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自分の国は戦って手に入れる! 自立と妥協とバランス感覚。ウルリヒ・イム・ホーフ『スイスの歴史』
雲080831_01

今日は空が青くて、雲の多い一日でした。雲は私の好きなタイプのガサガサしつつも薄くも少なくもない、厚みを持ったばらけた雲でした。
しかし、夕方にはまた雨と雷。今日はせっかく自転車を掃除したのに、また拭くハメになってしまいました。






『スイスの歴史』

(ウルリヒ・イム・ホーフ。訳・監/森田安一、他。刀水書房。刀水歴史全書43。1997年。2800円。308ページ。)
第一章 スイス史のあけぼの
第二章 アレマニエンおよびブルグントの都市とラント
第三章 「盟約者団」の成立
第四章 対外的な力の絶頂期における盟約者団
第五章 カトリックの盟約者団と改革派の盟約者団
第六章 アンシャン・レジーム
第七章 国家の危機 一七九八年から一八四八年まで
第八章 自由主義急進派政権下の連邦国家 1848年から第一次大戦まで
第九章 現代世界における小工業国
訳注
付録

スイスの通史を書いた本。もっと昔のものかと思ったら、まだ10年前の本だったのですね。
スイス史ものといったら森田安一氏の独壇場ですが、こういった翻訳ものもやってます。イム・ホーフ氏は1917年ザンクトガレン生まれで、バーゼル大学卒。イーザク・イーゼリーンの研究者で、長くギムナジウムの教師だったものの、のちにベルン大学の教授になります。日本では『啓蒙のヨーロッパ』が翻訳されています。この本の訳者あとがきに「フリードリヒ大王とスイス」って本を執筆中だってあったけど、それは出ないんですかね。

スイス史ものは山川の新版世界各国史シリーズの『スイス・ベネルクス史』を持ってますが、こっちの方が細かい情報が多いようです。
スイスというと、12世紀以前と近世史が好きな自分としてはかなり疎い部分なんで、イメージは貧しい山岳の国で牧人と傭兵と職人の国っていうパターン通りな感じ。まあ、なんにせよ、仏独伊、そしてオーストリアのど真ん中という、良いんだか悪いんだかわかんないような位置でよくやってますよ。宗教改革時代にはスイス人意識と宗教的帰属意識で苦労したともありますが、むしろ昔からばらばらな国の集合体だから分裂しないで済んだとも見えますが。
10世紀前後はともかく近世史関連では三十年戦争時代の部分で注目したいところですが、面白かったのは、三十年戦争中、東北部が一時的にオーストリア領となっていたこと(1629年〜1631年)。ボヘミアがビーラーホラの戦いでその主権を失ったのと同じようなことが、実は同時期にここでも起こっていたのでした。ここらへんももっと詳しくやりたいなぁ。

ところで、近々、刀水書房から『ゾロアスター教の歴史』という本が出るらしいです。これは見逃せません。

このブログのタグは、全部で20コしか表示されないので、頻度の高いものしか見ることができません。だから、タグの種類を単純に20コ程度で済むようにしようかと思ったのですが、徐々に分類が意味をなさないくらい大雑把になってしまって困ります。この『スイスの歴史』だって、「西欧」よりさらに分けて「中欧」かもっと細かく「スイス」とかにしたいのに。

参照サイト
刀水書房
http://www.tousuishobou.com/
スイス(スイス誓約者同盟)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9
(wikiの記事についてる写真で男がSIGを持ってますね。折れ曲がりストックの方が一般的だったっけか?)

