て来た時は漫画家の浜田翔子と同じ名前だ〜、と笑ってたんですが、今となってはこっちの方が有名になっちゃいましたね。
ちなみに浜田翔子氏の夫は『ちぇりーげいる金』とかの中津賢也氏。

ところで、この漫画のタイトル、氷室冴子氏の「銀の海 金の大地」に似てたからそっちからかと思ったら、たぶん「黒ねこサンゴロウの旅」から?

参照サイト
浜田翔子(漫画家)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%9C%E7%94%B0%E7%BF%94%E5%AD%90_(%E6%BC%AB%E7%94%BB%E5%AE%B6)
秋田書店
http://www.akitashoten.co.jp/index2.html

関連記事
激動の古代日本に異国の男の野望と少年の渇望が衝突する。藤原カムイ&寺島優『雷火(らいか)』全15巻
http://xwablog.exblog.jp/9400311
火の民族の足跡を辿り現代と古代が交錯する。星野之宣『ヤマタイカ』第1巻、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7696180
メドベージェフの独自性とかルーマニア軍ゲームとか氷室冴子氏死去とか。最近のニュースなど。080604
http://xwablog.exblog.jp/8741618
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# by xwablog | 2008-11-29 02:55 | 史劇
ムンバイでのテロ、タイの空港占拠、コペルニクスの遺骨、ドラえもんと妖精など、最近のニュース。20081128


またカレー。たしかマトンカレー。
大塚駅北口のテトゥリアで食べてみました。ここは、ルーの量が多くていいです。味もなかなか。
で、そんなカレーの本場で大変なことに。



インド同時テロ、制圧作戦に着手 シン首相、海外組織の関与指摘(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081127AT2M2704Q27112008.html
立てこもりホテルで救出作戦=イスラム過激派の犯行説強まる−印ムンバイ(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2008112700753
【ムンバイ同時テロ】繁華街、高級ホテル…地獄絵図(MSN)
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/081127/asi0811272056025-n1.htm
【ムンバイ同時テロ】不満背景に過激化進む 武藤友治元ムンバイ総領事
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/081127/asi0811272015023-n1.htm
インド、凄いことになってます。死者が100人越えって、もう、ほとんど戦争ですね。
邦人一人亡くなってます。丸紅の人らしいけど、仕事で?

新バンコク国際空港、閉鎖=反政府団体が抗議活動−タイ(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200811/2008112600003&rel=j&g=int
タイ首相、2空港に非常事態宣言発令 治安部隊投入へ(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081127AT2M2704Z27112008.html
クーデターの憶測広がる=政府報道官は軍に「自制要請」−タイ(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008112701039
タイもなにやら大変なことに。

コペルニクスの遺骨と確認=蔵書内の毛髪とDNA鑑定−ポーランド(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008112100137
「コペルニクスの遺体は長らく所在が分からなかったが、考古学者が2005年、ポーランド北部フロムボルクの大聖堂でコペルニクスの可能性がある遺骨を発見」してたそうです。それとコペルニクスが所有していた本の間にはさまってた毛髪を比較しての結果。凄いなぁ。

イラクの古代都市バビロンを救え ユネスコが実態調査
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200811160024.html

2200年前の黄金首飾り=英(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/p?id=20081121130136-7462596&j3
これの記事どっかにないかな。

グルジア・ポーランド両大統領の車列、露軍?銃撃…無事(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081124-OYT1T00108.htm
「グルジアのサアカシビリ大統領とポーランドのカチンスキ大統領の車列が23日、グルジアと南オセチア自治州の境界付近で銃撃された」とのこと。

ドラえもん、ロシア妖精と共演=麻生首相が大統領に提案へ(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008112000878&j1
ドラえもん出演の日露アニメ、著作権調整つかず見送り(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20081123-OYT1T00755.htm
まあ、そうなるだろうね。

ロシア首相、年内来日見送り
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2008111900285

「民主はファッショ」と批判=自民・古賀氏(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2008111900431
ファッショ!ファッショ!wwwwww

【疑惑の濁流】巨大マル暴ぐらり 「後藤組除籍」から透ける「山口組」の“ディープ・インサイド(MSN)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081116/crm0811161724010-n1.htm


元米国労働長官 ロバート・ライシュ 「暴走する資本主義=スーパーキャピタリズムが民主主義をひき逃げする」
http://209.85.175.104/search?q=cache:IA7pbcTXWjkJ:diamond.jp/series/worldvoice/10019/+%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%94%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0&hl=en&ct=clnk&cd=11&gl=jp

ラップランドの夜明け、雪原を行くトナカイ(AFP)
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2539930/3535283

女王陛下、それは良いご質問です なぜ誰も金融危機に気づかなかったのか——フィナンシャル・タイムズ(gooニュース)
http://news.goo.ne.jp/article/ft/business/ft-20081117-01.html
ロマ人居住区に反対する極右勢力と機動隊が衝突、 チェコ(AFP)
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2540170/3535628
速水螺旋人さんが紹介してたので。

村主、モスクワで恩返しの好演技=ロシア杯フィギュア(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2008112200036

サハリン2からLNG対日輸出、2月19日開始…露報道(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081123-OYT1T00694.htm

とちおとめモンゴルに輸出 屋板町の栽培農家野口圭吾さんのイチゴの味に感激(下野新聞)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20081123/78988

英国に再び「ビーバー」を、400年ぶりの繁殖目指す(CNN)
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200811230013.html


世界びっくりニュースドイツ教会、「キリスト型チョコ」を非難(エキサイトニュース)
http://www.excite.co.jp/News/odd/E1227683963335.html


世界最古のカメ化石発見=2億2000万年前、中国で(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2008112700073

日本と世界の“古文書” 写真特集(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/d2?p=old00101&d=004soc&rel=j&g=phl


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この下の記事リンクはずいぶん前に作ったものなので、リンクされてないかもしれません。

建設現場から軍用銃100丁=名古屋駅近く、整地作業中に(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008032000493
日本軍の小銃とかみたいです。

無限回廊(youtube)
このゲーム凄い面白そう。

東芝、ロシアと原子力協力で合意=日米に核燃料提供、原発も建設(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2008032000432

ミイラ化恐竜の掘り出し作業進む 米ノースダコタ(CNN)
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200803190031.html
そういや、もう随分と長い間、化石を見てないです。今度展示会あったら見てみよう。

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参照サイト
外務省 海外安全情報 インド
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=1
外務省 インド
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/india/index.html
外務省 海外安全情報 タイ王国
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=7

関連記事
ビジネスの時の参考書・入門書みたいな感じで判り易い。島田卓『2時間でわかる 図解インドのしくみ』
http://xwablog.exblog.jp/9719476
海賊が戦車強奪、フィンランド銃乱射、パキスタンでの戦闘、小さなガンジーなど最近のニュース。081003
http://xwablog.exblog.jp/9620941
オバマ新大統領、ピラミッド発掘、スペイン国王来日、田母神論文、ロシア原潜事故など最近のニュース081112
http://xwablog.exblog.jp/9861378/
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# by xwablog | 2008-11-28 00:11 | ニュース
帝権についての貴重な情報がたくさん。ハンス・K・シュルツェ『西欧中世史事典II 皇帝と帝国』
こんばんわ。最近、テレビのある生活を忘れてきた馬頭です。
ほんと、昔はあれだけ見てたのに、今は無くても全然平気。てか、いりません。どうせ娯楽番組は低俗で、報道は偏向、映画はハリウッド映画しかやんないですしね(ちょっと負け惜しみが入ってます)。

