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図書館の使い方を実例にそって紹介。辻由美『知的発見のすすめ 図書館であそぼう』
ども。つまらない本しか読んでないとかいわれる馬頭です。
来週にはコミケ本番だというのに、本当にテンションがまったくあがりません。同人誌のほうも完成してません。いろいろ思うところあって、今回、もしも同人誌が出せかったなら、今後一切サークル参加はやめようと思います。

知的発見のすすめ 図書館であそぼう

『知的発見のすすめ 図書館であそぼう』

(辻由美。講談社。講談社現代新書1453。1999年。660円。219ページ)
序章 チトニアの花と図書館
第1章 図書館 調べもの奮戦記
第2章 パリの図書館 フランス国立図書館と公共情報図書館
第3章 図書館は旅のスタート地点
第4章 図書館はホームドクター
第5章 図書館のレファレンス・サービス
第6章 図書館ネットワーク
第7章 図書館ア・ラ・カルト
図書館をもっとよく知るための文献案内
あとがき


図書館で調べものをする時にどのように利用するかを、著者の体験をもとに紹介する一冊。
著者辻由美氏は翻訳家で作家。『翻訳史へのプロムナード』『カルト教団太陽寺院事件』の著者として知られてますね。翻訳は『中国女性の歴史』『メアリ・シェリーとフランケンシュタイン』。
パリ留学経験有りなだけあって、フランスの図書館についての章とかもあります。
河沿いでみつけた外来種の花・チトニアを調べるうちに、その命名者と命名の理由を最後はフランスの自然誌図書館で古い『年報』でみつける、という話が序章で語られ、図書館での調べものは楽しいというようなことが書いてあります。
確かに図書館での調べものって楽しいんですよね。知的快楽は情報の連結そのものだとすれば、その情報連結が潜在的に実現している図書館ほどいい場所はないでしょう。私も図書館とか本屋に行くとつい長居してしまって・・・

ちなみに、チトニアという花の語源は、ギリシア神話に登場するトロイアの王子ティトヌスから。暁の女神アウローラ(エオス)の恋人で、最後はセミになっちゃう人です。命名者はフランスの植物学者デフォンテーヌ(1750-1833)。ラマルクと同時代の人。

参照サイト
講談社現代新書
http://shop.kodansha.jp/bc/books/gendai/
曙の女神アウローラ(Gallery 幹)
http://gallerymiki.at.infoseek.co.jp/enohanasi/Aurora.htm
René Louiche Desfontaines(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ren%C3%A9_Desfontaines

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by xwablog | 2008-08-10 16:41 | 書庫
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