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政治的思惑が透けて見える公共放送の番組。『偉大なる旅人 鄭和』という記事
古い記事です。

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2006年05月05日
政治的思惑が透けて見える公共放送の番組。『偉大なる旅人 鄭和』

連休なんかほとんど意味ない。そう思ってる人は私の仲間です。

3日、1部と2部にわけて放映された『偉大なる旅人 鄭和』というNHKの番組を見ましたが、これがとても面白くない臭い番組でした。

『偉大なる旅人 鄭和』
http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/p/001/21-05353.html
http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/p/001/21-05359.html

『1421』の著者が出てきて、「センセーショナルな新説」としてアメリカ大陸に鄭和の艦隊が航海したとか、いろいろうさん臭いこと言ってました。変な仙人と子供の彫像が語り合ったり、再現シーンはしょぼかったり、ダメなとこが目立ちました。


とくに、鄭和の遠征が中国による平和外交や、諸民族友好の重要な手本である、かのような押しつけがましい話になってたのが最低でした。背景に、現在の日中の関係が緊張している、というのが影響してるのでしょうが、それを歴史もの番組に反映させるな。

七月にはDVDが発売されるそうです。
http://info.hmv.co.jp/p/t/1336/783.html
興味のある人は買うなりレンタルするなり。

ここ、最近のNHKのドキュメンタリー番組は非道いのが多いです。
ちょうど今見てる、『宇宙ロマン 星に秘められた46億年の物語』なんかもそうです。『NHK世界遺産』といい、これといい、しょぼいCGアニメの冗長でくだらない小芝居がたまらないほどダメダメ。
こういうのは、子供にも受け入れられるように、という配慮なのかもしれませんが、もっと硬派な感じのドキュメンタリーをやってほしいですね。
あ、でも、7日の日曜から連続でやる『プラネットアース』という番組はBBCと共同制作らしいので少し期待。

>鄭和
1371-1434年?生没。明代の宦官、武将。昆陽(雲南省)の人。その家系は元代以来の有名なムスリム。12歳で明に捕らわれ宦官となる。靖難の変で活躍し永楽帝に重用された。西洋取宝船とよばれる数十隻の大船と総勢2万数千の船団を率い、1405〜33年の間に7回の南海遠征を挙行。30余国を訪問し、遠くペルシア湾のホルムズ島に達し、分隊はアフリカ東岸に及んだ。この遠征により、インド洋沿岸諸国の朝貢が促進されるとともに、さまざまな知識情報が中国にもたらされた。三宝太監とも称され、インド洋方面各地でも三宝廟が造られた。
(『角川 世界史辞典』P619より抜粋。)

参照サイト
NHKオンライン
http://www.nhk.or.jp/
 
Posted by 管理人・馬頭 at 21:01  |Comments(24) |TrackBack(0) | 歴史 , ドキュメンタリー , TV番組

この記事へのコメント

昨年、昆明の雲南民族博物館へ行ったときに、鄭和の写真展やっていたなぁ…。
歴史を知っていれば、ああいうのもおもしろいんだろうけれど、私はあいにく時代違い…。むしろ、雲南に口琴があることに萌えていた…もとい燃えていたものです。
Posted by 雪豹 at 2006年05月05日 23:22

おお、昆明の博物館でそんなのが。「地元の英雄」的扱いなんでしょうか。
>口琴
こんな楽器はじめて知りましたが、「日本口琴協会」なんてのまでありますね。
http://www.koukin.jp/
ウィキペディア見てたら、口琴の英名「Jew's harp」の名前の由来の説のひとつに、「ユダヤ人(ハザール人)から伝わった」というのがあるそうです。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年05月06日 18:56

>口琴
へぇっ、そんな説があるんですか。
もしかしてホントでなくても、そういう連想をする人がいてなるほどと思う人がいる、という事ですよね。
>鄭和
地元の偉人ですからエッヘンって感じ。
でも、そこら中に銅像が建ってる、というようなノリでなく、普通の郷土の偉人だと思います。
Posted by 雪豹 at 2006年05月07日 00:18

>由来
ほかに、擬音語から、という説と、「顎の琴(ジョーズハープ)」が鈍って、という説があるそうです。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年05月07日 01:06

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