それはともかく。

西欧中世史事典II_シュルツェ

『西欧中世史事典II 皇帝と帝国』

(ハンス・クルト・シュルツェ。ミネルヴァ書房。MINERVA西洋史ライブラリー69。訳/五十嵐修、浅野啓子、小倉欣一、佐久間弘展。2005年。3500円。256ページ+39)
1 帝国
(1 概念規定、2 歴史的背景、3 帝国の領土、4 帝国と国民、5 救済史的帝国理念、6 帝国の象徴)
2 皇帝権
(1 概念規定、2 歴史的背景、3 皇帝権の国制史的・理念史的現象形態)
訳者あとがき
王朝系図
地図
史料一覧
略語表
文献および史料の補遺
地名索引
事項索引
人名索引

シュルツェが1997年に書いた『GRUNDSTRUKTUREN DER VERFASSUNG IM MITTELALTER Band 3 : Kaiser und Reich』の日本語訳です。
これの1は持ってましたが、2はずっと買うのためらってました。けど、半年くらい前(だったかな?)に買いました。書影の画像に珍しくカバーがかかってるのは、中古本でカバーがセロテープでとめてあったため。
前の『西欧中世史事典 国制と社会組織』は国の制度と社会組織についてでしたが、今回は神聖ローマ帝国の皇帝の権力と帝国という形態についての本。まだちょっとしか読んでませんが、ビザンツ帝国との関連での帝権の話とか面白かったです。あと、初期の中世ドイツ史についてのことが多く嬉しいです。

参照サイト
ミネルヴァ書房
http://www.minervashobo.co.jp/

関連記事
聖職者を任命する権利を巡って起こる多様かつ大規模な争い。オーギュスタン・フリシュ『叙任権闘争』
http://xwablog.exblog.jp/7271455
中世ドイツ国家の制度と組織を解説。ハンス・K・シュルツェ『西欧中世史事典 国制と社会組織』
http://xwablog.exblog.jp/7798331
二律背反の聖なる都が占領される。アンドレ・シャステル『ローマ劫掠 1527年、聖都の悲劇』
http://xwablog.exblog.jp/8121368
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# by xwablog | 2008-11-27 02:05 | 書庫
更新記録84・今日は何の日かの11月分と12月分を追加。
また、サイト本体じゃなく、周辺に対する追加。
「今日は何の日」の11月分と12月分を全部埋めました。
ちなみに、11月26日は「ユーリーの日」です。ロシアでは重要な日ですよ。

サイトの歴史関連記事については、もう2年以上更新してないですね。
トラキア系君主たちの系譜について間違いをみつけたのに放置したままだし。
なんとかしたい。

関連記事
更新記録83・トップページの見出し部分を改造。今日は何の日か、の六月分を全部入れました。
http://xwablog.exblog.jp/8756958/
更新記録82・取り急ぎ、web拍手を設置。
http://xwablog.exblog.jp/7325099/
windows機で見ると画像が見れない?
http://xwablog.exblog.jp/8135509/
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# by xwablog | 2008-11-26 23:19 | 更新記録
壊れたスキャナの代わりを買いました。エプソンのフラットヘッドスキャナ GT-S620。
先日壊れたスキャナの代わりを買いました。出費はしたくなかったのですが、blogとかでどうしても必要なので。

スキャナ・エプソンGT-S620

EPSON Colorio Scanner フラットベッドスキャナ 4800dpi CCDセンサ GT-S620


とりあえず、一番安いやつを、ということで探したのですが、CCDとCISのどちらにしようかということで、本を撮ることが多いからCCDにしておきました。前のスキャナが、キャノンのCISタイプの古くて安いやつだったのですが、こっちのだと電源がUSBから取れたのに、今度のは電源が必要になってしまいました。ただでさえコードだらけなのでこれ以上増やしたくなかったものの、CCDタイプではUSBから電源というものは無いそうで。
最近の流行なのか横からカバーを開ける形のものにしました。作業する時、こちらの方がやりやすいので。
前のスキャナから数年経ってるわけですが、前とほとんど同じ値段だったのに、性能は格段にあがってるみたいですね。スキャンする時のスピードが早いです(ソフトの立ち上げは遅いのですが)。
撮影の時のスキャンする場所の大きさを設定として残せるので、定型の本ばかり撮ってる私としては楽になりました。でも、なぜかオリジナルなファイル名を撮影した後にしかつけられないのと、拡張子がどうしてか大文字しか選べないのとかがちょっと不満。やりにくいので、はじめは画像処理ソフト側でドロップレットとか作って処理させたりと、手間がかかり準備が面倒でした。
あと、最大の不満というか残念だったのは、今みたら、amazoで買った方が2000円近く安く買えたことでしょうか!(涙目)

・・・辛いこともありましたが、パターン化すれば前よりも使い勝手よく、なかなかいいです。

ついでに。
同人誌の方ですが、あまりにも文章が進まないので、今まで書いてた記事を捨てて、書き直しています。これは酷いことになる予感。


国籍法改正案まとめWIKI
http://www19.atwiki.jp/kokuseki/

参照サイト
EPSON スキャナ GT-S620
http://www.epson.jp/products/colorio/scanner/gts620/

関連記事
写真を加工して「宗谷」のミニチュア風写真を作ってみました。
http://xwablog.exblog.jp/9813339/
Mighty Mouseがたった半年でぶっ壊れたので、ワイヤレスマウスを買い替えました。こんもりしてます。
http://xwablog.exblog.jp/8693604/
ついカッとなって買った。今も後悔はしてない! なんとiMac買いましたよ。前との差があって快適過ぎ。
http://xwablog.exblog.jp/7727973
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# by xwablog | 2008-11-24 00:12 | 日記
マケドニアの王子の恋と戦いを描く。赤石路代『アレクサンダー大王 天上の王国』
web拍手レス
>大王の御話ですと、ニコラス・ニカストロの小説も楽しかったですよ。
>なんといいますか、英雄伝説の”影”も描いてるのです。もちろん脚色があるでしょうけど。
アレクサンドロスの小説は多いですよね〜。やはりそれだけ物語の中心人物に適した人だということなのでしょう。明暗が濃いことも魅力でしょうし。
そういや、アレクサンドロスものだと、彼が死んだ後に、周囲の人が彼について語る、という形式が多いような気がします。映画『アレキサンダー』も、安彦良和氏の漫画もそうでした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どうも。馬頭です。今、『謎の彼女X』の最新刊を2度読み直してます。
同人誌の方はぜんぜん作る気がおきません。理由はいろいろあるけど、とにかく明日には再起動しないと。

アレクサンダー大王 天上の王国_赤石路代

『アレクサンダー大王 天上の王国』

(赤石路代。角川書店。ASUKAコミックス。1998年。420円)
「前342年。14歳となったマケドニアの貴族の息子ヘファイスティオンは、ミエザの学問所へと送られ、アレクサンダー王子と知り合うことになる。少し前から人の心の声が聞こえてくる不思議な力を手に入れていたヘファイスティオンは、人々の汚れた想いに嫌気がさしていたが、明朗闊達な王子とその仲間たちに魅かれていくのだった・・・」

