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カテゴリ:史劇( 225 )
蓮如の生涯を描いた説明漫画。『まんが絵巻伝 蓮如さん』。てか、さん付けって、どうよ。
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2006年01月28日
南無阿弥陀仏と六字を唱え、蓮如たんは今日もゆく

ちょっと前に面白い漫画を見つけました。

まんが絵巻伝 蓮如さん

『まんが絵巻伝 蓮如さん』
(本山一城・すすき出版)

浄土真宗の一派、本願寺の蓮如の没後500年である1999年に向け1997年に描かれた漫画(らしい)。蓮如の生まれてから死ぬまでを逸話を紹介しながらたどります。
本願寺関係者によって描かれたものなので蓮如の名をおとしめるような表現はまったく無いのでかなりソフトな作品となってますが、分かりやすくそれなりに楽しめました。本当なら蓮如が長男に実権委譲する時とか守護との争いの時、三井寺との関係など、いろいろドロドロとしたことがあったろうに、そこらへんは描かれてません。残念。蓮如は民衆の中に入っていくタイプの指導者だったみたいですね。門徒たちとのやりとりの書簡も多く残ってるみたいですし、教化に熱心で本願寺を近畿一帯で広めていきました。だけど、契丹国から蓮如の名声を聞いて人がやってきたとかいうのは本当なのかな。
蓮如の逸話の中で面白かったのは、念仏嫌いの老婆が嫁を脅すためにお面をつけたら取れなくなってしまった話や、親鸞聖人の肉筆の経書「教行信証」が火事で焼けそうになったとき、弟子の一人が自分の腹をかっさばいて腹の中に詰め、焼けるのを防いだという話、三井寺が親鸞の御真影を返さなかった時、信者が自分と息子の首を差し出して返させたという話などですね。なんというか、蓮如を含め、みんなして親鸞マニアだなぁ。

この記事書くときにはじめて知りましたが、「本願寺」ってのは姓ではないらしい。法名や号の前に便宜上つけただけらしいです。Koeiの『信長の野望』で本願寺は愛用した大名だったので、本願寺家というのがあるのかと思ってましたよ。顕如(光佐)はいい大名だった。
西本願寺派も東本願寺派も、その指導者の家系は明治になって姓をつける時には「大谷」としたみたいです。どっちの大谷家も公家化が進んでいて、明治には伯爵家となったようです。

最近はすっかり『信長の野望』ともご無沙汰です。久々にやりたいのではありますが、今のところそういった機会は無いですね。『三国志』を含め、Koeiゲームは数年前で打ち止め状態。今はいったい何が出てるんだろうと調べてみると、『信長の野望Online 飛龍の章』が最新らしい。何作目なのかさっぱり。なんか違うゲームみたいなかんじが。PSPで『信長の野望 天翔記』がやれるらしい。あのチッコイ画面で出来るのか?

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あー、Koeiゲームやりてーよー。
今すぐPC買いにいきたいくらい。
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by xwablog | 2006-01-28 11:54 | 史劇
戦国時代の武将たちがマニア道を命がけで語るひょうげた漫画『へうげもの』は最高のかぶき者漫画
1巻買ってから、もうそんなになるのか。
そういえば、8月23日には新刊の5巻が出ます。

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2006年01月19日
戦国時代の武将たちがマニア道を命がけで語るひょうげた漫画『へうげもの』

『デカスロン』や『度胸星』で知られる山田芳裕氏が今度は戦国時代の変な人たちを描いた漫画を出しました。

へうげもの第1服


『へうげもの』第1巻
(山田芳裕。講談社・モーニングKC。)
「1577年、古田左介は主君織田信長の命により、信貴山城に立て篭もった松永弾正を説得しなければならなかった。しかし、物狂いの数奇者たる古田は、喜びと期待に満ちあふれていた。何故なら、松永弾正は、とある名物の茶器を持っていたのだから・・・。」

