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12年振りの『近世の文化と日常生活』だったという話の記事
これは古い記事から移動。
本の紹介系のは少し考えて移さないと駄目かもしれない。

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2006年01月16日
12年振りの『近世の文化と日常生活』

歴史サイトのblogなのに全然歴史関連の話をしてないので、去年の年末買った本の話など。

年末とはいっても12月11日のことですが、日本の古本屋であることを確認していた本を神田神保町の小宮山書店まで行って買いました。

近世の文化と日常生活


『近世の文化と日常生活1 家とその住人 16世紀から18世紀まで』
(R.v.デュルメン)

はじめ読んだ時が出た時だから1993年で、その時はお金が無くて買えず、その後探したもののこの本は普通の本屋には売ってなかったので買えなかったままだったのでした。12年越しの本ですよ。探してた本が見つかるってのは、ホント嬉しいですね。

この本はドイツの近世を扱った本で、普通の歴史の本では登場しない、一般の人々の生活を紹介しています。全3巻の中で、この巻は特に村に住む一般家庭を「家」に焦点を合わせていくつもの事例を示しつつ、家という単位が最小単位として機能していたことなどを説明してくれます。
出産や育児に関して書かれた所では、当時のドイツでは乳児やそれに近い幼児は、家事や労働の邪魔にならないように、ギチギチに縛り上げて動けないようにしたことや、なるべく長く母乳で育てるのがいいと考えられていたこととかなど、面白い話が載ってます。
あと、今となっては牧歌的生活を礼賛されている大家族というものも、実際にはそれほど住みよいものではなく、住民の間での争いがいくつも知られているようです。
それと、16世紀後半と18世紀末の段階で建造物としての家にも変化が現れ、木造から石造に、平屋から高層化という変化が現れたといいます。しかも、農家ですら2階建てが当たり前になってきたそうです。なんとなく自分などは2階の方が良い部屋のような感覚がありますが、当時の建物では、上の階層は使用人とか間借り人が使用したそうです。そういや漫画の『エマ』の主人公エマも、はじめは上の階で暮らしてましたね。

ともかく、面白い本ですので是非一読。図書館に行けば見つかると思います。

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この記事に対して

まず大鴉さんからのコメントがありました。
『小公女』や若きキューリー夫人やロンドン時代のマルクスは屋根裏部屋に住んでいた、というコメント。あと、日本の一戸建てが二階建てになったのはどのあたりからか、という疑問。あと古代ローマでの事情は石造りの高層建築だったな、ということ。
Posted by 大鴉 at 2006年01月18日 23:57

次に蒸しパンさんのコメント
ヨーロッパの都市で、高い階から排泄物を窓からぶちまけてたのが、マイナスだということ。
あと、高校だと学年が上なほど上の階に教室があったので大変だったとか。
Posted by 蒸しぱん at 2006年01月19日 00:56

それに対する私の返コメント

>キューリー夫人・マルクス・小公女
あと『アルプスの少女ハイジ』も2階だったような気がします。
間借り人や使用人が、上り下りが大変な上にあてがわれた、というより、初めのうちは平屋だったものを改築・増築などで上にも住めるようにしたものから発展したので、結果的に上に住むことになったのかも。
日本の農家の2階建ては江戸時代において武士を農民が見下ろすことになるから、といって禁止されたそうです。だから、広まったのは明治以降ということになるんでしょうね。

>ローマ
1階部分がお店で、上に店主や家族、使用人たちが住む、というのは聞いたことがあります。でも、3階建て以上の場合、どうなるんでしょうね。

>学年があがると1階から2階、
うちの学校だと、逆に一年生が一番上にいかされました。3年が一番下に。たぶん、上り下りが大変だからそうなったんだと思います。
ホントに上の階は何をするにも疲れますからね。見晴らしはいいけど〜。

>汚物ぶちまけ
これ、よく言われますが、実態はどんな感じだったのか知りたいですね。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年01月19日 02:38

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さらに今回追記。
日本の一戸建ての二階が作られるようになったのは、もしかしたら、暖房・キッチンなどの火の関係のものが上手く処理できるようになってから、なのでは? 木造住宅で上の階があると、火とか使いづらいだろうし。あ、でも江戸時代の建築物、よく時代劇に出て来るような遊郭とかって二階建てだったな。