1990年代に角川書店が出している少女漫画雑誌の中に、『歴史ロマンDX』というのがありまして、歴史ものの漫画ばかり扱っていたのですが、これはその雑誌で連載されたアレクサンドロス3世の少年時代を扱った作品です。作者は『ワン・モア・ジャンプ』や『P.A. プライベートアクトレス』、『市長 遠山京香』などで知られる赤石路代氏。
タイトルは「アレクサンダー大王」ですが、ヘファイスティオンの視点で語られる部分があったりします。前338年のカイロネイアの戦いまでが描かれますが、話の中心は、人望があり利発な王子アレクサンダーと、ロードス島からきた女傭兵サーヌの結ばれることのない悲恋です。最後はサーヌの死を持って終わります。

久々に見ましたが、こんな話だったけ? とかちょっと吃驚しました。ヘファイスティオンの不思議な力とかすっかり忘れてました。

『歴史ロマンDX』はかなりニッチな雑誌でしたが、結構買ってました。季刊で、たしかミステリーDXの増刊扱いだったはず。『ASUKA』系の作家だけじゃなく、いろいろな作家さんが描いていて、扱う範囲も西洋史・東洋史、古代・中世・近代と幅広かったです。『ガーター騎士団』とかもここで連載していました。雑誌は数年やって、98年くらいに休刊となったようです。

で、『アレクサンダー大王 天上の王国』ですが、なんと、『凛花』という新しい雑誌で連載が再開しているらしいのです。これは小学館の雑誌で、『月刊flowers』の増刊扱いで、年に三冊でてるみたいです。歴史ものに特化しているわけじゃないようですが、歴史ものが多く掲載されているようです。これが再開されたのは、映画『アレキサンダー』とか、漫画の『ヒストリエ』とかの影響なんでしょうか? それとも、『歴史ロマンDX』での連載は休刊によるもので、実はもとから続きがあったから、とか?


参照サイト
赤石路代公式
http://www.akaishi-michiyo.com/
凛花
http://flowers.shogakukan.co.jp/news/rinka05b.html
アレクサンドロス3世
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%82%B93%E4%B8%96

関連記事
一目見て楽しく簡単に理解する歴史地図。『地図で読む世界の歴史』古代ギリシア、ローマ帝国。
http://xwablog.exblog.jp/7834858
アレクサンドロス大王の生涯を描く超大作。映画『ALEXANDER(アレキサンダー)』のDVDをとうとう
http://xwablog.exblog.jp/7261234
エウメネスのはじめての戦い。パフラゴニア編完結。岩明均『ヒストリエ』第4巻
http://xwablog.exblog.jp/7280445
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# by xwablog | 2008-11-23 01:52 | 史劇
マイナー武将・仙石秀久が主人公。戦国時代の真実の姿を描く! 宮下英樹『センゴク』第1巻
私の住んでるマンションは、よく廊下の蛍光灯が切れたまんまになってます。夜に大家が来るわけじゃないので、誰かが連絡しないといけないのですが、だれもしないわけです。私自身、住んでるだれとも交流無し。

それはともかく。
前に紹介した『桶狭間戦記』の本編の方をちょっと読んでみました。



『センゴク』第1巻

(宮下英樹。講談社。ヤンマガKC。2004年。514円)
「1567年。戦国時代の美濃にある斎藤龍興の城・稲葉山城が織田信長の軍勢によって陥落しようとしていた。斎藤家に仕える仙石権兵衛秀久(せんごくごんべえひでひさ)は、幼馴染みのお蝶との再会を約して一人での騎馬による突撃をかける。だが、武運つたなく囚われの身となり、信長の前へと連れてこられてしまうのだった。そして信長の前で小姓の堀久太郎と戦うことになってしまい・・・」

戦国時代の武将のひとりで、大名にまで出世した仙石秀久を主人公とした漫画です。作者は宮下英樹。
この1巻では、稲葉山城の陥落からはじまり、信長に仕え、木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)の部下として働き始めるまでが描かれます。
あまりメジャーではないというか、のちに大失態を犯してしまうことで知られるマイナー武将を主人公にするという目新しさと、あと、戦国もので定型となりつつあるような「間違った常識」を指摘しつつ、本当の戦国時代の姿を描写しようという手法が面白いです。
戦国時代の戦い方は我々の思っているようなものではなかったとか。時代劇とかでよく、騎馬部隊による突撃とか、刀でやりあうチャンバラとかがありますが、実は負傷者の七割が矢傷で、騎馬も騎乗したまま使うのではなく、百年戦争の時の騎乗騎士みたいに移動に使ったらしい。
たしか、そういった戦いの作法みたいのを書いた文庫が出てたと思いますが、なんだったけ? 『戦国の作法』じゃなくて。『雑兵足軽たちの戦い』だったかな?
ともかく、いままでの戦国ものの漫画とはちょっと違った説をとったりすることが多く、作中でも「だがこの定説には疑問が残る」という説明がたびたび入るそうです。

ネットの記事によると、この後、斎藤龍興とか有名じゃない武将とかが強大な敵として立ちはだかるらしい。現在『センゴク』が15巻、その第二部である『センゴク 天正記』が3巻まで出てますが、どこまで連載やるつもりなんでしょうね。小田原攻めまでとか?

その他、ニュースなど。

すかいらーく:店名消える?…「ガスト」などに転換へ(毎日)
http://mainichi.jp/select/today/news/20081123k0000m020082000c.html?inb=ff
そういえば昔、家の一番近くにあったファミレスがすかいらーくだった。頭が悪かったので、すかいらーくの店名をいつまでも憶えられなかった記憶があります。そういや、最近、数年感、ファミレスなんか入ってないかな。ファミレスには個人的に嫌な想い出もあるので、もう、今後もほとんどファミレスの類いは行かないでしょう。

そうそう。最新号の『comicリュウ』2009年1月号で速水螺旋人さんが英国海軍のヴィクトリー号をとりあげてますよ。帆船時代最大の戦列艦。これの模型が船の科学館にありました。あ、あと、これの船内を分割して見れる絵本みたいのってありませんでしたっけ?

(財)図書館振興財団、11月19日に文科省から正式認可
http://www.shinbunka.co.jp/news2008/11/081120-02.htm

今日も、また餃子を食べにいったのですが、今日の餃子は皮がパリパリに硬く仕上がってて非常に美味でした。満足満足。

それと、どうでもいい話ですが、「人類みな兄弟」って言葉には女性は含まれないのかな、と、ふと思ったりしました。

参照サイト
センゴク(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%82%AF
センゴク ヤンマガ
http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/rensai/ym/sengoku/sengoku.html
comicリュウ(徳間書店)
http://comicryu.com/top.html

