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少女漫画で19世紀初頭の英国海軍モノ。山田睦月&大木えりか『コランタン号の航海 水底の子供』第1巻
最近、ちょびちょびですがweb拍手してくださる方が増えてきてて嬉しいです。前はほんとにさっぱりでしたが!
拍手の時の画像も、IEでちゃんと見れるようにもしましたよ。

<コソボ>セルビア系住民と治安部隊が衝突 70人以上負傷 (エキサイトニュース)
http://www.excite.co.jp/News/world/20080317224600/20080318M30.093.html

いまどきの『小学一年生』の付録(GIMODO)
http://digitallife.jp.msn.com/article/article.aspx/genreid=120/articleid=276510/

それはともかく。
前々から気にはなってたけどちょっと後回しにしてしまったのが悔やまれます。『恋愛映画のように、は』(これも凄くいい作品です)などの山田睦月氏が作画担当の時代もの。

コランタン号の航海01山田睦月

『コランタン号の航海 水底の子供』第1巻
(山田睦月&大木かりん。新書館。ウィングスコミックス。2007年。550円)
「1811年9月、ポーツマス港でメリーウェザー艦長率いる英国軍艦のコランタン号へ乗艦したルパート・マードック海尉は、この船が『出る』と言われる曰く付きの不思議な船だと知りつつも、自分の合理主義を貫こうとする。そんなとき、コランタン号には海軍本部からフランスからフランス貴族の生き残りを救出しろ、という命令を受け取り、一路フランス沿岸へと向かうのだが・・・」

ここのところ、原作付きで仕事をすることが多い山田睦月氏ですが、今回はなんと英国海軍モノというわけでして、ほんと幅の広い仕事できる人だなとか思ったりしました。しかも、幻想的な雰囲気とちゃんとした海軍ものをソフトな仕上がりで上手くまとめてて、質の高さにびっくりしました。原作の大木えりか氏は第4回日本SF新人賞で『ドリーミング・ソロ』とかいう作品を書いていいとこまで選考残ってますが、本とかは無いみたい。もともとSF畑の人?

変人が多く乗船してたり、物がかってに動いたり、猿が乗ってたり、元は無人のフランス艦を拿捕したものだったり、と不思議なことがいっぱいで、世界中に名前が知られるほどの奇妙な船HMSコランタン号ですが、そこに二等海尉として乗船したのが、マンチェスター生まれの合理主義者の青年・ルパート・ユースタス・マードックくんです。この船の怪異は、ルパートを恐怖させるというか困惑させてしまいます。なかなかくせ者らしき乗組員たちもいて、彼が何週間持つのか掛けられてしまうありさまです。
そんなコランタン号に下った命令は、フランスで革命の時に追われた貴族の生き残りを保護しろ、というものでした。それはこのコランタン号にも因縁深いブルターニュ西岸での作戦となるのですが、そこには何やらきな臭いものがあったりして・・・
ファンタジー的な要素からも楽しめるし、英国海軍ものとして普通に楽しめる部分もあるし、山田睦月作品としても読めるし、いろいろな要素のいい部分がうまく作用しあっていい作品になってる感じがする作品です。
これ、第2巻がもう出てるそうなので、さっそく続きを買ってみたいと思います。

参照サイト
andante (山田睦月公式)
http://www.i-chubu.ne.jp/~mutsuki/andanteindex.html
第四回日本SF新人賞
http://sfwj.jp/sinjin004.html

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