関連記事
その想いを確かに抱き・・・。Cuvie(キューヴィー)『ドロテア 魔女の鉄槌』第4巻
http://xwablog.exblog.jp/7933356
戦乱のイタリアを賢明かつしたたかに生き抜く、戦う者たちの物語。滝沢聖峰『ばら物語』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/7995844
バチカンのスイス人護衛兵、採用500年式典。聖堂前の広場にて、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7695975


追記

歴史の本のシリーズですが、確か安くなってたのを買ったような憶えが。何年か前の神保町の古本市だったかな?
この本はベルン大学の教授のウルリヒ・イム・ホーフが書いた本で、原題は「Geschichte der Schweiz」です。イム・ホーフ氏は思想史とかが専門らしくて、「啓蒙のヨーロッパ」というのも翻訳が出ています。1974年に初版が出てる古い本で、内容は基本的には変わらず、1984年以降のスイスの諸情勢に関しては訳者が補足しています。だからちょっと古いんですが、スイスだけを扱った歴史の本というとこれか、中公新書の「物語スイスの歴史」か、あと「スイスの歴史 建国七〇〇年の軌跡をたどる」か「スイス建国七〇〇年 激動する世界の中で」くらい。ベネルクス三国も加えた本で、山川出版社の「新版 世界各国史」シリーズの「スイス・ベネルクス史」というのもあります。「物語スイスの歴史」が2000年の「スイス・ベネルクス史」が1998年のです。通史じゃないのなら、宗教改革関連や都市史関連のでいくつかあります。

ハプスブルク家によるスイス抑圧の象徴たる関所を巡る物語。久慈光久『狼の口 ヴォルフスムント』第1巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-359.html
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by xwablog | 2008-08-31 23:24 | 書庫
激動の古代日本に異国の男の野望と少年の渇望が衝突する。藤原カムイ&寺島優『雷火(らいか)』全15巻
昨日は凄い雷でしたね。あの雷はいままでに体験した中でもっとも凄いものでした。数秒単位でピカピカ光るわ、凄まじい音で繰り返し長時間鳴るわで、もうワクワクしまくりでした。実は熱が出て朦朧として寝てたんですが、雷のあまりの煩さに目覚めてしまいましたよ。
で、目が覚めてしまったので、何か読もうかな〜、と思ったのですが、この雷鳴はこれを読めという啓示だろうと、『雷火』を手に取ったわけですよ。

藤原カムイ&寺島優『雷火(らいか)』第1巻

『雷火(らいか)』第1巻
(加筆修正凍結版)
(藤原カムイ&寺島優。角川書店。角川コミックスA。2000年。700円)
「紀元三世紀。東方の島国・倭では、数十の国が集まった連合国家・邪馬台国が魏国の承認を得て覇権を握っていた。しかし、その邪馬台国も、女王・卑弥呼の死期が近づくとともに親魏派と倭国派に分かれ混沌とした状況に陥っていった。魏から派遣されてきた張政(ちょうせい)は、邪馬台国の権力を握るため、女王を暗殺し、巫女・壱与(いよ)を新しい女王として担ぎ上げようとする。また、倭国派の投馬国の王や卑弥呼の親衛隊長だったキジノヒコは、即位式で張政を殺そうと企てていた。熊鬼山に棲む仙人によって育てられた少年・ライカは山中で出会った少女・壱与に会うため、老師の元を去り、壱与の即位の儀のただ中へと乗り込むのだった・・・」

