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あまり報道されないプーチンのダークサイド。江頭寛『プーチンの帝国』の書評
古い記事。

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2006年04月25日
あまり報道されないプーチンのダークサイド。江頭寛『プーチンの帝国』

黒っ! プーチン、やっぱり真っ黒だ!
江頭寛氏の『プーチンの帝国』を読んだ感想はそんな感じです。

プーチンの帝国


『プーチンの帝国 ロシアは何を狙っているのか』

(江頭寛。草思社。2004年。1900円)

プーチンがどのようにしてロシアの最高権力者となったのかが詳しく解説されています。
プーチンが大統領になった時、彼の目つきを見て、殺し屋が間違って大統領になった、とか思った人も多いかと思いますが、これ読むと流しの殺し屋やってた方がよかったんじゃないか、とかちょっと思いました。
スクラートフの「セックスと嘘とビデオテープ事件」とプリマコフ解任からはじまって、ロシアのエネルギー問題を軸に、プーチンの人脈のことや、チェチェンや朝鮮、対米関係といった外交とかも関連させて話題になってます。セミヤーやシロヴィキといったグループのこと、とくにチュバイスとの密接な関係とか、まあ、いままでほとんど分かってませんでしたが、少しはこれで知ることができました。
油田やガスといったエネルギー産業の汚い内幕が凄いです。暗殺しすぎ。
これ読むとますますロシアの未来は暗いように見えます。みんな目先のことしか考えてませんよ。おい。

これにプーチンの次女は日本文学か何かを大学で専攻してるそうですね。実は秋葉いつき氏のように、オタクだったら面白いのに。秘かに訪日して、護衛付きでコミケ行ったりとか。

あと、この本を書いた人の意図なのか、表紙裏に描かれているロシア地図を見ると、南樺太と北方四島が日本領になってます。こんなところでひっそり主張してます。
この地図を見ると南北樺太の中間で国境線を引いた上で、さらに宗谷海峡との間にも国境線が描いてある。だけど、根室海峡との間に線はひかれて無い。ここらへんに微妙な主張があるようで面白いです。

そういえば、この前の竹島・ドクト問題はドキドキしましたね。是非とも調査船が入った時に空対地ミサイルで撃沈するぐらいのことはあるかと思いましたが、そうはならず。
日本政府の中途半端な対応ではどうともならないでしょう。領土が欲しいのに話合いなんかで解決するはずありません。しかも、実効支配をしてないのにどうできるというのか。土地とは血を流して手に入れるもので、沖縄みたいな例はまれでしょう。「歴史的経緯」なんて後からどうとでもなるんだから、必要なのは誰がそこを支配しているか、でしょう。韓国みたいなあからさまで汚い手の方が有効だと気付け。
今、ちょうど見ていた昔の世界地図だと150万分の1サイズの地図だと竹島表記は無し。2100万分の1サイズになってやっと登場です。昔からあまり積極的に主張してこなかったみたいだけど、どうしてだろう? まあ、こういった「領土」問題は、基本的には経済的特典についての問題がベースなんですが、これにかこつけて見たくも無いカッコ悪いナショナリズムが唱えられてウザくてたまらないので、そこらへんはやめて欲しい。
まあどうせ、この問題は極東の情勢が劇的に変化しない限り解決しないでしょう。

撃沈といえば、この前東京湾で沈んだフィリピンの貨物船の沈没映像凄かったですね。
海が深くてもう引き上げられないとかで、また海が汚れます。
GPSとかつけてないのか?

Posted by 管理人・馬頭 at 02:42 |Comments(0) |TrackBack(0) | ロシア・CIS , 本 , 国際情勢

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でも、結局、この本がどれくらいまともな本かはわからず。ロシアとなると無意味に貶める人多いので。

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by xwablog | 2006-04-25 03:58 | 書庫
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