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どうも。馬頭です。私の積読の言い訳は、「これは資料だから」です。
175億円相当の絵画盗まれる=セザンヌ、ゴッホなど4点−スイス(時事通信) http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008021100377 セザンヌの「赤いベストを着た少年」とはこれ。 イランの裁判所、飲酒した男性に死刑判決(Reuters) http://jp.reuters.com/article/JPOddlyEnough/idJPJAPAN-30190020080206 ランディ・マッスルは酒とか普通に飲んでましたが、帰国したら処刑されちゃうかもしれないから帰れないとか? それはともかく。 昨日書いた本のこと。 『今日の早川さん』 (COCO。早川書房。2007年。1000円) 「SF好きの早川さんは、今日も今日とて読書三昧。同じく本好きの友人4人も、それぞれ個性的な面々で、互いに自分の主張があるのですが・・・」 珍しい早川書房の漫画本です。(でも漫画がまったく無いわけじゃないですよ) 元々、blogで発表されていた漫画を、本当に早川書房が単行本にしてしまったというもの。主人公の名前からも分かる通り、早川さんはSF好き。フルネームも「早川量子(はやかわりょうこ)」と、『攻殻』の「草薙素子」並みのSF振り(そうか?)。彼女の友達たちも、ホラー好きの「帆掛 舟(ほかけ ふね)」さん、純文学好きの「岩波文子(いわなみふみこ)」さん、ライトノベルファンの「富士見延流(ふじみのべる)」ちゃん、マニアックなレア本好きの「国生寛子(こくしょうひろこ)」さん、とそれぞれ個性的。互いの好きな分野への偏りっぷりは、自分の生活を犠牲にし、他人に迷惑をかけまくる、まったくもって酷い人たちでございます。こんな五人が織りなす、とんでもない書痴4コマ漫画。 いやー、読んでみて、あまりにも思い当たることが多すぎて、イタイイタイ。作者は本オタが嫌いなんじゃないかと思うくらい痛烈に描いてます。いや、本当に嫌いなのかも。でも、たぶん本人もそのうちの1人でしょう。 ともかく各人の特性はあるものの(そして全体的には早川さんがメインというよりも)、ビブリオマニアたちの迷惑な生態と奇矯な行動を紹介した感じになってます。本が好きな人、本をたくさん読んでる人ならより面白いこと請け合いですよ。 私は小説は基本はラノベだった人で、SF読みの人、というと「難しいのを読んでる凄い人」という認識。純文学だと「おじさん・大学生」が読むというイメージが。かなり偏ってます。しかし、ホラーマニアの人のイメージってのはなんか無いですね。そういえば、身近に純文学読みも、ホラーマニアも居ないです。ましてやレア本好きの人なんて。国書刊行会系の本なんて、自分でもほんのこの前読んだのがはじめてです。あと、古典作品を読みまくってるような人もいないですねぇ。私は最近になってやっと根本的に重要な本というものを全然読んでないことに気づいて読み始めてるんですが(遅い!手遅れだ!)、死ぬまでにどれくらい読めるんでしょうね。 積読がよくない、とこの漫画でも書かれてますが、私もこのままいくと買ったのに読まないまま死ぬこともありそうです。今日も少し本の整理をしようとしたのですが、さっぱり片付きません。実は昨日の書き込み記事でネタにした『世界地理風俗大系』も、処分するつもりでとりあえず記事にだけはしとこうと思って書いたのですが、記事にする→処分する、なんてチマチマやってたのでは片付くものも片付かないでしょう。ですので、もう思い切って、いろいろバッサリ処分しようかと思ってます。普通の本については来月からにするとして(いきなり弱気だな)、漫画はほんと全部処分しちゃおうかと。もういくつも人にあげちゃってますが、さらに思い切って・・・ああ、これだけでも辛い・・・本の方はちゃんと処分できるかな・・・ 超人的記憶力で「生きたGoogle」と呼ばれる男(新華通信社) http://news.livedoor.com/article/detail/3482560/ ああ、この能力さえあれば、本は一冊もいらないのに・・・ たぶん私の脳みそはザルですよ。 そうだ。聖書を精読してる人も知り合いにいない感じです。意外といない。 ちなみに、『今日の早川さん』の第2巻は五月ころの予定だそうです。 参照サイト 早川書房 http://www.hayakawa-online.co.jp/ coco's blog http://horror.g.hatena.ne.jp/COCO/ 関連記事 イブン・ファドランの北方旅行を元にした冒険小説。マイケル・クライトン『北人伝説(ほくじんでんせつ)』 http://xwablog.exblog.jp/7598791 バルカンで核が使われるとかいう状況がピンとこないけど、ネタにしてる作品を最近ふたつ見た。『ガンスリ』『虐殺器官』 http://xwablog.exblog.jp/7990421 内戦の混乱の中で生きる少年と少女たちの生きるための戦いについて。『裸者と裸者』上下巻、という記事 http://xwablog.exblog.jp/7533952/
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| 2008-02-12 03:28
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