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カテゴリ:史劇( 225 )
オランダの支配する台湾を舞台に日本人が活躍する。安彦良和『麗島夢譚(うるわしじまゆめものがたり』1巻
昨日は『龍骨』の補足本「碧瑠璃」「紅琥珀」の注文をしてきました。結局、せっかく買ったけど『ホビージャパン』も『電撃黒マ王』も必要なかったなぁ。
本が届くのは3月だそうです。

それはともかく。

麗島夢譚(うるわしじまゆめものがたり)第1巻_安彦良和

『麗島夢譚(うるわしじまゆめものがたり)』第1巻

(安彦良和。徳間書店。リュウコミックス。2009年。571円)
「1639年、南海を航行するオランダ船に秘かに近づき襲撃する海賊船があった。そこで彼らを率いる松浦藩主の息子・伊織は、囚われの身の異国人と一人の日本人と出会う。伊織はその日本人・シローがあの島原の乱で死んだはずの反乱軍首魁・天草四郎ではないかと素性を問うのだが・・・」

安彦良和先生の歴史ものの最新作。『ガンダム』の方をあんなに描いていてなお、これだけの作品も同時に描けてしまうというそのバイタリティに驚きますね。ほんと。
今度の歴史ものは、台湾を中心とした不穏な状況の東アジアの海洋が舞台のようで、タイトルにある「麗島」とは当時この地を占領していたオランダ人たちが「麗わしの島(フォルモサ)」と呼んだ台湾のこと。
神懸かり的な(そして人の話を聞かない男)シローこと天草四郎と、彼をマカオへと逃がそうとする謎の白人ミカ・アンジェロ、そして彼らと関わりはじめてしまった松浦藩主・宗陽隆信の息子・伊織が出会い、オランダの勢力が優勢なこの海域を抜け、スペインの勢力圏へ行こうとします。伊織はゼーランジャ城に捕まってしまいますが、それをミカが助けて・・・
彼らの他にも、流浪の身の上の剣豪・宮本武蔵や、肥後から派遣されてきた渋川右京亮も登場。そしてなにより、ミカ・アンジェロが実は三浦按針の息子(領地を継いだジョゼフ?)で徳川幕府の隠密(外人忍者!)だったりと、当時の日本の著名人とかも引っ張り込んで、なかなかややこしい状況を作り上げています。これ、どう始末つける気なのが凄く楽しみですね。

連載は『comicリュウ』。連載当時はとびとびの連載だったりしましたが、最近は調子良く掲載してます。

そういや、この前、『リュウ』『解剖医ハンター』という連載がはじまったって言いましたが、あれ、前後編の二回で終わってしまいましたね。なんだ残念。けど、面白かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ついでに。
最新号の『ビッグコミックスピリッツ』も見ました。『シュトヘル(悪霊)』の第三回。ウィソ(すずめ)と呼ばれる少女の兵士が陥落する砦で果敢に戦うシーン。このウィソがどうにかなって恐れられる「シュトヘル」となるのでしょうか?
ちなみに登場する人名についてはむとうさんのところで、コレじゃないか、というようなことを書いてます。


参照サイト
コミックリュウ
http://comicryu.com/top.html

関連記事
戦国時代の貿易を通してみる日本史。武光誠『海外貿易から読む戦国時代』。けど、ちょっと断定的過ぎ。
http://xwablog.exblog.jp/8718748
海賊が戦車強奪、フィンランド銃乱射、パキスタンでの戦闘、小さなガンジーなど最近のニュース。081003
http://xwablog.exblog.jp/9620941
お家再興をするために逆玉狙いの嫁探し珍道中。田中ほさな『乱飛乱外(らっぴらんがい)』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/7700851
江戸時代におけるイギリスのイメージの変遷。T・スクリーチ『江戸の英吉利熱 ロンドン橋とロンドン時計』
http://xwablog.exblog.jp/8721490
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by xwablog | 2009-01-22 21:25 | 史劇
11世紀の天文学者にして詩人、オマル・ハイヤームの生涯を描く。映画『ロスト・キングダム スルタンの暦』
最近、レンタル屋で借りようと思ってるDVDに、第2次世界大戦中にナチスによってポーランドの古城から復活させられたガーゴイルが戦闘機と戦う『ガーゴイル・トゥルーパーズ』というのと、イラク駐留中の米軍が古代遺跡から復活したマンティコアと戦う『マンティコア vs U.S.A.』というのがあって、どっちにしようか迷ったけど、こんなの見つけてしまったので、こちらを借りてみました。

ロスト・キングダム スルタンの暦

『ロスト・キングダム スルタンの暦』

(アメリカ映画。ジェネオン エンタテインメント。ゼイリブ。監督/カイバン・マサイーク。出演/ブルーノ・ラストラ、ラデ・シェルベッジア、モーリッツ・ブライブトロイ、 C・トーマス・ハウエルほか。2005年。81分。3990円)
「現代のアメリカ・テキサスに生きる少年カムランは、イランの伝承を伝える一族の末裔であり、重篤の兄ナデルの見舞いに行くたびに、自らの先達たるペルシアの学者オマル・ハイヤームについて尋ねるのだった。11世紀に生まれた少年オマルは、12歳で父を亡くし、高名な学者の弟子となり研鑽を重ねる。しかし、青年になった頃、隣家の奴隷で親しくしていた少女ダリヤが遠方へと売られてしまい・・・」

