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カテゴリ:史劇( 225 )
ショボい超能力を持った大学生が不思議な古い一族の謎に巻き込まれる。岩明均『七夕の国』全4巻
ども。馬頭です。
昨日か今日に『アラトリステ』を観に行こうかと思っていたのですが、いろいろあって挫折。もういっその事、DVD出るのを待とうかと。『レッドクリフ』もどうしようかな。

それはともかく。
先ほど、これをまとめ読みしました。休み中にまとめ読みできたのあんまりなかったですね。これの他に『パンプキンシザーズ』『空談師』『信長』『機動旅団八福神』とかそんな程度。前半がコミケで丸々潰れたからなぁ。

七夕の国01_岩明均

『七夕の国』第1巻

(岩明均。小学館。ビッグコミックス。1997年。510円。207ページ)
「物に穴を開ける不思議な力を持つ、ナン丸こと南丸洋二は、自分の大学で超能力に関するサークルを主催していたが、茫洋とした人生には何の役にもたっていなかった。しかし、ある日同じ大学の丸神教授のゼミを訪れたことで、自分と丸神教授の先祖に関わる不可思議な事件に巻き込まれていく。行方不明の教授を追って、丸神の里を訪れた一行は、そこで謎の祭りを見ることになり・・・」

『ヒストリエ』『寄生獣』の岩明均氏が『スピリッツ』で連載した超能力・宇宙人ものの漫画。全四巻。
小さな穴しかあけられないショボい超能力者の青年が、不思議な力を持つ一族と代々住んでいた里に関わる事件に巻き込まれていきます。
岩明氏が好きな歴史話を絡めて話を作ってますが、そこらへんはメインじゃないです。話の方向性としては後半『寄生獣』に似てきてしまった感じで、終わり方も一応上手くまとめたけど、ちょっと解りにくかったし盛り上がりに少し欠ける感じでした。他のシリーズに比べるとちょっとパっとしませんが、これはこれでいいのでは。
一応、「完全版」というのでも出てます。

ちなみに『ヒストリエ』の最新5巻は、二月ころ発売のようです。あと『ヴィンランドサガ』の7巻もね。

参照サイト
小学館 コミック -ビッグコミックスピリッツ~SPINET-
http://spi-net.jp/

関連記事
エウメネスのはじめての戦い。パフラゴニア編完結。岩明均『ヒストリエ』第4巻
http://xwablog.exblog.jp/7280445
宇宙人とヴァイキングが手を組んでドラゴン退治!。映画「Outlander(アウトランダー)」が出来たとか
http://xwablog.exblog.jp/9140920
目録を狙う裏切り者からの逃避行と壮絶な戦い。伊藤悠『面影丸(おもかげまる)』
http://xwablog.exblog.jp/7913657
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by xwablog | 2009-01-04 00:27 | 史劇
細密な池上絵と重厚な工藤話の描き出す織田信長の生涯。池上遼一&工藤かずや『信長』全8巻
もう休みが終わっちゃいますね。もう3日は欲しかった馬頭です。

それはともかく。

信長第1巻_池上遼一

『信長』第1巻 黎明の巻

(池上遼一&工藤かずや。メディアファクトリー。MFコミックス。2003年。514円。209ページ)
「永禄三年(1560年)、上洛を目指す今川義元は尾張へと侵攻を開始する。圧倒的大軍を目の前にして、尾張の大名・織田信長は家臣たちの心配を他所に動こうとしなかった。しかし、待っていた好機到来の報せが彼に勝利への道を開くのだった。それは信長の長い覇道のはじまりでしかなく・・・」