関連記事
今川義元と太原雪斎が駿河の国を大きくしていく。宮下英樹『センゴク外伝 桶狭間戦記』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9850096
油売りから戦国大名に! だれもが知ってる下克上。本宮ひろ志『猛き黄金の国 道三』第1巻 法蓮坊
http://xwablog.exblog.jp/9761967
関東遠征の中でも、みんなしてわび数寄で大忙し。山田芳裕『へうげもの』第7巻
http://xwablog.exblog.jp/9374202
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# by xwablog | 2008-11-22 15:10 | 史劇
少年たちが内戦下の日本で東京を目指す。北崎拓&工藤かずや『望郷戦士 ティアフルソルジャー』全7巻
web拍手レス
>そういえば「望郷戦士」で出てきた最初の武装勢力はソ連の部隊(か、その成れの果
>て)でしたね……。日本は真っ先にソ連に上陸されたようで。
>それにしても近代的な町並みを誇るヒトラー軍とか、どうやって経済活動をしていた
>のか謎ですよね。「応化」世界ほど陰惨ではない反面、「応化」世界よりも無政府状
>態化している気がするので。
世界中で東西陣営の駐屯軍が孤立化して武装勢力化した、みたいな設定なんですが、松代の連軍は新潟とか日本海岸の地域に進出してた勢力なんじゃないかと。ハインドもT-72もあるから結構強力? あの偽ヒトラーの勢力もなぜか大量の戦車持ってるんですよね。ティーガーとかパンターだったら笑えましたが、自衛隊の74式戦車でした。
しかも、それぞれの勢力が結構孤立してるみたいだから、経済力がそんなあるようには思えない感じです。でも、LSIチップ工場を持つ勢力はそれを海外に売ってるとか、あと関東には外国の船が来るとか、そういう話も出てましたから、実はそれぞれの地域ごとに着々と復興してるということなのかも。そういや、自衛軍はあのデカイ壁作る暇あったら復興に回したほうがよかったのでは?
しかし、「応化」の方がいいですよ。「望郷戦士」みたいに汚染された地域が無いわけですから。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

はいはーい! 人生手一杯の馬頭ですよーっ。
そんな手一杯の原因である漫画は今日も増え続けています。特に最近は昔の漫画の「読み直しキャンペーン」が続行中。これはそんな中のひとつ。

望郷戦士第1巻_北崎拓

『望郷戦士(ティアフルソルジャー)』第1巻

(北崎拓&工藤かずや。小学館。週刊サンデーコミックス。1989年。370円。188ページ)
「夏休みを武田信玄の隠し財産の探索で飾ろうと、子供たちだけで長野の松代へと出かけた中学二年生の迅(じん)とその友達たち。しかし、洞窟の中で起こった衝撃とともに、彼らは13年後の世界へとタイムスリップしてしまう。そこは核戦争によって荒廃した日本だった。命が簡単に失われていく危険な世界に放り出された迅たちは、家族に会うため東京を目指し歩きはじめるのだが・・・」

北崎拓氏が工藤かずや氏と組んで『週刊少年サンデー』で連載した作品。今となっては『クピドの悪戯』とか恋愛モノで知られる北崎拓氏ですが、私にとってはこれが初北崎拓作品だったので、いつまでたっても北崎拓は『望郷戦士』の作家さん、というイメージがあります。しかも、当時子供だった私にはすごくショックな内容だったので、作品そのものも強烈に印象づけられています。
主人公の迅は、一緒にタイムスリップした俊介(委員長キャラ)、哲雄(粗暴キャラ)、淳(食いしん坊キャラ)、そして弟のさとし(軍事マニアの小学生・・・)の五人と、さらにこの殺すか殺されるかの世界で、戦士として成長した少女ランを加えた六人で東京を目指すわけですが、各地に武装勢力が跋扈していて、いろいろ苦労しながら旅することになります。
松代周辺はソ連軍が駐屯してまして(1989年に連載がはじまったので、まだソ連があったのですよ)、そこから、暗視装置を装備したフォグ族、ヒトラーのパロディコミュニティ、狙撃手のいる廃工場、と南へ移動していき、キャンディ争奪編では、エリノア一派とドクトル・ブーリバ・ビッグガンの三人が率いる武装勢力がキャンディという少女を巡って争う中に巻き込まれていきます(ちなみにブーリバはモスクワ大学の教授?だったロシア人?という設定みたい)。このキャンディ争奪編で、一度駿河湾に出て上陸し、伊東市あたりからさらに東京を目指します。さとしが病気になる発病編、LSIチップ工場を巡る争いの話を経て、ついに東京の近くにまで辿りつきますが、東京はぐるりと巨大な壁に囲まれていて、外部からの来訪者を受け入れていなくて・・・この時、壁を護る自衛軍の隊長は、迅たちの同級生で、「行かせろ」「行かせない」で対立する、という展開になります。
全部で7巻になります。そういや、まだ文庫版とか出てないみたいですね。

望郷戦士第7巻_北崎拓

『望郷戦士(ティアフルソルジャー)』第7巻

(北崎拓&工藤かずや。小学館。週刊サンデーコミックス。1990年。370円。188ページ)

いまさら全巻揃えようと探したときは、なかなか売ってなくて苦労しました。久々に読みましたが、懐かしがりながら楽しませてもらいました。
打海文三の「応化戦争三部作」とも似た混乱状態の日本が舞台ということですが、私的には『若き勇者たち』の方に似てるかなとも思います。世界観は「応化」に比べればまだまだ可愛いものですが、読んでた時は核戦争後の世界はこんな酷い世界になるんだ、とか思ったり! いや、ほら、『北斗の拳』に比べると比較的現実的だし。あと、出てくる変な武装集団たちは印象的でした。
そういや、当時「週刊少年サンデー」で連載してた「B.B」ってボクシング漫画で、主人公が傭兵になってアフリカに行くという部分がありましたが、これと同時期だったかな?


参照サイト
週刊少年サンデー
http://websunday.net/
作家情報 北崎拓 ヤンサン
http://www.youngsunday.com/rensai/sakka/kitazkaki.html

関連記事
ソ連軍の占領下で少年少女が必死の抵抗を試みる。J・ミリアス監督『若き勇者たち』。今度リメイクされる。
http://xwablog.exblog.jp/9115527
内戦終結のための最後の戦い。未完の大作。打海文三『覇者と覇者 歓喜、慚愧、紙吹雪』
http://xwablog.exblog.jp/9799336
孤島の訓練所へ送り込まれた尊たちが互いに殺し合う。義凡&信濃川日出雄『ヴィルトゥス(VIRTUS)』第2巻
http://xwablog.exblog.jp/9739393
剣道少女が戦国時代の尾張へとタイムスリップ! 七海慎吾『戦國ストレイズ』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9211753/
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# by xwablog | 2008-11-21 01:20 | 日記
徴兵されたダメ青年の軍隊生活。イ・ユジョン&イ・ヒョンソク『軍バリ!』第1巻
軍バリ!』第1巻_イ・ユジョン&イ・ヒョンソク

『軍バリ!』第1巻

(イ・ユジョン&イ・ヒョンソク。講談社。ヤンマガKC。2006年。533円)
「韓国の大学生ジンは、20歳となり軍からの入営通知書を受け取る。生温い日常に慣れきったジンは厳しい軍隊生活に不安を感じていたが、ある日友達との飲み会の帰りに女軍(ヨグン)の女中尉チェ・ミミと出会い、その不安を乗り越えるのだった。しかし、実際に軍隊に入ってからは失敗の連続で・・・」

『ヤングマガジン』で連載された韓国の青年が徴兵制で軍隊に行く話。作者はもちろん韓国人で、その経験をもとに作ったみたいです。昔あった北朝鮮の工作員が山ん中に逃げ込んだ事件の時にも動員されてるとか。
残念なことに、単行本は1巻で止まってしまいました。やはり受けなかったのか?
ただし、講談社系のインターネット配信の電子書籍サイト、ミチャオ(Michao)で続きが描かれて、Yahooコミックで電子書籍版が『軍バリ!韓国兵役実戦部隊』として出ています。こちらは1巻と2巻が出てます。1巻の方は単行本の続きとして作られているので、読むなら単行本の1巻を読んでからの方がいいでしょう。まあ、一応電子書籍だけでも読めますが。
ヘタレの主人公があたふたしながら軍隊というものを体感していくのですが、これがなかなか熱い内容で、こういう世界が隣の国にあるかと思うと不思議な感じですね。楽しくよませてもらいました。
単行本版では入隊と訓練の話で終わってしまいますが、電子書籍版での1-2巻では、韓国に侵入してきた北朝鮮の精鋭部隊を摑まえるために動員される話になっています。ちゃんと確認したわけじゃないですが、この2巻で終わりのようです。もっと長くやってほしいくらいです。

同じ作者の作品で、ヒロインのチェ・ミミ中尉が子供時代の話『アクション留学生チェ・ミミ16歳』があります。韓国の女子高生が日本に留学して空手部で大活躍! みたいな話、らしい。『軍バリ』とは違う方向性の作品なのは、軍バリが売れなかったから方向転換ってことなのか?

