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越前から取って返した羽柴隊が浅井を攻める。小谷城虎口攻め編。宮下英樹『センゴク』13巻から15巻まで
先週の金曜日だったかに一日あたりの鼻水採取量が今冬最大を記録した後、ずっと体調が悪く、この前の記事書いてる時は朦朧としながらやってましたが、少し回復。けど、かわりにお腹の調子の方が変でして、凄くお腹がパンパンの状態です。食事量減らせばいいのかもしれないけど、やけに食欲だけはあったり。

それはともかく。

宮下英樹『センゴク』第13巻

『センゴク』第13巻

(宮下英樹。講談社。ヤングマガジンコミックス。2007年。533 円)
「越前・朝倉氏を滅ぼした織田信長軍。その中にあって、戦勝を味わう暇もなく越前を去る羽柴籘吉郎隊。同盟者朝倉を失った浅井長政が籠る小谷城を速攻で陥落させることを信長が欲するであろうと思われる、と先読みした籘吉郎の単独行動だった。羽柴隊一隊で一夜で陥落させることを狙う藤吉郎だったが、張り巡らされた防御施設を持つ小谷城は難攻不落。そこでかつて浅井軍にいた藤堂高虎が呼ばれるのだが・・・」

13巻の半ばから小谷城虎口攻め編がはじまります。越前奪取のみで信長が満足しないだろうと読んだ籘吉郎(そういや、この漫画だと「藤吉郎」じゃなく「籘吉郎」になってるんですよね。)は、温存した兵力を率い、あっという間に北近江の小谷城まで戻ります。この読みは当たり、信長もすぐに戻ってきて、彼に城攻めをまかせることになります。「金ヶ崎の退き口」と並ぶ秀吉出世の代表的戦い、「清水谷虎口入り」です。
攻めるにあたり、元浅井家陪臣の藤堂高虎が呼ばれこの一乗谷を模した小谷城には、大手口、畝堀、曲輪群の三つの関門があり、最後に最新型の秘密の虎口が待ってるといいます。籘吉郎はセンゴク(仙石秀久)、藤堂高虎、可児才蔵の三人の豪傑を先陣に、これを次々と突破していきます。



宮下英樹『センゴク』第14巻

『センゴク』第14巻

(宮下英樹。講談社。ヤングマガジンコミックス。2007年。533円)

籠城する浅井長政も、最後の時を迎え、城に残ることを決めた信長の妹・市とともに覚悟を決めます。彼に従うのは赤尾清綱といった忠臣や700名の死兵たちです。
羽柴隊は、城下の屋敷群にいる江北の豪族たちを調略・襲撃してきますが、曲輪群を通過しないで山頂へ行ける道がある場所に屋敷がある大野木茂俊も調略したことで、虎口への道が開けます。畝堀攻めでは攻略したものの最後は喧嘩になってしまったセンゴク・藤堂・可児の三人も、虎口攻めを前に結束し、精鋭を率いて虎口へと突入するのですが、そこで最新式の虎口が彼らに襲いかかります。



宮下英樹『センゴク』第15巻

『センゴク』第15巻

(宮下英樹。講談社。ヤングマガジンコミックス。2006年。514円)

ついに虎口の秘密を知り、これを突破した羽柴隊。この戦いを指揮したことで、戦国武将としてひとかわ剥けた羽柴籘吉郎。そんな彼についていくセンゴク。この二人の関係が、まさにセンゴクが作中で言っているような、相互関係にあるというのがここでも描き出されます。
落城を目前にした浅井長政ですが、この男の戦国武将としての成長もなんともかっこ良かったですね。信長という巨大なキャラクターに対して敵対することなくして彼の覚醒もなかったという描き方は非常に燃えました。(お市の方もいいキャラクターでした)

というわけで、これで『センゴク』の第一部が完ということになります。越前・近江を完全に勢力下にいれた信長は、今回の小谷城陥落の功績に対して、北近江の旧浅井領をまるまる羽柴籘吉郎の所領とし、これによって籘吉郎は明智・佐久間・柴田・丹羽といった諸武将と肩を並べることになります。そして、センゴクもこれに伴い、近江に所領をちょうど「千石」もらうわけです。1人の兵士として籘吉郎(秀吉)に従って戦っていた仙石秀久も、これでとうとう領主というわけです。
これから、『センゴク 天正記』という第二部に入るわけですが、天下統一を前に狂気を宿すようになった信長のさらなる戦いにセンゴクは武将として参加していきます。


今回、wikiで調べてはじめて知ったんですが、斎藤龍興と浅井長政は従兄弟の関係にあったのですね(浅井亮政の娘が龍興の母親)。


参照サイト
センゴク ヤンマガ
http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/rensai/ym/sengoku/sengoku.html
浅井氏(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E4%BA%95%E6%B0%8F
小谷城の戦い(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%B0%B7%E5%9F%8E%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
浅井長政
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E4%BA%95%E9%95%B7%E6%94%BF
お市の方(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E5%B8%82%E3%81%AE%E6%96%B9
虎口(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%8E%E5%8F%A3

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by xwablog | 2009-03-12 23:59 | 史劇
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