かつて『ビッグコミックスペリオール』にて連載されていた信長の生涯を描いた作品『信長』。原作は工藤かずや氏、作画はあの池上遼一氏という豪華なタッグ。しかし、一応連載では完結したものの、その前後あたりに背景画像の著作権侵害があって(「物語の終末間近に『安土天守・障壁画の章』で安土城のカットが資料の無断使用に当たるとして問題と・・・」wikipediaより)、絶版と最終巻の未刊行ということになってしまったいわくの作品です。それがそこらへんを修正し、関係者を説得して出したのが、このメディアファクトリーから出た新装版となります。
織田信長を主人公にした作品は数有れど、その中でも一二を争うほどに、非常に面白い作品で、これは1987年から1990年に連載していたわけですが、当時子供だった私はこれを読んでかなり衝撃を受けた憶えがあります。何度も何度も読み返したし。
最終巻は新装版出た時に読んでたので四年ぶりくらいでしたが、7巻までの部分はえらい久々に読みました。10年振りくらい? でも、やはり面白かったです。

信長第8巻_池上遼一

『信長』第8巻 夢幻の巻

(池上遼一&工藤かずや。メディアファクトリー。MFコミックス。2004年。514円。217ページ)

原作の工藤かずや氏といえば、ついつい『パイナップルアーミー』やら、この前紹介した『望郷戦士』といったミリタリーものを思い浮かべてしまいますが、この人日本史も好きらしく、新撰組ものをやったり、『利休七哲』(作画/西崎泰正)や『武田二十四将』(作画/大島やすいち)といった戦国ものもやったりしてます。
桶狭間からはじまり、最後は本能寺で締める、まっとうな信長漫画です。けど、最後の「信長がその生涯を全うしていたならーー日本の近代がもう三百年早く訪れていたことは確実である!」は言い過ぎだろうて・・・

参照サイト
小学館コミック -ビッグスリーネット
http://big-3.jp/
メディアファクトリー
http://www.mediafactory.co.jp/
信長(漫画)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%A1%E9%95%B7_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)

関連記事
今川義元と太原雪斎が駿河の国を大きくしていく。宮下英樹『センゴク外伝 桶狭間戦記』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9850096
油売りから戦国大名に! だれもが知ってる下克上。本宮ひろ志『猛き黄金の国 道三』第1巻 法蓮坊
http://xwablog.exblog.jp/9761967
関東遠征の中でも、みんなしてわび数寄で大忙し。山田芳裕『へうげもの』第7巻
http://xwablog.exblog.jp/9374202
剣道少女が戦国時代の尾張へとタイムスリップ! 七海慎吾『戦國ストレイズ』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/9211753
今更『天翔記』やってますよ。コーエー定番シリーズ『信長の野望』将星録と天翔記のセット。
http://xwablog.exblog.jp/8765770
少年たちが内戦下の日本で東京を目指す。北崎拓&工藤かずや『望郷戦士 ティアフルソルジャー』全7巻
http://xwablog.exblog.jp/9917896
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by xwablog | 2009-01-03 06:50 | 史劇
去年終わりの新刊などなど。将国のアルタイル3巻、大奥4巻、聖痕のクェイサー6巻、新鬼武者2巻
初夢は首にフックをかけられる夢でした。あと、その展開からどういう風に繋がるのかわかりませんが、同時にやくざの組長の家にAKもって襲撃かける夢も見ました。各部屋に入る前に手榴弾投げ入れてくんです。

それはともかく。
そういや『将国のアルタイル』3巻出てました。

将国のアルタイル』第3巻

『将国のアルタイル』第3巻

(カトウコトノ。講談社。シリウスKC。2008年。533円)
「央海の北岸にある灯台の古都ポイニキアにやってきたマフムート。しかし、彼の動向はこの地の貴族たちに筒抜けで、晩餐に正体されてしまう。その後、評議会に呼ばれたマフムートだが、バルトラインの侵略に対する戦いに利用されてしまう。ここが失われれば祖国トルキエの不利となってしまうのだが・・・」

今度の舞台は、ビザンツ帝国のコンスタンティノープルがモデルの国。かつての大帝国の古都だけが残った国で、海上交易の要衝として栄えていますが、バルトライン帝国は服属を迫ります。一度も陥落したことのない城壁に囲まれ、強気の副市長は同盟国頼りで徹底抗戦してしまうのです。これに巻き込まれたマフムートも戦うことになってしまいます。
この巻でこの街の話は終わり。次はヴェネツィアがモデルの海洋国家、ヴェネディックが舞台です。