藤原カムイの代表作。原作は原作者として活躍する寺島優氏。古代日本・邪馬台国の衰亡の瞬間を舞台にした歴史伝奇大作。スコラから単行本が出たのが1989年なので(連載開始は1987年)、もう二十年も前の作品なんですね。今回、三度目の単行本化である角川書店から出た加筆修正凍結版、全15巻をまとめて買って読み直しました(スコラは1999年に倒産してしまいました。私が昔読んだのは一番はじめのDX版・全12巻)。
藤原カムイを知ったのはこれが初めてだったのですが、その圧倒的な画力・構成力に驚かされたものです。そして今回、再び読み直してやはりその面白さに驚くばかりです。
連載も10年かかったみたいですが、スコラ社は潰れてしまったりで、いろいろありました。連載してた「コミックバーガー」もソニーマガジン社に行ったり、幻冬舎に行ったり、「コミックバーズ」に名称変更したりしてます。
この話、邪馬台国の卑弥呼を魏の官吏である張政が暗殺し、邪馬台国の実権を握ろうとすることからいろいろ始まってくのですが、どこの国にも属していない漂流民の老師のもとで成長した少年・ライカが彼の野望と戦っていくことになります。卑弥呼と壱与の世代交代の時代の古代日本ネタを非常に上手く取り入れた傑作。神仙術の遣い手であるライカやその仲間、そして強敵・張政たちの、超絶技と超常力の壮絶アクションバトルが見物です。
私はライカ側では微妙に活躍できなかったウツキとかが好きで、張政側では(凍結版では)七巻から登場する、イキナメの仲間・公孫一族七人衆が好きでしたね。どいつもこいつもしぶといしぶとい。特にイキナメのしぶとさは凄いです。意外と狗奴国関係の人はあまりパっとしないのですよ。
はじめの方では、張政が「邪馬台国を魏の国に変わる大国にしてやる」とか大口叩いてるので、そりゃ言い過ぎだろ、とか思ってたら、最後の方になって邪馬台国に隠された凄い秘密が明らかになって、ついには張政が地の龍との融合を果たし、なんか途方もない超常バトルになってきます。確かにこりゃ、大口も叩けるわい。
いろいろな所で解説とかついてノリとしては古代史版カムイ伝とでもいいますか。原作者も忍者ものの影響について語ってますね。私としてはアクションとかもそうですが、歴史的要素が絡んでたりで、漫画として非常に楽しめました。

どうやらこの凍結版も在庫無しの重版未定のようですね。いつか文庫版とか出るのかな?

そういや、この前『ヤングガンガン』か何かで、南フランスへの旅行記漫画を描いてましたね。楽しそう。

参照サイト
KAMUI'S NOTE
http://www004.upp.so-net.ne.jp/studio2b/contents.html
葵屋
http://aoiya.sub.jp/index.php?%BB%FB%C5%E7%CD%A5
スコラ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%A9
角川書店 雷火
http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=199999713384

関連記事
珍宝島事件の結末が40年振りにつく。ロシアが中国に島の半分を返還。中ソ紛争の影響。
http://xwablog.exblog.jp/8994478
火の民族の足跡を辿り現代と古代が交錯する。星野之宣『ヤマタイカ』第1巻、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7696180
失われた神器・オモイカネの行方を追い、紀州へと行く神子たち。星野之宣『ヤマタイカ』第3巻
http://xwablog.exblog.jp/9346825
出てくる人が少し微妙だけど面白い。『日本刀なるほど物語』他。そして『宗像教授』。という記事
http://xwablog.exblog.jp/7480780
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by xwablog | 2008-08-30 22:37 | 史劇
カナン人の仮面と死海文書、南オセチア紛争、アフガン邦人殺害、うどんと黄金像など。最近のニュース080828
どもども馬頭です。部屋片付けなきゃいけないのに、藤原カムイ氏の『雷火』を全巻まとめ買いしちゃいました。なんか久々に読み直したくなったのですが、前に読んだのがもう十数年前のことだったのに吃驚しました。


カナン人の仮面出土 イスラエルで日本調査団(MSN)
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/080828/mds0808281155002-n1.htm
「イスラエル北部エンドル近郊のテル・レヘシュ遺跡で、古代イスラエル王国成立前の住民カナン人の居住跡から紀元前12−10世紀ごろの土製の仮面、女神像が彫られた石器片、オリーブ油を搾る施設とみられる跡などが見つかった。」とのこと。旧約聖書で「アナハラト」と呼ばれている街です。

世界一の金持ち王族はタイ国王=米誌フォーブスの長者番付(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200808/2008082200301&rel=j&g=afp
プミポン国王が一位。350億ドル。アラブ首長国連邦のハリファ大統領が二位で230億、サウジアラビアのアブドラ国王が210億ドルってことですが、アラブ系の人の資産は不透明だから、もっと行ってるかも。天皇は15位以下だそうです。思うに天皇家も今後、自分たちの生き残りのために資産運用とか自力でできるようにならないとやばいんじゃないかな?

