デジタル・クワルナフ
  管理人・馬頭(xwablog)。トップページのアドレスはhttp://www.toride.com/~digxwa/
トップ
バシレイオス1世の人脈と政治力についてとかペルシアの十二支とか。『史林』第91巻 第3号 


『史林』第91巻 第3号 史学・地理学・考古学
(史学研究会。発売/東京堂出版。2008年。1200円。162ページ)
論説
叡山文庫所蔵の『事林広記』写本について------宮紀子
ペルシア語文化圏における十二支の年始変容について ティムール朝十二支考-----諫早庸一
日清戦争後における経済構想 金子堅太郎の「工業立国構想」と外資輸入論の展開------中元崇智
研究ノート
「簒奪皇帝」の栄光と失敗 ビザンツ皇帝バシレイオス1世の政治運営をめぐって-----小林功
19世紀以前の那覇を描いた俯瞰的絵図の基礎研究 年代・構図・系譜------堀川彰子
書評
南川高志編著『知と学びのヨーロッパ史 人文学・人文主義の歴史的展開』-----伊藤順二
浅野豊美編『南洋群島と帝国・国際秩序』-------冨永望
紹介
エドガール・フォール著(渡辺恭彦訳)『チュルゴーの失脚 1776年5月12日のドラマ』-------谷田利文
訃報
本会元理事長 佐藤長先生を偲ぶ

今日は友達がオススメしてくれた『鈴木式電磁気的国土拡張機』(栗岳高弘)を買うために久々にジュンク堂など行ってみたのですが、残念ながら売ってなかったので、代わりになにか買うかな〜、と考えてこれにしました。
『史学雑誌』の最近のやつか『歴史群像』か『ナショナルジオグラフィック』の最新号にしようか迷いましたが、内容でこれにしました。小林功氏によるバシレイオス1世周辺の政治的関係を扱ったものなんですが、これが非常に面白かったです。やはりここらへんの時代の話はたまらなく魅力的ですね。
バシレイオス1世が基本的には軍事力を背景とした政権のトップであって、政治力を持つ人材となんとかして繋がりを持とうと苦心してる様子がみれて面白いです。フォティオスとの関係もあって、東欧ロシアへのその後の影響も考えると見逃せない時代かと。
あと、ペルシア圏における十二支のことについて解説した話も興味深かったです。西方にきた十二支のことなので、もしかしたらブルガールの十二支の話とか出てくるかと思ったけど、ひとことも無かった。そういや突厥は6世紀には十二支を使ってたそうですが、そこからの経由で?

『歴史群像』は最近読むのないですね。今回もパスのままでいいや。『ナショナルジオグラフィック』に写真がある武装勢力の議長は確かに悪人面です。カッコイイけど。

参照サイト
史学研究会 The Society of Historical Research
http://wwwsoc.nii.ac.jp/shr/
小林功のホームページ
http://homepage.mac.com/nikephoros/oha/index.html
諫早庸一(UTCP)
http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/members/data/isahaya_yoichi/
ペルシア語文化圏における十二支の年始変容について(感想)(むとうすブログ)
http://samayoi-bito.cocolog-nifty.com/mutous/2008/07/post_da7b.html

関連記事
ラテン帝国建国の経緯を当事者が描く。ヴァルアルドゥワン『コンスタンチノープル征服記 第四回十字軍』
http://xwablog.exblog.jp/8845471
今日放映の『失われた千年王国 ビザンチン~イスラムとカトリックの間に生きた帝国』のことなど
http://xwablog.exblog.jp/7720534
深紅の魔女が秘めた聖宝をめぐる旅。麻木未穂『黄金の魔女が棲む森』第1巻。ローマ帝国が舞台のラノベ。
http://xwablog.exblog.jp/8032370
[PR]
by xwablog | 2008-07-16 23:39 | 書庫
<< ブッダとイエスが現代日本の立川... 昔の馬車はこうだった。馬車の素... >>