ちなみにヤフーコミックはMac非対応です。


参照サイト
週刊ヤングマガジン
http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/top_main.html
ヤフーコミック 軍バリ!
http://comics.yahoo.co.jp/kodansha/ihixyonn01/gunnbari01/list/list_0001.html
軍バリ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E3%83%90%E3%83%AA!
イ・ヒョンソク インタビュー
http://moura.jp/manga/michao/interview/041/index.html

関連記事
越境射殺、加藤の妄言、鳥取スイカ、本で圧死など、最近のニュース。080713
http://xwablog.exblog.jp/9038657
人類滅亡後の世界を描く読み切り『HOTEL』。韓国の凄腕作家Boichi。という記事
http://xwablog.exblog.jp/7696102
ソ連軍の占領下で少年少女が必死の抵抗を試みる。J・ミリアス監督『若き勇者たち』。今度リメイクされる。
http://xwablog.exblog.jp/9115527
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# by xwablog | 2008-11-20 01:36 | 日記
昔、放送大学でロシア史の授業やってたんですよ。阿部玄治『ヨーロッパ論1 ロシア史とその周辺』
どもども。
今、部屋の中が本だらけで、本を置く場所が無くて困ってたのですが、スキャナの上に本をのっけてたら、とうとうスキャナが壊れてしまいました。ホントに。さすがに20も30も本のっけたらいけなかったみたいです。皆さん気をつけましょう。数年愛用してたスキャナをこんなことで無くしたくなければ。

それはともかく。

ロシア史とその周辺

『ヨーロッパ論1 ロシア史とその周辺』
(阿部玄治。日本放送出版協会。放送大学教材55107-1-9111。1991年。1650円。153ページ)
まえがき
1-東ヨーロッパとロシア
2-2つの祖国戦争-その1
3-2つの祖国戦争-その2
4-デカブリスト
5-第1次大戦とロマーノフ朝の終焉
6-2月革命
7-10月革命とボリシェヴィキー
8-過ぎし歳月の物語 『原初年代記』
9-ノルマン説と反ノルマン説-その1
10-ノルマン説と反ノルマン説-その2
11-ノルマン説と反ノルマン説-その3
12-ノルマン侵入の東と西-その1 西ヨーロッパ
13-ノルマン侵入の東と西-その2 ロシア
14-東方遊牧民とロシア-その1
15-東方遊牧民とロシア-その2 モンゴルとロシア
付記
索引

前に「ヴェルダン年代記」に関する論文が見つからないとか書きましたが、未だ見つかっていません。代わりに、この『ロシア史とその周辺』の中に少し記事があったのを思い出しました。
ちなみに「ヴェルダン年代記」よりこの本みたいに「ベルタン年代記」の方が読みとしてはあってそうな。あと、付記で書かれてますが、この本ではアクセントの部分を長音で表現してるそうです。だからロマノフがロマーノフとかに。
放送大学の教材だってことからもわかるように、放送大学で「ヨーロッパ論1」というのをやったときに、ロシア史をまとめて教えてた番組があったのですよね。私も、随分昔にこれを見たことがあって、チャンネル回した時、ちょうどドニエプル川の「浅瀬」の話だったわけです。これにがっぷり食いついた私ですが、こういう本が出てるとは長い間知らなかったです。で、ある時、中古でこれを手に入れました。なんか、もう一度番組見たくなってきました。

知りたかった記事は10章「ノルマン説と反ノルマン説 その2」のところにあります。
839年、フランク帝国のルードヴィヒ敬虔王のもとにビザンツ帝国の使者がやってきますが、その一行の中に、「ロース」と呼ばれる人々がいて、そのことが当時書かれた『ベルタン年代記』に書かれています。フランクの人たちが彼らを調べてみると、どうやらスウェーデン人らしいということがわかります。

この本は、他にも面白い記事がたっぷりですので、手に入れにくいかもしれませんがおすすめ。


参照サイト
放送大学
http://www.u-air.ac.jp/
阿部玄治 書籍リスト(紀伊國屋
https://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshoseaohb.cgi?W-FAUTH=%88%A2%95%94%8C%BA%8E%A1
++++++++++++++++++++++++++++++++&HITCNT=020&RECNO=1&AREA=02&LANG=E
Annales Bertiniani ベルタン年代記(wikipedia)英語
http://en.wikipedia.org/wiki/Annales_Bertiniani
Бертинские анналы ベルタン年代記(wikipedia)ロシア語
http://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%91%D0%B5%D1%80%D1%82%D0%B8%D0%BD%D1%81%D0%BA%D0%B8%D0%B5_
%D0%B0%D0%BD%D0%BD%D0%B0%D0%BB%D1%8B
Bertin ベルタン(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Bertin

関連記事
中世ロシアを舞台にしたファンタジー小説。富永浩史『死天使は冬至に踊る ルスキエ・ビチャージ』
http://xwablog.exblog.jp/9498805
トルケルの追撃によって追いつめられ・・・。幸村誠『VINLAND SAGA(ヴィンランド・サガ)』第5巻
http://xwablog.exblog.jp/7621046
夏コミおつかれさまでした。新刊は無事出ましたよ。あと、寄稿もしてたのです。
http://xwablog.exblog.jp/9319387
ビザンツ皇帝に仕えたヴァイキングたちを紹介する。ラーション『ヴァリャーギ ビザンツの北欧人親衛隊』
http://xwablog.exblog.jp/9171952
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# by xwablog | 2008-11-19 21:43 | 書庫
モスクワの地下を彷徨うホラー映画。ヴィンセント・ギャロ主演『モスクワ・ゼロ(MOSCOW ZERO)』
ども。馬頭です。
会社にコミケにサークル参加しているらしい人がいるんですが、どうやらまだ新刊は出来てないらしい。同志よ! まあ、こっちがやってることは知られてないんで心の中で応援しときました。

それはともかく。時間がないのにこんなの観ました。

『モスクワ・ゼロ(MOSCOW ZERO)』

『モスクワ・ゼロ(MOSCOW ZERO)』

(アメリカ・スペイン・イギリス映画。2006年。監督/ルナ。出演/ヴィンセント・ギャロ、オクサナ・アキンシナ、ヴァル・キルマー、ヨアキム・デ・アルメイダ。85分。3990円。)
「アメリカ人のオーウェン神父は、友人の人類学者セルゲイがモスクワの地下に入ったまま一週間も戻らないと知り、モスクワにやってきた。セルゲイは都市伝説を追い、修道院の地下を目指していたようだが、張り巡らされた地下道は迷宮のようになっていたのだった。オーウェンは案内人とともに地下へと降りるが、そこは不気味な影が蠢く不吉な場所で・・・・」