あの「死海文書」がNASAの技術で解読され、オンラインで公開へ(GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080828_dead_sea_scrolls/
特殊なカメラとかで撮影して、汚れて見えない部分も見れる。

グルジアのロシア軍、22日中に撤退と 完了は10日後か(CNN)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200808220008.html

NATOも通知受ける、ロシアによる軍事協力の全面凍結(CNN)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200808220017.html

専門家「欧米諸国はコソボのつけをグルジアで払うことに」
http://www.afpbb.com/article/politics/2509274/3251122

グルジア紛争:東欧諸国、露を警戒 「プラハの春」想起
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20080820k0000e030040000c.html

グルジア紛争:EU首脳会議で対露制裁を検討 仏外相明言(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/today/news/20080829k0000m030114000c.html?inb=ff

めったに見ることができないロシア軍兵器の展示会風景(GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080826_armament_exhibition/

ロシア発、いつでもどこでも自殺ができる便利グッズ(GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070403_suicide/

井本沙織のロシア見聞録
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/saori.cfm

NHKロシア語ニュース FMねむろが放送(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/114299.html
NHKが民間に国際放送を提供するのは初めてだそうです。

誘拐事件急増で全国知事が対策会議 メキシコ(CNN)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200808220019.html
『地球の歩き方』でも南部メキシコは山賊とか出て誘拐がヤバいと書いてあるそうです。

ネットで修道女のミスコン開催 イタリアの神父が企画(CNN)
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200808260010.html
シドニー・シェルダンの小説思い出した。タイトル忘れたけど。ダイヤだかガラスだかってやつ。

チベット発砲報道を亡命政府否定、仏紙もサイトに訂正文(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080822-OYT1T00653.htm?from=main3
なんでこんな記事が。

パキスタン大統領選、9月6日に実施(AFP)
http://www.afpbb.com/article/politics/2509288/3252436
惜しい人がやめちゃいましたね。

アボリジニがブーメランの返還要請、キャプテン・クック収集品(CNN)
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200808220029.html
クリスティーズに出されたものに対しての要求。
イギリスはそこらじゅうから略奪しまくったから、今後もこーゆーのはどんどん出そうですね。

図書館から借りた本返却せず「逮捕」、罰金命令も無視と(CNN)
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200808220022.html
たびたび返却遅れてごめんなさい。

『ブラッディ・マンデイ』がドラマ化
10月11日土曜から。冒頭のロシアのシーンとかあるんですかね?

アフガン拉致殺害:犯行は「政治的理由」 復興支援妨害か(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/today/news/20080828k0000e030082000c.html

ペシャワール会「方向が違う」=町村官房長官の給油継続発言(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008082801022
ホントに浅過ぎだ。

地震の備え、半数が「何もしていない」=明治安田生命調査
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008082800656&j1
私も何もしてません。本棚とか崩れたら、マジでヤバいです。

明林堂書店、負債147億8000万円で経営破たん(新文化)
http://www.shinbunka.co.jp/news2008/08/080826-01.htm

大英博物館がケイト・モスの黄金像、古代エジプト以来の巨大さ(CNN)
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200808280036.html
大英博物館なにやってんだ。

神話もとに天橋立に光の柱 30日、宮津でイベント(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008082800097&genre=I1&area=K60


関連記事
南オセチア紛争、ゲバラ像、ロシアのうどん屋、北京五輪開催、など最近のニュースなど。080812
http://xwablog.exblog.jp/9282265/
ルーデル、古代の養蜂、中国テロ、シナイ写本、18世紀の豚小屋、千億ドル札など最近のニュース080724
http://xwablog.exblog.jp/9132638/
アラブ世界の大金持ちは桁違い! 石油とアラブと王族と。前田高行『アラブの大富豪』
http://xwablog.exblog.jp/9246840
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by xwablog | 2008-08-29 02:02 | ニュース
色事師の代名詞の由来と歴史と人物について。橋本一郎『ドン・ファン その反逆の生態』
どうも。「ドン・ファン」と聞いて、先に「ドン・ファン・デ・アウストリア」を連想したことのある馬頭です。同時期に塩野七生読んでた友達に怒られました。

