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カテゴリ:書庫( 213 )
キプロス紛争の経緯など当時の状況を紹介。大島直政『複合民族国家キプロスの悲劇』
シーフードカレー。スパイスガーデン081025

この前の休みの時にまたカレー屋に行くことになりました。池袋の法明寺近く、明治通り沿いのスパイスガーデン・池袋店てとこ。トルコ料理カッパドキアの近く。
インド人(?)がやってる店らしいですが、チェーン店? 定食屋っぽくて、注文もチケットを自販機で買う。はじめて行ったのですが、シーフードカレー食べました。日本人好みの味で口当たりもよかったし、ルーの量も多くて満足。インド系カレー屋って、やけにルーが少ないのが不満なんですが、ここは多かった。



あと、こんなカレーつながりでこんな記事。
1.5メートルある南インドのスナック「ドサ」
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1224561646981.html
でかっ! けど、試してみたいですね。

それはともかく。
最近、統一しそうな感じの話が出て来てるキプロスの本。

複合民族国家キプロスの悲劇_大島直政

『複合民族国家キプロスの悲劇』

(大島直政。新潮社。新潮選書。1986年。720円。201ページ)
序章 複合民族国家の危うさ
第1章 「大統領作戦」の開始
第2章 「赤い坊主」は死んだか?
第3章 世界に広がる波紋
第4章 嵐の前
第5章 戦禍のキプロス
第6章 「ツーリストのダンケルク」
第7章 ギリシアの異変
第8章 ギリシア軍事政権の崩壊
第9章 「日曜に娘を訪問させます」
第10章 憎悪の女神の乱舞
第11章 エーゲ海の美しい島で

キプロス紛争の経緯を書いた本で、冷戦当時にかかれたので、作者の意識が古いのですが、さまざまなエピソードを載せていてなかなか面白いです。
1974年のキプロス戦争のはじまりの前段階からはじまり、1986年の両勢力の現状までを紹介しています。
キプロスでのトルコ系とギリシア系の対立が続いていた時に、ギリシアは軍事政権だったわけですが、その政府がどんな酷いものだったのかとかの話の中で、ギリシア軍の将校たちが、自国の武器を横流ししてしまい、積んだ武器の箱の中には上の箱には銃が入っているのに、下の箱には石しか入ってない、というどっかで聞いたような話が載ってました。当時、冷戦下において、世界各地の武装勢力とかは、紛争が拡大することを恐れたソ連・米国から武器を供給してもらえなかったので、1960年代になると武器の密売が盛んになり、そうした中で、ギリシア軍も将校たちが金儲けのために自国の武器を売ってしまったとか。興味深い。

あと、始めの方に、当時のソ連がトルコ系のナショナリズムを恐れていたという話が紹介されていて、1968年頃にソ連旅行をした著者が、サマルカンドなどを訪れようとした時、トルコ語を喋れると書いたために旅行を禁じられた、という話が載ってました。

参照サイト
キプロス(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B9
キプロス共和国政府
http://www.cyprus.gov.cy/portal/portal.nsf/dmlcitizen_gr/dmlcitizen_gr?OpenDocument

関連記事
金融危機、制裁解除、三浦自殺、エチオピア誘拐、ノーベル賞、虎の子、など、最近のニュース。081015
http://xwablog.exblog.jp/9696918
イスタンブール空港の火災。テロの類いではなさそう?という記事
http://xwablog.exblog.jp/7696148
南北戦争でゲリラ戦をした民兵の若者たちの運命は・・・。アン・リー監督『シビル・ガン 楽園をください』
http://xwablog.exblog.jp/9570417
ビジネスの時の参考書・入門書みたいな感じで判り易い。島田卓『2時間でわかる 図解インドのしくみ』
http://xwablog.exblog.jp/9719476/
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by xwablog | 2008-10-28 03:24 | 書庫
90の言語を2ページずつの記事で紹介していく。黒田龍之助『世界の言語入門』
どうも。馬頭です。
この前結構処分したのに部屋の本の数がいっこうに減らないので、今年も古本祭りは断念しようかと思います。いや、行きたいけど、行ったら絶対たくさん買うし、置き場が・・・
とにかく、積読本を少しでも読んでかないと。

『世界の言語入門』黒田龍之助

『世界の言語入門』

(黒田龍之助。講談社。講談社現代新書1959。2008年。720円。232ページ)

