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-------------------- 2006年02月22日 廃虚なのに壮麗なる街。シルクロード紀行No.18ペルセポリス 先週発売の『週刊シルクロード紀行』No.18は、イランの古都ペルセポリスが取り上げられていました。先週からつい書きそびれましたが、ここで紹介します。 ペルセポリスは紀元前のペルシアに建国されたアケメネス朝の首都。前522年頃にダレイオス1世によって建設がはじまったといいます。アケメネス朝発祥の地であるパルーサに建設された王宮は、ペルシア王が征服した各地の文化を取り入れた複合様式となっています。巨大な石柱が並ぶ広間、征服民のレリーフ、神々や人物・動物の石像、大階段などが現在も残っています。 この街はアケメネス朝滅亡の時まではありましたが、アレクサンドロス大王が征服し滞在した時に火事で焼失してしまいました。 この『週刊シルクロード紀行』はシルクロードの風景を写真で紹介していく雑誌ですが、今回の記事はゾロアスター教と古代ペルシアの両方に焦点をあてつつ紹介したもので、どっちとも目新しくもない簡単な記事が多かったです。一部記事内容があれでしたが、キレイな写真と現地の面白い情報が少しのってて良かったです。 中でもヤズドで撮った左右のノッカーの形が違う両開きの扉が面白かったです。男性の訪問者は低音のノッカーを、女性の訪問者は高音のノッカーを叩くことによって、音だけで男女が分かり、女性が男性に顔を見せずにいられるようになっていました。 ヤズド市ではいとこ婚が多く、離婚率がほぼ0パーセントだそうで、著者は、家族ぐるみで気心がしれてる同士が結婚するから、と言ってます。でも、それは狭いイラン社会が、いとこ婚によってより閉塞的な社会を形成してるため、離婚しようにも周囲の人間たちがそれを許さないため離婚率が低いということもあるんじゃないでしょうか? そうそう、正倉院に収められているというガラスのお椀は、ササン朝時代のペルシアから運ばれたものの可能性があるわけですが、このお椀、世界でも珍しい土の中に埋もれたことの無い「未埋蔵」のお宝、なんですよね。そう考えると確かに凄い。 前から読んでた『炎の門』をやっと読み終わりました。合間合間に読んでったのでえらい時間かかりました。この小説、凄く熱い話でした。そして、男臭〜い話でした。後半部分の盛り上がりは凄いですよ。映画化できれば『アレクサンダー』より面白くなるんじゃないかな。そういやまだ『トロイ』見てません。 関連記事 不穏なイラン情勢。状況が悪くなると大きなことを言うやつが力を持つというこ Posted by 管理人・馬頭 at 05:00 --------------------
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| 2006-02-22 01:34
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