人気ブログランキング | 話題のタグを見る
  デジタル・クワルナフ
  管理人・馬頭(xwablog)。トップページのアドレスはhttp://www.toride.com/~digxwa/
トップ
ポーランドの軍事史の本を手に入れました。『Polska - Broń wodzów i żołnierzy』。写真満載でウハウハ
ポーランドの軍事史の本を手に入れました。『Polska - Broń wodzów i żołnierzy』。ポーランド語読めないけど写真満載でウハウハ

久しぶりにネットで洋書を買おうと思い、かつて使っていたスカイソフトがすでに一年以上前に閉鎖されていたことを知りました。うーむ、ネットで洋書となると、どこがいいのかな? アマゾンか紀伊國屋かな。みなさん、どこを使ってます?

それはともかく。
この前もポーランドものの洋書を手に入れましたが、また今回もポーランドもの。しかもポーランドの出版社Kluszczyńskiが出してる本です。
ゴールデンウィーク中、西山洋書が10パーセントOFFしてたので買ってみました。
ちなみに今回から画像のサイズを1.5倍にしてみました。今までの本の画像サイズだと、細かい部分がよくわかんないし、印象も薄い感じがしましたので。

洋書ポーランド史POLSKAbronwodzow1

『Polska - Broń wodzów i żołnierzy』
(出版/Kluszczyński。価格40zł.=1700円くらい。西山洋書で3570円。フルカラー・112ページ)

ポーランド語だと、固有名詞以外はまったく想像もつかないので、内容は画像だけで判断。どうやら、軍事史に関する本みたい。
カバーはハードカバーでサイズは280×220mmくらい。フルカラーで、写真がいっぱい。ムック本というか、『カラーイラスト世界の生活史』とか『ビジュアル博物館』みたいなやつ。そういえば、ロシアにもこういう本はたくさんありました。日本って、そのまま相当するものって無いし、だいたい雑誌・ムックタイプが多いですよね。



bk_pol_bwiz_1_ポーランド史本画像

この写真の中にある肖像画ですが、どっかでみたことあるな、と思ったら、前に手に入れたポーランドの歴史人物切手にあった絵と同じでした。この人はボレスワフ3世・口曲公です。
切手の画像は、デジタルクワルナフの「蒐集」のコーナーの「切手」にあります。
他にもマイナーなポーランドの歴史上の人物がたくさん載ってます。



bkpol_bwiz3_ポーランド史本画像

これは1605年に行われたキルムホルムの戦いの会戦図。ヤン・ホトキェーヴィチ将軍がスウェーデン軍に大勝した戦いです。
他にも戦いの絵(当時のから現代に書かれた歴史画まで)がたくさんありましたが、なぜかあの有名なグリュンワルトの戦いの画像とかは無し。



bkpol_bwiz6_ポーランド史本画像

ポーランド騎兵「フッサール」の隊列。かっこいい。



bkpol_bwiz2_ポーランド史本画像

フッサールの絵は多い。



bkpol_bwiz7_ポーランド史本画像

武器の写真とか豊富に載ってます。時代も古いものから新しいものまで。第二次世界大戦のものも武器がたくさん載ってました。
なんか最後のとこはイラク戦争に参加したポーランド部隊の様子の写真もありました。あと装備のM4A1とか。



bkpol_bwiz5_ポーランド史本画像

あと、この絵がなんかいい。ロシア革命が起きた前後あたりの様子を書いた歴史絵画らしい。手前の女性兵士が特にいい。なんていったか、手に拳銃に大きな銃床つけてるやつ持ってるし。それによく見ると、奥にいる人物が少年兵だったり。



bkpol_bwiz4_ポーランド史本画像

それと、全体的にポーランドの武器はすごくファンタジー世界みたいな素敵なデザインが多い気がします。このヘルメットもそうですが、スケイルメイルとかラメラーアーマーとかバリバリあります。かっこいいなぁ。というか、欲しい!

やべー、面白い。今度のキエフ公国史の次はポーランド史本もやりたいなぁ。


ポーランドといえば、この前みつけたこの記事が面白かった。
「ポーランド人の姓名・ポーランド固有名詞学序説」(渡違克義)


あと、昨日みつけたサイトで「polska.pl」というとこには、ポーランドの古文書の画像がたくさん置いてあったりしてなかなか楽しい。書面にいっぱい印章がついてる画像とか。
・・・いや、まあ、分かる人だけ分かってください。



今回、偶然西山洋書でこの本を見付けましたが、他にも欲しい本がたくさんありました。まあ、結構高いので我慢我慢。てか、アマゾンとかで調べると、そっちの方が安いしね。だから洋書をネットで買おうとか思ったのですが。
あと、西山洋書って、あまり本の状態とか気にしてないようなところがあって、曲がったり汚れたり折れたり破けたりが・・・
品揃えは面白いし、ありがたいんだけど、そこらへんが気になりますね。
そうそう。オスプレイ社のシリーズで、「フォートレス」だったかな? 城塞ばっかりを扱ったシリーズがありますが、その中にコンスタンティノープルの大城壁だけの本というのがあって吃驚しました。偏ってるな~。
とりあえず、ネットで洋書買うことになったら、「MEN AT ARMS」の北の十字軍のやつと、フス戦争、ロシア中世のはなんとか手に入れないと。


参照サイト
Kluszczyński(ポーランドの出版社)
http://www.kluszczynski.com.pl/
polska.pl
http://www.polska.pl/
オスプレイ出版
http://www.ospreypublishing.com/
デジタルクワルナフ
http://www.toride.com/~digxwa/
歴史絵画の切手など(デジタルクワルナフ)
http://www.toride.com/~digxwa/digxwaFiles/collf/coll_stamp.htm
在ポーランド日本国大使館
http://www.pl.emb-japan.go.jp/index_j.htm
東京大学文学部・人文社会系研究科・スラヴ語スラヴ文学研究室
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~slav/homepage.html

関連記事
ポーランドの歴史的美術品などの写真がいっぱい。『MILLENNIUM(ミレニアム)』
http://xwablog.exblog.jp/10546162
25人のポーランド人の文化的業績を紹介する一冊。土谷直人『ポーランド文化史ノート』
http://xwablog.exblog.jp/10169061


デジタル・クワルナフ サイト・トップへ
by xwablog | 2007-04-06 02:03 | 書庫
<< 古代におけるエミシという呼称の... ブラピVSエリバナ! え? ブ... >>