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16世紀の欧州&アフリカを巡る波瀾万丈な人生。アミン・マアルーフ『レオ・アフリカヌスの生涯』
どうも。馬頭です。
なんか今日、池袋で店によってから置いておいた自転車に乗ったら、なんか変な液体がサドルについてて、それが触れたお尻の部分がかぶれてしまいました。なんだこれは。イタズラ?

それはともかく。
この本も、前に図書館でもらった本です。

レオ・アフリカヌスの生涯 地中海世界の偉大な旅人

『レオ・アフリカヌスの生涯 地中海世界の偉大な旅人』

(アミン・マアルーフ。訳/服部伸六。リブロポート。1989年。2472円。484ページ)
1 グラナダの巻
2 フェズの巻
3 カイロの巻
4 ローマの巻

『アラブが見た十字軍』の著者アミン・アマルーフが実在の人物の「自伝」という形式で書いた伝記みたいな小説みたいな本。
もとになった実在の人物というのは、グラナダ生まれのモール人で、最後はローマで地理学者「ヨハネ=レオ・ド・メディチ」もしくは「レオ・アフリカヌス」と呼ばれることになる人物です。もともと15世紀末のグラダナにいたわけですが、レコンキスタのせいでグラナダが陥落するとモロッコへ逃れ、さらにソンガイ帝国(ガオ帝国)のトンブクトゥーに行き、カイロに行き、と各地を転々とすることになります。そして、1518年にシチリア海賊に捕まったことで、ローマに連れて行かれてしまい、そこで生活することになり、『アフリカ誌(アフリカ記)』などの著作を残しました。『アフリカ誌』はそれまであまり知られていなかったアフリカ大陸に関する書物として、長い間ヨーロッパで読まれ続けました。
彼は1527年のカール5世によるローマ劫略を逃れ、家族のいるテュニスに戻り、そして意外と長生きして1554(1555)年に死亡したそうです。なかなか興味深い人物ですね。

まあ、当時書かれた自伝とかじゃなく、自伝形式の小説みたいなものですので、そこらへんを許容できるなら楽しめるかと思います。西欧視点ではない15・16世紀の沿地中海世界を舞台にした作品というのも珍しいので、そういった点でもなかなか。
ちなみに著者のアミン・アマルーフ氏は、レバノン人だそうです。
翻訳の固有名詞の付け方が微妙かもしれません。


その他、ニュースなど。

少女と神父 スキャンダラスな愛憎劇 映画「宮廷画家ゴヤは見た」(MSN)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/081003/tnr0810031727008-n1.htm
画家を主人公、もしくは絵画をネタにした映画って結構ありますね。

モスクワで和食ブーム JA全農など催し(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/121202.html?_nva=5
モスクワはスシバーも非常に多いみたいです。



『フェローズ』


前にも記事に書きましたが、『エマ』の森薫氏が『フェローズ』という新創刊雑誌で新連載はじめるわけですが、なんと、今度はシルクロードものの漫画『乙嫁語り(おとよめがたり)』だそうです!!
おおお〜。これは楽しみ。
『Fellows! 2008-OCTOBER volume 1 』は10月14日発売です。




ちなみに今日はイジャスラフ1世が死亡した日です。

参照サイト
レオ・アフリカヌス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%8C%E3%82%B9
リブロポート(関心空間)
http://www.kanshin.com/keyword/179850
そうかー、リブロポートもう無いんだ。西武・セゾングループ系の出版社だったんですね。
ヘリオトロープ
http://morikaoru.blog62.fc2.com/

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イブン・ファドランの北方旅行を元にした冒険小説。マイケル・クライトン『北人伝説(ほくじんでんせつ)』
http://xwablog.exblog.jp/7598791
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by xwablog | 2008-10-04 00:04 | 史劇
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