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戦うことを厭わない女戦士の戦い。吉原昌宏『ニムロッド NIMROD』の紹介
これも古い記事。

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2007年03月26日

戦うことを厭わない女戦士の戦い。吉原昌宏『ニムロッド NIMROD』。幻冬舎から作品集が出ました。

はー、今日は酷い移動して疲れました。

それはともかく。
今月、幻冬舎コミックスがいくつか短編集を出しました。『ニムロッド』もそのひとつ。『ライカの帰還(とんびの眼鏡)』で知られる吉原昌宏氏。平野耕太氏の帯コメントによると、「どうせ死ぬなら、この女に撃たれて死にたい」らしい。

『ニムロッド 吉原昌宏作品集2』


『ニムロッド 吉原昌宏作品集2』

(吉原昌宏。幻冬舎コミックス。バーズコミックス。2007年。660円。印刷・製本/光邦)
「1991年、北アイルランドで少年ショーンがIRAに捕まる前に保護したのは、フリーのエージェント・篁樹里(たかむらじゅり)だった。彼女はショーンの父親でIRAの裏切り者パトリック・ピアースの元へと連れて行く仕事を請け負っていた。しかし、彼らの前には過激な暫定派(PIRA)が立ちふさがる・・・」

1997年に『ウルトラジャンプ』で三話掲載された『ニムロッド』と、『コンバットコミック』に掲載された『オホートニク』が入っている短編集。『オホートニク』は2000年と2001年ですね。
『ニムロッド』は、もう10年も前の作品ですが、また読めてよかった。なんか、他の単行本にすでに一度載ったようですが、それは読んでなかったので。
『オホートニク』は、ロシア人(正確にはシベリアに流刑されたポーランド系住民の末裔と少数民族の混血)の女、アレクサンドラ・セミョノヴァが活躍する作品。アメリカでコルシカマフィアのボスに傭われた彼女は、セルビアの民兵軍司令官ラディッチを暗殺するよう依頼されるのだが・・・という話で、続編の『オホートニク 背信航路』も入っています。
どちらも銃器の扱いに精通した二の腕が太くて色っぽい女性が活躍するかっこいい作品です。

しかし、今月の幻冬舎は単行本出しまくり。3月なので決算に合わせての帳尻合わせが単行本を出すという行為で補われるため、出版社によっては3月は特殊なのが出るのです。この『ニムロッド』みたいな短編集とか、あと無理矢理間に合わせるためにページ数が少ない(180ページ以下の)単行本とか・・・。でも、今月の幻冬舎みたいに、『CHILDREN OF THE MOON』(永緒桂仁)とか、昔の単行本が出てない作品がいきなり単行本化したりするのは嬉しいです。

そういえば、『ニムロッド』は本当は続編が描かれる予定だったようで、巻末に『COMICランゲット』(フォースカンパニー)という漫画雑誌に掲載された「予告編」が載っています。残念ながらその『ランゲット』自体がたった1号で廃刊になってしまって、続きが描かれることはなかったようです。
うーむ、ニムロッドはあのまま『ウルトラジャンプ』で連載やってもよかったかと思うのですが、やはり『ウルジャン』の読者層とは趣味が合わなかったのかな? もったいない。

『吉原昌宏作品集』の1の方は『迎撃空域』といって、第二次世界大戦が舞台の作品。半分が日本軍で、半分がドイツ軍のもの。
園田健一氏のとこでアシスタントやってたとかいう話もありますが、今はどっかで連載とかしてないのかな。

参照サイト
幻冬舎コミックス
http://www.gentosha-comics.net/
漫画雑誌 創刊・休刊情報2003年(最後通牒)
http://www10.ocn.ne.jp/%7Ecomic/magazine2.htm
ウルトラジャンプ
http://ultra.shueisha.co.jp/


Posted by 管理人・馬頭 at 00:59

この記事へのコメント

さらにあの名作と名高い『ライカの帰還』も幻冬舎から作品集として続けて出されるみたいです。これは見逃せぬのですよ。
Posted by 管理人・馬頭 at 2007年04月23日 02:44

7月下旬には『ギャロッピンググースZERO』が出るようです。
Posted by 管理人・馬頭 at 2007年07月11日 05:19


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『迎撃空域』を載せる時に移動させました。しかし、『迎撃空域』を敗戦の日に合わせるのには失敗した。


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第二次世界大戦を舞台にした冒険活劇。日本ものとドイツもの。吉原昌宏『迎撃空域 吉原昌宏作品集1』
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by xwablog | 2007-03-26 06:15 | 史劇
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