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少年たちが内戦下の日本で東京を目指す。北崎拓&工藤かずや『望郷戦士 ティアフルソルジャー』全7巻
web拍手レス
>そういえば「望郷戦士」で出てきた最初の武装勢力はソ連の部隊(か、その成れの果
>て)でしたね……。日本は真っ先にソ連に上陸されたようで。
>それにしても近代的な町並みを誇るヒトラー軍とか、どうやって経済活動をしていた
>のか謎ですよね。「応化」世界ほど陰惨ではない反面、「応化」世界よりも無政府状
>態化している気がするので。
世界中で東西陣営の駐屯軍が孤立化して武装勢力化した、みたいな設定なんですが、松代の連軍は新潟とか日本海岸の地域に進出してた勢力なんじゃないかと。ハインドもT-72もあるから結構強力? あの偽ヒトラーの勢力もなぜか大量の戦車持ってるんですよね。ティーガーとかパンターだったら笑えましたが、自衛隊の74式戦車でした。
しかも、それぞれの勢力が結構孤立してるみたいだから、経済力がそんなあるようには思えない感じです。でも、LSIチップ工場を持つ勢力はそれを海外に売ってるとか、あと関東には外国の船が来るとか、そういう話も出てましたから、実はそれぞれの地域ごとに着々と復興してるということなのかも。そういや、自衛軍はあのデカイ壁作る暇あったら復興に回したほうがよかったのでは?
しかし、「応化」の方がいいですよ。「望郷戦士」みたいに汚染された地域が無いわけですから。

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はいはーい! 人生手一杯の馬頭ですよーっ。
そんな手一杯の原因である漫画は今日も増え続けています。特に最近は昔の漫画の「読み直しキャンペーン」が続行中。これはそんな中のひとつ。

望郷戦士第1巻_北崎拓

『望郷戦士(ティアフルソルジャー)』第1巻

(北崎拓&工藤かずや。小学館。週刊サンデーコミックス。1989年。370円。188ページ)
「夏休みを武田信玄の隠し財産の探索で飾ろうと、子供たちだけで長野の松代へと出かけた中学二年生の迅(じん)とその友達たち。しかし、洞窟の中で起こった衝撃とともに、彼らは13年後の世界へとタイムスリップしてしまう。そこは核戦争によって荒廃した日本だった。命が簡単に失われていく危険な世界に放り出された迅たちは、家族に会うため東京を目指し歩きはじめるのだが・・・」

北崎拓氏が工藤かずや氏と組んで『週刊少年サンデー』で連載した作品。今となっては『クピドの悪戯』とか恋愛モノで知られる北崎拓氏ですが、私にとってはこれが初北崎拓作品だったので、いつまでたっても北崎拓は『望郷戦士』の作家さん、というイメージがあります。しかも、当時子供だった私にはすごくショックな内容だったので、作品そのものも強烈に印象づけられています。
主人公の迅は、一緒にタイムスリップした俊介(委員長キャラ)、哲雄(粗暴キャラ)、淳(食いしん坊キャラ)、そして弟のさとし(軍事マニアの小学生・・・)の五人と、さらにこの殺すか殺されるかの世界で、戦士として成長した少女ランを加えた六人で東京を目指すわけですが、各地に武装勢力が跋扈していて、いろいろ苦労しながら旅することになります。
松代周辺はソ連軍が駐屯してまして(1989年に連載がはじまったので、まだソ連があったのですよ)、そこから、暗視装置を装備したフォグ族、ヒトラーのパロディコミュニティ、狙撃手のいる廃工場、と南へ移動していき、キャンディ争奪編では、エリノア一派とドクトル・ブーリバ・ビッグガンの三人が率いる武装勢力がキャンディという少女を巡って争う中に巻き込まれていきます(ちなみにブーリバはモスクワ大学の教授?だったロシア人?という設定みたい)。このキャンディ争奪編で、一度駿河湾に出て上陸し、伊東市あたりからさらに東京を目指します。さとしが病気になる発病編、LSIチップ工場を巡る争いの話を経て、ついに東京の近くにまで辿りつきますが、東京はぐるりと巨大な壁に囲まれていて、外部からの来訪者を受け入れていなくて・・・この時、壁を護る自衛軍の隊長は、迅たちの同級生で、「行かせろ」「行かせない」で対立する、という展開になります。
全部で7巻になります。そういや、まだ文庫版とか出てないみたいですね。

望郷戦士第7巻_北崎拓

『望郷戦士(ティアフルソルジャー)』第7巻

(北崎拓&工藤かずや。小学館。週刊サンデーコミックス。1990年。370円。188ページ)

いまさら全巻揃えようと探したときは、なかなか売ってなくて苦労しました。久々に読みましたが、懐かしがりながら楽しませてもらいました。
打海文三の「応化戦争三部作」とも似た混乱状態の日本が舞台ということですが、私的には『若き勇者たち』の方に似てるかなとも思います。世界観は「応化」に比べればまだまだ可愛いものですが、読んでた時は核戦争後の世界はこんな酷い世界になるんだ、とか思ったり! いや、ほら、『北斗の拳』に比べると比較的現実的だし。あと、出てくる変な武装集団たちは印象的でした。
そういや、当時「週刊少年サンデー」で連載してた「B.B」ってボクシング漫画で、主人公が傭兵になってアフリカに行くという部分がありましたが、これと同時期だったかな?


参照サイト
週刊少年サンデー
http://websunday.net/
作家情報 北崎拓 ヤンサン
http://www.youngsunday.com/rensai/sakka/kitazkaki.html

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by xwablog | 2008-11-21 01:20 | 日記
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