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  デジタル・クワルナフ
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石川雅之の新作「純潔のマリア」が連載開始。中世フランスが舞台。 『good!アフタヌーン』が創刊。
web拍手レス
>純潔のマリアは「100年戦争」がモチーフの事。
>雑誌ダ・ヴィンチ2008年12月号に記事があったかと記憶してます。
情報ありがとうございます。たしか、私もどっかの記事でそうだと読んだんですが、明確に憶えてなかったもので。
ジャンヌが処刑されてた1431年から終結の1453年までの間のどこかのようですね。

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good!アフタヌーン。初号

『good!アフタヌーン』初号(創刊号)

(講談社。2008年。680円)
表紙・巻頭カラー・石川雅之「純潔のマリア」
虎哉孝征「カラミティヘッド」
高橋ツトム「地雷震 diablo」
藤島康介「パラダイスレジデンス」
ほか。

この前、『フェローズ』がエンターブレインから創刊されましたが、今度は講談社から『アフタヌーン』の増刊という形で、新漫画雑誌が創刊されました。隔月刊の『good!アフタヌーン』です。付録に「純潔のマリア」のマリアのフィギュア付き。
私にとっての目玉は、やはり『もやしもん』の石川雅之氏による「純潔のマリア」です。中世フランスが舞台のファンタジー漫画。魔女にして処女というちょっと変な魔女・マリアが、イギリス軍に淫魔を送ったりと、その力を発揮します。英軍と仏軍の戦いに竜まで出しちゃってるので、パラレルってことなのかな? サキュバスとマリアのやりとりがありつつ、話が進んでいくことになるのでしょうか。そういや、明記してなかったように思うけど、これって百年戦争後ってこと?(追記・記事にてそうだと明記あり) 「ラ・ピュセル」=ジャンヌ・ダルクが死んだ後みたいですし。
あと、「終戦のローレライ」の漫画を描いた虎哉孝征氏の「カラミティヘッド」が近未来の北アイルランドを舞台にしてていい感じです。考古学とかケルトとか、そこらへんも絡めつつの展開みたいです。

他の連載陣はこんな人たち。
(太田モアレ「鉄風」、沙村広明「ハルシオン・ランチ」、麻生みこと「路地恋花」、ハグキ「くりーくん」、本田透&銅☆萬福「ヒレフシ」、吉田基巳「夏の前日」、都筑和彦「やまとものがたり」、久保保久「出張版よんでますよ、アザゼルさん。」、平井清&篠崎司「このねこばなし」、板羽皆「3センチメンタル」、野中英次「赤い空白い海」、木村紺「巨娘」、香月日輪&みもり「地獄堂霊界通信」、若宮弘明「蹴球少女」、うみたまこ「いまドキッ♡」、千田有紀&カラスヤサトシ「喪男の社会学入門」)
大物も含まれていますし、新人さんもなかなか。いい感じになってくのではないでしょうか。

『アフタヌーン』本誌では、『ヒストリエ』がアレクサンドロスとエウメネスの関わりが描かれるようになってきました。いろいろ巻き込まれていくみたいです。『ヴィンランドサガ』は、レイフとトルフィンが衝撃の再会。こっちの方も楽しみですね。

参照サイト
good!アフタヌーン
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/13872
編集チーフの真夜中の事情
http://good-afternoon.weblogs.jp/blog/

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by xwablog | 2008-11-08 02:54 | 史劇
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