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2008年 01月 30日 ( 1 )
戦乱のイタリアを賢明かつしたたかに生き抜く、戦う者たちの物語。滝沢聖峰『ばら物語』第1巻
web拍手レス
>「幻の豹」いいですよね。そういえば、滝沢先生時代劇も描いてたような・・・・

ホント、『幻の豹』は傑作だと思います。『ばら物語』もそうですが、よくこーゆう切り取り方を考えつくなぁ、とか思ったり。
滝沢聖峰氏の作品で時代劇というと幕末が舞台の『ガンズ&ブレイズ』のことだと思いますが、実は未読です。聞いた限りだと、朝松健氏の『ノーザン・トレイル』シリーズに似てるかも?(そういやノーザン・トレイル久々に読みたくなってきました)

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どうも。最近寝起きがヤバい馬頭です。すべて寒さのせいだと思いたい。

ケニア情勢が深刻化=野党議員射殺で暴動拡大(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008012901031
ますますヤバく。

ロシアの対中兵器輸出、ほぼゼロに=最新鋭技術の提供めぐり対立(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008012900995
中国に売れるうちに売っとけばいい感じはするけど、どうなんでしょうね。

そういや、三週間も捨てそこねてた不燃ゴミをやっと捨てることができました。これで玄関が通りやすくなった。

それはともかく。
『幻の豹』の滝沢聖峰氏の最新作です。

ばら物語 Tale of Rose Knight


『ばら物語 Tale of Rose Knight』Vol.1

(滝沢聖峰。大日本絵画。2008年。990円)
「16世紀前半のイタリア。この土地を得るために諸勢力が入り乱れ争った時代。フランス軍と戦う教皇軍の中にいた傭兵のルカ中尉は、戦場で獅子の兜をかぶった女騎士と出会う。それは教皇側について戦うセッシア都市同盟軍の騎士団長ロザリア・マンテガッツァだった。ひょんなことから彼女の配下となったルカたちの部隊は、彼女とともに危険な戦いに駆り出されることになるのだった。これがルカとロザリアの出会いであった。また、ロザリアの方もその戦場である女性と出会うのだった。その女性、黒ツンフトのマイスター・ローザこそ、ロザリアが捜し求めていた人物だったのだが・・・」

待ってました! 『モデルグラフィックス』で連載していた滝沢聖峰氏の漫画が単行本になってやっと出ました。
16世紀前半のイタリアを舞台にした漫画というだけでも大喜びですが、それはそこ、滝沢聖峰氏が描くのですから、凄く素晴らしい作品となっておりますよ。(ただし、史実とは違うところとかもあるらしいので、「史劇ではなくファンタジーとして」とご本人も書いています)
小都市の領主の娘でありながら自ら戦場に立ち抜群の働きをするロザリアと、その妹だと思われる同じ顔の女性ローザという黒ツンフト(砲兵の傭兵みたいなの)のマイスターを中心に、イタリアに侵攻したフランス軍と戦う教皇軍の側から話が進んでいきます。
イタリアの情勢をまじえた政治的・戦略的な話から、当時の様子を感じ取れるような細かい描写や、戦闘シーンを生き生きと描く滝沢聖峰氏ならではの表現が、まったくもって最高です。
イタリア人なのにドイツ傭兵(ランツクネヒト)の部隊に入ったルカ、狡猾な傭兵隊長カルッチなど、魅力的な人物たちの描かれ方もいいです。
超オススメ。


参照サイト
SEIHO TAKIZAWA WebSite(公式)
http://www.takizawaseiho.com/
大日本絵画
http://www.kaiga.co.jp
月刊モデルグラフィックス(Model Graphix)
http://www.modelkasten.com/magazine/mg/

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by xwablog | 2008-01-30 03:44 | 史劇