ドン・ファン その反逆の生態

『ドン・ファン その反逆の生態』

(橋本一郎。講談社。講談社現代新書514。1978年。390円。186ページ)
1 生粋のドン・フワン
2 ドン・フワンの風土
3 ドン・ファンの歴史
4 ドン・ファンのお国ぶり
5 日本のドン・ファン


「ドン・ファン」といえば、色事師の代名詞という感じですが、この本ではその由来やどのようにして広まったのか、そしてその名称に値するような歴史上の人物がいたか、その人はどういった人物か、ということを紹介します。書いたのはスペイン文学の専門家。
ドン・ファンはスペインの黄金時代から衰退期にかけての時代が生んだキャラクターともいえるもので、なかなか興味深い。
最後の章の日本におけるドン・ファンともいえるような人物たちについてのことはちょっと蛇足というか余計だったかも。

参照サイト
講談社現代新書
http://shop.kodansha.jp/bc/books/gendai/

関連記事
まったりした雰囲気でシリアスに責める。仏アニメ映画『コルトマルテーズ 皇帝(ツァー)の財宝を狙え!』
http://xwablog.exblog.jp/8052670
謎・不思議だらけで何が現実なのかという気持ちに。ヤン・ポトツキ『サラゴサ手稿 世界幻想文学大系19』
http://xwablog.exblog.jp/7628583
ついに完結! カスティリア王ドン・ペドロの栄光と結末。青池保子『アルカサル----王城-----』第13巻
http://xwablog.exblog.jp/7448608
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by xwablog | 2008-08-28 20:54 | 書庫
新世代の和を描く。沙村広明インタビューとか。『COMICS DRAWING(コミックス・ドロウイング』2008年No.03
コミケが終わったら時間に余裕が出来るかとか思ったらそうでもなかった馬頭です。

comicsdrawing2008年no.03


『COMICS DRAWING(コミックス・ドロウイング)』2008年 No.03

(誠文堂新光社。2008年。1500円。134ページ)
新世代の和を描く 漫画の最前線『無限の住人』沙村広明、『金魚屋古書店』芳崎せいむ
スペシャルインタビュー・あきまん
瑞姫玉蘭文倉十、まき(enpitsu)、
速水螺旋人&てなしも「歴史漫画のポイント、バッチリ教えちゃいます!」
HEAT CREATER 今もっとも熱いクリエイター達 『花やしきの住人たち』桂明日香
びっけ、オオツカマヒロ
「PandoraHearts」望月淳
「おはなしのプロットはこう作る」
「第1回Chara Art Arena」
りりんら「りりんらのお筆先紀行」
さとーあきら「アナログ漫画の描き方」
松成久美子「デジタルイラストの描き方」
川西ゆい「マンガdeポン」
アキツタカヤ「アシたのために」

今号は「歴史漫画のポイント、バッチリ教えちゃいます!」で速水螺旋人さんがオリガを描いてるという話を聞いて、さっそく買ってまいりました。今回「武器を手にしたヒロインたち」というお題で歴史上活躍した女性たちの話だったのですが、記事の方がジャンヌ・ダルクや巴御前、女王ゼノビア、女海賊アン・ボニーといったメジャーな人たちなのはともかく、イラストコラムの方はオリガのページ半分ぶち抜きにはじまり、皇后テオドラ、ソ連の女兵士たちと、もうやりたい放題でした!(褒め言葉)
この号には現在アニメ放映中の『無限の住人』の沙村広明氏のインタビューも載ってました。顔出してますね。
『花やしき』読んだ後だったので、桂明日香氏の話も面白かったです。
あと、あきまん氏とびっけ氏の記事があったのはよかった。


そういや、田中久仁彦画集『龍骨』の予約がもうそろそろ締め切りだ。急がないと。

参照サイト
誠文堂新光社
http://www.seibundo-shinkosha.net/
空とぶ速水螺旋人
http://park5.wakwak.com/~rasen/
akiman's blog
http://blog.livedoor.jp/akiman7/
ハイノハナ
http://haino.mods.jp/
ぷにぷにクレープ
http://www2.odn.ne.jp/~crepe/


