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精妙なるアンサンブルが心地よい。ブルガリア放送合唱団『ブルガリアン・ヴォイス』vol.2


『ブルガリアン・ヴォイス Volume.2 LE MYSTERE DES VOIX BULGARES』

(ブルガリア放送合唱団。コロムビアミュージックエンタテインメント。1993年。47分。3000円)
曲目リスト
1. 笛音------トラキア地方の歌
2. 病(娘よ,起きておくれ)------------ロドペ地方の歌 独唱
3. ディ・リ・ド------------ピリン地方の歌
4. 嫁娶(ギョーロの結婚)-------ショプスコ地方の歌
5. 白絹の衣-----------ロドペ地方の歌
6. 女狐(子供達はもういない)--------ドブルージャ地方の歌
7. 月読(つきよみ)-------ロドペ地方の歌 独唱有り
8. 若い娘ルーシュカ--------ロドペ地方の歌 独唱有り
9. ドラガンと夜啼鴬(ドラガナの歌)-------トラキア地方の歌 独唱あり
10. アトマジャはストラヒールに告げる---------トラキアの革命歌 独唱
11. 2つのトゥルラシ地方の唄(からかい)--------ショプスコ地方の歌 女声四重唱
12. トドルカ--------ショプスコ地方の歌
13. 子のない若妻--------ショプスコ地方の歌 独唱あり
14. 告白(ロドペの哀歌)------ロドペ地方の歌
15. ギョーレ・ドス---------トラキア地方の歌
16. ミルカ,眠っているのなら-------ロドペ地方の歌

CDものの記事は初めてになります。ブルガリアの伝統的な民謡の女性合唱。たいへん聴き心地のよい歌で、聞いててぼーっとできます。
私、音楽はほぼ聞かない人間なんですが、これは珍しくCD買いました。
部屋の中片付けてたら出て来たので、ちょうどいいからついでに記事にしてみたというわけです。もとは英語の解説がついてたのに、さらに日本語の解説がついてまして、記事は成澤玲子氏と濱田慈郎氏。成澤氏は男性の民俗声楽合唱の世界一はグルジアだけど、女性のだったらブルガリアが一番って書いてますね。どっちも黒海沿岸か。
ブルガリアでは、普通の西欧近代音楽のような協和音ではなく、2度、7度、9度という不協和音程(ポリフォニー)での合唱を行うので、西欧の一般的な合唱とはちょっと違うので、そこらへんも聞き所かと。
こうした合唱の技術は、野良仕事の場で発達したそうです。
濱田氏は、この手の不協和音程とかの合唱法とかは、近代以前のヨーロッパでは広く使われていたのでは、とも書いています。この前記事にした『中世・ルネサンスの音楽』でも似たようなこと書いてありましたね。

日本でもこのブルガリア女性合唱ものはいくつか出ているので、探してみるのもいいかもしれません。
そういや、トルコ軍楽隊のCDがあったかと思うんですが、いつか手に入れたいなぁ。あれ、昔、「なるほど!ザ・ワールド」ではじめて聞いて、それからずっと耳から離れないです。

「ブルガリアンヴォイス」、久々に聞いたら、なんか、『攻殻機動隊』の映画版で流れてたやつに似てる気がする。

参照サイト
ブルガリアンヴォイス(関心空間)
http://www.kanshin.com/keyword/97621

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今の音楽とはちょっと違う性質の中世ヨーロッパの音楽について。皆川達夫『中世・ルネサンスの音楽』
http://xwablog.exblog.jp/9321429/
長い間、中世ブルガリア史における最大の情報源でした。恒文社『ブルガリア 風土と歴史』
http://xwablog.exblog.jp/8006536
ネタの中心はアレクサンダー大王。『シルクロード紀行29』マケドニア・ブルガリア、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7683804
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by xwablog | 2008-09-07 04:05 | 日記
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