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柔道世界王者が古代のコロッセウムにタイムトリップ。義凡&信濃川日出雄『ヴィルトゥス(VIRTUS)』第1巻
web拍手レス
>おー古代ローマものですか。なんだか久しぶりです。「永遠の傭兵」もまずまずでしたよ。B級臭濃いですが
『永遠の傭兵』という小説はキリストを槍で殺した兵士が不死になって戦い続けるって話みたいですね。映画『第七の予言』を思い出しました。あと、シーベリイ・クインの「道」って短編が逆の意味で似た話だそうです。
どれも彷徨えるユダヤ人伝説をモチーフにしてるやつみたいですが、日本の昔話でこの手の話ってなかったでしたっけ?

>シーベリイ・クイン?調べてみると・・・・ああっ!あの人でしたか。ずっと昔別の短編読みましたよ。
いろいろ読まれてますね〜。
結構昔の作家さんですね。しかもたくさん書いてるみたいです。『道』は思ってたよりずっと古い作品で1938年。青心社の『ウィアード(3)』に収録だそうです。

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どうも。馬頭です。
同人誌の作成と同時に過去記事の修正とかもやってるので、いっぱいいっぱいです。さらにその中で漫画も読む。もう、いっぱいいっぱいがいっぱいです。

virtusヴィルトゥス第1巻_義凡

『ヴィルトゥス(VIRTUS)』第1巻

(義凡&信濃川日出雄。小学館。ビッグコミックス。2008年。514円)
「西暦185年。繁栄するローマ帝国は市民に闘技場での見せ物を提供し、暴力の快楽に酔っていた。中でも皇帝コンモドゥスは自ら剣闘士として戦い、無類の強さを誇っていた。堕落したローマを憂う呪術者グルバの仲間である皇帝の愛妾マルキアは、ローマ市民が忘れてしまった誇りを持つ男・鳴宮尊(なるみやたける)を求め、時空を超えて現代の日本へとやってきたのだった・・・」

『ビッグコミックスピリッツ』で「fine.」を描いてた信濃川日出雄氏の新作。原作は義凡氏。ギボン? 奥付の読みも「Gibbon」になってるな。
現代の日本で父親を殺し刑務所に入っていた鳴宮が、突如現れた呪術者マルキアによって、他の刑務者と看守たちとともに、剣闘士競技華やかな時代の古代ローマにタイムトリップさせられて、いきなり戦わされるはめになる話。彼こそがローマ人がかつてもっていた心情「ヴィルトゥス」を持っていると見込まれてのことですが、この当時は剣闘士としても名高い暴君コンモドゥスの時代。強くてやりたい放題のコンモドゥスとやり合わせるのがマルキアの目的のようですが、とりあえずは連れてこられた何十人もの現代の日本人たちは格闘士として戦わされ、ゲルマニアの戦士たちに次々と殺されていってしまいます。しかし、鳴宮は柔道100キロ級の世界王者としての技術を使い、彼らを殺さずに倒していくのです。

コンモドゥスといえば『グラディエーター』の敵役の皇帝ですが、コンモドゥスの暴虐を止めるためにタイムトリップで現代日本から柔道チャンプを呼び寄せ戦わせるというのが面白い。
剣闘士漫画といえば『セスタス』ですが、こっちのはあれとはちょっと方向性の違う男臭さのあるバトル漫画っぽい作品です。
あ、魔術で現代日本から人を呼んで救ってもらおうってのは、『黄金拍車』(異次元騎士カズマシリーズ。王領寺静=藤本ひとみ)と同じじゃねーか。そういや、あのシリーズでも第3部『剣奴王ウォーズ』が古代ローマへ飛ばされて剣闘士にされてスパルタクスの反乱に参加する話だったような気が。
あ、あと格闘家が昔にタイムトリップして戦うって話は、三浦健太郎の『王狼伝』や、石渡治の『白兵武者』ってのでもやってましたね。

その他。

BORODINO(youtube)
http://jp.youtube.com/watch?v=k5uOYpmGmjw&feature=related
ボロディノものの映像なんですが、なんなんでしょうね。

今月号の『アワーズ』の「ナポレオン」に出て来たリョコウバトの話、初耳でしたが凄いですね。50億羽いて絶滅って・・
リョコウバト(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%83%90%E3%83%88


参照サイト
信濃川日出雄のブログ
http://blog.livedoor.jp/snngwhdo/
ビッグコミックスピリッツ
http://spi-net.jp/

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