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本日は仕事終わったあと、間に合いそうだったので新宿まで行って前日にオープンしたばかりのジュンク堂書店新宿店に行ってまいりました。
新宿の三越アルコットの6~8階が全部ジュンク堂になってます。 まあ、紀伊国屋書店の目の前に進出するというあたり、やる気満々なのが伺えます。 エスカレーターで6階に上ったすぐのところ。 ちなみに六階は理工・コンピューター・医学・社会のフロア。 七階が人文・語学・芸術・文芸・文庫・新書・選書・洋書のフロア。 八階が実用・雑誌・地図・旅行・学習参考書・コミックス・ライトノベル・児童書のフロア。 という構成になっています。 フロアMAPはここをクリック。 店内は東西に長い形になっていて、この写真はその店内の端っこから撮影したもの。奥行きが凄いある感じ。 もっとも、ひとつの階あたりの床面積は池袋店よりかは広いものの、三階分しかないので総床面積ではたぶん負けてるはず。各ジャンルごとに割り当てられる棚もそれほど多いわけではないです。 あと、たくさん本棚を置くためか、かなり本棚と本棚との間隔が狭くなっています。人がしゃがんだら後ろを通るのはちょっと注意かも。 ちなみに、この写真の棚は両側ともライトノベルのコーナー。ラノベコーナーはこれだけ(ただしBL系文庫・新書は違う列)なので、空きの棚があるとはいえ、昨今のラノベ刊行量からするとすぐに満杯になってしまうでしょうね。 コミックスのコーナーも多く取ってますが、ほとんどがこのような平台の無い高い棚に入ってるので、コミックスコーナーとしてはどうだろう、とか思いました。やっぱり新刊じゃなくとも、平台で表紙見せる場合とは売り上げ的に違うでしょうし。それとも、あまりキツキツにしないで、棚内での立て置きをするつもりかも? あまりオススメできないですが。 で、これが肝心の歴史書コーナー。この列の両側が世界史の歴史書だけになってましたが、まあ、当然ながら池袋店よりかは少なめ。あと、ライバルたる紀伊國屋書店と比べても、少し弱いかも。平台はまったく無しですし。ロシア史は「その他」のくくりでした(泣) しかし、平台がホントに少ない。棚の中で表紙を見せれるように立て置きしてますが、これは配架量を確保するために、思い切って平台を極端に減らし、そういう方向性でやってくつもりなのかと思われます。 紀伊国屋と比べてみると、揃えなどで多少弱いかもしれませんが、あの紀伊国屋の上下の移動の面倒さアクセスの悪さを考えると、ひとフロアごとの量で移動が楽な部分は自分的にはかなりの好感度。新宿降りて、どこでもいいからある程度いろいろ揃った本屋に入るとしたら、紀伊国屋よりもジュンク堂かもしれません。 検索用PCは各階各所に合計7台くらいはありました。池袋店ももう少しPC置いて欲しいですよね。ちなみにこの写真は七階ですが、六階のエスカレーター横には五台も置いてありました。 開店したばっかりなせいなんでしょうが、棚に入っている本が、整理されてませんでした。ジャンル分けだけして、けっこう適当に突っ込んだ、という感じがします。これは時間が経てば直っていくことでしょう。 ところで、なんで、わざわざ新しい本屋がオープンしたというだけで新宿くんだりまで行ったのかというと、狙っていたものがあったからです。 実は岩波文庫から出たトゥキデディス(トゥーキュディデース)の『戦史』が無いか探しにいったのです。この『戦史』、中巻と下巻は持っているのですが、上巻だけ無い、という変なことになっているので、なんとか上巻が欲しいんですよね。 もう今更重版とかしないだろうし、どこにも売ってないので、ずっと探してました。 で、今回新しくお店がオープンするに当たって、入ってないかと思い、行ってみたのです。チェーン店がある本屋の場合、岩波文庫は買い置きだから各店からいらない(売れない)文庫がたくさん回されてくる、と聞いたことがあったので、もしかしたら、どっかから回ってくるかも、とか考えたわけです。 結局、『戦史』の上巻はなかったわけですが、何も買わずに帰るのも寂しいので、とある漫画を買っていきました。それは講談社漫画文庫から出てる横山光輝氏の『ウイグル無頼』です。 これについては次の記事で紹介します。 参照サイト ジュンク堂書店(淳久堂書店) http://www.junkudo.co.jp/ 関連記事 バーガーキング再来日。池袋店が開店したので、ワッパー食しに行ってみた。という記事 http://xwablog.exblog.jp/9041183 この記事へのコメント 世界史コーナー、中央アジアとかインド史の辺り照明が暗いですね。 書店としてはこれはまずいと思いました。 Posted by 蒸しぱん at 2007年03月04日 22:14 天井がそれほど高くないのに、かなり高い本棚を入れているという点も暗さの原因かもしれませんね。 そうなると、天井の照明の明るさを上げるとかしないと、このまま? Posted by 管理人・馬頭 at 2007年03月04日 23:15 馬頭さま、こんにちは。ジュンク堂新宿店レポート、大変参考になりました。ありがとうございます。三越アルコットには、このあいだチョコレートを物色しに行きましたが、地階を徘徊しただけで、そのときはジュンク堂が入ることになるとは存じませんでした。 >ロシア史は「その他」のくくりでした(泣) あらら・・・。ジュンク堂池袋本店は、昨年ロシア文化フェスティヴァル関連でブックフェアをしてくださったのですが、行ってみたら、ロシアコーナーは、文学のフロアの一角の、平台+棚一つしかなくて、「これでフェア?!」と悲しくて泣きたくなるような小さなスペース!!ロシアフェアは最初書店全体でのものを申し入れていたのですが、書店側の都合により文学のフロアでしかできなかった、とのことで、しかしせめて「この列はロシア」くらいは確保されていないと・・・「フェアをやっているはずなのに、どこ?」と迷ってしまう事態になりかねませんでした。スペースを確保するのが難しいのは理解するとしても、「こんな本があります」(→「ご予約・ご注文をどうぞ」)というブックガイドは置いていて欲しかった。 でも、ロシアは普段は「その他」扱いだとすると、あれでも精一杯、平台がロシアだった(未知谷の「チェーホフ・コレクション」シリーズが並べられていて美しくかった)ことで十分に「破格の扱い」だったわけですね。まずもって「ロシアフェアをやってくださった」ということ自体に感謝すべきですね。他の有名書店からは断られたらしいので。しかも、フェア第二弾を今年1月にやってくださったのだし。 ロシア文化フェスティヴァルは今年も続けるとのことですが、作家の高野史緒さんのところの非公式サイトの予定をみると、相変わらずコンサートと映画が中心。それもいいのだけれど、一度きちんとしたブックフェアをやっていただきたいです。やっぱり本から得る知識は基本だと思うので。 Posted by Киска at 2007年03月10日 11:17 どうも~。新宿店見てきましたか。 >ロシアフェア 狭いスペースでのフェアとは寂しい限り。ジュンク堂の特集コーナーはエスカレーター上がったすぐの所に作ってくれる平台でやってくれるのと、棚を使った場合がありますが、棚のはあんまり見かけないですね。しかし、やはりどんな大型書店であろうとも、力を入れるか入れないかは、書店員の趣味によってしまうわけで。 ロシア大好きな人が書店員さんに入ればいいんでしょうが・・・ Posted by 管理人・馬頭 at 2007年03月11日 02:49
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