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壮大な謎が徐々に解明されていく。北アフリカへ。『イリヤッド』10巻の記事
古い記事です。

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2006年05月01日
壮大な謎が徐々に解明されていく。北アフリカへ。『イリヤッド』10巻


『イリヤッド』の9巻と10巻も買いました。
謎の解明はどんどん進んできてますよ。

イリヤッド10巻


『ILIAD(イリヤッド)入矢堂見聞録』10巻

(魚戸おさむ&東周斎雅楽。小学館。ビッグコミックス。2006年。505円)
「アトランティスを探す入矢たちは、山の老人たちの妨害をかいくぐりながら、その謎へと迫る。入矢は手に入れた古いフィルムから、北アフリカのチュニスにおいてナチスが発掘をしていた遺跡に注目する。アトランティスにかかわるフクロウの女神、そして崇拝された存在とは・・・。」

この漫画も大詰めの手前まできてるのか、アトランティスの謎を解明するためのヒントが、どんどん出されてきています。
北アフリカや南欧・イベリア半島という西地中海世界に勢力を振るったという伝説のあるアトランティス文明は、いったい誰が建設したものなのか? 時代が実際に何千年も前のことなのか? そこらへんが、どうやら九巻あたりで話が出たクロマニョン人とか、現在の人類の系統とは少し違う人類の末裔が実は生き残っていて、それが文明を築き、また崇拝を集めたのではという話にもってきそうな感じ。また、女性戦士の話や大地母神、フクロウの女神の話などから、女性が力を持っていた文明のようです。
ネタの組み合わせがほんと上手く、スケールが壮大なのが興奮します。
まあ、いろんな遺物を簡単に発見しちゃうのとか、連想によって安直に結論を導き出すのがよくあったりとか、つっこみどころはありますが、たいしたことじゃありません。
新キャラ・怪力女学者ロッカや山の老人の殺し屋バシャも出てきて、北アフリカでの話へと展開していきそうです。「アトランティスはジブラルタルの向こうにあった」という話から、それがモロッコあたりになりそう?

ところで、黒海がもともと内海で、一万年くらい前にボスポラス海峡・ダーダネルス海峡のところで決壊して、地中海と繋がったという話がありますが、これが洪水伝説のもとになったのでは? という番組がNHK教育でやってました。『地球ドラマチック』で4月5日にやった『大洪水伝説を追え』です。2000年のイギリスの番組。
黒海はもともと現在の3分の2くらいの大きさの内海だったようです。海底を調べると、かつての住居跡などもみつかります。黒海は栄養が少ない貧しい海ですが、とくに海底近くの水には有害物質が多く含まれていて、これが実は海底に沈んだ木材などを良好な状態に保ちます。『深海・古代の船(DEEP WATER ANCIENT SHIPS)』(ウィラード・バスコム著)という本にそれがかかれています。水深150メートルまでは塩分がほどよいけど、それ以下は塩分が強く、2000メートルほどの深さになると酸素もないし、硫化水素が漂っているという。だから、深海には古代の木造船が完全な形で沈没しているとのこと。それを探すわけですが、本当にみつかります。これって現在どうなってるんでしょうね。サルベージされたのかな?

この話にノアの洪水伝説をひっかけて紹介されてましたが、ノアの洪水より、アトランティスの水没とひっかけて話になりませんでした。一応、プラトンが記述するアトランティスが「ヘラクレスの柱」の向こうにあると言及してますが、そのヘラクレスの柱が通説のジブラルタルじゃなく、ボスポラス海峡という説もあるそうです。(ギリシア南部のマパタン岬という説もあります)
氷河期の終わった時に、乾燥した気候のため内海だった黒海は3分の2の大きさで、ボスポラス海峡にあたる場所が地中海の海水をせき止めていたが、7000年だか1万1千年だか前に決壊したというのは、なかなか魅力的な話です。
そういえば、北米大陸の五大湖がもとは氷河によってせき止められていた巨大な湖の跡だという話がありますが、それと同じくらいスケールがでかいですね。

『ノアの洪水』という本があるそうです。読んだことないけど、これでも黒海の海水化について書いてるみたいです。

参照サイト
セントラルリサーチセンター
(アトランティスの記事)
http://www.crc-japan.com/research/atlantis/index.html

Posted by 管理人・馬頭 at 01:53 |Comments(19) |TrackBack(0) | 歴史 , 漫画 , ドキュメンタリー


この記事へのコメント
先日ネットカフェで偶然見つけてハマっています
普段漫画は読まないんですが、これは面白いですね
3巻が終わったところなのでこれからが楽しみです♪
Posted by うるま at 2006年05月03日 14:15

>うるまさん
はじめまして。
『イリヤッド』読みはじめたのですね。3巻ということは、まだまだこれからですよ。これからが凄いんです!
これはスケールが大きい話で、話がいろいろなものと結びついていく過程が、「おおっ!」と思わせるものがあり、大変楽しめると思います。
各話で出てくる用語とか歴史とか調べてみると、もっと楽しめますよ。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年05月04日 01:11

レスありがとうございます♪
はい。確かにこれまで縁のなかった歴史に興味が沸いてきました(笑)
今日もネカフェへ行ってみましたが4巻から先は全てレンタル中で
借りることが出来ませんでした(´・ω・`)
早く続きが読みたいです!!
替わりにZEROという漫画を1〜5巻まで借りてきました
こちらも楽しみです♪
Posted by うるま at 2006年05月04日 22:07