グレゴリウス暦より正確なジャラーリー暦を作った11世紀のペルシアの数学者・天文学者で、『ルバイヤート』を詠った詩人としても知られる、オマル・ハイヤームの映画です。原題は『THE KEEPER: THE LEGEND OF OMAR KHAYYAM』。
映画の中では、話が二つ交互に進行する形で、セルジューク朝時代のペルシア、ニーシャープールに生まれ(ちなみにマリクシャーはイスファハンに遷都してるので、舞台はイスファハンのはず)、マリク・シャーのもとで天文学者として活躍したオマル・ハイヤーム(ウマル・ハイヤーム)の生涯についての物語と、現代に生きる少年の自分の由来に関しての探求の物語が描かれていきます。
まさかこんな映画があるとは驚きですが、この日本語版のタイトルつけた人は、もうちょっと考えてタイトルつけるべきでした(笑) 。はじめ、ファンタジーものかと思ったほどです。
現代編と中世編が交互に語られていくのですが、現代編では少年カムランが自分のルーツと「ルバイヤート」を求めてイギリスに、そして祖父のいるイランへと行きます。中世編ではオマルの成長、彼の子供のころからの友人、奴隷の少女ダリアと、戦士階級の家系に生まれた少年ハサンたちとの友情と恋愛の話、マリク・シャーに仕えてからの出世、その業績などが語られ、友人ハサンとマリクシャーの対立、失われた初恋の奴隷娘ダリヤとの再会が話を盛り上げていきます。いや、盛り上げてって言うけど、実はそんなに盛り上がりはしません。しょうがない。だって天文学者の生涯と少年の旅行じゃーな(笑)
ちなみに11世紀のペルシアでの場面は、全部英語で話しています。

今回映画のこと調べてて知ったことで面白かったことがいくつかあります。
『ルバイヤート』の語源についてで、古代アラビア語の「ルバイ」は「4」の意味があるそうで、11世紀のペルシア詩人にとって「ルバーイイ」は四行詩のことを指すようになったとか。
「ハイヤーム」が「天幕造り」の意味で、オマルの父親が天幕職人だったんじゃないかということ。
オマル・ハイヤームの伝承で、彼の学友に宰相となったニザーム・アル・ムルクと、暗殺教団の創始者ハサニ・サッバーフがいるという話があるということ。物語の中でも友人ハサンは反マリク・シャーの頭領として台頭していくという風に登場しますが、ニザーム・アル・ムルクは最初から老人の宰相としてマリク・シャーに仕えています。
当時の社会では高名な学者の元で学んだ人物たちは誰もが栄誉を得ると信じられてたとか。
あと、中世の美麗な『ルバイヤート』の写本があったけど、タイタニック号とともに沈んだとか。

まあ、ともかく、こういう映画なんてのもあるんですよ、ということで。

参照サイト
ロスト・キングダム/スルタンの暦<未>(2005)(allcinema)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=332954
ウマル・ハイヤーム
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%
83%BB%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%A0
マリク・シャー(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%AF
%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC

関連記事
ファンタジーの源流たる叙事詩をCGを駆使し映画化。ロバート・ゼメキス監督『ベオウルフ 呪われし勇者』
http://xwablog.exblog.jp/10220366/
ポーランド建国の物語を映画化した作品。ミハウ・ジェブロフスキー主演『レジェンド 伝説の勇者』
http://xwablog.exblog.jp/9872832
イブン・ファドランの北方旅行を元にした冒険小説。マイケル・クライトン『北人伝説(ほくじんでんせつ)』
http://xwablog.exblog.jp/7598791
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by xwablog | 2009-01-21 01:26 | 史劇
「純潔のマリア」二話目はインキュバスを作っちゃいますよ。『good!アフタヌーン』#02
今日は無駄足だわ小学生に馬鹿にされるわで散々なことばかりでした。帰りに『麗島夢譚』買ってきましたがすぐには読めず。これから読みます。

それはともかく。

good!アフタヌーン』♯02

『good!アフタヌーン』♯02

(講談社。2009年。680円)
表紙・巻頭カラー・高橋ツトム「地雷震 diablo」
石川雅之「純潔のマリア」
虎哉孝征「カラミティヘッド」
太田モアレ「鉄風」
藤島康介「パラダイスレジデンス」
吉田基己「夏の前日」
新連載・深山和香「ロケットスターター」
都築和彦「やまとものがたり」
ほか。