モスクワの地下世界へと入っていくホラー作品。ヴィンセント・ギャロとヴァルキルマーが出てるというのでなんか凄い作品なのかと思わせつつ、実はそんなたいした事なかったです。
行方不明の友人セルゲイを追ってオーウェンとその同行者たちが不気味な地下通路を進んで行くという内容ですが、セルゲイはまだ死んでないで先に先にと進んでいっていて、彼とオーウェンたちが交互に出てくる作りになってます。あと、地下にいる子供たちの幽霊が登場し、この子たちの場面のところどころに挟んであります。ヴァル・キルマーは地下に住む浮浪者たちの親玉の一人として登場するんですが、ちょい役です。
オーウェンはセルゲイの助手やロシア人の協力を得て地下へ入るため、地下道に住み着いている浮浪者たちの親玉の一人トルストイと話し、案内人をつけてもらうのですが、それがオクサナ・アキンシナ演じるリュバという女。(あとでギャロのキャラといい感じになるんですが、唐突過ぎ。)
地下に住み着いた浮浪者たちは、川が干上がると出てくるという『悪魔』たちを恐れているのですが、それが1920年に死んだ子供たちの霊のことらしいです。で、この悪魔たちにオーウェンの仲間も殺されたりということになります。
話はほんとに単純なもので、登場人物もほんの少し。15〜30分の怪奇もののTVドラマで充分かという内容のものを引き延ばした感じ。そのくせ説明が少なく、緊迫感もないです。
ちょっと微妙な内容なんですが、まあ、モスクワが舞台ですし、私はとりあえず見ましたよ。
ちなみにこの話の中で目的地とされる修道院は、ノヴォデヴィチ修道院ということみたいです。映像で出て来た教会はどうもスモレンスキ−教会じゃなかったみたいですが。そして、はじめ、ギャロが仲間たちとともに浮浪者に会うため地下鉄の駅のホームから降りて地下に入っていくのですが、どうもそこの地下鉄駅はルビヤンカ駅のようでした。ちなみにルビヤンカからノヴォデヴィチまでの間に川はありません(小さな川ならあんのかな?)。あと、セルゲイはモスクワ大学の教授という設定なのか、冒頭でちょっとだけモスクワ大学が見えたりしました。

登場人物たちはだいたい英語しゃべってますが、ところどころでロシア語が出てますね。

オクサナ・アキンシナは1987年レニングラード生まれだそうです。
彼女は、実は前に紹介したロシア映画のファンタジーもの、『ウルフハウンド』にも登場してました。


ついでに。
世界各地で同じ人が踊る「Where the Hell 〜 Matt?」って映像がありますが、ロシアがちょっと出てくるのもあります。



これはシリーズのはじめ「Where the Hell WAS Matt?」の一部ですね。ヴァシーリー聖堂のモスクワ川側の前で踊ってます。工事中のネットがはってあるから、私が旅行した2004年あたりかな?
このシリーズの最新のが良かったです。ロシアないけど日本ありました。けど、なぜかメイド喫茶で。
Where the Hell is Matt? (2008)
http://jp.youtube.com/watch?v=zlfKdbWwruY
高画質で見るにはURLの末尾に「&fmt=22」をつけるといいですよ。

参照サイト
Oksana Akinshina
http://en.wikipedia.org/wiki/Oksana_Akinshina
■[Web] 世界中でダンスする"Where the Hell is Matt?"のまとめCommentsAdd Stargunzyou(A Successful Failure)
http://d.hatena.ne.jp/LM-7/20081116

関連記事
ロシア製ファンタジー映画『ВОЛОКДАВ』の日本語版。『ウルフハウンド 天空の門と魔法の鍵』
http://xwablog.exblog.jp/8619548
ポーランド建国の物語を映画化した作品。ミハウ・ジェブロフスキー主演『レジェンド 伝説の勇者』
http://xwablog.exblog.jp/9872832
言葉の通じない三人がラップランドで出会う。ロゴシュキン監督『ククーシュカ ラップランドの妖精』
http://xwablog.exblog.jp/7471865
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# by xwablog | 2008-11-18 23:17 | 日記
日本ポーランドの人物交流史が特集。『ポロニカ(Polonica)ポーランド文化の現在・過去・未来』93年no4
明日からまた寒くなるらしいですよ。昨日一昨日とやけに暖かかったですが、気をつけないとまた風邪ひいちゃいそうですね。

ポロニカ(Polonica) ポーランド文化の現在・過去・未来』93年 vol.4

『ポロニカ(Polonica) ポーランド文化の現在・過去・未来』93年 vol.4

(恒文社。ポロニカ編集室。1993年。2500円。242ページ)
特集 日本・ポーランド人物交流史
日本を旅したポーランド人
ポーランドで日本を演じた役者たち2
それぞれのポーランド体験
イディシュ文化の故郷を訪ねて1
短編小説 ブレイネ嬢の話
短編小説 こぶ
ポーランド紙幣の歴史
ポーランド・ポスター界の現況を考える
ポーランド演劇とポスト・モダン
ポーランドのピアニストたち
真昼の精と山姥4 ポーランド怪異譚
ほか。

馬頭が持ってるポロニカは1と4だけなんですが、4の方は歴史関連の記事がほとんどない内容でした。
日本にはじめてきたポーランド人(記録に残ってる人)は、イエズス会のメンチンスキ神父です。彼は1642年にすでにキリスト教が禁止された日本に、仲間と五人で密入国して、数日でソッコー捕まってしまい処刑されてしまいました。ポーランド東部の伯爵家の出身だとか。死亡して五年後にやっと死亡のことが本国に伝わったらしいのですが、どうやって伝わったんでしょうね。
あと、他に記録に残ってるポーランド人は、19世紀の学者でブロニスワフ・ピウスツキとかも紹介されています。このピウスツキも貴族の出だそうです。
目次見てもわかるように、文化系の記事が多いですが、中には興味深い紙幣の歴史なども。

このno.4は神保町の湘南堂で買ったものでした。

そういや、『ピアノの森』でショパンコンクールがあるのはポーランドのワルシャワででしたね。


その他、ニュースなど。

教会が一軒まるごと消えた!? 盗まれたロシア正教会(エキサイト)
http://www.excite.co.jp/News/odd/E1226915194602.html
これは酷い。モスクワの東北に市する隣村コマロヴァの人々が建物を解体したのは、イヴァノヴォ-ヴォスクレセンスカヤ教区の「復活の教会」だそうです。

今日、amazonから『Crusader Castles in the Holy Land (General Military) 』のセールスのメールがきました。ちょっと欲しいかもとか思ったり。



参照サイト
恒文社
http://www.ko-bun-sha.co.jp/
同人誌『初期ポーランド史』
http://www.toride.com/~digxwa/digxwaFiles/magf/mag_poland.htm