関連記事
中世フランスが舞台の『純潔のマリア』も連載されます。2008年11月に『good!アフタヌーン』創刊予定
http://xwablog.exblog.jp/9367570/
今の音楽とはちょっと違う性質の中世ヨーロッパの音楽について。皆川達夫『中世・ルネサンスの音楽』
http://xwablog.exblog.jp/9321429/
ビザンツ皇帝に仕えたヴァイキングたちを紹介する。ラーション『ヴァリャーギ ビザンツの北欧人親衛隊』
http://xwablog.exblog.jp/9171952/
間に合うかはかなり微妙ですが、コミケ74は『リューリク家君主一覧』にしようかと思ってます。
http://xwablog.exblog.jp/9162711/
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by xwablog | 2008-08-28 00:50 | 日記
ミスキャストというよりコメディとなった前世劇の再演。草凪みずほ『NGライフ』第5巻
コミケの申し込みは先週のうちに済んでるわけですが、一応、ポーランドもので、と書いてしまいました。微妙に消極的な理由で選んだので、どうなるかわかりませんが、冬にはこれ以外にももう一冊出すことになるかもしれません。よりによって私がアレで、みたいな。苛酷な戦いになりそうです。てか、PN変えてやるか・・・

それはともかく。
コミケとかいろいろ有り過ぎて記事にするの放置してましたが、新刊出てました。

NGライフ_第5巻_草凪みずほ

『NGライフ』第5巻

(草凪みずほ。白泉社。花とゆめコミックス。2008年。390円)
「前世関係者だらけになってきた中、演劇部が以前学園祭で行った前世ネタの劇を再演することになった。これに協力することになった前世関係者たちだが、配役で揉めることに。そして決まったのは今までに無い意外な割り振りだったのだ・・・」

古代ローマと現代とを結ぶ転生ラブコメディの第五巻。
チャリティー感謝祭で再演されるあのポンペイであったことを元にした劇ですが、配役が過去の現実と現在の姿とがシャッフルされ、シリクスが深影、アリアが美依、ロレイウスが裕真、スミルナが加賀巳、アグライヤが麗奈、そしてよりによってセレナが敬大ということになってしまいます。前世関係者にとって、すっかりギャグな劇になってるのです。しかも、あのアグライヤであったところの朱奈がライオン役って・・・・
なにも前世のことは思い出してない裕真ですが、敬大たちが前世がどうこうと言ってるのを聞いてしまい、いろいろ思い悩んだりします。そして、感謝祭でクラスメイトがリラックス法として裕真に退行催眠を行ってしまい、大変なことになっていくのです。
いやー、ホントこれ楽しい漫画だな〜。ますます面白くなってく『NGライフ』ですが、結末はどうするんでしょうね〜

九月には『NGライフ』第6巻が発売になりますよ。

ところで、草凪みずほ氏は松下容子氏のアシスタントやってたことがあったみたいですね。確かに少し似てるところもあるかも。


その他のこと。

ここ最近全然小説とか読んでなかったので溜まってたのを少しずつ消化してますが、なんか同時にいくつか読みはじめちゃったりして余計手に負えなくなったり。そうだ、アニメの方はレンタル屋に並ばないみたいなので、しょうがなく原作の方の『空の境界』をちょこっと読んでみたのですが、まさかあんな話だとは思わなかった。とりあえず、積み。『四十七人目の男』は読まないでいいとの助言があったのでこれは買わない。『1984』もまだ読んでるし、ホーガンの超有名SFも二冊あるけど、どっちから行くべきか。さらに今日、幻冬舎が小説の新レーベル幻狼ファンタジアノベルスってのを作ってそこでひかわ玲子氏がエフェジリシリーズの前史もの書いてるんでそれも読まないと。あとそこで林譲治氏も書いてたりとか。どうすりゃいいのか。


参照サイト
NGライフ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/NG%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95
花とゆめ公式
http://www.hanayume.com/hanayume/