隔月刊の『good!アフタヌーン』の2号が発売されてました。
今回の「純潔のマリア」は、夢魔アルテミスをやって英国側の指揮官たちを骨抜きにする作戦だったのに、英軍内で同性愛がはやってて困ったことに。マリアがふくろうをもとにインキュバスを作ろうとするのですが・・・というお話。まだ正確な年代とかわかりませんが、最後までわかないままかな?
「エフェソスのエニグマ」って呼んでる本てなんでしょね。エフェソスといえば、アルテミス信仰の一大拠点。エフェソス公会議の時でもまだ住民は聖母マリア信仰の下層でアルテミスを崇めてたともいうし、そこらへん関係かな。
ブールジュはフランスのど真ん中あたりの都市。オルレアンのちょい南あたりか。「ブールジュの王に・・」って台詞があるので、これで少し時代を特定できるかも? 百年戦争関連の本探すのめんどいので確認はまた今度。
フクロウに名付けられた名前「プリアポス」もギリシャ神話の神名ね。小アジアのミューシアの神。パーン神に比定される豊穣神。男性の性的な力の神としても崇拝されたそうで、そっからこの名前をとったんでしょうね。



ギリシア神話(新装版)フェリックス・ギラン

『ギリシア神話』(新装版)

(フェリックス・ギラン。中島健/訳。青土社。1991年。1800円。324ページ)

これ、今回ちょっと見ててはじめて気づいたんですが、原著の初版は1930年ですね。そういう本だったのか。



『good!アフタヌーン』は新連載もたくさんはじまって充実してきましたね。「ハルシオン・ランチ」は今回落としてましたが。
虎哉孝征氏の「カラミティヘッド」は今後楽しみ。注目してた太田モアレ氏の「鉄風」はなんか燃える展開に。都築和彦氏の「やまとものがたり」は古代日本ものであの絵柄なので、合うかな〜、とおもってましたが結構面白いです。深山和香氏の「ロケットスターター」はたしか元は同人誌でやってたやつでしたか?


参照サイト
good!アフタヌーン
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/13872
編集チーフの真夜中の事情
http://good-afternoon.weblogs.jp/blog/

関連記事
石川雅之の新作「純潔のマリア」が連載開始。中世フランスが舞台。 『good!アフタヌーン』が創刊。
http://xwablog.exblog.jp/9838239
中世フランスが舞台の『純潔のマリア』も連載されます。2008年11月に『good!アフタヌーン』創刊予定
http://xwablog.exblog.jp/9367570
時は幕末、不穏な京都の街中で新撰組を密かに襲い続ける男がいた。石川雅之『人斬り龍馬』
http://xwablog.exblog.jp/7635723
森薫氏が描く19世紀のカフカスが舞台の新作登場。『fellows!(フェローズ!)』2008年10月号(創刊号)
http://xwablog.exblog.jp/9671068
中世フランスが舞台の『純潔のマリア』も連載されます。2008年11月に『good!アフタヌーン』創刊予定
http://xwablog.exblog.jp/9367570
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by xwablog | 2009-01-20 00:26 | 史劇
ファンタジーの源流たる叙事詩をCGを駆使し映画化。ロバート・ゼメキス監督『ベオウルフ 呪われし勇者』
ウチにNTTの人が来て、今度、住んでるアパート全体で光回線の工事をして、それに入ると今よりだいたい1500円くらいは安くなるという話を説明しにきてくれたんですが、電話線のところを工事しないといけないということで、やって欲しいけど、部屋に見知らぬ人を入れるには、あまりにも汚い状態すぎて、結局お断りしました。あー、年間一万五千円くらい安くなるんじゃないか? となると、部屋の片付けをなんとかするべきなんだけどなぁ。

それはともかく。



『ベオウルフ 呪われし勇者』

(アメリカ映画。監督/ロバート・ゼメキス。2007年。パラマウント、ワーナー。出演/レイ・ウィンストン、アンソニー・ホプキンス、アンジェリーナ・ジョリー、クリスピン・グローヴァー、ロビン・ライト・ペン、ジョン・マルコヴィッチ、ブレンダン・グリーソン。115分。廉価版1500円。)
「507年、デンマークの竜退治の勇者・フロースガール王は連日自らの宮殿・ヘロット宮で宴会を開いていた。しかし、その宴会は人の倍もある身の丈の化物・グレンデルによって襲撃され、人々は虐殺されてしまう。この怪物を退治する者を求めたところ、遠くイェアート(スウェーデン南部)から勇者として知られるベオウルフが部下を連れてやってきて・・・」

古英語の叙事詩『ベオウルフ』をSFXを駆使して映像化した作品。監督は『インディペンデンスデイ』や『デイアフタートゥモロー』のロバート・ゼメキス。
前に見た『ベオウルフ ベイオウルフ&グレンデル』という映画では前半部分のグレンデルとの戦いがメインでしたが、こちらは物語の後半にあたる年老いたベオウルフの竜退治が含まれています。
話は現代的解釈されていますが、さすがといいたくなるような盛り上がる作りになっています。ファンタジー世界的なモンスターたちとのバトルが凄いですが、強く弱い王ベオウルフの栄光と悔恨を描けててなかなか楽しめます。実は見る前はもっとトンデモな作品かと思ってたので意外でした。
まあ、少々CG使い過ぎで人間までやってて、その動きなんかがキモい所もありますが、竜との戦いなんかは迫力あって結構好きです。

