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アラブ世界の大金持ちは桁違い! 石油とアラブと王族と。前田高行『アラブの大富豪』
どうも。馬頭です。同人誌は全然進んでません。今、スヴャトポルク2世・・・って、半分行ってないじゃん。

アラブの大富豪_前田高行

『アラブの大富豪』

(前田高行。新潮社。新潮新書251。2008年。680円。190ページ)
はじめに
第1章 サウジアラビア王家と御用商人たち
第2章 世界一多忙なドバイのCEO
第3章 王族投資家アルワリード王子
第4章 踊る湾岸マネー----アブダビ、カタル、クウェイト
第5章 ムハンマドの末裔、ジョルダン・ハシミテ王家
第6章 アラブの政商
あとがき


おお! これ面白い!!
いつも見てる「ブルガリア研究室」てサイトで紹介してて、凄く気になって読んでみましたが、これはアタリです。アラビア石油で働いていた著者がその経験を活かして書いたアラブ世界の石油とマネーの現状とその独特な世界を紹介します。
どうも、アラブというと中東の混乱したそれほど豊かではない後進国のイメージを抱いてしまったりしますが、金持ちとしてのアラブ世界について、初心者にも非常に判り易く書いてあります。
その金持ちっぷりの凄さには驚きます。それにドバイなどの開発や今後の政策の展望も面白いし、王族がいる国の独特なシステムとその利点についてなど、目から鱗かと。エネルギー問題についても、石油が枯渇すればここらの国なんか衰退する、みたいな考えは思い込みに過ぎないと。
欧米優位の世界観だけでは今までの諸状況やニュースを読み間違えてるんじゃないかと思わせるなかなか考えさせる一冊です。

著者は、アラビア石油時代はサウジのカフジ勤務、1996年〜1999年までJETRO(日本貿易振興機構)のサウジアラビア・リアド事務所長だったそうです。

八月に『実は見かけない、アラブの大富豪 』(トニー高橋)って本が出ますが、少し怪しそうですが、これもちょっとタイトルが気になりますね。

参照サイト
中東経済を解剖する
http://www2.pf-x.net/~informant/index.html
アラビア半島定点観測ー半島各国の社会経済及び支配王家に関する動向分析(前田高行)
http://www2.pf-x.net/~informant/index.html
石油文化
http://www.k3.dion.ne.jp/~maedat/news.htm
石油の内外情報を読み解く
http://blog.goo.ne.jp/maedatakayuki_1943

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by xwablog | 2008-08-07 23:55 | 書庫
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