『羊皮紙に眠る文字たち―スラヴ言語文化入門』の黒田龍之助氏の新刊が出たので買ってみました。前回は同じく講談社現代新書で『はじめての言語学』という言語学の入門書みたいのを書いてましたが、こっちは世界中の言語の中から90ほどを抜粋して、各2ページで紹介していくエッセイ集みたいな本。それぞれ名前の五十音順で並べられています。紹介されている言語は、次の通り。
アイスランド語、アイヌ語、アイルランド語、アゼルバイジャン語、アフリカーンス語、アムハラ語、アラビア語、アルバニア語、アルメニア語、イタリア語、イディッシュ語、インドネシア語、ウイグル語、ヴェトナム語、ウェールズ語、ウォロフ語、ウクライナ語、ウズベク語、ウルドゥー語、英語、エスキモー語、エストニア語、オランダ語、カザフ語、カタルーニャ語、広東語、カンボジア語、ギリシア語、キルギス語、グルジア語、クロアチア語、コサ語、サーミ語、サンスクリット語、ジャワ語、シンハラ語、スウェーデン語、スペイン語、スロヴェキア語、スロヴェニア語、スワヒリ語、セルビア語、ソルブ語、ゾンカ語、タイ語、タジク語、タミル語、チェコ語、チベット語、中国語、朝鮮語、テルグ語、デンマーク語、ドイツ語、トルクメン語、トルコ語、日本語、ネパール語、ノルウェー語、ハウサ語、パシュトー語、バスク語、ハンガリー語、パンジャーブ語、ビルマ語、ヒンディー語、フィリピン語、フィンランド語、フランス語、フリースランド語、ブルガリア語、ヘブライ語、ベラルーシ語、ペルシア語、ベルベル語、ベンガル語、ポーランド語、ポルトガル語、マオリ語、マケドニア語、マレーシア語、モンゴル語、ラオス語、ラテン語、ラトヴィア語、リトアニア語、ルクセンブルク語、ルーマニア語、レト・ロマンス語、ロシア語。
言語学コラムも12コ、間に挟まってます。
日本語や英語のような親しみ深い言語から、超弩マイナーな言語までいろいろありますが、東欧や旧ソ連の言語が多いのは、著者がスラヴ系言語の研究者だから。とにかく90コ挙げて紹介する時に、本人もよく知らない言語名を選んだらしく、実際にはそういう名前の言葉はなく語族のことだったりするのもあります。どういう言語であるかも書かれてますが、どういうことを思ったか、その言語についてどういう想い出があったか、というような話を1ネタ2ネタ盛り込んで記事にしてます。

どうでもいいことですが、「黒田龍之助」さんの名前って字面がかっこいいなぁ。


参照サイト
講談社現代新書
http://shop.kodansha.jp/bc/books/gendai/

関連記事
ジェスチャーがわかるとより楽しいロシア。『現代ロシアのジェスチャー』という記事
http://xwablog.exblog.jp/7696080
突然の悲劇! Macのロシア語版純正キーボードが壊れた!!!
http://xwablog.exblog.jp/8432518
スラヴ諸国のことわざをたくさん紹介・解説してます。栗原成郎『スラヴのことわざ』
http://xwablog.exblog.jp/7616829
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by xwablog | 2008-10-21 23:17 | 書庫
ビジネスの時の参考書・入門書みたいな感じで判り易い。島田卓『2時間でわかる 図解インドのしくみ』
いつもは外食なんてしないんですが、最近カレーが食べたくてカレー屋に行ってます。
やはり、自宅でカレー断ちしてる影響か?

スープカレー心のチキンカレー

スープカレー 心で食べたチキンカレー。
池袋西口にはスープカレーのお店が2店あって(しかも近くに)、一ヶ月くらい前にシャンティという方に行ったのですが、今度は心というお店に行ってきました。チキンが足一本まるまる入ってるやつ食べました。店内も地下だけどそれなりに広くこざっぱりとしてて、女の子受けしそうな感じ。味もなかなかよかったかと。先に行ったシャンティは開放型の狭いお店ですが、野菜がめちゃくちゃ柔らかくて美味しかったです。
スープカレーなるものははじめて食しましたが、私は気に入りました。ドロドロしたのあんまり好きじゃなく、水っぽいカレー好きなので。スープカレーって北海道で大人気らしいんですが、今回はじめてききました。



ダニワードのランチのカレー

ダニワードのランチで食べたカレー。
この前は池袋のまんがの森の近くにあるお店ダニワードというところでも食べました。心とシャンティは日本人(?)のお店ですが、ここはインド人(? カレーのお店はインド人がやってるとは限らない。パキスタンとかネパールの人がやったりも)のお店で、仕事休んだ時にランチで入ってみました。美味しかったです。けど、謎なんですが、このお店今年の七月くらいにできたんですが、すでにこのビルの地下には「もうやん」ってカレー屋が入ってるんですよね。なんでここにしたんだろ?




そういうわけで(?)、インドの本読んでみました。

図解インドのしくみ

『2時間でわかる 図解 インドのしくみ』

(島田卓。中経出版。2001年。1600円。239ページ)
1 政治のしくみ
2 経済のしくみ
3 ビジネスのしくみ
4 社会のしくみ
5 宗教と民族のしくみ
6 世界に広がるインド人コミュニティーのしくみ
7 外交のしくみ
8 安全保障のしくみ
9 これからのインド