関連記事
日本初のポーランド語辞典で、いまだこれしかない。木村彰一ほか共編『白水社ポーランド語辞典』
http://xwablog.exblog.jp/9885057/
ポーランドに関する記事だけで作られた本『ポロニカ(POLONICA)ポーランド文化の現在・過去・未来』創刊号
http://xwablog.exblog.jp/9878377/
ポーランド建国の物語を映画化した作品。ミハウ・ジェブロフスキー主演『レジェンド 伝説の勇者』
http://xwablog.exblog.jp/9872832/
ポーランド史の本といったらほぼコレ! ステファン・キェニェーヴィチ/編『ポーランド史』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9860880
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# by xwablog | 2008-11-17 21:00 | 書庫
日本初のポーランド語辞典で、いまだこれしかない。木村彰一ほか共編『白水社ポーランド語辞典』
ども。『龍骨』読んで懐かしがってる元ドラマガ読者の馬頭です。
今、ポーランドものの同人誌作ってるわけですが、この時点で全然進んでいません。8ページか16ページ程度の簡単なの、とか思ってたのですが、停滞してしまってます。昔はもっとガシガシやれたのに、最近は愚痴ばかりが先に出ますね。今、新石器時代から青銅器・鉄器時代を書いてます。(えー
駄目だこいつ、早くなんとかしないと。

それはともかく。
またポーランドものでも。これ、久々に使いました。

白水社ポーランド語辞典

『白水社ポーランド語辞典』

(白水社。木村彰一、工藤幸雄、吉上昭三、小原雅俊、塚本桂子、石井哲士朗、関口時正。1981年初版、1997年第六版。6214円。802ページ)

日本初のポーランド語辞典らしいです。現代語を中心に二万二千語を収録。発音カナがついているのが初心者にも嬉しい。巻末には「和ポ語彙」が50ページ分ほど入ってます。あと、「語形変化表」も。
ちなみにポーランド語関連の本だと、「ポーランド語の入門」、「エクスプレス ポーランド語」、「標準ポーランド会話」、「ゼロから話せるポーランド語」、「よくわかる現代ポーランド語文法」、「ポーランド語で話しましょう」など、結構色々あるみたいです。
ちなみに、今売ってるのはカバーが赤白のに新しくなってますね。でも、辞典はどうも本当にこれだけだそうです。初版から30年近いというのに。やはりマイナー語学だとこんなもんなんでしょうか。


参照サイト
白水社
http://www.hakusuisha.co.jp/

関連記事
ポーランドに関する記事だけで作られた本『ポロニカ(POLONICA)ポーランド文化の現在・過去・未来』創刊号
http://xwablog.exblog.jp/9878377/
ポーランド建国の物語を映画化した作品。ミハウ・ジェブロフスキー主演『レジェンド 伝説の勇者』
http://xwablog.exblog.jp/9872832/
ポーランド史の本といったらほぼコレ! ステファン・キェニェーヴィチ/編『ポーランド史』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9860880
更新記録66の2・ポーランド王国史、という記事
http://xwablog.exblog.jp/8853146
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# by xwablog | 2008-11-16 03:56 | 書庫
ポーランドに関する記事だけで作られた本『ポロニカ(POLONICA)ポーランド文化の現在・過去・未来』創刊号
web拍手レス
>おおお!?これが餃子?びっくりです。でも、おいしそう。
外見ではでっぷりしてても内容はそれほどみっちり詰まってるわけではないのですが、皮は厚みがあって食感も良く、なかなかイケますよ。

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ファイト餃子の餃子定食

近くに美味しい餃子屋があると会社の人に教えてもらって行ってみました。西巣鴨・庚申塚駅近くにあるファイト餃子です。ホワイト餃子っていうチェーンがあるらしいんですが(入ったことない)、そこの仲間のお店。餃子がメインですが、ラーメンとかチャーハンとかもあります。餃子はまるっこい不思議な形でカリカリでグニグニの厚めの皮が美味です。いつも混んでる人気店みたいで、すでに三回ほど行きましたが、毎回相席になります(店も狭いですし)。で、この前行った時は隣に座ったお兄さんが、餃子25個たのんでました。大きな皿が全部餃子。フライパンで一回にやれる分全部っぽかったです。それをビールだけでパクパク食べて私より早かったり。あと、ちょうど今日、また行ったのですが、目の前に座った人が、すげー大量の唐辛子を入れるんですよ(辛味噌とかなくて唐辛子が置いてあります)。私は辛いの好きだから、醤油1:ラー油1で混ぜますが、その人はそんなもんじゃなくて、醤油2:ラー油1:お酢2:唐辛子5、みたいな感じでやってました。もー、液体じゃないんですよ。辛味噌みたいというか、ジャリジャリネトネトした感じの真っ赤なソレを、べっとり付けて喰うという。そのくせ汗もかいてなかったです。まあ、水はたくさん飲んでましたが。
辛いの好きの世界は天上知らずですな。

それはともかく。
昨日からポーランドつながりで。

ポロニカ(POLONICA)―ポーランド文化の現在・過去・未来』創刊号

『ポロニカ(POLONICA)―ポーランド文化の現在・過去・未来』創刊号 no.01

(恒文社。責任編集/吉上昭三。1990年。1800円。287ページ)
「スタニスワフ・レムに聞く」
「好きな作家 嫌いな作家」村手義治
「ポーランド映画が駄目になる?」山田正明
「ポーランドのピアニストたち」佐藤允彦
「ポーランドのバジリスク伝説」栗原成郎
「童貞聖マリアと生神女 ポーランドにおけるマリア信仰と東方的要素」森安達也
「ポーランドの建国伝承考 中世年代記の比較を通して」荒木勝
「世紀末のワルシャワとクラクフ」関口時正
「文芸誌『ヒメラ』の周辺」長谷見一雄
「小説 老ドクター」ボグダン・ヴォイドフスキ。訳/小原雅俊
「ポーランド現代詩回廊」工藤正広
「ゴンブローヴィッチ 日記抄」西成彦
「私の出会ったポーランド児童文学」内田莉莎子
「世界のポーランド図書館 スイス・ラッペルスビルを訪ねて」荒木勝
「ポーランド文学と加藤朝鳥」吉上昭三
ほか

ポーランドというくくりで記事を集めた雑誌というか、論文集やアンソロや同人誌みたいというか。国でくくるというならチェコものを集めた『ツックル』がこれに似てるかな。
この創刊号は歴史関連の話がいくつかあったので嬉しい一冊。この中の「ポーランドの建国伝承考 中世年代記の比較を通して」が、昨日紹介した『THE レジェンド 伝説の勇者』の話のもとになってる伝説とかに言及しています(物語全部が載ってるわけじゃないです)。
これによると、ポーランド建国の話は二種類あって、ピャストの息子シェモヴィトがポピエルに代わって王となる、みたいな話は、ヴィエルコ・ポルスカあたりの伝承で、ヴィエルコポルスカ中心に描かれた『匿名のガル年代記』などに引き継がれ、マヴォ・ポルスカ(南部ポーランド)を中心として描かれた『ヴィンセンティの年代記』では、クラクフの名前の由来になった人物クラクによる建国伝説を持つとか。クラクの方の話はどんなもんか読んでみたいですね。
ちなみに映画にあったネズミが王をかじる話は前者、親族を毒殺する話は後者から元ネタをとったみたいです。

ちなみに昨日の記事でジモヴィットがピャスト朝でどの位置にいるかとか説明してませんでしたが、ジモヴィットのひ孫がポーランドをはじめて大部分統一したミェシュコ1世です。

『ポロニカ』は全部で5冊出てとまってしまいました。
ポロニカ—ポーランド文化の現在・過去・未来 (No.2(’91)) 」
「ポロニカ—ポーランド文化の現在・過去・未来 (No.3(’92)) 」
「ポロニカ—ポーランド文化の現在・過去・未来 (No.4(’93)) 」
「ポロニカ—ポーランド文化の現在・過去・未来 (No.5(’94))」
いつか揃えよう。