実在の人物・古田左介(古田織部)を主人公にした漫画ですが、左介があまりのアイテム好きなため奇矯な行動をとってしまうのがおかしくてたまりません。そしてもちろんそれだけじゃないのが山田芳裕の漫画です。
どれもただ者じゃない登場人物たち、松永久秀、織田信長、荒木村重、千利休、羽柴秀吉などは、まさに生き様がその物の嗜好に現れ、その物を通じて自らを表現し、その物のためなら命をかけるという、生半可じゃないとんだマニア揃いです。そういえば、『影風魔ハヤセ』でも秀吉が裏切って信長を殺そうとしますが、こっちでも秀吉が千利休と手を組んで策謀を巡らそうとします。そこに人々の物に対する執着やこだわりといった思いがからんできて、人生そのものの転機をもたらしてしまいます。
ぐっと引き込まれる戦国のマニアたちの生き様が痛快そのもの。オススメ。

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これは最高に面白い戦国時代漫画です。いや、かぶき者漫画か!
自分的には、今年の講談社漫画賞はこれだったんですが・・・。エントリはされてたのかな?


参照サイト
へうげものオフィシャルブログ
http://hyouge.exblog.jp/
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by xwablog | 2006-01-19 03:14 | 史劇
エロ小説カテゴリよりむしろSFカテゴリ入りのエロ小説。『鉄車帝国の女囚』
2006年01月18日
エロ小説カテゴリよりむしろSFカテゴリ入りのエロ小説。『鉄車帝国の女囚』
この前発売された吉田親司著『鉄車帝国の女囚』を、イラストが野上武志氏ということと、近似パラレル世界史ものでモンゴル要素有りということだったので買ってみました。


鉄車帝国の女囚

『鉄車帝国の女囚』

(吉田親司。イラスト/野上武志。二見書房。2005年。630円。256ページ。二見ブルーベリー)

最強の軍隊を擁する草原の国モンゴリアンの女戦士シャミルは、大汗オトサテベクを秘かに慕いながら彼の近衛兵として仕えていた。しかし、向うところ敵無しだったモンゴリアンの前に、突如として謎の「鉄車帝国」が現れ、戦いの末、シャミルは捕らわれの身になってしまう。不思議な鉄車帝国の中でシャミルは、宮総統シラトーから300人目の妻となるように要求され・・・。
二見書房から出てることからも分かる通り、ジャンル的にはエロ小説ということになりますが、内容はそれほどエッチじゃないです。二見ブルーベリー文庫は最近作られた二見のライトエロ小説を扱っていく文庫シリーズらしいのですが、この作品は微妙に中途半端です。18禁ものを書きたかったというより、歴史要素を使いつつ、SF仕立で書きたかったんじゃないかと。各所のネタを引っぱってきたパロディ風味。そもそも「女囚」というほど女囚をしてない。前半の方が楽しめましたが、後半はいまいち。各所のサイトで貶されてますが、自分的にはまあまあ良かったです。歴史関連で使ったネタは歴史知らないと分かりませんが、知ってればどれもこれもひねってるのが分かるので笑えます。アホラズムとか綾耶律楚座苧とかウラシアン大陸とか閥丹人とか。各種用語とかもいろいろ調べた上で書いてるみたいです。

女囚といえばコレ。
地獄の女囚コマンド(1990)(HIRED TO KILL)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=9763

あと
INFERNOPRISON.COMに女囚映画一覧があります。
http://www.infernoprison.com/NAKEDHEAT/NAKEDHEATindex.html
解説に「男の野太い夢を実現する」って書いてあって笑った。

そういや、same.氏が原画描いてる18禁ゲーが出るらしい。女囚もので。

最近のソフト女囚といえば、アウンサン・スーチー女史ですが、もう女史も結構いい年齢なので、早く解放してあげて欲しいものです。
東南アジア史はほとんど知らないですが、「よくわかる政治」の解説は簡単で分かりやすかったです。
「軍事政権VSスーチーさんではみえてこない複雑事情ミャンマーの政治情勢」
http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20020522/?FM=cukj&GS=politicsabc

Posted by 管理人・馬頭 at 07:20 |Comments(2) |TrackBack(1) | 本<小説> , 歴史

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はじめまして! 官能小説家を目指しているケンスケです! 今は毎日短編官能小説を書き溜めつつ、 昼間はIT企業でSE営業をしながら生活しています。でも、面白いものが書けているか 友人たちの判断では分から...
官能小説家志望のケンスケです!【官能小説家志望のブログ】 at 2006年11月28日 00:38
この記事へのコメント
鉄車ってことは、やはり「鉄勒」「高車」から持ってきてるんですかねぇ。