「今のインド」を知るための一冊。ビジネスのための参考書みたいな感じで出したものらしく、話は経済・ビジネス関連のことが多かったですが、たしかにこれを読むだけでもインドに対する心構えが違くなる程度には、経済以外にもインド全般を上手く紹介しています。
私もインドがこれほど民主的な国だとは思いませんでした。世界一長い憲法とか、三権分立の徹底とか、なかなか面白い。
建国前後の歴史的経緯とかも順序よく説明してくれていて、判り易いです。あとインドの政治も簡略化してるとはいえ判り易かったです。
宗教に関して意外だったのは、宗教対立がよく問題となるヒンズーとイスラムですが、著者が地元の知り合いに聞いたら、あれは外からやってきた人たちが勝手に対立してぶつかってるだけで、地元に昔からいた人は宗教に関係なく仲がいいんだ、みたいなことを言われたとか。へー。
かつて冷戦時代にソ連と仲が良かったインドですが、その関係でまだロシアに借金あるそうですね。
現在、かつての国際関係が崩れて米国と仲がいいようですが、武器はやっぱりロシアから買ってます。米国一辺倒に転んだわけじゃないのか。あ、でも、そうなると、ロシアの空母に、アメリカの戦闘機ってことになるのか。ちょっといいかも。
そういや、奥野さんがアラビア半島のインド人の話してましたが、そこらへんの話はコミュニティの話のところにも一切なかったですね。東南アジアで印僑が強いですが、米国にも100万人もインド系がいるそうです。日本には何人くらいいるんでしょうね〜

そういや、インド大使館って高田馬場駅降りてすぐのとこにありましたね。すごいデッカイ、邸宅って感じの。確か、そこの近くにトイガンのショップがあって、そこ行った時に見た憶えが。


中国、パキスタン原発2基の建設で協力(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081018-OYT1T00563.htm?from=navr

参照サイト
中経出版
http://www.chukei.co.jp/
駐日インド大使館
http://www.embassyofindiajapan.org/
SHANTI ::: シャンティ ::: スープカレー
http://www.shanticurry.com/
ダニワード(食べログ.com)
http://r.tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13054157/
スープカレー 心
http://www.cocoro-soupcurry.com/

関連記事
海賊が戦車強奪、フィンランド銃乱射、パキスタンでの戦闘、小さなガンジーなど最近のニュース。081003
http://xwablog.exblog.jp/9620941
ゾロアスター特集が載っていたので。『ムー』2007年10月号。ネタか本気か、そこが問題だ。
http://xwablog.exblog.jp/7417342
かわいい狼神ホロと若い行商人ロレンスの二人旅。支倉凍砂『狼と香辛料』第1巻の感想その1
http://xwablog.exblog.jp/7265975
ブッダとイエスが現代日本の立川にやってきた。中村光『聖☆おにいさん』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9253802
アメリカがインドに武器売却予定。F18とF16。とかニュース記事でした。
http://xwablog.exblog.jp/7280674
先週の日曜に池袋でカレー祭り。バングラディッシュのボイシャキメラ(正月祭)という記事
http://xwablog.exblog.jp/7480848
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by xwablog | 2008-10-19 23:37 | 書庫
極北の島国の長い歴史を通読する。グンナー・カールソン『アイスランド小史』
アイスランド小史

『アイスランド小史』

(グンナー・カールソン。岡沢憲芙/監訳。小森宏美/訳。早稲田大学出版部。2002年。2400円。135ページ)
1 植民 870〜930年
2 昔の自由国 930〜1262年
3 発見 980〜1020年
4 キリスト教 999~1118年
5 中世の社会 930~1300年
6 サガ 1120~1350年
7 自由国の終焉 1180~1264年
8 ノルウェーの支配 1262~1380年
9 教会の勝利 1178~1297年
10 北大西洋王国の崩壊 1299~1468年
11 干し魚輸出の開始 1307~1400年
12 疫病 1402~1495年
13 イギリスの世紀とドイツの世紀 1408~1558年
14 宗教改革とプロテスト文化 1536~1627年
15 独占貿易と絶対主義 1602~1874年
16 暗黒の時代 1600~1785年
17 レイキャヴィークの誕生 1751~1806年
18 ナショナリズムの始まり 1809~1847年
19 ヨーン・シングルソンと独立運動 1840~1874年
20 農村社会の危機 1815~1875年
21 移住 1873~1914年
22 都市化 1870~1904年
23 自治と独立 1885~1918年
24 女性の権利 1850~1923年
25 漁業の産業革命 1902~1930年
26 労働組合運動の始まり 1894~1938年
27 新しい政党制度 1916~2000年
28 戦争、占領、そして共和国 1939~1944年
29 戦後政治 1944~2000年
30 冷戦 1945~2000年
31 海洋主権 1948~1976年
32 女性の解放 1970~2000年
監訳者あとがき
図版出典
索引

