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二律背反の聖なる都が占領される。アンドレ・シャステル『ローマ劫掠 1527年、聖都の悲劇』
今日は、仕事でイラつき、ネット見ててヘコみ、本を読んでて絶望しそうになって、グダグダの気分でこれから寝ます。

韓国、大量の黄砂のため学校を閉鎖(エキサイトニュース)
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081204521842.html

イスラエル地上部隊が撤退=ハマスは「勝利」宣言−ガザ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008030300642
アメリカの大統領選挙が最終決戦になった時、もう一度侵攻するんじゃないかと。

ロシアのガスプロム、ウクライナ向けガス供給25%削減(NIKKEI.NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080303AT2M0302K03032008.html
ロシア主導のパイプライン、ハンガリーも参加・EU案に巻き返し
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080227AT2M2601126022008.html
メドベージェフはガスプロムの会長でもあるから、ここらへんもっと取り上げるべきなんじゃないかな。

それはともかく。

ローマ劫掠


『ローマ劫掠 1527年、聖都の悲劇』
(アンドレ・シャステル。訳/越川倫明、中西麻澄、近藤真彫、小林亜起子。筑摩書房。2006年。8500円。508ページ)
第一章 嘆きのローマ
第二章 悪の都バビロンとしてのローマ
第三章 聖都劫掠
第四章 論争 イタリア人と蛮族
第五章 クレメンス七世様式
第六章 教皇のローマ復興、皇帝のローマ凱旋
エピローグ
原註
訳者あとがき
引用文献一覧
索引

16世紀前半、ハプスブルク家の支配はヨーロッパの広範囲に及びましたが、イタリアは都市国家が乱立し、またローマ教皇が多くの領土を持って支配していました。そこを獲得しようと、ハプスブルク家とそれに対抗するフランスのヴァロワ家が衝突したことがありました。イタリア戦争といわれるものですが、1521年から1559年まで続きました。これはドイツ(神聖ローマ帝国)とスペインを中心にヨーロッパ最大の勢力、それれも突出した勢力となったハプスブルク家によるフランスの包囲と、それに抵抗し、逆包囲をしかけたフランスの戦いの最前線でした。独仏がイタリアを巡って争う構図は、すでに数百年続いたパターンでしたが、これはなかなか激しかったようです。
で、この戦争の最中に、あの聖なる都たるローマが、ハプスブルク側の軍隊によって占領され、甚大な略奪と破壊を受けた、という事件がありました。これが「ローマ劫掠」です。ちなみに、この本での表記は「ごうりゃく」は「劫略」ではなく「劫掠」。『角川 世界史辞典』でも「劫掠」でした。
これによって当時ルネサンス文化の中心地であったローマは凋落してしまったそうです。
この本は、そんな「ローマ劫掠」をテーマに書いた一冊です。
当時の図版や記事などをふんだんに使いつつ、この事件がどのように起こり、どのように推移し、これがその後にどう影響したかを説明しています。大量に使っている絵だけ見ても面白いのでなかなか良いですよ。

参照サイト
ローマ略奪 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E7%95%A5%E5%A5%AA
イタリア戦争(元老院議員私設資料展示館)
http://www.kaho.biz/is.html

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by xwablog | 2008-03-03 23:59 | 書庫
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