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ギリシャのペロポネソス半島で起きている大火事。なんか大変なことになってるみたいですね。大丈夫かな。他のヨーロッパ諸国からも消防士がやってきてたりもするようですね。
オリンピアへの延焼も心配されましたが、これは平気だったみたい。しかし、このごに及んで放火で数人逮捕ってのは、どういう経緯なんだろ。 それはともかく。 ちょっと記事書くの遅れちゃいましたが、『入矢堂』の最終巻です。 『イリヤッド 入矢堂見聞録』第15巻(最終巻) (魚戸おさむ&東周斎雅楽。小学館。ビッグコミックス。2007年。505円) 「遂にアトランティスまであと一歩のところまでやってきた入矢たち。皆の意見をつき合わせる中、トロヤ説の他にも重要な候補地が出て来る。そして、入矢たちはそこへと向かうのだが、それを阻止すべく、グレコ神父たちも動き出すのだった・・・」 前巻・・・最後でああやってアトランティス=トロヤ説を盛り上げといて、さらにぐるんぐるんと、語り回して、最後にみんなで出発ということになります。 もちろん、山の老人側もオコーナーを排除し、グレコ神父が直々にそれを追いかけます。 最後の探訪のメンバーは、イリヤ、ユリ、デメル、プリツェル、そしてレイトン卿の5人です。 アトランティスがどこだったのか、という点については、実際に漫画を読んで御確かめください。 ここから先は少しエンディングに絡む部分なので、読むつもりの人は読まない方がいいかも。 この漫画、壮大なネタを次から次へと繰り出してきて、あらゆる所に連れ回し、ネタをネタで繋げる上手さは極上で、盛り上がりまくりましたが、最後は、締めは決めたけども、ちょっとネタを振りすぎて焦点が絞り切れず、散漫になった感じが少ししました。 イリヤの過去のアーサー王の部分はとうとう語られましたが、それをエンディングで消化しつつも、きっちり最後までは見せないという想像を働かさせる演出はちょっとあの結末から行くと、もう少しハッピーさとでも言うようなものを出した方がよかったかしれない。 しかし、そうは言っても、アトランティスの謎に迫るこの物語全体の壮大さは脱帽もの。何度も感動させられたし、感心もさせられた。ヒロインのユリがもう少しイリヤと絡むような感じのにならないのがまた好感が持てます。各人の夢と強い意志の成長・克服の物語でもあったのです。 これは歴史好きの人には絶対お勧め。知り合いとも話していたのですが、ある程度の事前の知識があることが、よりより面白くしてくれますよ。 参照サイト 忙しい人のための『イーリアス』 http://home.highway.ne.jp/skondoh/il_story.html Greeks step up fire investigation(BBC) http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6965666.stm 関連記事 エウメネスのはじめての戦い。パフラゴニア編完結。岩明均『ヒストリエ』第4巻 http://xwablog.exblog.jp/7280445
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| 2007-08-28 05:26
| 史劇
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