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  デジタル・クワルナフ
  管理人・馬頭(xwablog)。トップページのアドレスはhttp://www.toride.com/~digxwa/
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この前のロシア展の時にロシアとはまったく関係ないポストカードを二枚買いました。
どうも、馬頭です。未だ、『コマンドマガジン』のグリュンヴァルトの戦いの号を捜しだせてません。

神学校を空爆、13人死亡=米軍無人機か−パキスタン(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008022801061
最近無人攻撃機での作戦が増えたなぁ。

それはともかく。
この前、東京富士美術館に行った時、おみやげとしてポストカード買ったので、それのことでも。

タボル山の戦い



『タボル山の戦い』
(ジャック=フランソワ・スヴェバック画。)

1799年4月16日に行われたナポレオン軍とオスマン軍の戦い。オスマン軍の大軍の前に敗北しそうな味方のところに、ナポレオンが少数の援軍を連れてやってきて、劇的に勝利した戦い、だったかな。
タボル山(ターボル山)といえば、聖書に登場する重要な山としてキリスト教徒には知られています。かつて、イエスがユダヤ側から逃げてカイザリアのフィリッピに来た時、近くにあった山に弟子たちを連れて登って、どっからか現れた旧約の預言者モーゼとエリアの二人と話会った。その時、イエスは光り輝く姿になったというエピソードがあって、これがいわゆる「主の変容」というやつです。この出来事はその後のイエスの復活を暗示するということらしく、深い意味がある現象だったようです。こうして毎年8月6日は「主の変容」を祝う祝日となったのです。

「これらの教えがあってから8日ほどして、イエスは、ペテロとヨハネとヤコブを連れて、祈るために、山に登られた。祈っておられると、御顔の様子が変わり、御衣は白く光り輝いた。しかも、ふたりの人がイエスと話し合っているではないか。それはモーセとエリヤであって、栄光のうちに現れて、イエスがエルサレムで遂げようとしておられるご最期についていっしょに話していたのである。」
(新約聖書 ルカ書 9章28節〜31節)

この後、天に湧いた雲から、イエスは神の子ですから従いなさい、というようなことが聞こえたりもします。
有名な「主の変容」ですが、ロシアにもこの「主の変容」に捧げられた教会があったりします。「プレオブラジェンスキー」と言う名前がついてたら「主の変容」のことですので、その建物内のイコンとかを見てみると、それについて描かれているものがあるかと思われます。
馬頭がロシア旅行に行った時にも、どっかにスパス・プレオブラジェンスキー教会ってあったような気がするんですが、どうだったかな?
「タボル」というと私などはチェコのタボルを連想してしまいますが、この地名はもちろん聖書の地名からとられたものです。フス派の急進派「ターボル派」は、南ボヘミアのセジモボ・ウースチー近くの山に拠点を建設し、タボルと名付けたため、そう呼ばれるようになります。

この絵を描いたスヴェバックについては不明。スペルが分かんないと探しにくいですね。






1944年、フランスのシャルトルでドイツ人の子供を生んだひとりの女性がさらし者にされる有名な写真。撮影したのはロバート・キャパ。彼はユダヤ系ハンガリー人ですね。
どういうわけか、この群衆の醜悪な悪意に満ち満ちた酷い写真がポストカードになって売ってたので、買ってみました。送られた方は嫌な気分になるんじゃないかと想像できますが。
ちなみに女性の名前はシモーヌ・トゥーゾーといって、この後10年間の国外追放刑になってます。


参照サイト
Napoleon Guide
http://www.napoleonguide.com/
聖書の世界旅(タボル山)
http://www.geocities.jp/sugi_joy/joy-lands/israel/tabor.html

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