はい、是非読まれますように。話のもとネタが分かるとさらに面白いですよ。
ネカフェでも人気のようですね。漫画喫茶でもそうですが、読みたいと思ってるのに限ってないんですよね。とくに漫画喫茶は品ぞろえが少々偏ってるから、入ってからガックリということも。

ZERO? 松本大洋の?
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年05月05日 02:57

そうですね。もとネタが知りたくなってきました♪
ZEROは、里見桂って人の作品です
世界を舞台に高額報酬を得ている贋作名人の話です
(´・д・`)ぉぃぉぃ って思うところ満載ですが(笑)
それも楽しみながら読んでいます♪
Posted by うるま at 2006年05月05日 22:12

>ZERO
思い出しました。ジャンプ系青年誌でやってるやつですね。面白い、とは聞いてましたが、まだ未読です。結構巻数がでてたはずなので、いつ読めるのか。
ネタ的には『ギャラリーフェイク』に似てたはず。『ギャラリーフェイク』のほうが、トンデモどころが少なかったかと思います。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年05月06日 19:03

ギャラリーフェイク知ってます!
本当はそれを探していたのですがネカフェに置いてなくて(´・ω・`)
ZEROはジャンプ系ですかぁ、知りませんでした
何だかどれも似たり寄ったりで(笑)
Posted by うるま at 2006年05月06日 20:10

>ジャンプ系
まあ、確かに個々の漫画でパッと分かる違いはないです。
現在、勢いのある青年誌は、大手三社でいうと、小学館>講談社>集英社、という感じです。小学館は青年誌・中年向け漫画雑誌に力を入れてて充実してます。集英社はなんだかパワー不足ですね。リアル系にしてはドラマが薄く、エロチズムは少々おやじ臭かったり練りが甘い、というとこらへんが弱点じゃないかと。10年前はもう少し勢いがあったんですが衰退してしまい、最近やっとちょっとだけ盛り返してきましたと思います。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年05月07日 00:58

そうなんですかぁ・・
漫画の世界は全然わかりません(汗)
一応女なのでエロ系青年誌に手を出すのは難しそうですね(笑)
興味があるのは歴史や美術系です
何かお勧めあれば教えてください
Posted by うるま at 2006年05月07日 20:47

>興味があるのは歴史や美術系です
それなら、やはり『ギャラリーフェイク』でしょう。長い作品ですが(自分も全部読んでません)、何冊も一気に読めるような面白さがありますよ。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年05月08日 01:13

やはり『ギャラリーフェイク』ですか(笑)
ありがとうございました♪
Posted by うるま at 2006年05月09日 22:30

はい。お試しあれ〜(ちょい巻数がたくさん出てますが)。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年05月10日 04:18

あらら。そんなに出てるんですか
宗教系の漫画でお勧めありますか?
歴史や宗教を漫画で覚えようってバカまるだしの
教えて君ですみません(汗)
Posted by うるま at 2006年05月10日 10:45

ギャラリーフェイク1〜5巻借りてきました♪
楽しみです♪♪
Posted by うるま at 2006年05月11日 21:32

>歴史や宗教を漫画で覚えよう
歴史などについて興味を持つきっかけになったりはするでしょうが、そのまま信じていいような漫画・小説というのは無いと思います。ですから、面白い漫画などを読み、それについて興味が沸いたら、それに関する歴史書などを読むとよいかと。
歴史漫画で面白いものはたくさんありますが、私のサイトの中で紹介してます。ご参考までに。
http://www.toride.com/~digxwa/digxwaFiles/dramaf/drama_f.htm
やはり、歴史を好きになる時には、歴史小説や歴史漫画はかなり影響ありますよ。これで何か思い入れがあるからこそ、いろいろ調べたりもしますし。
まあ、逆に歴史書読むと漫画とかのフィクション部分が分かってしまったりしまいもしますが、そこも含めて楽しんで歴史にのめり込んでください。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年05月12日 00:25

上の書き込みのリンク先で紹介してる中でまだ書いてなかったのですが、『修道士ファルコ』という漫画が面白いですよ。修道士が主人公ですから、一応宗教ものということでもありますし。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年05月13日 01:55
うわぁ〜! ありがとうございますっ!!
参考にさせていただきます♪♪
そうですね、馬頭さんの仰る通りです
漫画は何かのキッカケになれば・・・と思いながら読んでいます
アンテナに引っ掛かったモノを追っていきたいです
絵画に興味があるのですが、宗教画が理解できないんですよね(汗)
『修道士ファルコ』面白そうですね!

Posted by うるま at 2006年05月13日 21:51

>宗教画が理解できないんですよね
それでしたら、『西洋絵画の主題物語 聖書編』という本が役に立つかもしれません。すごい昔の絵画や東欧のものにはあまり対応してませんが、よく見かけるような有名な絵画などを引き合いに出して簡単な説明がついてますよ。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年05月14日 01:50

おおっ! そうですか!
早速探してみます
ありがとうございました♪
Posted by うるま at 2006年05月14日 20:56

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by xwablog | 2006-05-01 00:26 | 史劇
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