よしながふみ『大奥』第4巻

『大奥』第4巻

(よしながふみ。白泉社。ジェッツコミックス。2008年。619円)

男女逆転の時代劇の第4巻。相変わらず荒唐無稽かつ突拍子もない設定なのに、それがまったく違和感なく働いてます。史実とリンクして大きな波でグワーっと盛り上げていく技量には吃驚です。話は綱吉の時代までいきます。なかなかのくせ者である右衛門佐が登場。



聖痕のクェイサー06

『聖痕のクェイサー』第6巻

(吉野弘幸&佐藤健悦。秋田書店。チャンピオンレッドコミックス。2008年。552円。)
「神聖ローマ帝国の復活をもくろむタナー兄弟にはめられ、同士討ちを演じたサーシャたち。敵の意図に気づいた彼らだったが、しかし、六実やまふゆを人質にとられ、反撃ができないため追いつめられてしまい・・・・」

今度は神聖ローマ帝国を復活させようってヤツまで登場してしまいましたよ。もう、なんか楽しくてしょうがない漫画ですね。



大崎充『新鬼武者』第2巻

『新鬼武者』第2巻

(大崎充。カプコン。カプコンコミックス。2006年。762円)

最近では『グラメ!』が面白い大崎充氏がゲーム『新鬼武者』のコミカライズを担当した作品。結城秀康と女の柳生十兵衛が主人公。



参照サイト
秋田書店
http://www.akitashoten.co.jp/index2.html
白泉社 メロディ
http://www.hakusensha.co.jp/cgi-bin/mag/magazine.cgi?mode=magazine&magmode=mag09&day=now
少年シリウス
http://www.sirius.kodansha.co.jp/
カプコンCAPCOM
http://www.capcom.co.jp/

関連記事
鳳には勝利したものの、燈は連れ去られてしまい・・・。佐藤健悦&吉野弘幸『聖痕のクェイサー』第05巻
http://xwablog.exblog.jp/9107352
疫病の流行で社会が変わり女将軍が生まれる時がきた。よしながふみ『大奥』第3巻
http://xwablog.exblog.jp/7920601
今度の『鬼武者』は結城秀康が主人公。『DAWN OF DREAMS』、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7280551



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by xwablog | 2009-01-02 11:39 | 史劇
罪人の印を持つ天才軍師・孫臏の活躍を描く。星野浩字『臏 孫子異伝(びん そんしいでん)』第1巻
あけましておめでとうございます。2009年もよろしくお願いいたします。
そういや、この前、サイトのカウンタが66666になりましたね。相変わらずカウントのペースは一日20〜40程度ですが、もうちょっと記事を充実させて100を越えるようがんばりたいと思います。まあ、五年やって変わらずじまいなんでそうそうなるとは思いませんが、新年なんで大きい目標言ってみました。

元旦は部屋の掃除をと思っていますが、よく考えたら、冬休み中だからゴミ屋こないし、本とか雑誌とか処分できないですね。たまった漫画やら小説やらでも読むかな。そういや、冬休み中に『Pumpkin Scissors(パンプキンシザーズ)』を既刊全部読み直そうと思って買ってたんですが、なぜか最新の10巻だけがどこにも売ってなくて結局昨日は手に入らなかったです。品薄?

