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架空の現代日本で廣島の憲兵たちが陰謀に巻き込まれていく。小だまたけし『平成COMPLEX』第1巻
小だまたけし『平成COMPLEX(平成コンプレックス)』第1巻

『平成COMPLEX(平成コンプレックス)』第1巻

(小だまたけし。少年画報社。ヤングキングコミックス。2006年。552円)
「平成6年、日清戦争100周年を祝う陸軍の聖都・廣島。この祭典に乗じたテロを警戒する憲兵隊だが、そこに勤務する戸原翔子(とのはらしょうこ)は、分隊長からある人物を迎えにいくように命じられる。何か鷹揚でつかみ所のないその青年将校は、実はかつての活躍によって『今日(いま)のらくろ』と呼ばれる有名人・平成太朗(たいらせいたろう)少尉その人だったのだ・・・」

小だまたけし(まだ子)氏が『ヤングキングOURS』で連載していた架空歴史を歩んだ現代の日本を舞台とした作品です。これ、一度、『平成イリュージョン』という作品として『月刊電撃コミックガオ!』に掲載されたていたものの、リメイクというか仕切り直しというか、そういう感じのものです。この前『平成イリュージョン』の方を読んだので、こちらも読み直してみました。
『平成イリュージョン』と話の設定や流れ、エピソードなどは同じものを使っているのですが、こちらではさらに話を詰めた後らしくさらに面白くなっている感じです。新キャラとして南洋島嶼諸国連合の女王・亜里沙という少女も登場していますし、東京の方に新設された兵部省の統合参謀本部関連の人たちもいます。
普通の憲兵である戸原曹長と、平少尉が中心的なキャラとなって話は展開していくようです。ほんとうだったら、何か企みがあってやってきた平がさまざまな影響を与えながら、廣島を舞台に陰謀が動き始めるのでしょうが、これ、実は連載が止まってまして、理由の説明とか無いから、もしかしたら放置か打ち切りかなんかなのかもしれません。
ただ、作家さんのサイトを見てみると、『平成コンプレックス』の同人誌が出てるみたいんですよね。これって単行本の続きを同人誌で描いてるってことなのかな? 内容がわかんないので、なんとも言えませんが。イベントの時にこの作家さんのサークルは見たことあるんですが、『平成コンプレックス』関連のものは無かったと思ったけど、実はあったのか・・・。今度またチェックしてみないと。

ちなみに、巻末には描き下ろしオマケ漫画「地方の憲兵隊員きしかわ☆まりさん けんぺいたいのまめちしき」が付いています。

参照サイト
こだまだこ。
http://www.codama.jp/
OURS 少年画報社
http://www.shonengahosha.jp/ours/index.php

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