大西洋の一番北に浮かぶ火山の島・アイスランド。そのアイスランドの歴史を判り易くまとめた本。2000年にグンナー・カールソンが出した『A Brief History of Iceland』の翻訳です。
昔のことは、考古学以外でも歴史書などから伺い知ることもできるらしいですが、この小さな国でもちゃんとそういいうことを残しておいたんですね。この国の人口は現在30万近いですが、1000年前の当時としては多かった時期でも5万人しかいなかったそうです。しかし、それでもその少ない人たちの中に、ちゃんと歴史を書き残している人がいるというのは凄いですね。
通史・概説なので各章は簡単にまとめてあって、2000年までの状況を解説しています。この島には当初人はいなかったみたいですが、史書には「アイスランドへの移住は、およそ870年から930年の60年間に行われた」ということだそうで、それは考古学的にもだいたい合ってるんじゃないかと解ってきたそうです。一番はじめの入植者は、インゴルブルという人で、レイキャヴィクに住んだといわれているそうです。住民はノルウェー系がほとんどですが、ケルト系の奴隷とかもいたんじゃないかと。あと、よくハーラル美髪王の弾圧でノルウェーの豪族たちがアイスランドへと逃れたという話がありますが、入植者の大部分はノルウェーの農民だったそうです。
この国の歴史は結構辛いものがありますが(タラ戦争とか興味深い)、独自の道を歩もうとする過程がなかなか面白いです。

その他、ニュースなど。

襲ってきた男の首を切断、頭部を手に歩いた女逮捕 インド
正当防衛じゃないのか? 過剰防衛? あーでも、「殺すことに何のためらいもなかった」とか言ってちゃダメか。

巨大カップとネコが段々仲良くなる様子を撮影した記録(GIGAZINE)
デカっ! これならスッポリ入りますね。まんまるまんまる。

昨日、『望郷戦士』を全巻揃えることに成功。久々なので楽しみです。

参照サイト
早稲田大学出版部
http://www.waseda-up.co.jp/
アイスランドに関する公式ホームページ
http://www.iceland.jp/
駐日アイスランド共和国大使館
http://www.iceland.org/jp

関連記事
トルフィンとトルケルの決闘の結末とクヌートの覚醒。幸村誠『VINLAND SAGA(ヴィンランドサガ)』第6巻
http://xwablog.exblog.jp/8886423
北ヨーロッパ諸国の歴史がまとまった山川の世界各国史のひとつ『北欧史』
http://xwablog.exblog.jp/9009515
ヴァイキングたちの取引についての考え。熊野聰『ヴァイキングの経済学 略奪・贈与・交易』
http://xwablog.exblog.jp/7560019
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by xwablog | 2008-10-17 01:58 | 書庫
ヨーロッパの絵画を見るなら聖書の知識は必須。諸川春樹『カラー版 西洋絵画の主題物語 1 聖書編』
web拍手レス
>おお!そんな飴が出てきたのですか。ちょっぴり塩味つけて甘味を引き立たせる飴
>なら知ってましたが・・・・・そんな甘いものじゃないようですね。
いや、これが塩の味はちゃんとするのですが、レモン味が入ってるので、酸っぱ甘い感じです。それが塩で引き立つというか。そのせいか食べ易いからついつい。たぶん、熱中飴の方が肉体労働者向けというだけあって塩っからいんじゃないでしょうか。あと、これとは別の会社の塩味系の飴も見ました。今度みかけたらそっちも試してみるつもりです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

前に速水螺旋人さんも「熱中飴」というのを紹介してましたが、近頃そーゆーのが流行ってんのか塩味の飴がコンビニとかで普通に売ってます。飴をよりによって塩味にしようって考えた人は凄いな〜。馬頭もリボンの「生塩飴」ってのを舐めるようになってしまったのですが、なんかついつい次々と舐めてしまいます。塩味だから摂り過ぎは体に悪そうですね。

諸川春樹『カラー版 西洋絵画の主題物語 1 聖書編』

『カラー版 西洋絵画の主題物語 1 聖書編』

(監修/諸川春樹。著/諸川春樹&利倉隆。美術出版社。1997年。2800円。280ページ)
1 旧約聖書
2 マリア伝
3 キリストの生涯
4 キリスト受難の物語
5 キリスト復活
6 ヨハネ黙示録
7 福音の人々
8 聖人と天使
人名索引
地名索引
聖書関連地図
画家別図版索引

キリスト教社会では聖書の物語を題材にして絵画がたくさん描かれてきました。それはただの観賞用の美術品としてだけでなく、宗教的な意味合いがあったこともその絵画をユニークにしています。もちろんのことながら、多くの画家がこうした宗教画を残しています。この本は名だたる名画の中から、聖書の物語を題材にした作品を取り上げ、その絵は聖書の中でどういった場面なのか、どういった意味があるのかを紹介しています。
ヨーロッパの古い絵画はどうしたってキリスト教の影響からは免れませんから、絵画からその意味を読み取るには、事前に聖書の知識を持っていないといけないわけです。日本人にはなじみが薄い聖書の話なので、見てわからない、というつまらないことにならないように、そういうものを見る前にこれを読むなどいいのではないでしょうか。
少々、文章が少ない気はしますが、簡単に読めるし、おおまかに摑むにはいいでしょう。ほぼ全ての図版がカラーなのが素晴らしい一冊。これのシリーズでギリシア・ローマ神話などを扱った絵画を紹介する「神話編」というのもあります。


参照サイト
美術出版社
http://book.bijutsu.co.jp/
国立西洋美術館
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
株式会社リボン
http://www.ribon-jp.com/index00.php

