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謎・不思議だらけで何が現実なのかという気持ちに。ヤン・ポトツキ『サラゴサ手稿 世界幻想文学大系19』
web拍手コメントへのレス
>『サラゴサ』原本仏語版は66日分完全出版されたものの散逸、但し散逸前にポーランド語訳され(作者の没後
>工藤さんの解説以後の動向。だから船便でとりよせれば英語でよめるはずです(小説読むのは英語でも難し)。
との情報ありがとうございます。
しかし、英語は無理なので、どなたか翻訳してくんないかな〜

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今日は池袋のラーメン屋「中本」に行って来た。



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蒙古タンメン

辛くて美味しかったのですが、あまりにも辛いので汗がダラダラ。
しかし、食べた後に本当に美味しかったのか疑念を抱くくらいには辛過ぎかもしれない。
よし、次は麺大盛りに挑戦しよう。(結局また喰うつもりか)



それはともかく。
これ、薦められて読みました。

サラゴザ手稿


『サラゴサ手稿 世界幻想文学大系19』

(ヤン・ポトツキ。責任編集/紀田順一郎&荒俣宏。国書刊行会。1980年。2500円)
「フランスからスペインへとやってきて山中を旅するアルフォンスは、シエラ・モレナ山脈の中で旅の同行者たちとはぐれ、途方に暮れながらも廃墟となった宿にて一夜を明かすことになる。そこでアルフォンスは、いつの間にか来ていたエミナとジベデという姉妹から歓待を受け、その夜は彼女たちと床をともにすることになった。だが、彼が朝になって目覚めてみると、そこは盗賊を吊るした処刑場であり、共に寝転がっていたのは、盗賊の死体たちだったのだった。こうしてアルフォンスの家系、ゴメレス家にまつわる不思議な縁と、より不思議な出来事が、彼を夢とも現実ともつかない感覚の中へと誘っていくのだった・・・」

19世紀初頭(1804年と1805年)、ポーランドの大貴族、ヤン・ポトツキ伯爵が、サンクトペテルブルクで出版した、スペインを舞台とした、フランス語で書かれた幻想小説。
これは、本来は66日分の物語の14日目までを日本語で出したもの。しかも、66日分といっても、原作の方も完結してないで止まってます。(続きの部分の一部は河出から出てた『東欧怪談集』に載ってるそうです。)
しかし、これ、未完というか途中で止まってる内容ですが、めちゃくちゃ面白かったです。わけわかんないことに巻き込まれてく主人公アルフォンスなんですが、物語はさまざまな人を経ながら語られ、なんとも飽きさせませんし、なによりこの不思議感覚の中へどんどん引きずり込んでくれます。
これをweb拍手でお勧めしてくれた方、ありがとうございます。

巻末には工藤幸雄氏による「ヤン・ポトツキについて」というポトツキ論がついてます。


(ちなみに私のサイトでは「現代に歴史物として書かれたもの」を「史劇」の中で紹介してます。これは昔に書かれた本なので、おおざっぱに「古典」と分類して「書庫」の中で紹介することになります。)
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by xwablog | 2007-10-26 23:59 | 書庫
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