それはともかく、新年一発目はこんな漫画でも。
最近思います。やっぱ中国史は面白いなぁ、と。

臏 孫子異伝第1巻_星野浩宇

『臏 孫子異伝(びん そんしいでん)』第1巻

(星野浩字。集英社。ジャンプコミックスデラックス。2008年。514円)
「紀元前360年の中国東方の国・斉。ある日、荒廃した鯨漁の漁村にひとりの男が流れ着く。顔に入墨をし、膝の骨を抜かれるという罪人の印を持つ男・臏(びん)。無力なはずの不具者の臏は、村を襲い家族を殺した水賊に立ち向かおうとする子供たちに手助けを申し出るのだが・・・」

孫子、というと普通は呉の国で活躍し『孫子』を書いた孫武のことですが、もうひとり孫子と呼ばれた人がいまして、それがこの漫画の主人公で、孫子の子孫であるという紀元前四世紀の斉の国の軍師・孫臏(そんびん。そんぴん)のことです。「臏」とは、身体刑のひとつで、足を切ってしまう刑罰のことだそうです。漫画の中では脚の膝を駄目にするだけで、補助器具をつかって立ち上がれます。さすがに脚の無い主人公はウケないと思ったのでしょうか・・・。
彼には「鯨」という刑罰のせいで顔に入墨も入ってるのですが、当時の混乱する中国では徹底した能力主義がこんな臏の仕官への道を開きます。斉の国に雇われてからの活躍を描きますが、なんか1巻から北の騎馬民族「狄」がやってきて大変なことになりそうです。その狄の側の少女がヒロイン?
少年漫画的な作品でとても楽しめました。2巻がそろそろ出るはずですよ。

ちなみにここで第一話の試し読みが出来ます。
http://www.s-manga.net/comics/om_sj_jcd_bin.html

あー、脚といえば、昨日コケた時にぶつけた脚がまだ痛いです。メガネは直しましたが。
なんか、メガネは今付けてるのひとつしかまともなの持ってないのですが、予備にもうひとつ買おうかと思ったものの、昨日はお金が足りなくて買えずじまい。次の給料日までまって買おうかな。

参照サイト
スーパージャンプ
http://sj.shueisha.co.jp/
孫ピン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E3%83%94%E3%83%B3

関連記事
呉国にやってきた孫武が登用されるまでの話。ももなり高『孫子』第1巻 孫武の巻
http://xwablog.exblog.jp/10103428/
いつも劉備の敵役にされていた曹操を主人公にした漫画。大西巷一『曹操孟徳正伝』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/10006115
墨家の男が城を守りにやってきた。ジェイコブ・チャン監督『墨攻』映画版。残念ながらのガッカリ映画
http://xwablog.exblog.jp/9677486
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by xwablog | 2009-01-01 00:53 | 史劇
呉国にやってきた孫武が登用されるまでの話。ももなり高『孫子』第1巻 孫武の巻
ども。早く寝たい馬頭です。
今日は大日本漫画祭りことコミケの一日目ですね。当然ながら行きたかったのですが、現在原稿やってます。まだやってんのか。
いやー、昨日帰宅してからずっと書いてたんですが、まだ結構ありますよ。最後の方がいろいろな意味で大変です。
今頃有明の会場は楽しいことになってんだろうなぁ・・・・・・・これ書いたら、少し休もう。

それはともかく。

ももなり高『孫子』第1巻 孫武の巻

『孫子』第1巻 孫武の巻

(ももなり高。世界文化社。ロマンコミックス。2006年。838円。240ページ)
「前6世紀の中国。春秋時代の混乱の中、長江下流にある国・呉は隣国・楚と長い戦いを繰返していた。そんな中、呉に2人の人物がやってくる。一人は楚を追われた亡命者・伍子胥。もう一人は、中国北東にある斉という国から来た青年・孫武。自分の軍事的才能を自負する孫武は、自分を冷遇する祖国を捨て、呉にその使い道を求めていた。そして、ついに呉楚の戦いがはじまり、時が来たと確信する。そんな中、孫武はすでに厚遇されている伍子胥と知遇を得るのだが・・・」