関連記事
壮大な謎が徐々に解明されていく。北アフリカへ。『イリヤッド』10巻の記事
http://xwablog.exblog.jp/7683756
物語性のある魅力的なイラストで知られた歴史&FT系イラストの大作家アンガス・マックブライド氏が死去
http://xwablog.exblog.jp/9158568
東京富士美術館で『国立ロシア美術館展 ロシア絵画の黄金時代』を見てきました。
http://xwablog.exblog.jp/8066438
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by xwablog | 2008-10-11 00:07 | 書庫
アムステルダムの歴史的な名所などを由来や逸話をつけて紹介する。『望遠郷6 アムステルダム オランダ』
web拍手レス
>もちだって、よく噛めば安全だと思うのですが・・・・早食いの習慣が影を落としているのでは。僕も最近よく噛んで食べるよう気をつけています。やはりおなかの具合がよくなりますね。
ゼリーだとちょっと力を加えれば崩れてますが、こんにゃくゼリーはしっかり嚼まないと全然切れないですよね。滑るし、ちゅるん、と喉の方に行ったりしたら危ないかも。しかし、そんなにお腹の方に効きますか。私ももっと食べてみます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どうも。馬頭です。
街で噂のコンニャクゼリーとやらをはじめて食べてみました。モモ味とマンゴー味を食べましたが、これ、なかなか美味しいですね。小さくて食べ易いし。触感もコンニャクなだけあって、非常にモチモチしていいです。ゼリーというかグミ? まあ、ノド詰まって死んじゃうのも解ります。あと、モチ詰まらせて死ぬってのは昔からあっても餅の製造をやめろって話は無いのに、コンニャクゼリーだとあるのはなんででしょうか。

追記
「ゼリーのみ規制…モチはいいのか?」→野田聖子氏「モチは喉に詰まるものというのが常識」…消費者庁構想に暗い影
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1182442.html
まあ、誰でも思うことなのか。しかし、それに対する返事があまりにもバカ過ぎです。人が自己正当化する時、言ってることがおかしくても、本人はそれを理解できてないのは、理解したくないからか。


それはともかく。

旅する21世紀ブック 望遠郷6 アムステルダム オランダ

『旅する21世紀ブック 望遠郷6 アムステルダム オランダ』

(同朋舎出版。監修協力/羽生修二。訳/三井邦子&堀内ゆかり&森田暁。編/ガリマール社・同朋舎出版。1994年。3300円。359ページ)
目次
自然
歴史と言語
生活文化
建築
画家の見たアムステルダム
文学者の見たアムステルダム
アムステルダムの名所
旧市街西
旧市街東
運河北部
運河南部
美術館地区
ヨルダーン地区
旧港地区西
プランタージュ地区
ド・ペイプ地区と南部計画地区
実用情報
付録

大量のカラーの挿絵と図版でアムステルダムの歴史と魅力を存分に紹介している本。同朋舎の望遠郷シリーズのひとつです。これの他にも、イスタンブールやプラハ、ロンドン、ヴェネツィア、モロッコやサンフランシスコなどたくさんのシリーズが出ています。これはフランスの出版社ガリマール社の『Guides GALLIMARD』というシリーズの日本語訳版です。原書は1993年発行らしい。
アムステルダムの街を紹介する観光ガイドブックみたいな感じでもありますが、それぞれの場所の歴史や役割などを小ネタを絡めて紹介してくれるので、本当に観光する前とかに読んでおくをより旅行が楽しめるんじゃないでしょうか。もちろん、これを読んでその街の歴史的な旅を本の中でするような感覚も楽しめるのでは。
画像、写真の綺麗さもありますが、それぞれの図版についた説明などがどれも非常に面白いです。結構いい値段しますが、それに見合うだけのぎっちりとした内容が詰まっていて損はしませんよ。
馬頭はこれのプラハとアムステルダムは持ってます。イスタンブールとフィレンツェも欲しいなとは思うんですが、現在これ一部に高値がついちゃってますね。うおっ! プラハは倍値近いな〜

この本、オランダの本ではありますが、ひょんな所にロシア関連のネタが入っててちょっと嬉しかったり。192ページにある「アルハンゲリスク倉庫」のとこや、272ページの「プランタージュ地区」の話のところでピョートル大帝のことが出てきます。
あと、コメニウスもアムステルダムのラウリール運河のとこに住んでいたそうです。彼は死亡したあと、ナールデンのワロン派の教会に埋葬されたとか。へー。

参照サイト
アムステルダム(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%A0
アムステルダム オランダ政府観光局
http://www.holland.or.jp/nbt/holland_amsterdam_menu.htm
ガリマール出版社(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%87%BA%E7%89%88%E7%A4%BE
ガリマール社(フランス語)
http://www.gallimard.fr/
在日オランダ大使館(重い!)
http://www.mfa.nl/tok-jp/
マンナンライフ
http://www.mannanlife.co.jp/