関連記事
ポンペイで死んだ妻の生まれ変わりはこんなに可憐な男の子! 草凪みずほ『NGライフ』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8032425
古代ローマの激動の時代を描く長編テレビドラマ。ジョン・ミリアス監督『ROME(ローマ)』
http://xwablog.exblog.jp/8032543
柔道世界王者が古代のコロッセウムにタイムトリップ。義凡&信濃川日出雄『ヴィルトゥス(VIRTUS)』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9215462
古代ローマを舞台に少年奴隷の全てをかけた戦いのドラマ。技来静也『拳闘暗黒伝セスタス』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8160165/
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by xwablog | 2008-08-27 23:07 | 史劇
関東遠征の中でも、みんなしてわび数寄で大忙し。山田芳裕『へうげもの』第7巻
どもども。馬頭です。寒いですね。八月なのに。
今、ちょうどクーラーがコポコポ変な音たてるようになって、冷房もなかなか冷たくならなくなってしまい、壊れるんじゃないかと心配してたとこなので、まあ寒い分には助かってますが、まだ晴れれば暑くなるはずですから、そうなった時がヤバそうです。
しかし、クーラーを修理してもらおうにも、部屋に人が来てもらえるような状態じゃないのがもっとヤバいですね。



『へうげもの』第7巻
(山田芳裕。講談社。モーニングKC。2008年。533円)
「北条氏攻略のための大軍を率いる豊臣秀吉。この遠征に参加した古田織部は、はじめたばかりの瀬戸物のために戦どころではなかった。同じく同行した千利休は、道を違えた弟弟子・山上宗二と再会する。利休は彼の助命を図るのだが・・・・」

『へうげもの』の最新刊が発売になりました。
関東遠征で北条氏と戦う秀吉ですが、その遠征軍の中でさえ茶の湯にのめり込む人びとの姿が。古田織部などは、攻囲の最中でも竹がどうとか鋳物がどうとか、もう何しに来たんだか・・・
大変なのは利休でして、秀吉ともども死亡フラグが経ってから随分経ちますが、この巻では共にわび数寄の境地へと向かおうとしていた山上宗二を殺されて、あまりのことに悶絶。とうとう決意しちゃった利休は、自分がこのあとさらに一線を越えるようなことになると織部に言います。さてさて、利休は最後に何をしてくれるんでしょうね〜
織部の方も、前の大茶湯での失敗から一転、なんかさらに判ってきて、よくなってきた感じです。

この巻では伊達政宗が登場。歌舞伎役者みたいな面白い正宗でした。

ちなみにこの前行った八王子城の記事は、修正したのでwin機でも写真とか見れるようにしてありますよ。

参照サイト
へうげものofficial blog
http://hyouge.exblog.jp/

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戦国時代の武将たちがマニア道を命がけで語るひょうげた漫画『へうげもの』は最高のかぶき者漫画
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by xwablog | 2008-08-26 23:03 | 史劇
中世フランスが舞台の『純潔のマリア』も連載されます。2008年11月に『good!アフタヌーン』創刊予定
goodアフタヌーンのチラシ

2008年11月に『good!アフタヌーン』創刊だそうです。

『月刊アフタヌーン』の増刊の体裁ですが、講談社系を中心とした各誌から結構著名な作家さんを集めてやるみたいです。隔月刊。
で、注目したいのが、このイラストにもある『もやしもん』で有名な石川雅之氏の『純潔のマリア』。なんと、中世フランスが舞台のファンタジー作品だそうです。
チラシの裏にはこう書いてありました。
「舞台は中世フランスです。皆様どんなイメージですか? 絢爛豪華な王侯貴族、美しくも勇ましい騎士達、王宮にて日々織りなされる甘いロマンス。えーーそんなモノはございません。戦争・街道荒らし・飢え・黒死病。これが中世フランスの人々を襲う日常でした。加えてもうひとつ、女性達にふりかかる恐怖。異端審問・魔女狩り。このお話は、英仏百年戦争下、歴史上最もローマ・カトリック教会の闇が猖獗した時代に、魔女でありながら聖母の名を持つ少女のお話であり、第1話のおまけにフィギュアが付くお話であります。」
とのこと。なんと、百年戦争ものですよ! いやいや、すばらしい。
石川雅之氏といえば、『もやしもん』で農学とかの人とか思われてるかもしれませんが、歴史物を描いてた人でもあるのです。『カタリベ』とか『人斬り龍馬』とか、かなりの歴史好きと思わせる作品なので、この『純潔のマリア』も期待したいですね!
11月7日発売。


