デジタル・クワルナフ
  管理人・馬頭(xwablog)。トップページのアドレスはhttp://www.toride.com/~digxwa/
トップ
可愛い女の子が高い志(?)で戦車の良さを語る『萌えよ!戦車学校II型』、という記事。
古い記事です。

---------------------------

2006年04月12日
ガ○ダムに負けるな。可愛い女の子が高い志(?)で戦車の良さを語る『萌えよ!戦車学校II型』

田村尚也氏の『萌えよ!戦車学校』の続編が『萌えよ!戦車学校II型』となって発売されました。前回同様、戦車大好き漫画家の野上武志氏と組んでのこの一冊。田村尚也氏の丁寧で分かりやすい文と、可愛らしい女の子(あとニーソ)が登場する野上武志氏の漫画が絶妙にミックスされて、面白く読みやすい戦車解説本となっております。
ページ数は5割増し近く、野上氏の漫画量は前作の10倍という充実振り。

『萌えよ!戦車学校II型』


『萌えよ!戦車学校II型』
(田村尚也&野上武志。イカロス出版。2006年。1619円)

前作を入門編とすると、今回の本は発展編で、戦車の運用と装備を第2次世界大戦に絞って紹介しています。独・日・英・米・ソ・伊仏の各国ごとに、歴史的背景と変遷も分かるようにしてあり、使用法などの解説では野上氏の分かりやすいイラスト付きです。かなり気合い入ってて、前作より格段にパワーアップしてます。
ページが増えたのに値段が前作と同じという面でもお得(とういか、なんでこのページ数でこの値段に?)。それにしても田村氏の文は分かりやすいです。
前の1作目の時にも書きましたが、野上氏の絵柄の「萌え」な感じと、読みやすくオーソドックスな田村氏の文が非常に上手くマッチしてまして、自分みたいな中途半端な知識しか持ってないオタクにはとても取っつきやすいです。
用語とかあんまり知らないので少し読むのに時間かかりましたが、飽きさせずスムーズな流れで読ませてくれました。いやいや、良いですよ、これ。

第二講の漫画部分とかを読むと、世に戦車を広めようという志(?)を持っているように見受けられます。
下り調子のミリタリーマニア業界ですが、よほど鬱屈が溜まってるのか不穏当な本音も出てます。

秋山教官「『これくらいは常識』・・・軍オタの悪いクセです!」

戦車ブームとか来るといいですね。私自身ちょっとかじっただけで、別にマニアとかいうほどじゃないですが、いろいろ読んでて楽しかったので、盛り上がってたくさん面白いのが出るようになって欲しいものです。

今回の本の中で、前から知りたかった運用面での基本的な話とかあって良かったです。あと、日本軍の戦車のことは目からウロコでした。近代以降の日本はろくなことが無いので、興味も無かったし知ろうともしなかったので、ステレオタイプなことばかり信じてましたよ。ほかの国でも無能な上層部の無理解が生む不合理かつ悲惨な結果はありますが、日本はより酷いなぁ。「笑えない」ってありましたが、酷すぎて笑えました。
それにしても、米軍の戦車に対する戦い方はホントに釈然としない。
英仏伊の三国は、どこも弊害だらけで面白かったです。イタリア軍の指揮系統の迂遠さといったら・・・。
ところで、イタリア軍の「砂漠でパスタ」の話は、前にも聞いたことありますが、あれってホントなんですかね。間抜け過ぎて、イタリア人を説明する定型文のひとつ、都市伝説みたいなもんのような気がします。まあ、そういう自分も疑いつつも「イタリア人なら本当にあった話でも納得か」とか思ってしまいますが。

ところで、巻末にもありましたが、『萌えよ!戦車学校』シリーズはさらなる続編を構想中だそうです。『萌えよ!戦車学校 III号(仮)』では、戦車戦の歴史について数々の逸話を取り上げる予定のようです。
楽しみですね。

参照サイト
萌えよ!ミリタリー枢軸(『萌えよ!戦車学校』公式)
http://www.ikaros.jp/moesen/index.html
イカロス出版
http://www.ikaros.co.jp/
firstspear(野上武志氏公式)
http://firstspear.com/
メロンブックス・特設ページ
http://www.melonbooks.co.jp/tsuhan/system/index.php?RATED=18&SPECIAL=sp_moesen

デジタル・クワルナフ内の旅行記記事(モスクワ中央軍事博物館)
http://www.toride.com/%7Edigxwa/digxwaFiles/tabif/tabi_rus07.htm
洞窟修道院
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/6218/
『ソ連軍戦車兵の回想』(『私はT-34で戦った』の翻訳など)
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/5870/tankist.html


Posted by 管理人・馬頭 at 08:15 |Comments(1) |TrackBack(0) | 軍事 , 本 , 漫画


この記事へのコメント

そういや、読み直しててセシルが登場するシーンを見て、ちょい気付いたのですが、『セーラームーン』の「月に変わっておしおきよ」の有名なポーズを取ってますが、あれってヨーロッパの人は大丈夫なんでしょうか。
ヨーロッパでは人差指と小指を立てる手付きは「角のポーズ」と呼ばれ、中指を突き立てるのと同様に、人を侮辱する時のポーズなはず。
『セーラームーン』みたいな子供も見るであろうアニメであれって平気なのでしょうか。手のひら側を見せなければ大丈夫なのか?それとも、それほど重い意味じゃないのか?
それはともかく。
野上氏のHPみましたが『萌えよ!戦車学校II型』は前作の5倍刷ったそうですが、もう増刷決定だそうです。すご。
Posted by 管理人・馬頭 at 2006年04月18日 07:25
---------------------------

関連記事
『萌えよ!戦車学校』第2巻はII型に改名して発売延期。公式サイト、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7280682
私はこれを見てて八輪に開眼しました。『世界の装輪装甲車カタログ』という記事
http://xwablog.exblog.jp/7457742
特典映像にて別視点を確保せよ。『ブラックホークダウン』コレクターズBOX、という記事
http://xwablog.exblog.jp/7457435
独ソ戦を面白く解説するこの一冊。内田弘樹&EXCEL『どくそせん』。イカロス出版。
http://xwablog.exblog.jp/7432019
君は速水螺旋人を読んだ事があるか!?『速水螺旋人の馬車馬大作戦』という名を持つ本の形の果てしない世界
http://xwablog.exblog.jp/8611488
[PR]
by xwablog | 2006-04-12 03:26 | 書庫
<< クズ人間だらけのエッセイ漫画。... スナイパーたちの尋常ならざる逸... >>