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エウメネスのはじめての戦い。パフラゴニア編完結。岩明均『ヒストリエ』第4巻
今日は暑かったですねぇ。朝、三度寝するはめになりました。起きるたんびに汗まみれ。
日中も暑かったようですが、地下での仕事が終わるのは夜ですので、そっちはあんま関係無い。むしろクーラーのせいで、体調はいっつも悪い。
今日のオフ会は盛り上がってんだろーなー。

それはともかく。
『ヒストリエ』の最新刊が一年半ぶりくらいに出たのですが、ちょうど同人誌やってた時期で何も記事書いてなかったので、やはりやっておかないと。

ヒストリエ第4巻


『ヒストリエ(HISTORIE)』第4巻

(岩明均。講談社。アフタヌーンKC。2007年。533円。)
「フィレタイロス家の長男ダイマコスが私兵を使ってボアの村を攻めようとしていた。エウメネスのパフラゴニアでの生活が危機に陥る。だが、その時エウメネスがある策を思いつき・・・」

パフラゴニア編の完結編。ついにダイマコスの兵士たちがボアの村に攻め寄せます。村の守りは非常に弱々しく、さらには村が接する池は、実は歩いて渡れてしまうという。しかし、それを知ったエウメネスは、ダイマコスたちを嵌める策略を考えつくのでした。

以下ネタバレあり。

彼がボアの村によって捕らえられたギリシア人を装い、池を歩いて渡れる場所を教え、兵士たちをおびき寄せ、一網打尽にしてダイマコスを捕らえる。そうすれば、ティオスの街とも交渉でき、上手く解決できるというわけです。
装備においても兵力においても劣勢のボアの村に犠牲を出さずに勝つため、エウメネスは面白い戦い方を村人たちに教えます。
木組みの柵を造り、距離をとりつつ槍や弓矢で撃退されるダイマコスの私兵たち。エウメネスは、カルディア時代にアテネのイフィクラテスと会ってたり(!)してたので、長い槍を使って相手の届かない距離から攻撃するのを思い立ったのです。
兵士たちをやられ、自分の敗北を認められないダイマコスは興奮して怒り出す始末。そんなものだから、ムカついた村人によって殺されてしまい、交渉には使えなくなってしまうのですが、その後、サテュラがダイマコスの弟テレマコスに嫁いで丸く収まるわけです。しかし、エウメネスが嵌めたことがバレてしまい、彼もボアの村にはいられなくなります(というか、エウメネスにしてはあの時、あの場にいたのはうかつでしたね)。
こうして、故郷を目指したエウメネスは途中でトロイの遺跡を見るため立ち寄り、第1巻の冒頭のシーンへと繋がっていくわけです。
長かったなぁ。

今回の表紙はバルシネ! まあ、この巻では最後のレスボス島・生物研究所のとこでしか出ませんが。

連載の方は、現在カルディア市内に入ったエウメネスがどうこうという感じで進んでます。まだ再会すべき人が多いですね。どうなることやら。そして、街の外にいるマケドニア軍とのことはどうなるのか。さらに、あの眼帯のおっさんは!? 楽しみですね〜


ついでに、イフィクラテスの情報など。

>イフィクラテス
前415年頃〜前353年。アテナイの将軍。軽い甲冑をつけ円楯と長槍とを携えた傭兵をもって、スパルタの重装兵をコリントに撃破し(前390年頃)、歩兵戦術に一時期を劃したが、エパミノンダスにのペロポネソス侵入の防衛に失敗し(369年)、将軍職を免ぜられてトラキアに去った。
(『岩波西洋人名辞典』P128より抜粋。)

参照サイト
HISTORIA(ひでさんの古代マケドニア王国史のページ)
http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/index.html
e-1day(講談社アフタヌーンなど)
http://www.e-1day.jp/

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by xwablog | 2007-08-12 00:51 | 史劇
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