中国の兵法書で武経七書のひとつ『孫子』の作者・孫武の生涯を描く歴史漫画。
自分の才能に自信はあるものの、まだ勝ったこともない人間の兵法書なので相手にされない孫武。彼は祖国・斉を捨て、まだ荒々しさの残る水郷の国・呉へときて、自分の才能を売り込んでいきます。
なんか凄い兵法書書いた人なんで、もっと冷静なキャラでいくのかと思ったら、結構熱い人です。話の過程で、古代中国の当時の事情や、故事の由来などを紹介してくれます。
絵も上手く、話も史実に沿ってやってますが、一部フィクションを加えて面白い読み物にしてます。
今のところ、2巻『孫武の巻』までは出てるみたいです。

作者のももなり高氏はいつもはヤクザ実録もの?らしきものを原作付きで描いてる人みたいですがこれの他にも『孔子』っていうのも描いてます。

孫子といえば、孫子の子孫といわれる孫臏(そんぴん)が主人公の『臏  孫子異伝』(星野浩字著)というのも最近出てますね。『スーパージャンプ』で連載だったかな。

参照サイト
世界文化社
http://www.sekaibunka.com/
孫武(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E6%AD%A6
孫子(書物)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E5%AD%90_(%E6%9B%B8%E7%89%A9)
孫臏(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E3%83%94%E3%83%B3

関連記事
大将軍になることを夢みる少年の戦いと成長。原泰久『キングダム(KINGDOM)』現在12巻まで
http://xwablog.exblog.jp/10076351/
ぐいぐい引き込む漫画力。呪術的観点からの『三国志』という驚異。大西巷一『女?(じょか)JOKER』
http://xwablog.exblog.jp/7720530
いつも劉備の敵役にされていた曹操を主人公にした漫画。大西巷一『曹操孟徳正伝』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/10006115
墨家の男が城を守りにやってきた。ジェイコブ・チャン監督『墨攻』映画版。残念ながらのガッカリ映画
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by xwablog | 2008-12-28 13:26 | 史劇
パラレルな19世紀末。アクマとエクソシストの戦いを描く。星野桂『D.Gray-man(ディーグレイマン)』第1巻
D.Gray-manディーグレイマン第1巻

『D.Gray-man(ディーグレイマン)』第1巻

(星野桂。集英社。ジャンプコミックス。2004年。390円)
「女警官のモアは不審な廃教会の中で不思議な少年アレンに出会う。同僚が殺されアレンの監視をかねて自宅謹慎にさせられたモアだが、彼らの目の前で亡くなった姉の夫マルクが不気味な化け物へと変化するのだった・・・」

『週刊少年ジャンプ』で連載中で、一冊あたり50万部以上売れてる、アクマとエクソシストの戦いを描いた大人気漫画。アニメ化もされています。
舞台は「仮想19世紀末、そこは蒸気に紛れ、奇怪な事件が起こり始めていた」ではじまるスチームパンク的パラレル世界で、その世界のエクソシストたちの活躍を描きます。エクソシストたちは黒の教団という組織に属していて、イノセンスという超兵器を体内に持っていて、超常の力を使って「アクマ」と名付けられた兵器と戦います。人の情念を糧にするアクマははるか昔から生きている千年伯爵という人物によって生み出され、エクソシストたちを狙います。エクソシストのアレンは、師匠のクロス元帥から黒の教団に行ってエクソシストになるようにいわれ、そこで仲間たちと出会い、彼らとともにアクマたち、そして人間でありながら千年伯爵に協力するノアの一族と戦います。

4巻からはじまる「孤城の吸血鬼」編では吸血鬼型のイノセンスを持つエクソシスト、アレイスター・クロウリーが登場します。あのアレイスター・クロウリーから名前とったんでしょうが、そのクロウリーと一緒に城に住んでたのがエリアーデって女のアクマでして、これもたぶんエリアーデ・ミルチャからとったんでしょうね。