関連記事
江戸時代におけるイギリスのイメージの変遷。T・スクリーチ『江戸の英吉利熱 ロンドン橋とロンドン時計』
http://xwablog.exblog.jp/8721490
『フォーブズ』の君主元首長者番付。当然ですが君主が上位を占めてます。という記事
http://xwablog.exblog.jp/7696117
近世ドイツを生きる人びとの世界。P・ラーンシュタイン『バロックの生活 1640年~1740年の証言と報告』
http://xwablog.exblog.jp/8532065
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by xwablog | 2008-10-10 01:18 | 書庫
図版の多さが売りの初心者向けのヨーロッパ史。樺山紘一 『ヨーロッパの出現 ビジュアル版世界の歴史7』
最近、東洋水産の「緑のたぬき 天そば でか盛」を立て続けに喰ってます。半年前まで担々麺系の辛いカップラーメンばかりでしたが、久々に食べたカップ麺がこれで、そば系のもなかなかいいですな〜、と思ったり。天ぷらはやわこくして崩して喰います。

それはともかく。

ヨーロッパの出現 ビジュアル版世界の歴史7樺山紘一

『ヨーロッパの出現 ビジュアル版世界の歴史7』

(樺山紘一 。講談社。1985年。2200円。269ページ)
ヨーロッパの出現・輝きつづける過去
第一章 太古の大陸にて
第二章 建設と破壊
第三章 改新の世紀
第四章 精神と生活の範型
第五章 成人に達した文明
おわりに 持続する文明
付録 年表 参考文献 地図

ヨーロッパの通史をたくさんの図版とともに概説する一冊。著者はあの樺山紘一 氏。ビジュアル版というだけあって、ページの半分くらいは写真や図版で埋まってるくらいです。ところどころにカラー写真も入ってます。内容は簡単なものですし、図版も多いので、初心者向きといった感じでしょうか。時代は古代から17世紀まで「ヨーロッパ」という世界が確立するまでを広く扱います。今だと中央公論社から出た緑表紙の『世界の歴史』とかがカラー図版多くて、これよりいいですね。


参照サイト
講談社
http://www.kodansha.co.jp/
各社の『世界の歴史』シリーズ3
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/whis/1204527861/-100
東洋水産
http://www.maruchan.co.jp/

関連記事
東池袋に新しい図書館。新中央図書館開館。巨大ではないけど、今風の構造。あと樺山紘一の講演。
http://xwablog.exblog.jp/7300145
歴史家たちの歩んだ人生とその業績を集めた本。刀水書房『20世紀の歴史家たち』世界編・上下巻
http://xwablog.exblog.jp/9171981
カラーの地図と年表と解説が充実。平凡社『カラー世界史百科 増補版 dtv-Atlas zur Weltgeschichte』
http://xwablog.exblog.jp/7411900
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by xwablog | 2008-10-09 22:27 | 書庫
あまり知られていない星の和名についての記事を集めた本。野尻抱影『日本星名辞典』
日本星名辞典_野尻抱影

『日本星名辞典』

(野尻抱影。東京堂出版。1973年。3500円。261ページ。)
春の星の和名
夏の星の和名
秋の星の和名
冬の星の和名
沖縄の星名
奄美の星名
アイヌの星名
南十字星
惑星の和名
流星の和名
彗星の和名
古典の星名
星名索引

昨日紹介した『暗殺の事典』のとなりに置いてあったのでついでに紹介してみます。
というか、この本、なんの為に買ったのかいまいち思い出せません。それくらいなので、ほとんど買ってから手にしてない本です。過去に戻ってその時の自分を問いつめたくなるような本が他にもいくつか・・・いや・・・・いくつもありますが、そう、ほら、あれっ!  「過去は戻らない」ってやつでして(ry
今回、ちょろっと見てみましたが、なかなか興味深い話がたくさん。そういう見方でそう名付けたのか、とヨーロッパ風の呼び名とは違う由来が知れて面白い。キチっとした「辞典」という感じでもなく、各地で聞き取った話を集めたエッセイ集の雰囲気も持つような内容です。1973年と、結構古い本なので、この中の情報がどれくらい正しいのかとかは不明。ページの大半は春夏秋冬の星の和名で埋まってて、残り少しで、沖縄やらアイヌやらの星名などについて書いてます。こういうのも一緒に載っけてくれるのはありがたいです。
星の名前などというと、ついついギリシャ神話由来のヨーロッパの呼び名を使ってしまいますが、日本でも古くから星に名前をつけていたんだと再認識できたのはよかったかと思います。
ちなみに『宗像教授異考録』の話の中には日本の星の名前、星についての神話と宇宙観などについてつっこんだ面白い話が載っています。非常に面白かったです。

ところで、この著者の天文学者・天文民俗学者・英文学者である野尻抱影氏は、作家の大佛次郎の兄だそうです。私は全然知りませんでしたが、星に関しての本で有名な人らしい。

参照サイト
東京堂出版
http://www.tokyodoshuppan.com/contents/list/index.html
日本の星名(PDF)
http://homeplanet.web.infoseek.co.jp/topic/gakusyukai/studies_20051202_2nd.pdf
星座(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E5%BA%A7
国立天文台
http://www.nao.ac.jp/