参照サイト
good!アフタヌーン公式
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/13872
月刊アフタヌーン
http://www.e-1day.jp/afternoon/news/
石川雅之公式
http://homepage2.nifty.com/mmmasayuki/

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by xwablog | 2008-08-25 23:55 | 日記
世界に拡大していく時代のヨーロッパ史を概説。前川貞次郎『絶対王政の時代 新西洋史5』
なんか涼しいですね〜。でもせっかくの休日で雨はやめて欲しい・・・

絶対王政の時代_新書西洋史5_前川貞次郎

『絶対王政の時代 新西洋史5』

(前川貞次郎。講談社。講談社現代新書315。1973年。420円。206ページ)
膨張するヨーロッパ
絶対王政の展開
戦争と平和
近代文化の形成
参考文献
年表
人名索引
事項索引

16世紀あたりから18世紀までのヨーロッパ史を簡単に解説した一冊。著者はフランス革命史が専門の前川貞次郎氏。
経済(交易)面での発展とヨーロッパの拡大、戦争の連続と各国の変容を説明し、文化面でも科学などの発展を紹介してます。
ロシア史については16世紀のモスクワ大公国から紹介して、ピョートル大帝とエカテリーナ2世についてちょっと書いてます。
三十年戦争については一般的な短い説明のみ。

この本の中でルイ14世の言葉として「戦争は偉大な国王の当然の使命」「領土拡大は主権者にもっともふさわしい。また最も気持ちのよい仕事である」ってのは出典とかって何なんでしょうね。

参照サイト
講談社現代新書
http://shop.kodansha.jp/bc/books/gendai/

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ルネサンスについての概説本。会田雄次『ルネサンス 新書西洋史4』
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近世ドイツを生きる人びとの世界。P・ラーンシュタイン『バロックの生活 1640年~1740年の証言と報告』
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斜行戦術によって勝利を掴んだプロイセン軍。MAA『フリードリヒ大王の歩兵 鉄の意志と不屈の陸軍』
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by xwablog | 2008-08-24 04:33 | 書庫
超危険! マッパのプリンセス爆誕!! どれえじゃっきぃ『危さん(あぶさん)』
危さん_どれえじゃっきぃ

『危さん(あぶさん)』
(どれえじゃっきぃ。秋田書店。ヤングチャンピオン烈コミックス。2008年。552円)
「柔道部主将の俵ちゃんは幼馴染みの巧くんと登校中、白髪三つ編みの転校生の危さんに突き飛ばされて電車に轢かれてしまう。意味不明の暴挙に憤慨する俵ちゃんだが、いろいろあって巧くんを巡って危さんと柔道で戦うことになってしまうのだが・・・」

奴隷ジャッキー、こと、どれえじゃっきぃ氏が『ヤングチャンピオン烈』で連載したブチ切れたギャグ漫画。
ロシアからやってきた転校生姫君・危さんが巻き起こす、危険極まりない学園ライフ。
てか、ロシア全然関係ないですから。ロシア出身の姫君ということですが、ロシア国内のどこぞかにある巨大カマクラの中にある国が祖国ってことで。なんだこれは、ロシア連邦内の自治共和国のひとつか?
ロシアがどんな国なのかわかんなくなってきました。

まあ、ともかくぶっ飛んでますが、めちゃめちゃ面白いですよ。


参照サイト
どれいさんトコ
http://www.twin.ne.jp/~nohohon/
ヤングチャンピオン烈
http://www.akitashoten.co.jp/CGI/autoup/listput.cgi?key=list&bunrui=042

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どれいじゃっきぃ、とか、どれえじゃっきい、と間違えたりしました。
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by xwablog | 2008-08-23 00:54 | 日記