参照サイト
ジャンプ 集英社
http://jump.shueisha.co.jp/home.html

関連記事
バルカンで核が使われるとかいう状況がピンとこないけど、ネタにしてる作品を最近ふたつ見た。
http://xwablog.exblog.jp/7990421
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by xwablog | 2008-12-23 05:45 | 史劇
大将軍になることを夢みる少年の戦いと成長。原泰久『キングダム(KINGDOM)』現在12巻まで
web拍手レス
>古代中国が舞台なら漢字中心のタイトルになりそうなものですが・・・・敢えてこういうタイトル
>にしたのは色々考えがあってのことでしょうね。表紙の、くびれた(?)型の剣大好きです。中国
>でも使われていたのでしょうか。
英語タイトルはあえて目立つために? 中国ものなのに英語タイトルというのでは、『ランペイジ』ってものありますよ。黄巾の乱がネタになってるやつです。
表紙のくびれてる剣って実際にあったんでしょうかね? かっこいいけど折れ易そうな。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いやはや。馬頭です。
唐突に熱が出て風邪っぽくなったのですが、少し回復しました。この時期にそりゃないよ。
同人誌作業の方はまだやってますが、ほぼ無理っぽい感じです。まあ、いつも通りなんですが! ギリギリまでやってみます。

それはともかく。

キングダム(KINGDOM)第1巻_原泰久

『キングダム(KINGDOM)』第1巻 無名の少年

(原泰久。集英社。ヤングジャンプコミックス。2006年。505円)
「古代中国、春秋戦国時代。中国西部の国・秦の小さな村で奴隷のような扱いを受けながらも、いつか大将軍に出世することを夢見、剣の訓練に性を出す孤児の少年・信(しん)と漂(ひょう)。ある日、通りかかった身分の高い男・昌文君(しょうぶんくん)によって漂は見出され、都へと登っていく。友の出世を祈る信だったが、都で政変があった時、漂は瀕死の重傷を負って村へと戻ってきて・・・」

古代中国を統一し、初の帝国を建設した秦で活躍した人々の物語。『週刊ヤングジャンプ』にて連載中です。
孤児として厳しい生活を強いられている少年たちが、「大将軍になる」という夢に希望をかけ、剣の力で出世しようと剣術の訓練をしているのを、都で秦王に仕える昌文君という男に見られ、漂が秦の王子・贏政(えいせい)に瓜二つだということで彼を贏政の身代わりとするため連れていきます。しかし、贏政は弟のクーデターによって追いやられ、影武者の漂は重傷を負ってしまい、死亡してしまいます。信は漂の代わりに待ち合わせ場所に向かい、漂が身がわりとなった王子・贏政と出会うことになります。こうして秦王室の権力闘争に巻き込まれた信は、その超絶の身体能力によって難局を乗り切っていき、贏政の復位を手伝うことになるのです。
秦の始皇帝(=贏政)と李信将軍の少年時代を描く成長物語。現在12巻まで出ています。

キングダム(KINGDOM)第12巻_原泰久

『キングダム(KINGDOM)』第12巻 飛矢

(原泰久。集英社。ヤングジャンプコミックス。2008年。514円)

12巻では秦国に侵攻した趙軍と王騎将軍率いる秦軍の壮絶な戦いが描かれます。過去の虐殺のため秦をひどく恨む趙軍が恐るべき敵となって襲いかかりますが、信率いるたった100人の特別部隊・飛信隊が敵将の首を狙って活躍します。


参照サイト
ヤングジャンプ
http://yj.shueisha.co.jp/
李信(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E4%BF%A1
秦王政(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%A6%E7%8E%8B%E6%94%BF

関連記事
墨家の男が城を守りにやってきた。ジェイコブ・チャン監督『墨攻』映画版。残念ながらのガッカリ映画
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中国の国名の漢字の意味を調べてみた。だいたいが「大きい」の意。
http://xwablog.exblog.jp/7577887
ぐいぐい引き込む漫画力。呪術的観点からの『三国志』という驚異。大西巷一『女?(じょか)JOKER』
http://xwablog.exblog.jp/7720530
いつも劉備の敵役にされていた曹操を主人公にした漫画。大西巷一『曹操孟徳正伝』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/10006115
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by xwablog | 2008-12-22 01:30 | 史劇
新連載「悪霊(シュトヘル)」開始。あと「のぼうの城」がイイ。『ビッグコミックスピリッツ』2009年4-5号
ビッグコミックスピリッツ』2009年4-5号