関連記事
江戸時代におけるイギリスのイメージの変遷。T・スクリーチ『江戸の英吉利熱 ロンドン橋とロンドン時計』
http://xwablog.exblog.jp/8721490
ローマで信仰されていた神々の流行や多彩さに驚きます。小川英雄『ローマ帝国の神々 光はオリエントより』
http://xwablog.exblog.jp/9029672
出てくる人が少し微妙だけど面白い。『日本刀なるほど物語』他。そして『宗像教授』。という記事
http://xwablog.exblog.jp/7480780
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by xwablog | 2008-10-06 23:18 | 書庫
歴史上の人物で暗殺された人たちを列記した一冊。カール・シファキス『暗殺の事典』


『暗殺の事典』

(カール・シファキス。関口篤/訳。青土社。1993年。3200円。490ページ)
まえがき
暗殺の事典
訳者あとがき
国・地域別 索引
索引

1991年にニューヨークで出版された『Encyclopedia of Assassinations』の翻訳です。著者は『アメリカ畸人伝』なども書いている元UPI通信の記者・シファキス。
日本語版なんで、五十音順に暗殺された人名とその内容が書かれています。扱う時代は古代から現代まで全てで、地域も全世界に及びます。
ユリウス・カエサル、アンリ3世、カラカラ帝、フランツ・フェルディナント大公、ダレイオス3世、アレクサンドル3世、リンカーン大統領、林彪、大久保利通、インディラ・ガンジー、ケネディ、キング牧師といった名だたる被暗殺者たちが並んでいますが、実際に死んだ人だけじゃなく、ヒットラーやサッチャー首相、レーガン大統領、エリザベス1世といった、死ななかったもしくは暗殺未遂だった人たちも含まれます。
日本人では、大久保利通や伊藤博文、犬養毅といった名前があります。国別・地域別で分類して索引が作ってあるのですが、レオ5世とかニケフォルス2世とかはギリシアじゃなくビザンチンということになってます。ローマ、とか、トルキスタンって分けてるのもあるし、ちょっと国別での分け方には無理があるかも?
気になるロシア・東欧関連はそれほど多くはなく、ハンガリーはティサ首相のみ、ブルガリアはスタンボリスキ、ボリス3世、マルコフの三人、ボヘミアでは傭兵隊長ヴァレンシュタインが入ってます。マケドニアとしてフィリッポス2世が入ってるのは合ってるんですが、この分け方としてはどうかと。
人数的にはローマ、とイギリスが多く、ロシアも結構います。アレクサンドル2世、エリザベータ大公夫人、カトコフ、ガポーン神父、セルゲイ・キーロフ、ストルイピン、セルゲイ大公、偽ドミトリー、トハチェフスキー、トロツキー、ニコライ2世、パーヴェル1世、ピョートル3世、プレーヴェ、ミハイル大公、ミルバッハ伯、ラスプーチン、レーニン、という人たち。レーニンの場合は暗殺未遂説があるから、ということみたいですが、これも無理があるような。

この本は暗殺の事典ということでまとめてはいますが、記事もその人物がどういう人物かの説明が多く、暗殺の細かい状況とかははしょられてしまっていたりします。これはちょっと残念。
この本は昔、HPの記事で、変な死に方をした歴史上の人物を集めてみようというのをやろうとした時に重宝しました。まあ、その記事は完成しなかったんですが。というか今どこにあるのかも不明。もったいないことした。
本として、着眼点はいいけれど、読み易いものとしたのは、私としてはちょっと惜しいなぁ、と思いました。
あと、誤植が多い気も。

ちなみに、原書房から『世界暗殺者事典』というものも出ているそうです。こっちは暗殺した側の方みたいですね。


参照サイト
青土社
http://www.seidosha.co.jp/
暗殺(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%97%E6%AE%BA

関連記事
この前買ったポストカードをアップ。血の上の救世主教会、ジェームズ2世の鎧、フェールベリンの戦い
http://xwablog.exblog.jp/7353804
「カエサル暗殺」までの前半部分を観ました。ジョン・ミリアス『ROMA(ローマ)』episode01-12
http://xwablog.exblog.jp/8577307
アトランティスの秘密を解く興奮の考古学サスペンス。『イリヤッド』3〜8巻の記事
http://xwablog.exblog.jp/7457230
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by xwablog | 2008-10-05 00:31 | 書庫
豊富なカラー写真と図版でワルサー社の拳銃を紹介。床井雅美『ワルサー・ストーリー』
web拍手レス
>党の制式ピストル
>戦間期ドイツの政党(ナチスのみならず)は、武装パレードを行ったり警察隊や他勢力と小競り合いをしたりしていたので、普通に拳銃下げたりしてました>党の制式ピストル
情報ありがとうございます!
警官とかでもない人が普通に武装できるなんて凄いですね。しかも警官隊と小競り合いって・・・。
そういや、前に晴天さんが昔の日本じゃ普通に銃を買えたという話をされてましたが、この前買った漫画「紅壁虎」にも「例えば小金持ちの父親が成人した息子にピストルを贈るなんて話がいくらもあった」ってありました。当時の銃に対する認識ってどうだったんでしょうね。