それにしてもアンジェリーナ・ジョリーが登場するシーン見た時、「スピーシーズか?」とか思いました。

あと、アンファースは踏んだり蹴ったりだな。


『ベオウルフ』は新口語訳文語訳『古代英詩―哀歌・ベオウルフ・宗教詩』があるみたいです。『ベーオウルフ―中世イギリス英雄叙事詩』という岩波文庫版のもあるらしいけど、これは見たことないなぁ。

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mixiをやめようやめようと思ってたけど、なんか意外と見ることが多くてやめられない。
逆にpixivはいつも見よう見ようと思ってるけど、つい見忘れることが多い。
この違いはなんなんだろう。

いくつかラノベが溜まってるので時間あるうちに読んでおきたいんですが、やはり昔のようなペースでは読めないですね。
とりあえず、去年買っておいた富永浩史氏の『BLACK SHEEP 黒き羊は聖夜に迷う』をやっと読んだ。次は『ハルヒ』か『とらドラ』かもしくは『有翼騎士団』か。


参照サイト
ベオウルフ 呪われし勇者
http://wwws.warnerbros.co.jp/beowulf/

関連記事
素直にゼメキス版観ないのには、深い意味はないのですよ。ジェラルド・バトラー主演映画『ベオウルフ』
http://xwablog.exblog.jp/7968597
ポーランド建国の物語を映画化した作品。ミハウ・ジェブロフスキー主演『レジェンド 伝説の勇者』
http://xwablog.exblog.jp/9872832
『狼と香辛料』(支倉凍砂/著)の世界を紹介する充実のガイドブック。『狼と香辛料ノ全テ』
http://xwablog.exblog.jp/10015288
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by xwablog | 2009-01-19 23:21 | 史劇
イギリスと結婚した処女女王がスペインと戦う。イギリス映画『エリザベス ゴールデン・エイジ』
今日はいろいろ無茶したせいか、体調が悪いです。この前手に入れることができた『虹色のトロツキー』全巻を帰ってから読もうかと思ったけど、ちょと無理だ。
代わりにこの前観たこれでも。

エリザベス ゴールデン・エイジ

『エリザベス ゴールデン・エイジ』

(イギリス映画。監督/シェカール・カプール。出演/ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ、クライヴ・オーウェン、アビー・コーニッシュほか。2007年。114分。)
「16世紀後半、イングランドの女王として君臨するエリザベス1世。ある年、彼女の宮廷に一人の航海者がやってくる。新大陸から帰ったウォルター・ローリーは、女王と知己を得ようとしていたのだが、エリザベス1世は彼の魅力に強く魅きつけられる。しかし、エリザベスの侍女エリザベス・スロックモートンもローリーに魅かれ・・・」

1998年に作製された『エリザベス』の続編。スタッフは同じ。
今度の話は、女王に即いて権力を握ったあとのエリザベスが強大なスペインと戦う姿を描いたものですが、ウォルター・ローリーとの恋の話がもうひとつの柱となっています。
英邁な君主としての姿と、恋ひとつままならず、女として老いはじめた姿、そして妹メアリー・スチュアートと対立しなければならない苦悩を描きます。(ババア萌えな人にはいい作品かも)
ウォルター・ローリーがかっこいい男で(残っている肖像画もかっこいいです)、物語のもうひとりの主人公的な存在となっています。
かなり力の入った作品で、町中の様子とか行列や儀式で使う衣装なんか凄いですし、アルマダの海戦もなかなか良かったです。
フェリペ2世がスペイン中の森を伐採して無敵艦隊アルマダを建造するところなんてなかなか興味深かった。あとイギリス艦隊の指揮官・ドレイクや、占星術師として有名なジョン・ディーまで登場してくれます。敵のボスであるスペイン王フェリペ2世が私的に非常にかっこよくたまりません。
それと、エリザベス1世の婿探し的なシーンでは、ロシアのイヴァン雷帝の肖像画が登場したりします。けど、あの肖像画は19世紀に描かれたやつなんですが。

世界の戦争 6 大航海時代の戦争 エリザベス女王と無敵艦隊

『世界の戦争 6 大航海時代の戦争 エリザベス女王と無敵艦隊』

(編/樺山紘一。講談社。1985年。1300円。329ページ)
この中の一章「スペイン艦隊の敗北」は海野弘氏が書いています。



スペイン無敵艦隊

『スペイン無敵艦隊』

(石島晴夫。原書房。1981年。1800円。282ページ)
この本では第五回まであったアルマダの戦いを全部紹介し、イギリス・スペイン間の海での対立を通して解説しています。



アルマダの戦い スペイン無敵艦隊の悲劇

『アルマダの戦い スペイン無敵艦隊の悲劇』

(マイケル・ルイス。訳/幸田礼雅。新評論。1996年。3090円。290ページ)
こちらはまさに1588年の「アルマダの戦い」のみを細かく解説。



どうでもいいことですが、メアリー・スチュアートが処刑されるシーンを見て、『ジョジョの奇妙な冒険』を思い出した。タルカスとブラフォードはどこだーっ!