> 最近のソフト女囚といえば、アウンサン・スーチー女史ですが

ワロタ

「近似パラレル世界史」ってわけではないんですが、コミック版の
「皇国の守護者」がお気に入りです。小説も本屋で見ましたが、
買うほどでもないかなとの第一印象。コミック版にはとても
惹かれます。特に主人公の三白眼に。
Posted by 蒸しぱん at 2006年01月19日 00:47
>鉄車
ああ! そうか、そうですね。たぶんソレかと。でもSFとして、それで収まらないひねりがありますよ。

>皇国の守護者
やっぱ、あの三白眼に惹かれましたか〜。主人公が三白眼てのはどうかとか思う人多いでしょうけどね!
いや、コミック版も良いのですが、小説版も良いですよ。漫画の方は、ウルジャンの秘密兵器とまで言われた伊藤悠氏ですから悪いはずもなく、小説の良さを活かしつつ漫画ならではの良さが出てて、こちらだけでも楽しめますね。(巻末漫画も面白かった)

Posted by 管理人・馬頭 at 2006年01月19日 01:54

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参照サイト
Firstspear
http://firstspear.com/
イカロス出版
http://www.ikaros.co.jp/

関連記事
ハイパー美少女系ミリタリーマガジン創刊!『MC☆あくしず』vol.1という記事
http://xwablog.exblog.jp/7720558
可愛い女の子が高い志(?)で戦車の良さを語る『萌えよ!戦車学校II型』、という記事。
http://xwablog.exblog.jp/7480812

ウイグル無頼
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by xwablog | 2006-01-18 02:47 | 史劇
ジャンヌとアトムとナポレオン、という記事
2006年01月12日
ジャンヌとアトムとナポレオン

この前見つけた漫画『ジャンヌ・ダルク』は「講談社学習コミック」の中の「アトムポケット人物館」というシリーズのひとつ。ジャンヌ・ダルクと鉄腕アトムの組み合わせは吃驚だけど、大丈夫。導入部に案内役として出てくるだけで、アトムがイギリス軍と戦ったり、王太子が誰だか言い当てたりはしないのです。で、なんと本編の漫画を描いているのは岸田恋先生だった!


ジャンヌダルク_アトム_岸田恋

ジャンヌダルク_アトム_岸田恋

高山一彦&岸田恋。講談社。693円。2001年

自分の記憶が正しければ岸田恋氏は、ふたりの修道士の恋愛を描いた作品を出してたように思います。フランチェスコ会士とドミニコ会士だったかな。やっぱりこういうの好きだから歴史ものの仕事取ったりしてるのかな。
この漫画読んで知りましたが、忘れ去られていたジャンヌ・ダルクを一躍有名にしたのは、ナポレオンだったんですね。でも、彼は何を読んで注目されずに忘れられていた人物のことを知ったんでしょうね。歴史書から?
ちなみに、この漫画の監修はジャンヌ本をいくつか描いたりしてる高山一彦氏です。

書くの忘れるところでしたが、この『蒼のサンクトゥス』には「ハーリ・ヤノーシュ」という船が一度出てきました。ハンガリー系の名前だなー、と思って調べたら、コーダイの曲にもなってるような有名なフォークロアの登場人物らしいですね。うーん、知らなかった。

Posted by 管理人・馬頭 at 05:52 |Comments(3) |TrackBack(0) | 漫画 , 歴史 , 東欧
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> ヤスダスズヒト

そうそう、コメント付け忘れてましたが、ヤスダスズヒト氏は
お気に入り絵師の一人なのですよ。アレはよい。
連載なんて始めるんですね。

って、もう発売してますか、そうですか。あとで買いにいくか。

> やまむらはじめ

「未来のゆくえ」はトランクルームに入ってますよ(^^)
OUR'sつながりで知った作家さんです。この人も好き。
「まつりの景色」「肩幅の未来」が好き。
Posted by 蒸しぱん at 2006年01月29日 15:36
>ヤスダスズヒト
今までイラスト・挿し絵中心でしたからね。
まだ読んでませんが、ピンキーの漫画がこの前出てたはず。