しかし、画像大き過ぎたか?
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by xwablog | 2006-01-16 03:04 | 書庫
まんがの森では下旬となってたよ。今月発売予定『萌えよ!戦車学校02式』
2006年01月12日
まんがの森では下旬となってたよ。今月発売予定『萌えよ!戦車学校02式』
田村尚也氏の分かりやすく極めてオーソドックスな記事に野上武志氏のカワイイ女の子たちの漫画を付け、軍事に疎い人間でも分かりやすく戦車のことを解説してくれた『萌えよ!戦車学校』ですが、今月の17日もしくは下旬あたりに続編が出ますね。同じコンビで。



萌えよ戦車学校1

前作『萌えよ!戦車学校』
田村尚也&野上武士。イカロス出版。





萌えよ戦車学校2

続編『萌えよ!戦車学校 02式』
田村尚也&野上武士。イカロス出版。

前作はとても良いもので、私めも買わせてもらいました。しかし、前作は発売当初から「戦車」と「女の子(あとニーソ)」の組み合わせは注目を集めていたらしく、売り切れ店続出で買うのに苦労しました。あっという間に再版かかったくらいですから、今度ははじめからたくさん刷ってくれるかと思いますが、買う人は気を抜かないように。

軍事+イラスト、という組み合わせで、最近『萌えわかり!自衛隊ビジュアルガイド』という『萌えよ戦車学校』に影響受けたかのような題名の本がありましたが、これに描いてる何人かのイラストレーターの中に藤田貴美氏がいたのには驚きました。『花と狼の帝国』も描いてたし、もしかして軍服とか好きなのか・・・。

このごろ、少し硬めの内容、とっつきにくい内容のものにカワイイ絵をつけて出すというのがよく見られるようになりました。本格的にやってる人にとっては失笑ものかもしれませんが、「興味を抱いている」程度の人にとっては取っつきやすくていいかもしれません。


ところで、去年の12月に池袋の本屋ジュンク堂へと行った時の話なんですが、次のようなことがありました。
戦車兵やら潜水艦乗りやらの回顧録の類いを見る為、2階のミリタリー関連のコーナーに行ったのですが、いくつかの本の内容を簡単に確認するためにパラパラと手早く見ていると、隣りにいた砂漠用迷彩服の上下を着た男がいきなりこう言ってきました。
「おい! 結構、風がくるよ!」

ギョギョギョギョギョ! もう、えらい吃驚しました。いや、言ってることは聞いた時にすぐ分かったんですよ。ペラペラ急いで本をめくってたから、風がおきて隣にいたその男にあたったんだろう、と。しかし、それについて、睨むような目をしながらあんなキツイ口調で文句を言い出すとは!
人間、相手の言ってることが理解できても、その内容があまりにも自分自身の常識とかけ離れていると、なかなか即座に対応できないものですね。
あー、吃驚した。基地外め。旗でも立ててろ。

Posted by 管理人・馬頭 at 03:17 |Comments(8) |TrackBack(0) | 軍事 , 本

この記事へのコメント
ニーソですねぇ。
絶対領域ですねぇ。

誰か「萌える!北ユーラシア史」とか出してくださいorz
Posted by 蒸しぱん at 2006年01月13日 03:01
おお! それなら『萌える!東欧史』とかも一緒にお願いします。
あと『講談社学習コミック アトムポケット人物館』で、ドミトリー・ドンスコイとかもやって欲しいなぁ。(どう考えても無理〜)
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年01月13日 04:12
>「萌える!北ユーラシア史」

極一部の人が「萌える」と思われ・・・・。
しかし北ユーラシアの「絶対領域」ってどこですか?

>『萌える!東欧史』

とりあえずヴラドあたりは別格でしょうか?
ボヘミアの伝説の女王とか・・・・。
Posted by 大鴉 at 2006年01月14日 18:54
> しかし北ユーラシアの「絶対領域」ってどこですか?