『ビッグコミックスピリッツ』2009年4-5号
(小学館。2008円。310円。)
新連載・伊藤悠「悪霊(シュトヘル)」
(のりつけ雅春「上京アフロ田中」、黒丸&夏原武「新クロサギ」、玉井雪雄「かもめ☆チャンス」、高橋のぼる「土竜の唄」、花咲アキラ&和田竜「のぼうの城」、せきやてつじ「バンビ~ノ!」、中原裕「ラストイニング」、細野不二彦「電波の城」、曽田正人「MOON-昴 ソリチュードスタンディング」、原克玄「みんな生きている」、真鍋昌平「闇金ウラジマくん」、一色登希彦「日本沈没」、浅野いにお「おやすみプンプン」、三上龍哉「鬼龍院冴子探偵事務所」、草場道輝「LOST MAN」、藤沢とおる「遠い星から来たALICE」、吉田戦車「スポーツポン」、小田扉「団地ともお」、長尾謙一郎「ギャラクシー銀座」、山田玲司「ココナッツピリオド」、松本太洋&永福一成「竹光侍」、ホイチョイ・プロ「気まぐれコンセプト」、中崎タツヤ「じみへん」)

『スピリッツ』で伊藤悠氏の新連載がはじまりましたね。1200年代の東ユーラシア・西夏が舞台という話。ここで「悪霊(シュトヘル)」と恐れられる女戦士の体に入ってしまった現代の高校生・須藤の話。いやー、楽しみですね。

あと、今回久々に読んでみて、あの『美味しんぼ』の花咲アキラ氏が和田竜氏原作で「のぼうの城」という戦国時代ものの漫画描いてるのには驚きました。しかも、主人公が成田長親というから驚きです。「のぼう」と侮られる忍城の城主・成田長親が、石田三成率いる豊臣軍と戦う話。おおお〜。なんか面白いぞ。
もしかして、マイナー武将を主人公にするのが流行ってるのか? 『信長の野望』で結構北条氏でやってましたが、この武将はいまいち印象に無いですね。成田氏長の従兄弟だそうです。

参照サイト
ビッグコミックスピリッツ
http://spi-net.jp/
成田長親(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E7%94%B0%E9%95%B7%E8%A6%AA

関連記事
マイナー武将・仙石秀久が主人公。戦国時代の真実の姿を描く! 宮下英樹『センゴク』第1巻
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関東遠征の中でも、みんなしてわび数寄で大忙し。山田芳裕『へうげもの』第7巻
http://xwablog.exblog.jp/9374202
西夏国滅亡が迫る中、悪霊と呼ばれた女戦士が蘇る・・・。伊藤悠『シュトヘル(悪霊)』第1巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-6.html
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by xwablog | 2008-12-21 01:54 | 史劇
人気ゲームのコミカライズ作品。大崎充『新鬼武者』第1巻
新鬼武者01大崎充

『新鬼武者』第1巻

(大崎充。カプコン。2005年。800円)

カプコンの人気ゲームシリーズ『鬼武者』の新しいバージョン『新鬼武者』のコミカライズ。作画担当は大崎充氏。最近だと『グ・ラ・メ!』という首相官邸の料理人の話が凄い面白いですね。
この新鬼武者の主人公は、結城康秀と柳生十兵衛(女)です。

