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土曜フォーラム『テロと戦争をなくすために』の崩壊感、という記事
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2006年05月14日
土曜フォーラム『テロと戦争をなくすために』の崩壊感

この前NHK教育でやってました土曜フォーラム『テロと戦争をなくすために 文化による平和貢献 日本は何ができるか』を見ましたが、これが非道い。
平山郁夫氏の主催で間に入ったのが山内昌之先生。パネリストはエルサレム・ヘブライ大学の日本史の先生ベン・アミー・シロニー氏、アル・コドゥス大学長サリ・アンワル・ヌセイベ氏、エマニュエル大学政治学部長レノア・G・マーチン氏の3人。法隆寺の付属施設内で会談。
平山氏の活動は頑張ってるとは思うけど、この人がやるからこそ、ちょと怪しいものだと感じるべきだったかも。

会談の内容は、それぞれが好きなことを言うだけで、いろんな立場の人を呼んだことが意味をなしてませんでした。シロニー先生はこの会談のテーマであるところの「なにができるのか」がまったく出てこない。「放置しておくのが一番」みたいなことさえ言ってしまいます。マーチン氏はなんで来たのかよくわかんない感じで、アメリカ擁護してました。ヌセイベ氏はけっこうマシなこと言ってましたが、まわりがこれじゃね。
ヌセイベ氏は、社会や歴史の「連続性」が実感できるかどうかが重要、みたいなことを言ってました。
平山氏はともかく山内先生はもうちょっと話の方向性をまとめて欲しかったですね。結局、日本や文化についてはほとんど話されませんでした。

で、びっくりしたのは、シロニー氏がエルサレムに日本を扱う大学が予算不足のためになくなってしまうと言い出し、援助してくださいみたいなことが話題に。そこですかさず平山氏と山内氏が参加する「文化外交の推進に関する懇談会」のことや、日本文化センター作ったらよい、とか言われたりして、なんかいいように誘導された感じがしました。

まあ、これはともかくですが、日本政府はもうちょっと海外の大学などでの日本語教育や日本文化に関する学術研究に対して、お金だすようにするべきだと思いました。多額の予算を使ってでもすべき有効・有益なことだと思いますが。
 
Posted by 管理人・馬頭 at 04:07  |Comments(0) |TrackBack(0) | TV番組 , 国際情勢

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by xwablog | 2006-05-14 01:56 | 日記
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