参照サイト
エリザベス ゴールデンエイジ公式
http://www.universalpictures.jp/sp/elizabeth_goldenage/
ウォルター・ローリー(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC
アルマダの海戦(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%80%E3%81%AE%E6%B5%B7%E6%88%A6

関連記事
騎士道のかっこよさをエドワード黒太子視点で描く。蒲生総『ガーター騎士団 Splendour of KING』全3巻
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スペインの剣客の活躍を描く。ヴィゴ・モーテンセン主演の映画『ALATRISTE(アラトリステ)』見てきました
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船の技術と歴史を紹介する博物館「船の科学館」に行ってまいりました。
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by xwablog | 2009-01-18 01:38 | 史劇
全滅必至の金ヶ崎の退き口の絶望的状況の中で・・・。宮下英樹『センゴク』第3巻
今日、会社で流れていたラジオを聞くとはなしに聞いていたのですが、最近は戦国武将が女性たちの間で流行っているという話を聞いて、聞き始めたんですが・・・
あの小川町にある歴史系本屋・時代屋さんの中の人の女性が出てコメントを聞かれてて、その会話が変で面白かったです。だいたいこんな感じの会話してました。

パーソナリティー「戦国武将なんて言うと中年男性とかが好きそうなものですが、なんでも最近は女性の間でも流行っているとか」
女性「はい、ゲームなどから入ってくる人が多くて、『戦国BASARA』というのが出てからが・・・」
パ「へ〜、へ〜」
女性「これに登場するキャラクターたちがみんなイケメンでして・・・」
パ「ほう、ほう」
女性「そういうイケメンたちを妄想でカップリングしたりどうこう・・・」
パ「は〜」
女性「ウチの店でも戦国武将にあやかった人気商品が売れたりしまして・・・」
パ「どういったものが売れるんですか?」
女性「はい。家紋の入ったアイテムとかが・・・」
パ「そりゃ他人の家の家紋じゃないですか!?」

その通りだよな(笑)。
なんかえらくツボに入りまして、仕事中にもうイヤらしい一人笑いが止まりませんでしたよ。
他にも

女性「結婚式では女性ばかりが特別な衣装着たりしますが、最近は男性が甲冑を着たりしてやるのが流行ってて・・・」
パ「それは新郎がやりたいんじゃないんでしょ!?」

とか、いろいろ面白かったです。

それはともかく。

そういった女性向けな戦国時代ではない方の戦国時代もの『センゴク』の3巻読みました。

宮下英樹『センゴク』第3巻

『センゴク』第3巻

(宮下英樹。講談社。ヤンマガKC。2004年。514円)
「1569年、足利義昭を連れての上洛に成功していた信長だったが、斉藤龍興と三好三人衆によって義昭の宿泊所が襲撃される。世に言う六条合戦(本圀寺の変)は浅井の猛将・山崎新平の活躍もあり事無きを得たが、その時役立てなかったセンゴクと木下隊は自分たちの無力を痛切に感じるのだった・・・」

仙石秀久が主人公の戦国時代漫画。
六条合戦と金ヶ崎の撤退戦がメインの巻。斉藤義龍の息子・斉藤龍興が隠れた名将として暗躍。さらに珍しく浅井長政が愚鈍な大名として描かれています(普通は織田家との関係に悩む若くかっこいい当主として描かれたり)。
近畿一帯の経済圏獲得のために朝倉家と戦うことになった織田信長ですが、敦賀を目指して順調に勝利を収めていたものの、浅井の離反によって一転して絶望的な状況に追い込まれてしまいます。
この時、撤退する軍団の殿をすることになったのは、木下藤吉郎の部隊。全滅必至の中、生き残る望みを捨てず、懸命に撤退戦を続けるセンゴクたちの苦闘が描かれます。

参照サイト
センゴク ヤンマガ
http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/rensai/ym/sengoku/sengoku.html
斎藤龍興(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E9%BE%8D%E8%88%88
本圀寺の変(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E6%9D%A1%E5%90%88%E6%88%A6

関連記事
試し合戦にて奮迅する仙石秀久に引きずられるようにして・・・。宮下英樹『センゴク』第2巻
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マイナー武将・仙石秀久が主人公。戦国時代の真実の姿を描く! 宮下英樹『センゴク』第1巻
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今川義元と太原雪斎が駿河の国を大きくしていく。宮下英樹『センゴク外伝 桶狭間戦記』第1巻
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油売りから戦国大名に! だれもが知ってる下克上。本宮ひろ志『猛き黄金の国 道三』第1巻 法蓮坊
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細密な池上絵と重厚な工藤話の描き出す織田信長の生涯。池上遼一&工藤かずや『信長』全8巻
http://xwablog.exblog.jp/10137965/
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by xwablog | 2009-01-17 23:40 | 史劇
国辱ものの大幅映像カット。ジェブロフスキ主演『ファイアー・アンド・ソード』。フメリニツキの乱を描く。
web拍手レス
>ファイアーアンドスウォード、フメー二ツキの援軍のモンゴル傭兵隊長がダニエル・オルブリフスキ
>です。三部作の二作目「大洪水」の主演。パンタデウシュ物語の渋い脇役さん。。。
オルブリフスキは「ブリキの太鼓」や「ヨーロッパの解放」にも出てるみたいですね。そしてこの前紹介した「レジェンド 伝説の勇者」にも。ポーランドじゃ有名な俳優さんなんでしょうね。