参照サイト
カプコンCAPCOM
http://www.capcom.co.jp/

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鳳には勝利したものの、燈は連れ去られてしまい・・・。佐藤健悦&吉野弘幸『聖痕のクェイサー』第05巻
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疫病の流行で社会が変わり女将軍が生まれる時がきた。よしながふみ『大奥』第3巻
http://xwablog.exblog.jp/7920601
今度の『鬼武者』は結城秀康が主人公。『DAWN OF DREAMS』、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7280551
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by xwablog | 2008-12-19 01:51 | 史劇
ドン・ペドロの活躍がまだまだ見れた! 青池保子『アルカサル -王城- 外伝』第1巻
どうやら砦.comが何か問題なようで、画像がUPできません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どうもどうも。馬頭です。
小さい頃、頭の悪い子供だった私は、将来自分が何になるかなんて想像もつかないどころかどうしようとも思わなかったのですが、よもや、頭の悪い子供がそのまま頭の悪い大人になるだなんてのは、あまりにもあまりな未来でしたね。このたびは御愁傷様です。

それはともかく。

アルカサル_王城_外伝第1巻_青池保子

『アルカサル -王城- 外伝』第1巻

(青池保子。秋田書店。プリンセスコミックス。2008年。400円。200ページ)
「14世紀の英国。カスティリアの王女コンスタンシアは、エドワード黒太子の弟ランカスター公ジョンの二人目の妻となっていた。父ドン・ペドロは暗殺され、祖国への帰還を夫ジョンのカスティリア王即位に賭け、不遇な境遇にもかかわらず、気丈に生きるのだった。しかし、この時代の英国はワットタイラーの乱など混乱を極めていて・・・」

青池保子氏の描く中世スペイン史漫画『アルカサル 王城』のシリーズの外伝となります。本編は全13巻ということで主人公・ペドロ残酷王の死後まで描ききりましたが、この外伝では、本編で描かれなかった周辺の話などを収録しています。掲載雑誌は『別冊プリンセス』『プリンセスGOLD』。
三本の話が収録されていますが、「公爵夫人の記」は、ドン・ペドロの娘で政略結婚でランカスター公ジョンに嫁いだカスティリア王女コンスタンシアの話。「天使の飛翔」は、ドン・ペドロが狩りの時に雨やどりのために訪ねた地方領主の館で女性と出会う話。「地の果てへの道」は、巡礼地として名高いサンチアゴ・デ・コンポステラへの巡礼の話と絡めて密使を送るナバラとアラゴンの陰謀を描く話。
前に紹介した『リチャード二世』でも、このコンスタンシア(コンスタンス)のことは言及されてますね(登場はしませんが)。彼女と結婚したランカスター公ジョン(ジョン・オブ・ゴーント)がスペインの王位を狙いますが、国内の騒乱や外国との戦争のせいで、15年もかかってやっと遠征することになります。ちなみにこの遠征は失敗し、ジョンもコンスタンシアもイギリスに戻ることになります。『リチャード2世』では描かれなかったワットタイラーの乱の詳しい経緯、カスティーリャ遠征までの紆余曲折なども面白いです。
ちなみに、この「公爵夫人の記」では、語り部役としてジェフリー・チョーサーが登場。『ロックユー』で追いはぎに真っ裸にされたあの人ですよ。ランカスター公ジョンは、チョーサーの保護者だったんです。チョーサーの妻フィリッパはコンスタンシアの侍女になるのですが、そのフィリッパの妹は、ランカスター公ジョンの愛人でのちに三人目の妻となるキャサリンという関係でもあります。ここらへんの関係も物語で描かれます。
「天使(アンヘル)の飛翔」は中世説話を元ネタにした作品。ドン・ペドロと純真な女性の悲恋。
そして「地の果てへの道」は、青池保子氏の別の作品『修道士ファルコ』の主人公ファルコが登場するという美味しい作品です。冒険活劇的内容。

外伝、ということですが、第1巻となっているので、まだもう少し『アルカサル』を見ることができそうですね。


参照サイト
LANDHAUS(青池保子公式)
http://www.aoikeyasuko.com/
秋田書店
http://www.akitashoten.co.jp/index2.html
ペドロ1世(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%89%E3%83%AD1%E4%B8%96_(%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%A3%E7%8E%8B)
ジョン・オブ・ゴーント(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%88

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by xwablog | 2008-12-16 02:40 | 史劇