>やまむらはじめ
トランクルーム行きですか〜(笑)。『未来のゆくえ』は名作揃いですね。自分も「まつり」は好きです。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年01月30日 00:17
22日に『夜桜四重奏』の単行本第1巻が出たはずなんですが、とらのあなだと売ってないですね。もう完売?
最近はずっととらのあなでばっかり漫画買ってたので、他の本屋みてないのでちょっと覗いてみますか。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年09月25日 04:05
名前:


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by xwablog | 2006-01-12 03:11 | 史劇
旧記事転載・『グローリー』で黒人連隊の雄姿を見よ
この記事も古い記事の転載。しかし、「史劇」にカテゴリするか、日記にするか迷うな。

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2006年01月05日
『グローリー』で黒人連隊の雄姿を見よ

グローリーDVD_glory

『グローリー』のDVDが安くなってたので、年末に買っておいて、お正月に見ました。
「ボストンの奴隷解放論者の息子ロバート・グールド・ショーは、北軍の中に結成された初の黒人部隊の指揮官として南北戦争に参加した。しかし、世間や味方の黒人に対する扱いは厳しく・・・。」

彼はポトマック軍団の中で過ごした近況を、家族にあててたくさんの手紙に残しました。この映画はその手紙の記録などをもとにショーと黒人部隊第54連隊の運命を描いた作品です。出演はマシュー・ブロデリック、デンゼル・ワシントン、モーガン・フリーマンなど。1989年の映画なんでデンゼルもモーガンもまだ若いですね〜。主演の白人将校ショーを演じた人、あんまり見ない俳優ですが、あの『ウォーゲーム』の主役の男の子ですね。まあ、それ以降はパッとしないようですが。
あと監督のエドワード・ズウィックって、『ラスト・サムライ』とか『戦火の勇気』『マーシャル・ロー』『トラフィック』の監督です。知らなかった。

昔は全然気にしてませんでしたが、冒頭の戦闘シーンは1862年9月17日のアンティタムの戦いだったんですね。
実は自分が思っていたほど戦闘シーンがなくて驚きました。全部で3回? しかも、最後のワグナー砦の戦いよりはじめのアンティタムの戦いの方が面白かった。このころの戦いは野戦が映えます。
これのデンゼル・ワシントンの演技はいいですね。『マーシャル・ロー』とかに酷い目にあわされましたが、やっぱいい役者です。あ、でも『フィラデルフィア』とか観てない。

「悪をもたらす力はやがて衰え、祝福は傷を癒し、愛はすべての障害を克服する」(エマソン)

正月映画はろくなのが無かったんですが、『レジェンド・オブ・フォール』はやってましたね。しかし、見逃しました。これもズウィック監督ですよ。
ブラピの映画の中ではこれと『ファイトクラブ』と『セブン』が良作で、自分的にはブラピ評価が下がらない理由ですね。

前に619円の激安価格で売ってたので買ったDVD『マイケル・コリンズ 特別版』をまだ観てない。こうして正月休みは無為にすごされるわけです。

Posted by 管理人・馬頭 at 01:59 |Comments(3) |TrackBack(0) | 映画 , 歴史


この記事へのコメント

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ここに1つコメントがあった。私も持っている、これは良い、というコメント。
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戦争映画というより、映画としてまず面白いですよね。自分の買ったやつにもドキュメンタリーがついてます。「第54連隊兵士たち」の声というやつです。もしかして同じやつかも。まだ見てないので楽しみです。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年01月05日 03:27

南北戦争研究室の中に、ショー大佐の映画の前の段階までの解説が載ってるのを見つけました。

ドキュメンタリーはDVDにふたつ入ってました。あとメイキングと未公開映像が。未公開映像の方は、友人の白人将校フォーブスとの会話とリンゴ摘みの少年を誤射するシーンのふたつで、確かにいらない部分でした。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年01月06日 01:53

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コメントについては、これでも削除してますが、毎回やるのめんどいな。
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by xwablog | 2006-01-05 04:16 | 史劇