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今日はさらに気温が下がりましたね。自転車には辛い。

それはともかく。今日、レンタル屋に行ったら、なにげにこれが置いてあったので驚愕しました。買おうか迷ってたけど、とりあえず借りてみました。

DVD『ファイアー・アンド・ソード』

『ファイアー・アンド・ソード』

(ポーランド映画。イェジー・ホフマン監督。出演/ミハウ・ジェブロフスキ、イザベラ・スコルプコ、アレクサンドル・ドモガロフ、ボグダン・ストゥプカ、ほか。DVD2005年。103分。)
「1647年、ポーランドの最前線たるクリミアから帰国したヤン中尉。当時のポーランドは苛政に苦しむウクライナの人々の不満が高まる中、ボグダン・フメリニツキがコサックたちを率いて一大勢力となり、内戦になってもおかしくない不穏な状況にあった。そんな中、上司のビシニョヴェツキ公の元へ向かう途中、ヤンは美しい娘ヘレナと出会う。彼女はすでに婚約者ボフンのある身だったが、ヤンは屋敷の乗っ取りを企む彼女の叔母と交渉し、ヘレナとの結婚を約して出発する。ヤンがビシニョヴェツキの特使としてフメリニツキの元へと向かうのだが、彼らは捕われの身となってしまい・・・」

前々から聞いてはいたポーランドのフメリニツキーの乱を題材にした小説の映画化。原作はノーベル賞授賞作品『クオ・ヴァディス』で知られるヘンリク・シェンキェヴィチの歴史小説で、三部作『トリロギア(Trylogia)』の第一作目『火と剣とをもって(Ogniem i mieczem)』(1884年の作品)がこの『ファイアー・アンド・ソード(With Fire and Sword)』というわけです。(シェンキェヴィチの作品ではこの『トリロギア』の方がポーランドでは知られているみたいですね。でも、映画化はこれがはじめて?)
映画の方は、1999年に上映されたもので、日本でDVDになったのは2005年。非常に残念なことに、この日本版は、大幅なカットがなされていて、180分もある長編のはずが、106分にまで縮められてしまっています。なので、話がとびとびで筋自体がよくわからなくなってしまったり、説明不足のところがたくさん出来てしまいました。amazonのレビューも散々叩いていますが、この酷い編集を「完全映像化」などと謳って売り出す販売会社アットエンタテインメントには目眩がするほどの憎しみを憶えます。カットしようと決めた奴めは神に呪われるがいい。いつかこれの本当の完全版が出ることはあるのでしょうか? 無さそうですね・・・。ちゃんとしたのを見たい人は、英語版とかそこらへんを入手してリージョンフリーのデッキで見るとかしないといけないのかもしれません。小説の英語版なら1991年版のが買えるみたいです。
あと英語のペーパーバックで『The Trilogy Companion: A Reader's Guide to the Trilogy of Henryk Sienkiewic』という解説書?みたいのもありました。

ああ、話の説明とかしときますと、1648年からはじまったボグダン・フメリニツキの乱の中(時代的にちょうどこの前観た『アラトリステ』のちょっと後にあたりますね)、青年将校ヤン中尉が、戦いに参加しながらも、ヒロインのヘレナを巡ってライバルのボフンとやりあったりします。戦いのシーンが多くていいですよ。小説では1647年から1651年までの話らしいのですが(違う?)、映画では1649年のズボルフの包囲戦のところまで(ズボルフ協定結んで一旦戦いが止まるまで)を描きます。

youtubeで映像を加工したのが見れますが、ポーランドの騎兵フッサール(フッサリア)が超かっこいいです。


husaria
ちなみに、この映像の中でも日本語版で見れなかった映像が含まれています。あああ、美味しいところガンガンに削りおってからに。

ちなみに、ボグダン・フメリニツキーは、ポーランドでは内乱の指導者ですが、ウクライナ側からすると独立戦争の指導者に。その流れからソ連では彼の名前を冠した勲章があったそうです。さらにウクライナの巡洋艦にも彼の名前がついています。あと、ソ連映画で彼を描いた作品があるそうです。1941年の作品。それの映像が無いか探してみましたが、ちょっと見つけられませんでした。代わりに、去年2008年に製作された『Богдан-Зиновій Хмельницький (2008). Трейлер. Музика Джона Дауленда.』というのがあったので、それを貼っておきます。



おお、これも結構良く出来てるみたいです。見てみたいな〜。ん? けど、映像がなんか古いな。2008年じゃないかもしれないとおもったけど、これみると2008年でいいみたいです。
http://www.okino.org/2008/04/28/bogdanzinovjj_khmelnickijj.html

なんか東欧系の映画いっぱいあるんだな〜。もっと来ないかな。あとできれば中世もののドイツ映画とかね。

参照サイト
ボフダン・フメリヌィーツィクィイ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%95%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%BB
%E3%83%95%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%84%E3%82%AD%E3%83%BC
Ogniem_i_mieczem_(film)(wikipedia)
http://pl.wikipedia.org/wiki/Ogniem_i_mieczem_(film)
Ogniem i mieczem (film) w bazie stopklatka.pl
http://www.stopklatka.pl/film/film.asp?fi=39
Daniel Olbrychski(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Daniel_Olbrychski

