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出てくる人が少し微妙だけど面白い。『日本刀なるほど物語』他。そして『宗像教授』。という記事
古い記事です。宗像教授シリーズはまだ続刊してる。

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2006年04月11日
出てくる人が少し微妙だけど面白い。『日本刀なるほど物語』。他、ドキュメンタリーをいくつか。そして『宗像教授』。

4月6日木曜日の夜10時25分からはじまった『日本刀なるほど物語』を見ました。案内人は落語家の柳家花緑。話相手になるのが歴史小説作家の牧秀彦。
「第1回 誕生に謎あり」は、日本刀の基本的な話、歴史とか。
銀座の刀剣店・長州屋に行っていろいろ刀を見る二人。そこの店長さんが言うには「姿・地鉄・刃文」で善し悪しを判断して買うのが良いとか。値段は鑑賞に耐えるもので100万、良いものなら250万くらい、店内にある刀の最高額は源清麿(幕末の人)作の刀で5000万だけど、もっと高いのはあるそうです。高っ!
日本刀は全国で220万振あるそうです。刀剣店は200店。教育委員会の文化財保護課が登録管理してるといいます(武器じゃなく美術品だから)。
昔の刀(古刀)の方が地鉄の良いものが多いそうで、製鉄技術が未発達だったのに、良いものが多いことも不思議のひとつだとか。「鉄と人は時代が下るほど悪くなる」と江戸時代の名工もいってます。

隕鉄は普通の玉鋼より低い温度で加工できるため、昔の製鉄技術でも加工しやすかったのではとか言ってました。

鉄の話が出てきたのでついでに、『宗像教授伝奇考』のことでも。
今日、『宗像教授伝奇考』の文庫版の第六集を読みましたが、この漫画も製鉄技術がテーマのひとつになってます。

宗像教授伝奇考第六集


『宗像教授伝奇考』(文庫版)第六集

(星野之宣。潮出版社。潮漫画文庫。2004年。571円)
「異才の民俗学者・宗像教授は、仕事を何度も頼まれた女性編集者・池から恋人の歴史学者・竜胆を救って欲しいと頼まれる。泣き付かれた宗像は結局引き受けることに。そして源義経を巡る伝説と山を行き来する人々、そして蝦夷たちとの繋がりを解き明かしていく・・・。」

宗像教授が竜胆が書いた源義経の北方逃亡伝説を立証していくという感じなんですが、これがまた星野先生の見事なまでの話に引き込まれて、これが本当かー、とか思わされてしまいます。先生の話は、つくづくスケールの大きさが違いますね。
この第6巻の中の「流星剣」の中で、奥州藤原氏が蝦夷と深い繋がりがあり、それは源義経も影響を受けその後の「逃亡」に関連するという話建てになってます。それには製鉄技術に優れた東北の人々が関係したりとか、興味深い話がいっぱいです。日本刀の形状は蝦夷の人が使った蕨手刀に由来するともありました。この先生の話は、どこまでが本当でどこからがネタなのか、知らないと分かり難いのですが、全部ホントに聞こえてくるのが凄い。
稲作が広まる前の昔の東北は馬の産地でもあったらしいので、そこらへんから義経の騎馬戦術がきてるのでは、ということを言ってます。
で、思い出したのですが、『月刊マガジン』で連載中の『遮那王』(沢田ひろふみ)の中で、義経が金国から来た人たちに騎馬の技術を教えてもらったりとかというシーンがあります。義経が馬の扱いに長けていた理由というのを話として使うのであれば、金国の人から教わったというより、はるかに蝦夷の人たちから、というのが説得力がありますね。(この『遮那王』の中で金国の姫さまが父親の代理としてやってきてますが、女真族って女性の地位とか高いんでしたっけか?)

ところで、第6巻の後に宗像教授が樺太に渡り、さらにバイカル湖とかいってギリヤークだなんだという話があるはずなんですが、第七巻ではいきなり日本に帰ってきちゃうのはなんで? ジンギスカン絡みでNHKから出てたのは繋がるのか?

話をテレビに戻しますが、
今日見た『巨大穴 天坑 謎の地下世界に挑む』は楽しかったです。ファンタジー好きとしてはやはり洞窟と聞いただけで何か期待しちゃいますよ。しかも、今回出てきた「天坑」はむちゃくちゃデカイんですよ。ドラゴンが棲んでてもおかしかないデカさ。見てるだけでワクワクしました。

あと、先週NHKでやってた『スペシャルドキュメント北朝鮮』。これ見て大事なことを思い出しました。
今まであまりにも当たり前のように接してきてたせいで、疑問にも思いませんでしたが、北朝鮮って社会主義国だから、最高権力者が世襲ってのはおかしいじゃんか。
東ドイツの駐北朝鮮職員の人たちの発言とか聞いて思い至りました。(遅い!)

来週、気になる番組は、14日金曜日の『アートエンターテインメント迷宮美術館』の「華麗なるオークションの世界」。
『日本刀なるほど物語』の第2回「名刀の条件」も楽しみ。

Posted by 管理人・馬頭 at 00:06

この記事へのコメント
先月HISTORIA経由でお邪魔したものです。今夜は”蕨手刀”で検索していて流れ着きました。いやーなつかしいです宗像教授。昔わたしも胸を躍らせたものです。何年前だったかな。このブログ読んでると忘れていた作品を次々思い出しますね。
平安時代の武人はしばしば俘囚に刀を打たせたそうですね。蝦夷の鍛冶屋は腕がよかったのでしょう。これも優れた製鉄技術の一環だったのでしょうか・・・・・近所のホームセンターで売ってる共鉄造り(たしかそういうんですよね?)の鉈は柄頭が小さく丸まっているのですが、もしかして蕨手刀の血を遠く受けついているのでしょうか?あはははは。
Posted by えんぴつ at 2007年02月01日 20:56

>俘囚に刀を打たせた
この時代、当時の日本人より冶金技術において優れていた証拠かもしれませんね。
こうした形でその後の時代に刀剣の製造技術が非常に高まったのかも?
Posted by 管理人・馬頭 at 2007年02月02日 08:15

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現在、古い漫画の『ヤマタイカ』と『妖女伝説』も読んでます。


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