ひねって返せない(笑)

ツンデレの潮流に乗っかって、「冬はツンツン極寒だけど
夏は猛暑になって永久凍土がデレデレ溶ける」ツンデレ気候に
改称しますかorz

シベリアで萌え、というと「十兵衛ちゃん」の2期シリーズ、
「シベリア柳生」編とか。
Posted by 蒸しぱん at 2006年01月15日 13:28
>『萌える!東欧史』
だいたいここらへんのはどういった本になるっていうんだか予測不可能。『萌える』じゃなく『萌えよ』で、各時代ごとの登場人物を扱うって感じでしょうか。それならヴラドはもちろん、リブシェもアリですよ。

>北ユーラシア萌え
だれか、『ウラル・アルタイ学園にようこそ!』みたいな題名で学園漫画描いてくれたり、農奴萌えとか、『あふがにすたん』みたいな擬人化とか、「クチュ?イェル(クチュム・ハン攻め、イェルマーク受け)」とかやらないのか。

>絶対領域
調べてみてはじめて「絶対領域」の定義を知りましたが、その定義で行くと、地域での例としてはオビ川やバイカル湖、プトラン山地、民族や国家ならアヴァールとか柔然とかソグド人、シビル=ハン国、3ハン国、ハザール=ハン国、とかに該当するんじゃないかと考えてみました。

参考サイト
MAYURA LABO
http://mayura.jp/blog/
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年01月15日 22:25
ニーソってなんだ?どこかの革命家か?やっぱりラテン系で詩人だったりするのか?
Posted by 戦キチモーリー at 2006年01月18日 23:48
熱狂させる、という意味ではそれに近い存在だよ!
少数精鋭だしね!
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年01月19日 02:11
書き忘れてましたが、『萌えよ!戦車学校 02式』は2月上旬の発売だそうです。
イカロス出版の公式サイトに書いてありました。
http://www.ikaros.co.jp/
あ、でも、ビーケーワンの『萌えよ〜』の欄には2月下旬ってなってるんで、そこらへんはどうなるのか。
あとそこだと何故か02式じゃなく『萌えよ戦車学校B型』ってタイトルになってます。変更有るのか?
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年02月02日 01:40

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これ、いい感じで3巻まで現在出てます。

萌えよ!戦車学校III型
田村 尚也 (著)
野上 武志 (イラスト、漫画担当)




関連記事
「萌えよ!」のシリーズ化!? 今度は陸上自衛隊だ! 田村尚也&野上武士『萌えよ!陸自学校』
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by xwablog | 2006-01-12 03:12 | 書庫
親しき仲にも礼儀あり。『ロシア・エチケットへの旅』。という記事
2005年12月23日
親しき仲にも礼儀あり

ロシア・エチケットへの旅

『ロシア・エチケットへの旅 ロシアの人々と楽しく、気楽につきあうための7章』

(マルガリータ ボリーソヴナ冨田。東洋書店。)

今日、東洋書店の「ユーラシア・ブックレット」シリーズの中のひとつ、『ロシア・エチケットへの旅 ロシアの人々と楽しく、気楽につきあうための7章』を読みました。
先に『ロシア人・生まれてから死ぬまで』を読んだのですが、こちらも大変面白かったです。ロシア人のこと普通の人よりか少しは知ってるつもりでしたが、何も知らなかったと痛感しました。
いくつも印象的な話がありましたが、「たてまえ」について書かれてたのはちょっと意外でした。ロシア人にも建前ってものがあるのか、と。
ロシアの挨拶の中には「Приходите в гости お客においでください」とか「Заходите какнибудь いつか寄ってください」というのが使われるそうですが、これは丁寧な挨拶のひとつであって、実際に来いと言ってるわけではないとか。
人と親密に接し、客へのもてなしを力いっぱいする上に、あれだけ明け透けに言いたいことを言ってるように見えても、それでもやっぱり「建前」ってものはあるみたいですね。
ほかにもパーティーの時とかに招待された人が「何か持っていった方がいいですか?」と言って、「何も要りませんよ」と応えられても、それはやはり建前らしい。パーティーに手ぶらで行くというのはロシアでは考えられないことだそうです。
あー、でも、これらは「建前」というか、「言い回し」か。

あと、ロシアでは挨拶などであまり相手の健康のことを訊ねないそうです。日本だと「お元気ですか?」的な挨拶からはじまって互いの健康状態の話などをしたりしますが、ロシア人はしないとのこと。なんでなんだろ。

うー、今日はやっぱり寒い。新潟では停電となり、鹿児島ですら雪が降っているというのですから、関東は雪が降ってないだけマシですが。

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という記事だったのですが、どうでしょう。

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by xwablog | 2005-12-23 01:15 | 書庫