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ポーランド建国の物語を映画化した作品。ミハウ・ジェブロフスキー主演『レジェンド 伝説の勇者』
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ポーランド史の本といったらほぼコレ! ステファン・キェニェーヴィチ/編『ポーランド史』第1巻
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スペインの剣客の活躍を描く。ヴィゴ・モーテンセン主演の映画『ALATRISTE(アラトリステ)』見てきました
http://xwablog.exblog.jp/10174394/
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by xwablog | 2009-01-15 01:53 | 史劇
スペインの剣客の活躍を描く。ヴィゴ・モーテンセン主演の映画『ALATRISTE(アラトリステ)』見てきました
今日はせっかく洗濯機で洗ったものを、さらに乾燥させようとして、間違ってもう一度洗ってしまいました。夜までに乾かせなかったので、仕方なくストーブで暖めてます。

それはともかく。

アラトリステ。映画

『ALATRISTE(アラトリステ)』

(スペイン映画。原作・アルトゥーロ・ペレス・レベルテ。2006年。138分。出演・ヴィゴ・モーテンセン、ウナクス・ウガルデ、アリアドナ・ヒル。)
「ヨーロッパ各地の戦場で戦った経験のある剣客ディエゴ・アラトリステ。彼はスペインの首都マドリッドでこの街に来るとある英国人を襲撃するよう仕事を引き受けたが、何か不審に思うところがありこれを助けてしまう。このことが彼を窮地に追い込むことになるのだが・・・」

スペインのベストセラー小説『アラトリステ』の映画化作品。土曜は仕事でしたが、この前この映画をやっと観に行くことができました。今の所東京では有楽町のシネシャンテでしかやってないんですよね。
映画の方は17世紀スペインの拳銃稼業ならぬ傭兵稼業って感じのハードボイルドでして、強くてかっこいいんだけどママならない生き様のひとりの男の姿が、とにかくかっこ良く渋かったです。時代とか舞台とかが私の大好きな部分でしたし、話も面白いし、とりあえずDVD購入決定です。

フランドルで新教徒軍の要塞を奇襲するシーンからはじまって、マドリッドでの生活と仕事、ライバル剣客との出会い、ブレダ攻囲戦への参加、秘密裏の作戦、さらに恋の問題、養育した従者の問題、そして最後はなんとロクロワの戦いですよ。ブレダ開城の有名なシーンは知ってましたが、ロクロワまで引っ張るとはね。(作中のある段階で一気に10年とか経つので)
基本的にアラトリステとかは剣での戦いがメインですが、マスケット銃兵とかパイク兵(正確にはコルスレットか?)とかで戦うシーンも見れます。てか、もう少し人多く出してテルシオをしっかりやって欲しかったな〜。でも、フランスのピストル騎兵部隊とか、パイク兵同士の戦いとかいいもの見せてもらいましたよ。
剣劇の部分もかなり良かったです。レイピア右手にマンゴーシュ左手に、スペイン的なチャンバラのかっこよさがありました。ポーズひとつとってもかっこええです。『三銃士』とか好きな人だったらこれはイイと思いますよ。

しかし、この映画、スペインでは2006年に公開したんですね。来るの遅いですよ。主役が馳夫さんことヴィゴ・モーテンセンなのに。
とりあえず、原作は3巻がブレダでの戦いを描いた作品らしいので、ここだけでも読むつもりです。



繁栄と衰退と オランダ史に日本が見える

『繁栄と衰退と オランダ史』

(岡崎久彦。文藝春秋。文春文庫。1999年。347ページ)

舞台背景として、衰退してってる帝国としてのスペインがあって、三十年戦争もやってれば、フランスとの対立も激しくなるという中、新教徒のオランダを含むフランドル地方はスペインから独立しようと抵抗します(八十年戦争)。ブレダはフランドルの重要拠点なわけでして、これをスピノラ将軍が陥落させることのになります。その時の情景を描いた絵が、ベラスケスの名画『ブレダの開城』です。(開城は1625年だったかな? まあ、その後30年代あたりにまた奪い返されちゃうんですがね。)
ブレダ包囲の戦いのシーンは短いんですが(小説では3巻がまるまるこれらしい)、坑道シーンとか塹壕戦とかイイのがありますよ。傭兵が上官に向かって文句を言うシーンがあるんですが、傭兵が「給料が何ヶ月も払われてない」と言うと、上官に「スペイン兵は働きを見せてから金を求めろ。ドイツ兵じゃあるまいし」みたいなこと言われてしまうとことか凄いツボでした。たぶんね、映画館内で一番ニヤニヤしてたの私ですよ。



黄昏のスペイン帝国 オリバーレスとリシュリュー

『黄昏のスペイン帝国 オリバーレスとリシュリュー』

(色摩力夫。中央公論社。1996年。2400円。367ページ)