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ワルサー・ストーリー_床井雅美

『ワルサー・ストーリー The Pictorial History of Walther Pistols』

(床井雅美。徳間書店。徳間文庫。1995年。980円。254ページ)
GALLERY
現代ワルサー・ストーリー
モデルP38ストーリー
モデルPP&PPKストーリー
ワルサーストーリー
INDEX

床井雅美氏による銃器の紹介するシリーズものの一冊。これはワルサーについて。このシリーズのものは豊富なカラー写真と図版と詳しい解説がありがたい。
なんで私がこれだけ持ってるかというと、PPK/Sをガスガンで持ってたから。この系統の銃はほんとフォルムの美しさが抜群で大好きです。実銃を一度撃ってみたいですね〜
解説には各銃の紹介だけじゃなく、ワルサー社の略史も載ってて、これを読むとワルサー社の発展の経緯がなかなか面白いです。
19世紀末に設立されたこの会社は、当初は一般向けの(どういう需要があったのかしりませんが)セミ・オートマチックピストルを作ってたそうです。軍関連のはモーゼルとかの大手が独占してたから、食い込めなかったみたい。でも、第一次世界大戦でドイツが負けてベルサイユ条約で軍備の制限がかけられると、モーゼルとかは制限があったけど、一般向けの会社だったワルサーはそうした制限がなかったとか。そして、20年代から30年代にかけて成長し、ナチス時代に制式採用されたことでより大きな会社になりました。この一連の流れがうまくハマってて非常に面白いですね。
この時に採用されたのがPPとかPPKだそうです。ところで、この本で「党の制式ピストルに・・・採用された」ってあるけど、「党の制式ピストル」ってのは軍とか警察とかとは違うってことなのかな?
戦後はワルサー社のあったチューリンゲンのツェラ・メリスがソビエトの管理地区に入ってたので、社長のワルサーさんは西側へと逃げ、パテント所得とライセンス生産の開始、1950年代に入ってからの西ドイツ軍への制式採用という感じでなんとか立て直したみたいです。はじめのまんま、東ドイツに残ってたらどうなってたんでしょうね〜

ちなみにワルサー社の正式名称は意外と長い。創設者がカール・ヴァルター(ワルサー)って人だったので、「Carl Walther GmbH Sportwaffen」だそうです。

その他、ニュースなど。

揺れる独裁者 ベラルーシで下院選 反政権派容認どこまで 「欧米接近」模索する独裁者(MSN)
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080928/erp0809282113007-n1.htm
独裁者独裁者って繰り返しすぎだこの記事。わざとやってるだろ。

ボスニアの銀行強盗、持ち出したのは空の金庫
http://www.excite.co.jp/News/odd/E1222570985035.html
なんかのコントみたいだ。

ここ最近は、コサックスではなく、信長の野望・天翔記をやってます。しかもやってるといっても、自分でプレイするんじゃなくて「行方を見守る」モードにして、コンピューターに全部任せて成り行きを楽しむ、というのをやってます。だいたいは関西・九州地方の大名が全国統一することになります。意外と武田・北条・上杉ってのはあんま無いですね。たぶん、島津が一番多い。このゲームって、結局は人材がどれだけ集められるかが最重要ポイントなんで、そうなると中部・関西・九州・中国が有利となります。ゲームとしてはキャラクターゲームでもあるので、有名人とか歴史的に活躍した武将をキャラとして立たせるため強くするので、そういうのが多い地域に人材が集中します。北条・武田・上杉あたりはいい武将が多いのですが、勢力が拮抗するので、勢力拡大が難しくなってしまいます。東北はやはり人材不足で、多少いいのがいても、国力の弱さもあって、どこかの国が急速に飛び抜けて強くなることが無いので、まごついてるうちに統一勢力が攻め寄せてきて・・・と、歴史通りに進みます。
島津が優位なのは武将が粒揃いなのと、国が九州の南端にあるからというのもあります。武将をどれだけ集中して集めて戦争できるか、が重要なので、後背の領土が安全なのは圧倒的に有利なんです。だから、どっかの国が九州を統一すると、だいたい全国統一します。逆に北条氏が西には進めないので関東を北上し、東北を統一してから勢いよく西へ、というパターンもあり。意外なのは本願寺が活躍することが多いこと。統一したの見たこともあります。領地がばらけてても、かなり頑張れるようです。
時代ごとのシナリオがありますが、中期でやれば信長優位です。さすが主人公。最後の「関ヶ原の戦い」のシナリオでやれば、ほぼ確実に徳川側が勝ちます。
東北でやるとどこでもどの時代でもキツイです。この前、最北端の蛎崎でやったら、えらい大変でした。


参照サイト
ワルサー社
http://www.sinopa.ee/walther/
徳間書店
http://www.tokuma.jp/

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by xwablog | 2008-09-28 22:51 | 書庫