参照サイト
ファイト餃子 ホワイト餃子グループ
http://www.white-gyouza.co.jp/branch/sugamo.html
CUKR(ツックル)
http://cukr.net/

関連記事
ポーランド建国の物語を映画化した作品。ミハウ・ジェブロフスキー主演『レジェンド 伝説の勇者』
http://xwablog.exblog.jp/9872832/
ポーランド史の本といったらほぼコレ! ステファン・キェニェーヴィチ/編『ポーランド史』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9860880
更新記録66の2・ポーランド王国史、という記事
http://xwablog.exblog.jp/8853146
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# by xwablog | 2008-11-15 01:23 | 書庫
ポーランド建国の物語を映画化した作品。ミハウ・ジェブロフスキー主演『レジェンド 伝説の勇者』
昨日は体調悪くて、ちょっと寝ようと思って寝たら、9時間も寝てしまいました。だから昨日はできなかったのですが、今日やっと観ることができました。この映画を。

『THE レジェンド 伝説の勇者』2003年

『THE レジェンド 伝説の勇者』

(ポーランド映画。監督/イェジー・ホフマン。出演/ミハウ・ジェブロフスキー、マリナ・アレクサンドロヴァほか。2003年。日本未公開。103分。ジェネオンエンタテインメント。)
「9世紀のポーランド、諸部族をまとめる国王に代理としてなったポピエルは、王位を譲るはずの甥たちを陰謀で追いやり、奴隷との間に作った自分の息子を王位に即けようとする。ポピエルの卑劣なやり方についていけず、その下から出て行った有力者ピアストンは、追手に襲われ殺されかけてしまう。絶体絶命のその時、ピアストンは狩人の青年ジモヴィットによって助けられるのだった・・・」

ポーランド建国伝説の映画化作品がレンタルビデオ屋にあったので借りてみました。てか、この映画が日本で出たことに吃驚です。
9世紀のポーランドを舞台に、ポーランド最初の王朝、ピャスト朝の始祖ピャストの息子ジモヴィット(シェモヴィト)が主人公となっていて、悪い国王ポピエル(ポピェル)を倒すまでが描かれます。

前王が死に、その息子たち二人が幼いため、彼らが成長するまで国王になっていた前王の弟ポピエル。しかし、奴隷女に唆され、彼女との間に作った息子を王位に即けようと、甥たちを陥れ、王位を手に入れます。しかし、有力者のピアストンはこれに反発し、王の要塞から出て行ってしまいます。そこでポピエルは追手を放ち、殺そうとするのですが、襲撃場所の近くにいた青年ジモヴィットによって助けられます。ジモヴィットは森に住むピアスト(ピャスト)の息子で、かつてバイキングの船団に参加していたものの、帰国し、狩人として生活していました。土地の有力者ヴィーシュの娘に恋したジモヴィットは、彼女のために戦いに参加していくことになります。

ピャスト家はポーランド中部ヴィエルコ・ポルスカのポラニェ族の豪族の出ですが、この話ではポーランド建国の伝説をもとにして作ってます。まあ、その伝説ともまたちょっと違う設定ですが。
伝説では農夫ピャストがポピエル王の追い払った客人を歓待し、息子が祝福を受けてシェモヴィトという名前を貰い、その後、ポピェル王が追放され、皆から推されたシェモヴィトが王位に即きます。「ピャスト」の名の由来を「ピァストン(後見人・養育者)」に求める説もあるそうですが、映画ではピアストとピアストンは別々の人物となってますね。

映画では、諸部族は代表者が話し合う「裁きの会議」を開き、身内を殺した王の所行を非難してましたが、意見がバラバラな部族なんで戦いには負けてしまいます。ポピエル王もバイキングの援軍を頼み、結局、戦闘シーンのメインはこのバイキングたちとピアストンが率いた連合軍の戦いになります。あとでザクソン族も呼ぼうとしますが、こっちは使者が捕まったので出てきませんでした。
ポピエル王は要塞に籠ってましたが、ピアストンは策略によってこの要塞を焼いてしまいます。この時使った手段について、「ロシアの王女が使った手だ」とか言ってまして、ああ、オリガのあれか、と。

魔女のおばあさんが出て来たり、ジモヴィットが恋する娘(なぜか名前が出てこなかった?)が異教の神殿に身を捧げる予定だったり、「クパーラの夜」という豊穣を祝う異教のお祭りがあったり(半裸の男女が踊ったりします)、と異教時代のポーランドを表現する設定があったりして、なかなか珍しいものがみれました。

原題は「Stara basn. Kiedy slonce bylo bogiem」。「スターラ・バシン」だから、古い童話? この場合は「昔話」とか「伝説」、っていう意味かな?

映画の場面はこれの公式サイト内の画像ページとか、下のyoutubeの映像を見てみてください。

Stara Basn & Nightwish - Sleeping Sun (Movie Music Video)



映画の中で主人公のジモヴィットをやってるミハウ・ジェブロフスキーって俳優さんは、あの「戦場のピアニスト」で、ドイツ軍のユーレク大尉をやってた人ですね。この人は他にも、「パン・タデウシュ物語」にも出てました(これは凄い良かった)。あと、「コンクエスタドール」というファンタジー映画(日本未公開)や、なんと、「1612」という「動乱」を描いたらしい映画にも出演(詳細は不明)。「パンタデウシュ」と「コンクエスタドール」はDVDが出てます。
とりあえず、「レジェンド」のDVDは買ってみようかと思います。

あと、「モスクワ・ゼロ」という映画のDVDが出てました。これはモスクワの地下に人類学者が入るというやつで、ヴァルキルマーとか、ヴァンサンカッセルとかが出演しているという。
それと、もうそろそろイギリスのロシアマフィアの話「イースタンプロミス」のDVDも出ますね。

その他、ニュースなど。

旧ソビエト連邦の変わった建物あれこれ(GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20061018_soviet_building/
ソ連のヘンテコ建造物は他にもありますが、これのは特に凄いですね。

ロシア、黒海にロシアの国の形をした人工島を建設予定(GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080131_russia_island/
ええぇぇぇ? そんな馬鹿な。
こんな人工島作るの世界中で流行ったらヤダなぁ。


youtubeの中に気になる映像があったのでついでに。

Slavonic and Viking Warriors



「スラヴ人とヴァイキングの戦士」?
なんかのイベントでしょうか? 最後にメンアットアームズの「中世ロシアの軍隊」のイラストが出て来たのはご愛嬌。
どうも、Grave landというサイトでやってる「Wolin~」とか言うのと関連があるようですが、詳細不明。



参照サイト
stara basn(公式・ポーランド語)
http://www.starabasn.pl/
Michal Zebrowski(IMDb)
http://www.imdb.com/name/nm0954076/
Stara basn. Kiedy slonce bylo bogiem(IMDb)
http://www.imdb.com/title/tt0380726/
パン・タデウシュ物語(allcinema)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=162618
コンクエスタドール(allcinema)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=240216
Graveland
http://www.thepaganfront.com/graveland/

関連記事
ポーランド史の本といったらほぼコレ! ステファン・キェニェーヴィチ/編『ポーランド史』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9860880
更新記録66の2・ポーランド王国史、という記事
http://xwablog.exblog.jp/8853146
ロシア製ファンタジー映画『ВОЛОКДАВ』の日本語版。『ウルフハウンド 天空の門と魔法の鍵』
http://xwablog.exblog.jp/8619548
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# by xwablog | 2008-11-14 01:45 | 史劇