「アラトリステ」の作中に重要人物としてオリバーレス伯爵が登場しますが、なんかイメージに近い感じで非常に美味しかった。フェリペ4世もいやらしくてイイです。


原作のアルトゥーロ・ペレス・レベルテって、『フランドルの呪画』を書いた人だったのか。

映画観に行く時、映画館の場所をちゃんとチェックしないで行ったので、探すのに手間取って、はじめの映画予告とか全部見れなかったです。でも、『戦場のレクイエム』と『ディファイアンス』は少し見れた。『ディファイアンス』はナチス占領時のポーランドが舞台ですね。

参照サイト
アラトリステ公式
http://www.alatriste.jp/
シャンテシネ スケジュール
http://www.tohotheater.jp/theater/041/index.html
株式会社 イン・ロック
http://www.inrock.co.jp/

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by xwablog | 2009-01-10 00:41 | 史劇
21世紀の江戸時代!? 旗本に引き取られた男前少女の学校生活。津田雅美『ちょっと江戸まで』第1巻
うーん、年末に酔ってコケた時の脚の怪我がまだ痛いです。直したメガネもいまいちしっくりこないし、これは新しいの必要かな・・・。デジカメ欲しかったけど我慢するか。

それはともかく。

ちょっと江戸まで第1巻_津田雅美

『ちょっと江戸まで』第1巻

(津田雅美。白泉社。花とゆめコミックス。2009年。400円。)
「21世紀まで続く江戸時代。大身旗本の桜井貴晄(さくらいきおう)は女たらしの父が残した異母兄弟たちの世話をしてやっていたが、最後に一人残った子がいるとして箱根に部下・神谷正成(かみやまさなり)を向かわせる。神谷は無表情で野生児のようなそうびを気に入って江戸に連れて帰ってくるのだが、実はそうびが女の子であることが解る。こうして江戸で生活することになったそうびだが、幕府立の昌平坂中学校に通うことになり・・・」

『彼氏彼女の事情』の津田雅美氏の新作。『月刊LaLa』で連載中。
江戸時代が現代まで続いていたら、というパラレル設定の日本が舞台(本来の江戸時代は1603年から1867年の264年)。江戸町奉行の桜井家にひきとられたそうびの生活を中心に描いていきます。
現代ではあるものの、電気とか家電とか自動車とかそういった文明は無し。でもハーゲンダッツとかマックとかは出店してたり。
主人公のそうびは津田氏お得意の男前女の子で、江戸時代が舞台とはいっても基本的なノリはかつての学園ものに近く、普通に軽く楽しめます。作中に利用されている江戸の小ネタが楽しいです。

最近読める予定も無いのに戦国・江戸時代の本とかいくつか買っちゃって困ってます。買っておいて困るとは、これいかに。

参照サイト
白泉社オンライン
http://www.hakusensha.co.jp/index.shtml
江戸時代(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3

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江戸東京博物館の常設展を見てきました。デカいし広いし充実してる。ディオラマいっぱい。
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江戸時代の人びとにとって江戸はどう描かれたのか。千葉正樹『江戸城が消えていく 江戸名所図会の到達点』
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by xwablog | 2009-01-06 00:31 | 史劇
試し合戦にて奮迅する仙石秀久に引きずられるようにして・・・。宮下英樹『センゴク』第2巻
今日、ジュンク堂行ったら、『ハンガリー人 光と影の千年史』って本が出てて吃驚しました。勢いで買おうかと思ったけど、6000円もする。誰かの感想聞いてからにしよう。本来の目当ての岩波文庫のある本も置いてないし、『ハーモニー』も売り切れだし、そのまま買ってもよかったかなぁ・・・

それはともかく。

センゴク第2巻_宮下英樹

『センゴク』第2巻

(宮下英樹。講談社。ヤンマガKC。2004年。514円)
「木下藤吉郎の配下となった仙石秀久。織田家の家臣たちの間で行われる試し合戦において、圧倒的実力を誇る柴田隊と戦うことになった仙石たち木下隊。普通にやっても負けるのは明白。そんな時、軍師・竹中半兵衛は兵士たちの弓組と槍組の得物を交換させるのだが・・・」

仙石秀久を主人公にした漫画の第2巻。織田軍内での戦闘訓練で、小心者で知られる木下藤吉郎は弱小の木下隊を率いて、最強の柴田隊と戦います。戦いは竹中半兵衛の策略でなんとか勝機を見出すのですが、柴田隊の強者・可児才蔵のせいで負けそうになります。そこを仙石秀久ががんばって、小心者の木下を奮い立たせることになります。

1568年の信長上洛のとこまで描いています。京都にやってきた仙石ですが、ここで別れ別れになってしまった幼馴染みの少女・お蝶と再会することになるのですが・・・
お蝶は京都に流れていた斎藤龍興のもとにいるのですが、普通しょぼい役で描かれる斎藤龍興がなんかかっこよく描かれてます。どうやらこの漫画だと彼がなかなか味のあるいいキャラっぽいですね。

単行本まだとびとびでしか持ってないのでまだまだです。

参照サイト
センゴク ヤンマガ
http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/rensai/ym/sengoku/sengoku.html

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油売りから戦国大名に! だれもが知ってる下克上。本宮ひろ志『猛き黄金の国 道三』第1巻 法蓮坊
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by xwablog | 2009-01-05 03:16 | 史劇