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インドの殺人秘密結社の首領となった青年の物語。山際素男『カーリー女神の戦士』
池袋東口・シャンティ、豆とひき肉のカレー

どうしたことか、またカレー屋でカレー食べました。意味不明な勢いにのってます。
この前行ったのは、池袋東口にある「シャンティ カリーバー&カバブ」という店。この前紹介したお店も「シャンティ」でしたが、カレー屋でこの店名良く使ってます。サンスクリット語で「平和、安らぎ、静寂」の意味だとか。行った店の場所は、池袋のポストホビー60階通り店の近く、黒人がよくたむろってる洋服屋の隣りあたりです。一階はカウンターのみだけど、二階にも席があるみたいです。
食べたのは日替わりカレーなんですが、その日は豆の入ったひき肉のカレーでした。口当たりもよくカレーのルーの量もこの前のスパイスガーデンと同じくらいで比較的多かったんですが、ナンが少し小さめでした。深夜四時?くらいまでやってるらしいです。


というわけで、またインド関連の本、ということで探してみましたが、ウチにあるのは、あとはこんなのくらいでしょうか。



『カーリー女神の戦士』

(山際素男。集英社。集英社文庫。1994年。660円。384ページ)
「19世紀初頭のインド。裕福な商人に拾われ養子となったファランギーは、立派な青年へと成長する。しかし、義父たちが実は女神カーリーを崇め、その教えに則って多くの人間を秘かに殺し続ける殺人秘密結社『タグ』の一員だと知るのだった。苦悩するファランギーだったが、ついに彼はタグに入党することを決意するのだった・・・」

翻訳家・ノンフィクション作家でもありインド文化研究家でもある山際素男氏による異色の小説。インドの女神カーリーを崇める殺人秘密結社「タグ(サッグ)」の首領となった青年の話。
14世紀にはじまり、北西インドなどで旅行者などを殺し続けてきた秘密結社が存在したというだけでも驚きですが、これはそれが敵側とかじゃなく、主人公達の側だってのが面白い。
この暗殺者集団については澁澤龍彦氏の『秘密結社の手帖』にも載ってるそうです。なんでも、黄色いハンカチーフでの絞殺、というのが殺しのスタイルだったようです。

この小説、はじめは三一書房から出たのが、あとから集英社から文庫で出たみたいです。

そういや、『屍姫』を全巻やっと読み終わりました。この中でもカーリーの力を称する教主ミラムという屍が登場してましたね。


そろそろ赤壁の戦いの映画、『レッドクリフ』公開ですね。見たいけど、どうしよう。


参照サイト
山際素男(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E9%9A%9B%E7%B4%A0%E7%94%B7
シャンティーカレーバー&ケバブ(食べログ)
http://r.tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13019493/

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by xwablog | 2008-10-31 00:24 | 書庫
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